季節限定のカキに昇天 : Imoya

神保町に来たので、行列覚悟のいもや。いもやと名の付くお店で天ぷらを食べるのは何十年ぶりだろう？

10人ほどの行列の最後尾に並んで、40分待ちで入店。店内の席だ10分待って着席。カウンター7席のみなので、覚悟していたとはいえ、中々ハードルが高い。

品書きは、天ぷら定食 900円と海老天定食 1,100円の2種類。追加で数種類の天ぷら、お新香などを頼める。海老天への思い入れは然程ではないので天ぷら定食と決め、季節限定のカキ、いも、お新香を追加。ご飯は大盛りにしてもらう。

調理しているご主人を見ていると、二人分を同じバッチで揚げているが、ほとんどのお客が定食に2種くらいの天ぷらを追加している。接客担当の女性といい、細かな注文も全て記憶して、間違いなく提供するあたり、さすがプロフェッショナルである。

まず出されたお新香は、たっぷりの白菜と胡瓜。100円とは思えぬ量とクォリティなので、頼まない手はない。天ぷら定食は、デフォルトで海老、いか、きす、春菊、かぼちゃ。これにカキ2個といもを追加したので、かなり豪勢。

天ぷらはふわっとした衣でどれも超美味しい。特に広島産のカキに昇天。かなり大ぶりで最高の仕上がりなので、これで2個300円はかなりのお値打ち。同じタイミングで入店した年配の男性が2人前4個を追加していたのが、頷ける。

ご飯の大盛りはてんこ盛り、そしてパーフェクトな炊きあがり。味噌汁には豆腐とワカメがこれ以上はムリというほど入って量はなみなみ。大根おろしたっぷりでなみなみの天つゆもを含め、全てが完璧、行列が絶えないことに頷く。

お茶碗にご飯粒が3,4粒残っているのを見て、「ご飯粒を残さなければ、大盛り無料ですよ」と言われたので、お米の破片も残らぬよう丁寧にさらえる。

この内容で1,400円のお会計は、ステキ過ぎる。ランチパラダイス神保町の中のキラ星に変わりなし。

天ぷら定食 900円、カキ（2個） 300円、いも 100円、お新香 100円、ご飯大盛りはご飯粒を残さなかったので無料、合計 1,400円