蒲田に根付く、タイ的な何か。「居酒屋 タイ」-＜カレー細胞＞- : Izakaya Tai

蒲田。

真っ昼間から、非常にタイ的な何かをビンビン感じます。

お、

「居酒屋 タイ」

あまりにもタイ的な名前の店ですが、果たして…

扉を開けると、夜のラウンジ的な内装。

アジア的な奥様がたが、
サバーイなひとときを過ごしている様子。

日本人のマスター的な方に、
「すみません、やってますか？」
と聞けば、
「あ、はい。ウチはタイ料理的なお店ですが、いいですか？」
とのこと。

「タイ料理的な何か」であることは入店前から充分予測していたので、気持ちはイエス的。

いやぁ、店内の雰囲気、濃いね〜。

タイ的な何かと、蒲田的な何かが混ざりあって、非常にサバーイな何かを醸し出しています。

メニューだって幅広いよ。

タイ人の女性シェフはバンコク近郊出身ながら、お客がイサーン出身ならイサーン風に、お客がチェンマイ出身ならチェンマイ風にと、変幻自在なスタンスなのだとか。

んじゃ、まずはイサーン的な何かを頼んでみましょう。

ヤム・ネーム ¥1000

イサーン風ソーセージのサラダ。
もちろん辛くしてもらいました。
パクチー大丈夫ですか？と聞かれ、大好きですと答えたからか、パクチーかなりどっさりインしています。
爽やかな酸味がとってもアローイ‼なんですが、プチトマトに擬態したプリックを齧っちゃうと大火事的な何かに襲われますので注意！

これはスパイ赤と良く合いますね〜。

ゲーン・キョウワン・ガイ ¥1500

日本でいうところのグリーンカレー。
が、余りに本格的すぎて、グリーンですらありません。
ドンブリになみなみとあふれ出しそうな具材は驚嘆モノ。

うわぁ〜‼ 的な。

辛さはそれ程でもないのですが、レストラン的に無理な味付けをしている感じが全くなく、非常にヘルシーかつ奥深い味。

これは良いですね‼

サバーイサバーイ。

タイ料理店がたくさんありながらも、なかなか長続きする店が少ないという蒲田の街。
評判の良かったイサーンという店も先日閉店してしまったそう。

そんな中、この「タイ」という店は蒲田の地で9年。
前他の場所にあった頃から数えるとなんと20年もの長きにわたって営業を続けているのだとか。

凄いですね。

「なかなか難しいですよ。」
と語るマスターの言葉にはしかし、そんな中でも本場タイ人に評価され続けてきた味への自信と、タイ国に対する深い深い愛が感じられ、とても情熱的。

エスニックブーム的な何かとは無縁な、ホンモノ志向のお店を見つけちゃいましたね。

ご馳走さまでした！

リピ的な何かもありそうな予感です〜。