やっこさん : Yakko

元々、店の近所にお住まいで、今は赤坂の高級マンションにおられるご常連に連れて来て頂いた。
今日で２度目。

今まで当たり前の景色だった…目の前にネタのケースが並んでいるお店です。
…わかります。お任せコースの方が、フードロスも無く、コスパ良く美味しいものを頂けるんでしょう。
だがしかし。
子どもの頃から、寿司屋に行くと目の前に並ぶネタを全集中で観察し、何を食べようかと考えたり、板さんにオススメを聞きながら刺身の盛合せをアレンジする…それが寿司屋に行く醍醐味と思っていた。
だから今の「お任せ」の風潮は、うーん…
寿司屋じゃなきゃ何とも思わないんだけどなぁ。

こちらは親方と会話して、「じゃあそれは後で握ってもらいます！」とか、茹で上がったばかりのエビを見つけて「その子を２匹ください！」とか頼めるので、私にとっては「これぞ寿司屋」というお店。
ネタが新鮮で豊富なのはもちろん言うまでもない。
お金持ちがたくさん住んでいるという土地柄、美味しくなけりゃあ店が続くわけがない。
現在は二代目。

焼いてもらったエテガレイ、ネコが頭を抱えて悔しがるくらいキレイに食べたった。
親方は「立派だ。完璧だ」と褒めてくれた。やったね

自宅からは少し遠いけど、ノスタルジックな寿司屋に行きたくなったら、ご常連に了解を得てまた伺いたいと思います。