【聖地巡礼】プロレス中継に胸を躍らせた中高年は生涯に1度は訪れる価値がある : Sutekihausu Ribera Meguro Ten

リベラはプロレス好きの私にとって40年来の課題店。年齢的にステーキを頬張れることができる時期も、もう僅かかもしれないと突撃！

1980年頃、ブルーザーブロディがリベラのステーキを気に入り「リベラのステーキが美味い」とプロレスラーが来日する度に連れてきていたのが契機となり、プロレスラーの間で人気爆発。この40年余の間に、海外から来日した有名プロレスラーで、リベラに訪問したことのない者はいないとまで言われている

実際、お店の壁や天井一面に、プロレスラー、格闘家の写真が飾られている。プロレスラーでは力道山、ルーテーズ、ハルクホーガン、曙、タイガージェットシン、スタンハンセン、ブッチャー、ドンフライ、前田日明、若き日の蝶野や武藤、ボクサーではマイクタイソン、ジョージフォアマン等々、あげていけばキリがない

憧れのプロレスラーや格闘家達が食事したのと同じ空間で、ステーキを頬張ること自体が、イベント感満載。非日常的な高揚感がある。プロレスに興奮していた幼い日が蘇ってくるかのよう。プロレス中継に胸を躍らせた中高年は生涯に1度は訪れる価値があるステーキハウス

プロレスラーや格闘家だけでなく、芸能人、歌舞伎役者、スポーツ選手等、幅広い有名人のファンがいる

■主要メニュー
メニュー名になっている方は当店の常連
その方の注文の品がメニュー化

(リブロース)
・1ポンドステーキ450g4,200円
・1/2ポンド225g2,500円
・第64代横綱ステーキ640g5,900円

(ヒレ)
・バダ・ハリ1ポンドヒレステーキ5,900円
・ヒレステーキ300g4,300円
・ヒレステーキ200g3,300円
・高橋真麻2ポンドヒレステーキ10,000円
・キヨハラ640gヒレステーキ8,000円
・魔裟斗550gヒレステーキ7,000円

■会計方法
口頭注文、退店時精算。支払いは現金のみ。接客の女性は、お客さんの注文を完璧に記憶。そんなところも昭和の残り香を感じさせる

■頂いた品
・1ポンドステーキ4,200円
・ステーキソースの器が先に出てくる

ステーキは熱々の鉄板に乗せられ登場。ステーキソースや胡椒をかけながら、ガツガツと食べる。450gというと物凄いボリュームのようだが、脂が少なく、レア目で柔らかい焼き加減なので、ペロリと完食。この舞台装置を含めたエンタメ感がハンパない。深く心に残る食事となった

■卓上の備品類
醤油、塩、胡椒、つま楊枝、紙ナプキン

■訪問日時・混み具合
・2024年5月26日18:17。初訪
・到着時の外待ち18名
・案内待ち8分
　(1人客はカウンターに優先案内)
・提供待ち11分
・18:50退店。外待ち14名
・食事時間33分

■構造
カウンター6席+大テーブル4卓

■状況
4人体制
お冷は予め座席にセットされている
2杯目以降は、給水機からセルフ
給水機はカウンターの両端にある
BGMはカントリーミュージック

■トイレ
入口左手奥
男女兼用。和式。TOTO製
タンクから手洗い用の水が出る
個室外に手洗い用の水道あり

■エピローグ
ブルーザーブロディは、1988年7月17日、プエルトリコで42歳の短い生涯の幕を閉じた。(彼はリアルファイトのデスマッチに出場予定だったが、直前に恐れをなして逃げ出し、それがプロモーターの逆鱗にふれ、刺客を差し向けられたとの都市伝説がある。)

曙は年寄株を手に入れていたが、結局、相撲界に馴染めず、相撲協会を退職。総合格闘家に転身。ボブ・サップに無惨な敗北を喫した後、プロレスラーとなり、ボロボロになるまで闘い続けた。2024年4月、54歳の若さで逝去

リベラを愛した偉大なる戦士達の冥福を祈り、レビューを締めくくりたい

(2024年5月26日)
評価平均3.65
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