少しの勇気、非凡なセンス : Spice Box

ナマステ。
自他共に認めるチブサ王です。

神田カレー街食べ歩きスタンプラリーFコース。
通称Fカップコース。
Fカップコースは参加142店舗の中から好き放題に35店舗をつまみ喰いできちゃう卑猥なたしなみ。
第10ボインは名店『スパイスボックス』を挟撃！

実は前回、神田カレーグランプリ会場で喰べたカレーうどんにハテナラッシュをブチ込まれた同店。
そのリヴェンジも兼ねて。

◆レギュラーミールス

カレーはずっと喰べたかった辛口チキンカレーをチョイス。
オレのエロ舌には辛さはそれほど感じない。
むしろ爽やかさすら感じるチキンカレー。
卓上アイテムのスパイシーなアチャールとかライタを少し混ぜて喰らってもウマいね。
このミールスにはオレの大好物ケララパロタがセットされるのもならでは。
ケララパロタてのはケララ州特有のクロワッサンのようなブレッド。
そのボロボロの見た目はパッと見ではクシャクシャに脱ぎ捨てられたパンテーと見分けがつかないほど瓜二つ。
もしも寝室にケララパロタが落ちていたら大半のレデーはケララパロタを履こうとしてしまう事でせう。
ココのケララパロタの特徴は、とにかく脂っこくないところです。
ブラに例えれば温もりがないというかな。
願わくばオレは脱ぎたての温もりと残り香付きが好みだけど、洗いたてのサラッとしたブラが好きな方にはこのケララパロタがハマるでせう。
そしてそちらの方が圧倒的に多いでせう。
さすがFカップコース。

んで、ココのミールスの印象なんだけども。
なんつーか、ケララ風味というかキリッとはしてないというか引き算の美学というか柔らか食感のミールスというか。
さらにそれを噛み砕いてから小川町仕様に再構築したようなミールス。
油や塩味を極力抑えて、日本人に馴染み深い味を使った上で、混ぜ合わせてちゃんと相乗効果が生まれるツボは押さえたミールスというかな。
トマトベースの汁物にやや寄っていて、このアイテムはどう使わせようとしてるのかオレには謎なアイテムもあったけど、それもマタ人気の秘訣なのでせう。
結果それがウケて、この日もド平日の夜だというのに店内は若者たちでマンマン席。
ココに着地して不動の人気をカッさらうって素晴らしいね。
精一杯ヤッてます感ではなく。
少しの勇気とたしかな実力に裏打ちされた非凡なセンスであえてヤッてます。
そんなオリジナルミールスです。

マイスターの称号獲得まで残り25ボイン。
皆さんも日々の生活に幸せのスパイパイを♡

ナマスティ。
自称“ファンキー”カレー王だぜ。

神田カレー街食べ歩きスタンプラリーFコース。通称ファンキーコース。
Fコースは参加114店舗からフリーに30店舗を回れるというファンキーな道楽。
第24ファンキーは『スパイスボックス』にチェケラ！

仮称藤田和子との会食。
遂に念願だったスパイスボックス呑みが実現したぜぃ！
エロエロ喰べたのでいくつか。

◆スパイシーポテトサラダ

ペッパーとアンチョビが効いたスパイシーなポテサラ。
前菜にイイですよ。
ま、我々は中盤に喰ったけども。笑
ミントが爽やかなので中盤にもイイですよ。
『スパイスボックス』はミント使いが巧みですね。
あ、終盤のお口直しにもイイかも。

◆チキンビリヤニ

器にアルミホイルを被せたファンキースタイル。
きっと一人前ずつ仕上げてるのでせう。
喰べてみるとビリヤニというよりオリジナルのスパイシー炊き込みメシのような感じ。
ガツン！とスパイシーというより、旨味とほんのり甘みを感じるしっとりメシ。
カシューナッツ、レーズン、フライドオニオン、ミント、パクチーと脇役も多彩。
ゆえに食感やカホリも多彩てな訳だ。
ビリヤニとしてはなかなか独特の仕様。
ビリヤニが本来どんな食べ物かわかっていながら、あえてコレをビリヤニとして持ってくるんだから面白い。
そして面白いだけじゃなく…
やっぱウマいんだわ。
この辺りがセンスのなせる技ですね。

◆ケララポロタ

キッタネーボロ雑巾のようなケララポロタは食感も面白いけど、生地自体に甘みがあってそのまま喰べてもウマい。
フツーのポロタしか喰べた事のない方は、ココに侵入したら是非喰べて欲しい。
食パンとクロワッサン、もう少しわかりやすく言えば紐パンとTバックくらいの違いがありますから。
喰べればきっとインド料理の奥深さとファンキーさを再認識できるでせう。
『スパイスボックス』のシェフは日本人なんですが、インドはケララ州の5つ星ホテル出身。
つまりこだわりのケララポロタなんで。

別格級に感じた以前ほどの感動は覚えなかったかな。
オレの舌が肥えすぎたのか、はたまた目の前の仮称藤田和子の野獣の微笑みに気を取られてしまったのか。
それでも頭ひとつヌケたファンキーな店である事には変わらないけどね。

