えび定食にはえび4本／相変わらず破格／記念品がもらえます♪ : Imoya

・あまりにも有名な、神保町の天ぷら定食店。
・一年振りの訪問。
・平日の昼前に到着すると、すごい行列。
・1時間超でようやく店内へ。　(((>_<)))ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
・三席ある店内待ち用のイスに着席。
・前客が退店してもカウンターには座らず、店員さんから声がかかるのを待ちます。
・カウンターに座っていると、順番に「何にしましょう？」と注文取りがあります。

■えび定食(1100)を注文。追加でレンコン(100)とインゲン(100)

・5分少々で着皿。えびが4本もあるゾ。
・それではといただくと、
・ｱｲｶﾜﾗｽﾞ(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ
・このボリュームと内容で1300円は破格ですね。
・こりゃ、若い頃の村上春樹夫妻も、行きまくりますわ。

・年始の営業には、会計時に記念品が配られます（年末もあるかも）。
・今回はめおとの爪楊枝と、アマビエお手拭きシートでした♪

僕は「いもや」と名前の付いた店には、天丼店に一度だけ行ったことがある。
天ぷら店の方は未訪なので、神保町が身近になったのを機に、こちらに訪問してみた。

作家・村上春樹と陽子夫人だが、神保町近辺のジャズ喫茶でアルバイトをしていたそうだ。
自分達の店を開店させるという夢があり、その資金稼ぎのためだ。

仕事帰り、二人して「いもや」にはよく行ったとの事。安くてお腹一杯。
ただし、村上夫妻が行っていた頃は170円の時代で、もう半世紀も前の話だ。

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とても寒い平日だった。
昼過ぎに到着すると、店の前には行列があった。

僕の何人か前に、女性の一人客がいたのだが、自分の番になっても入店せずに、後ろの人間に先に入るよう、うながしていた。
その若い女性は僕にも「お先にどうぞ」と声掛けをした。
僕が「いいんですか？」と返答すると、「待ち合わせしてますから」と言う。
どうも、僕の後ろに並んでいる男性が、その待ち合せの相手のようだった。
寒い中の行列待ちで、がくがく震えていた僕は、お言葉に甘え入店をしたのだった。

■えび定食を注文。いか、まいたけを追加

それではと、まずはアツアツの海老を天つゆにひたし、口の中へ。

∑(ﾟдﾟ)ｳﾏｰｰｰｰｰｰ!!

歯応えがありつつ、ぷちんと歯切れよく、次に海老の旨味が口の中に広がる。
続いてマイタケをいただくと、舞いたくなるほどの美味しさ(笑)。

ご飯の量も多いぞ。緑色に染まった漬物をポリポリ言わせながら、一緒に食らう。
いやぁ、美味しいご飯じゃないか。学生相手と思っていると、これは見誤るぞ。
また天つゆが素晴らしかった。どうも何かの隠し味があるようだ。かすかな甘い風味がいい。


完食し、お茶を飲み干してみると、先ほどの男女が仲睦まじく天ぷらを食しているのが目に入った。
村上夫妻もあのような並び方をして、このように食事をしたのだろうか。
そう思うとなんとも微笑ましい。
二人の夢があるならば、かなえてみせろ。

半世紀前のまぼろしが、目の前に現れたような気がした。