공식 정보
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점포명 |
Kappou Miyako(Kappou Miyako)
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장르 | 일본 요리、덴푸라、해물 |
예약・문의하기 |
050-5570-2818 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
東京都江東区常盤2-7-1 |
교통수단 |
도에이 신주쿠선, 도에이 오에도선 「모리시타」역 도보 5분 모리시타 역에서 262 미터 |
영업시간 |
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예산 |
¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥2,000~¥2,999¥1,000~¥1,999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
좌석 수 |
72 Seats ( 1층: 다다미 40석, 개인실 16명용 1개, 8명용 2개, 2층: 연회용 다다미, 3층: 연회용 테이블석) |
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개별룸 |
가능 6인 가능、8인 가능、10~20인 가능、20~30인 가능 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 20인~50인 가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 근처에 동전 주차 가능 |
공간 및 설비 |
차분한 공간,자리가 넓은,좌식 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,외인이 있음 |
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이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
서비스 |
2시간 반 이상의 연회 가능,축하・서프라이즈 가능 |
아이동반 |
어린이 가능 |
전화번호 |
03-3633-0385 |
農林水産省のHPの食文化のカテゴリーの中に、「うちの郷土料理」というコーナーがあり、そこで、「深川めし」が取り上げられていました。
それによれば、「深川めし」とは、元来、ネギと生のアサリを味噌でさっと煮て汁ごとご飯にかけたものと言われており、現在「深川めし」には「ぶっかけ」と「炊き込み」の2種類があるそうです。
また、ご飯にかけない「深川鍋」というのもあります。
江戸時代、現在の東京湾には、多くの干潟があって、貝類の宝庫で、特に、江東区の永代、佐賀あたりの南方に流れる大横川の一部は「深川浦」と呼ばれ、潮が引くと砂州が広がり、アサリ、ハマグリやアオヤギが豊富に獲れる漁師町として有名でした。
昭和の初期までは浅草でそれらの貝類を使用した深川めしを売る屋台が多く存在し、その名が知られて一般家庭でも食べられていたそうです。
また、江戸時代から「ぬきみ」という殻からはずした身だけを売る商売もあって、そのぬきみを使った「炊き込みご飯」が生まれ、その炊き込みご飯を温かく食べるために熱い汁をかけて食べる汁かけ飯も江戸の食べ方として定着していきます。
海水の汚染と埋め立ての進行で、昭和30年代に漁業権を放棄したことで深川周辺での漁場は消失しますが、千葉方面では貝類が獲れる三番瀬などの干潟が残っています。
深川では、芭蕉記念館や深川江戸資料館の開館に伴う観光客誘致策と歩調を合わせるように、かつて愛されていた深川めしを復活させようという飲食店の働きかけで、いくつかの飲食店において深川めし復刻の動きが盛んになっています。
その深川めし、私は、一度だけ食べたことがあり、それは、2018年に訪れた清澄白河の深川江戸資料館近くにある「深川 釜匠」でした。
深川江戸資料館見学のついでだったのですが、アサリがたっぷり入ったいかにも江戸の味という感じの味わいに感動して、レビューには江戸の味巡りも悪くないなんて書いているのですが、それから5年を過ぎてもそれが実行されることは無くこの日を迎えました。
そして、この日、主治医通いのついでで思い立って出掛けたのが、都営新宿線の森下駅で、そこから徒歩4分くらいのところにある当店で久々に深川めしを楽しむことにしました。
当店は、1924年(大正13年創業)の老舗割烹です。
と言うことは、いよいよ来年=2024年には創業100年の節目を迎えることになりますね。
元々は、天ぷら屋として創業したそうですが、2代目の時に従来アオヤギを使ったぶっかけ飯だった深川飯をアサリを入れる炊き込みご飯としたところ、それがヒットして知名度が高まったそうです。
3代目の時代には竹わっぱにいれる現在の形にされたそうです。
当店の場所は、森下駅を通る清澄通りから西へ3本ほど隅田川寄りの裏通り沿いにあります。
大通りから入っているため閑静な場所にあり、外観は、老舗旅館を思わせるような風情ある佇まいです。
店内は、入って左側に鍵付きの9段、7列の下駄箱、右側にも鍵なしの下駄箱が設けてあります。
そこから奥へと廊下が続き、左手に40席ほど並べられた広間があり、私はそちらへ通されました。
卓上にはメニューが置かれており、深川めしや天ぷらを中心とした一品料理のメニューが並びます。
注文は、もっともポピュラーなセットと思われる深川めしセット@1,980円にしました。
ランチ価格として見れば決して安くはないのですが、割烹風の雰囲気もあり、暖簾代かなと思うようにします。
注文の品の提供まで17分ほど時間を要しました。
深川めしセットは、竹わっぱに入った深川めしに小鉢が2品、漬け物、お吸い物が添えられます。
竹わっぱの蓋を開けると、深川めしが顔を出します。
軽く混ぜながらいただきますが、たっぷり入った新鮮な生アサリ、ぶつ切りに粗く刻まれた白ネギ、油揚げからもたらされる旨みが味噌と絡まって旨味のエキスがご飯に染み渡っています。
竹わっぱは、出来上がったものを竹わっぱに移したわけでは無くそのまま蒸し器に入れているものと思われ、ご飯が底面に張り付いているのもそのせいかと思われますし、提供まで時間を要したのも蒸す時間のせいかもしれないですね。
口に入れると、磯の風味中心なのでしょうが、それだけでは片付けられないなんとも言えない香り高い風味が口の中一杯に広がり、とても美味いです。
正直、前回の深川 釜匠の時は、ここまでの美味しさは感じなかったのですが、やはり竹わっぱのなせる技ですかね。
進化した深川めしと言えるのかもしれません。
付け合わせの小鉢は、炊き合わせとところてんです。
炊き合わせは、鳥つくね、麩、茄子などですが、旨みを含んだ出汁が染みていてとても美味しいです。
ところてんは、この日のような酷暑の日にはたまらないですよね。
爽やかな酸味と和芥子の絶妙なスパイスが相まって喉を潤してくれます。
漬け物も深く漬かった糠漬けで、その辺の飲食店で出される漬け物とはひと味もふた味も違います。
とても美味しかったです。
お吸い物は、木の芽の風味がしっかり主張しており、これも料理全体の風味にアクセントを与える役割を果たしていますよね。
全体に手作り感満載ですし、色々と良く考えられたセットだと思います。
美味しいだけでなく栄養のバランスも良いので、食べ終わった後もどこか爽快感を感じます。
私は東京生まれの東京育ちで先祖も都内で和菓子商を営んでいたと聞いていますので、江戸っ子のDNAが呼び起こされたのかもしれませんね。
深川めしで検索すると、当店や深川 釜匠の他にもいくつか有名店があるようで(例えば、清澄白河の天ぷら 片山(@清澄白河)、いちばん星、木場の「一穂(いっすい)」など)、これは暫くの間、マイブームになりそうか予感があります。