幾分、デミグラスソースは甘め : Hambagu Daichi

仕事終え、神田までぶらぶらと。時々、水道橋駅まで歩くのだがその道程で何か独りで夕食を食べて帰ることが時々ある。要するに同僚他との会食がなく、さりとて部屋で簡単なレトルトで済ますのが侘しい場合である。とまれ何かを食べないといけないので、意外と気軽に何処にでも入るが、独り故に凡そ単品で済む様なものが多い。そうなると野菜が不足するので部屋に戻ってからトマトを２つ３つ食べることも多い。

この日はハンバーグ。こうした料理を同僚と赴くことはありえない。水を向けても要するに酒を楽しむ店でないし、又、直ぐに食べ終わるからである。夜にこうした店に行くと女性客が大半で何やら浮きそうな気もするが、構わない。
この店は休日に一度赴いたことがある。冴えないビルが並ぶオフィス街なので休日の人口は少ないだろうとのことで出向いたが、二階に上がる階段にかなりの人が待っていたので、その際は断念した。捲土重来で二度目はすんなりと入れた。だが、かなり小さな店である。

頼んだのは「大地ハンバーグ」。1,550円である。ライスセットを追加。もう少し肉の量を多くしたものもある。平皿で供されるのではなく、ココットに入って出される。
ハンバーグ以外に、ベーコン、チーズ、アボカド、トマト、ポーチドエッグ、バターを塗ったバゲットが、一緒くたに配されており、見た目の彩は美しい。ハンバーグの肉はみっちりとしており、弾力もかなりある。量は確か220gだったとの記憶だが、麺にしてもステーキにしても「g」である度量衡は同じだが、食材によっての適量があやふやである。この時は充分であった。ただ、デミグラスソースは甘い。お子ちゃま向けという程でもないが、苦みを感じる様なコク、深みがある方が良いのだが・・・　各種の野菜とのバランスを考えてそうしているのかも知れぬ。