マイスターの称号獲得まで残り6ファンキー。
さぁ！今夜もご一緒にエビバデセイ！
I love curry and you♡

「こんなに美味しいもの喰べた事がない。」
そんな声が聞こえてくるレストランてそうそうないのではないでせうか？
でもあるんですよ。そんなレストランが小川町に。

ナマステ。
自称カレー王です。

11月2日。
神田カレー街食べ歩きスタンプラリーFコース。通称ファイティングコース。
☆カレー王試練の25番勝負 第21戦☆
カレー王vsスパイスボックス

◆ケララハイボール

ケララハイボールをオーダーしたらお通しが。
まずそのお通しからしてセンスがハンパない。
パッと見は何処にでもありそうなカプレーゼ。
だがしかし全くの別モノ。
ツベたいトマトにインドチーズのパニールなんだけど、このパニールに生姜や香草まで入ってて爽やかかつ濃厚クリーミーなスペシャルパニール。
その上から野生蜂蜜。
こちらの店主との関係も深いと聞く千葉県は検見川の極上の名店『シタール』経由の野生蜂蜜ですかね。
ハッキリ言ってお通しから別格！

◆ケララチキンロースト

やべえ。
コレやっちまった…。
めちゃくちゃピチャうめえ。
トマトの酸味に加えてスパイシーなカホリ。
肉の旨味も後から追いかけてくるけど、それをミントで爽やかに包んでいて…。
うめえ！笑
チキンですよ？チキン。
ハッキリ言って別格のお客様をもてなす日か、愛の告白の日にキメ込みたい別格のウマさ。

◆粗挽きビーフキーマ

トロ〜ッ♡とトロける卵が巣籠もりしてるかのように乗ってます。
コレをツンツンいたずらしてトロけさせる時の至福はご存知の方も多いはず。
ただ、このビーフキーマに関しては、卵いらなくね？この味よ永遠なれ！と思っちゃうほどビーフキーマ自体が別格すぎるウマさ。
カットも素晴らしいし、もはや解説するだけ野暮。笑
うめえ！うめえ！うめえ！
んで。この粗挽きビーフキーマをディップするブレッドがまた超絶別格なヤツ。

◆ケララポロタ

これ喰べた事ある方がどのくらいいるでせうか？
パロタとかポロタとかじゃなく「ケララ」ポロタです。
あまり出している店はないのでそんなにいないのでは？
まだ喰べた事のない方。
お願いだ。ココで喰べてほしい。笑
ナンでもロティでもパロタでもチャパティでもプーリーでもバトゥーラでもなくケララポロタ！
最初は折り畳まれてるんだけどゆっくりと開くとキッタネーぼろ雑巾のような独特のビジュアル。
コレがふわもちした何とも表現し難い独特の食感でめちゃくちゃベチャベチャにウマい。
この別格ケララポロタで別格ビーフキーマをディップしちゃう訳だ。
ココに来たら何としても喰べてほしい別格なブレッドです。


皆さんに説明するまでもないかもしれませんが、オレはフェチなんで一般の方々よりは頻繁にいわゆるインド料理を喰らってます。
そーすると一見同じでもホントにエロエロなインド料理に遭遇するんですよね。
シェフがインド人だったりネパール人だったりバングラデシュ人だったり日本人だったり。
シェフがインド人でも出身地によってもまたエロエロと変わってきたり。
当然メニュー自体も店舗によって違ったり。
食材や調理法もそれぞれでセオリー通りだったりセオリー無視だったり。
とにかくエロエロなパターンでそれらが組み合わされてインド料理として提供されるんです。
んで提供された料理自体が、インド料理の場合もあるし、インド料理「的」な料理が「インド料理でーす。」て出てくる場合なんかもあったり。
ウマけりゃ組み合わせなんぞオレは何でもござれ。
総じてこの組み合わせだとウマい！というパターンもない訳じゃないんですが、どーしても味の方は結局喰べてみないとわからないところもありまして。
その組み合わせの中で、うおー！めちゃくちゃビチャビチャにウマい！とオレが感じるパターンが多いのが、実は「日本人によるインド料理」だったりします。
あんまり無いんですがね。
「日本人によるカレー」ではなく「日本人によるインド料理」。
それが何故なのかはたぶんオレには永遠にわからないと思いますが、そんな素晴らしい料理を喰べちゃうとまたズブズブと深〜い沼にハマってしまうんですよね。笑
やはりスパイスに対する深い見識だけでなく、日本人の味覚や嗜好を身体で理解しているからなのかな。
『スパイスボックス』は久々にそう感じた「日本人によるインド料理」でした。


そら冒頭の「こんなに美味しいもの喰べたい事がない。」という声も聞こえてきますよ。
オレもその声が聞こえてきた時分は謎の微笑みを浮かべながらどっか違う世界にイッちゃってましたから。
いやー完全に別格！

…で終わりたいところですが一応ヤラねば。笑

別格なのはわかるが忘れちゃ困るぜ『スパイスボックス』さんよ。
コレはオレがカレーマイスターのタイトルを獲得するための闘い。
オレには闘わねばならぬ理由があるんだ。
（スパイスボックスよ。許せ！！）
ぬおおおおおお！必殺GoToマウス！！
カレー王はとにかくウマすぎる別格な品々を平らげた。

マイスターのタイトル獲得まで遂に残り4戦。
カレー王の闘いは続く。