ほろよいが、一番いい気持ち : Horoyoi Tou

【ここに至るいきさつ】
この時分、スポットの日雇いロードーだと不安定なので、定期的に週一回ロードーしてみることにしました。

面接場所は都心でしたが、派遣先は、大田区池上。

それまでは、まったく、行ったこともない未開の地でありました。逆に言うと、見知らぬ分だけ、楽しみでもあります。楽しまないと、損ですね。いそいそ東急池上線にて、赴いていました(*´ω｀*)

仕事が終わると、ノンベエの血が、ざわざわ騒ぎ始めます。
鎮めるには、むろん、酒しかありません。
しかし、池上近辺の飲み屋には詳しくないので、山手線に乗り、これもまたあまり行かない目黒に行ってみることにしました。
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駅前を放浪していると、ひときわ目立つ外観に目が釘付けになりました。
いけてます(*^^*)

【 ◎ほろよい党 】
店先で、お店のオネエサンに、「煮込みらしいものがありますか？」と聞いてみると、「ありますわ❤」とのこと。

(やったね、決まりだね)

飲みたいという逸る心を抑えて、入店いたします。
本来は、立ち飲み屋さんらしいですが、今回は、椅子も備わっており、座り飲みです(*´ω｀*)

耳に飛び込んで来たのは、ポップな音楽。思わず、太っちょヲヤヂの体もスイングしていまいます。
笑えます(*´-`)

◆日本酒「男山」の熱燗　
　３月とは言え、まだまだ寒い季節で、冷えきった体を温めましょう。
　「男山」銘柄は日本全国にあります。どこのものかは聞き忘れましたが、飲んでほっこりしました(*´ω｀*)

◆お通し　300円　
　オニオンスライスに、たっぷりのかつお節。
　ビールだと物足りませんが、日本酒にはこれくらいがいいですね。

この当時は、煮込み探求旅の真っ最中ということもあって、この品をチョイスです。

◆牛すじ大根　580円　
これは？？(◎∧◎)　　
今までの常識を覆すようなルックスの一品です。

トッピングが、とろろ昆布と糸唐辛子とは斬新です。
また、驚いたのは、下に隠れた大根です。これほど、ジャイアントな大根は見たことはありません。

しかしながら、醤油ベースの鰹節入り煮汁で十分に芯まで煮込まれていますから、箸で簡単に切れます。
口の中に入れると、熱々ながら、柔らかな舌触り。中からは、美味い出汁がジュワーと溢れ出てきて、幸せ。大根の持つパワーは、スゴいですね。

また、牛すじはというとコラーゲンたっぷりのプルルンとしたもの。おでんに近いので、安らぎが感じられて、寒い時期にありがたいものです。美味い。

　今回は、とろろ昆布という、煮込みには珍しい食材が用いられています。キャラが強いだけに、どうかな？と思いましたが、意外にも、しつこいわけでなく、なかなかオツなものでありました。

◆チューハイ 200円　
　熱燗を飲み干し、頼みました。量もしっかりあって、しかも格安です。
　のどにしみいる美味さです。
　
以上、立ち飲みは、本来、こうあって欲しいものという小一時間の滞在でした。
やぁー、楽しかったです。ごちそうさまでした。

【その後のこと】
半年ほどで、この池上の事業所は、閉鎖となってしまいました。
残念ですが、この地に赴くことはなくなってしまいました。

近くに、良さげな銭湯があり、風呂上がりに、冷たいビールをぐびぐびなんて考えていたのは、実現出来ませんでした。
池上にも、必ずや、いい酒場があったはずですから、やれたはずなんですが(*´-`)

✳ただいま、禁酒３週目に突入です。
飲まないのに、今回のようなレビューを書いている自分が、可笑しく思えたりもします(￣▽￣;)