점포명 |
閉店HOTEL DE MIKUNI(HOTEL DE MIKUNI)
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장르 | 프렌치 |
주소 |
東京都新宿区若葉1-18 |
교통수단 |
JR 주오선 요츠야역 아카사카구치에서 도보 7분 요쓰야 역에서 437 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산 |
¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999 |
예산(리뷰 집계) |
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지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 전자 화폐 불가 |
서비스료 / 차치 |
10% |
좌석 수 |
80 Seats |
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개별룸 |
가능 4인 가능、6인 가능、8인 가능、10~20인 가능 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 50인 이상 가능 |
금연・흡연 |
흡연/금연석 분리 바만 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
불가 인근에 동전 주차가 있습니다. |
공간 및 설비 |
차분한 공간,자리가 넓은 |
음료 |
외인이 있음,칵테일 있음,엄선된 와인,엄선된 칵테일 |
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요리 |
채식주의자 메뉴 있음 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
서비스 |
축하・서프라이즈 가능,소믈리에가 있음 |
아이동반 |
어린이 가능
초등학교 5학년 이상 가능합니다. |
드레스코드 |
없음 |
비고 |
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三國シェフ自らがこの完成されたメゾンを年内で一旦クローズするとユーチューブで言っていたので、思い切って宝塚市から新幹線に乗って日帰りでランチを食べに出かけました。予約した11月の月替わりのランチでは物足りないと感じていたところ「開店37周年記念特別メニュー」を知ったのが訪問日の2日前、即予約変更!その際に料理に合わせたワインのマリアージュプランも併せてお願いしておきました。このメニューはディナーメニューと同じながらポーションの違いでランチ価格でいただけるおススメの超お得メニューです。到着後、席まで案内される際に、極めて美しい厨房の傍らを通り過ぎるその時、出身地である北海道のヒグマのように大きく厚みのある三國シェフの後姿を拝見しつつメインダイニングへ通され、一番奥に用意された席へと着きました。「ジャポニゼ」が表現されるメニュー、まずソムリエがフルートグラスにシャンパンをサーブ。ミクニお馴染みのドラピエではなく「ナポレオン」辛口ながら力強いコクを感じます。アミューズはタルトと茶碗蒸しの融合「タルトオニオン」ふわっと口どけする柔らかなムース状で洗練されたオニオンの香り、シャンパンが輪郭を形作ります。前菜の前にサーブされた白ワインはボルドー産でブドウはセミヨン主体との事、蜂蜜のような濃厚さを感じるコクの強いタイプ。出てきた前菜はジラルデの「フォアグラ・ドワの古いポルト酒風味」ミクニ版。フォアグラの周りが甘いポルト酒のジュレで包まれています。このジュレがベリー系のジャムを連想させる強いアクセントでフォアグラの複雑な味を落ち着かせます。ワインを飲んでみると、甘い強いコクではなくスッキリとした印象に変貌を遂げており、フォアグラの余韻に品を与えます。自分ではこのワインはチョイスしないのでマリアージュしてくれたソムリエに感謝です。次は赤ワインを用意してくれます。なんと!「シャンベルタン」です。鴨料理かと思いきや「蝦夷鮑のステーキ、カリフラワーライスとその肝のソース合え」が運ばれます。蝦夷鮑は柔らかくソテーされ、下に敷かれたカリフラワーライスは粒のあるマッシュポテトのような感覚です。肝のソースはバルサミコ酢と焦がしバター、隠し味は醤油らしく、肝のもつムゴサやエグミが爽やかな苦みとなり奥の方から出てきます。さて、シャンベルタンです。ミネラル、タンニンは力強さ、酸はフレッシュな果実味を感じさせ軽やかささえ感じさせます。肝ソースに負けない豊かな芳香が、料理をさらに気品あるものにしてくれます。パートナーがワインを残したのでソムリエが「ペリエ」を用意してくれます。一呼吸置いた後、次にソムリエが白ワインをサーブする前にラベルを見せてくれました。なんと×2「ムルソー」です!もう感激して思わず「今日は宝塚からこのランチを食べるだけのために出てきましたが、本当に来てよかったと感じています」と飲む前から興奮を抑えきれません。ソムリエからも「ある意味それは最高の贅沢ですね」と応えれくれます。グラスはブルゴーニュ型、このグラスは赤ワイン用の印象がありましたがムルソーならピッタリです。料理が運ばれてきました。「サーモンのミキュイ塩昆布味、アンディーブのフリカッセ和え、そのジュー」やはりジラルデの調理法に三國シェフのアレンジが加えられたもの。サーモンはレアに仕上げられ上に乗る顆粒状の塩昆布がまさにジャポニゼを感じさせてくれます。パートナーの白ご飯が欲しくなるという言葉に深く頷くしかありません。しかしアンディーブの爽やかな苦みでそのジューは甘酸っぱく、その複雑な味のハーモニーを鑑賞しつつムルソーをいただきます。白ワインの形容には不似合いな重厚な味わい。口に含むと深い谷底に落下していくような陶酔感を感じます。ミネラルと強い酸味、古木のシャルドネを感じる深いコクと香り。それなのにどこか青草の清涼感を隠し持つ素晴らしいワインでした。さあこれからメインの料理が登場します。ここでソムリエが抱えてきた赤ワインは、なんと×3「マルゴー」でした。セカンドラベルでしょうか?それでも「MARGAUX」の文字が誇らしげにラベルの中央に鎮座しています。ここで私の興奮も最高潮に達します。ボルドータイプのグラスに注がれたその瞬間、我々のテーブルに芳醇なアロマが弾けるように充満します。ひとくち含むと、底の見えない深いクレバスの中に後ろ向きに落下してゆく感覚に陶酔してしまい暫し無言が続きます。料理が運ばれてきてようやく我に返りました。メインの料理は「ミクニ風ローストビーフ、エゾワサビ味、季節の温野菜添え」です。ややサシが入ったロース肉に旨みが閉じ込められている火加減で、表は赤く裏は薄い焼き色のやや厚みがあるローストビーフ。ソースはベリー系にフォンドボーやトリュフも感じます。添えられたエゾワサビ(レフォール)はクリーム状に仕上げられ、ビーフの旨みにキリリと品格を与えてくれます。ここでマルゴーです。繊細でエレガントでなどと使い古された表現ではもったいない充実感が身体中に浸みわたります。個人的にはソテーされた牛肉に最適のワインだと思っています。もうここまでくれば「生きてて良かった」レベルの感動です。セミヨンとシャンベルタンを飲み切れなかったパートナーもムルソーとマルゴーは杯を空けてしまいました。ここからはフロマージュ、デザートと続きます。合わせるワインはもちろん納得の「ソーテルヌ」でした。フロマージュは長野県松本にある清水牧場産で濃厚ながら軽やかな味わいで、蜂蜜とソーテルヌがさらに味を広げます。デザートは「内藤栗のモンブラン、苺のシャルロット、ピスタチオのミルフィーユ」の三品。モンブランは雪山の中に隠れています。ドライアイスの演出も楽しく時を忘れたまま終焉をむかえます。最後に出された紅茶は「マリーアントワネット」ダージリンベースにリンゴのフレーバーが邪魔せず爽やかで気分を落ち着かせてくれます。「桜のムースのぎゅうひ包み、抹茶のトリュフ、タルト リ・オ・レ」3種のプティフールが添えられ、永遠に続かのような陶酔の時間に終止符を打ちます。テーブルで記念写真を撮っていただきスタッフに見送られながら「2年後の新店オープンを楽しみにしています」と挨拶してメゾンを後にしました。還暦を過ぎた私の人生の中でも指折りの食事となりました。