ミクニ総本山、趣ある洋館での最後のディナー : HOTEL DE MIKUNI

平日予約して訪問。
メインダイニングではなく小さいお部屋に通されたので
全貌はわかりませんが、混んでる様子でした。

ですよね、37年続いた四ツ谷のミクニが
2022年末でクローズする！と聞いて
ミーハーに私が来たくらいだもん。

ランチにしか来たこと無かったんだけど、
12月は大きなツリーが煌めいて
エントランスから非日常感にうきうきします♡


巨匠三國シェフ、YouTubeの登録者数20万人だって知ってた？
一斉を風靡した、と過去形で言おうと思ったけど、
何やっても凄いのねΣ(ﾟдﾟ；)


☆　コース　23,420円
あとは3万円くらいの35周年記念メニューもあるみたい。

★　タルトオニオン
1985年から人気の名物・玉ねぎのキッシュ。
フランスのキッシュ×日本の茶碗蒸し、と言われるように上下2層になってて、ふるふるのキッシュとなめらかな茶碗蒸し（フラン）が一度に楽しめます。
ひと皿目から感激♡

★　パン
円柱形のクロワッサン、チャバタ、くるみのパン。
みんな極小サイズで、少食さんも全部食べられていいね。
（お代わりは勧めて貰えなかった）

★　イタリア産冬トリュフのパイ包み焼き、スープ仕立て、ポールボキューズスタイル (岩手清水鶏のコンフィと人参・牛蒡・レンコン・白ネギ・しめじ・ブナピー入り)

どクラシカルな見た目の温前菜。
正統派な、沁みるコンソメです。


★　フランス産リードヴォーと韓国産鮑・北海道産帆立貝・トマト・山形産ミニミニマッシュルームの群馬産寒じめほうれん草包み、亜麻仁添え、ヴィネグレット(黒酢・トマトヴィネガー・ガルムヴィネガー・レモンオリーブ油・アボカドローズマリー油・つばき油)風味

ほうれん草の中には具がゴロゴロと。
ソースの酸味が強くて驚きました。
素材はソースに負けてる感じ。


★　北海道函館沖 平目の塩昆布焼き、その平目の皮のセシェとベルギー産ポワロ―のエテュベ添え

低温でじっくり火入れした平目。塩昆布と合わせるのはミクニらしい。


★　スコットランド産ペルドロールージュ(キジ科の赤脚岩シャコ)のロティ、ゆず風味のヌイユ、みかんのコンフィとグロゼイユ、ちいたけ、銀杏とピュレ、クワイとムカゴ、そのペルドローの内臓と明日葉入りフルロン添え、ペルドローのジュ風味ソース、柚子の薫り

運ばれてきた時から柚子の香りが！
もも肉とむね肉と調理法を変えて、飽きずに楽しめました。


★　長野松本産清水牧場のチーズ“プティニュアージュ”、東京蜂蜜とメープルヴィネガー風味


★　青森弘前産紅玉のコンポートとグラス、マリーアントワネットティーのジュレと泡添え、ストック(エディブルフラワー)の香り


★　東京杉並産あの内藤栗のリアルモンブラン、モンフジ風


★　マリー・アントワネットティーと３種の小菓子(リュバーブのマカロン・アプリコットのパートドフリュイ・バナナのタルト)

古臭い小菓子は披露宴のデザートみたいで…。
いらないかな。


最後はオーベルジュをやりたい、と言っている三國シェフ。
2年後に、ここにどんな「オテル・ドゥ・ミクニ」が
現れるのかも楽しみだし、オーベルジュも気になります。

まだまだ新しい事に挑戦するシェフ、どうぞお元気で！