学芸大学で個性派フレンチを喰らいナチュールワインを呑め呑め〜 : Tokiya

前々から気になっていたこちらのお店、美味しいものが食べたい週末に訪問いたしました。

住宅街のなかにひっそりと佇むかわいらしい空間にまず好感が持てます。

アミューズ＋三品のコース3000円　ワインペアリング3000円

という価格設定は、気軽に利用することができてとても嬉しいですし、お皿の内容や出てくるワインを考えてもとてもお得感があひます。

鶏レバーと杏のクレームブリュレ　は全く臭みがなく濃厚なレバーの味わい、杏の甘味と酸味、そしてクレームブリュレ仕立ての香ばしさが合わさって美味しい。

鮎のコンフィと稚鮎のフリットは、まず季節の鮎が美味しく、ドラゴンフルーツやキウイなど様々な食材を用いたソースとの相性もばっちりでとても良いお皿でした。

サーモン、ピータン、マンゴーのタルタルにはさらにパパイヤやザーサイなどの食材も　ピータンやザーサイの塩味がアクセントとなりワインがとても進んでしまいます。　

この前菜ふた皿にあわせた白ワインはどちらもとても良かったです。

メインは

えぞ鹿と江戸前穴子　赤紫蘇のシート　ソルダム、みょうが、柴漬けが刻まれ、パプリカのジュレがかかっています。

こちらは伝統的なフランス料理では例えばフォアグラが使われるところ、江戸前穴子を用いて濃厚さも保ちつつあっさり感を、紫蘇やみょうが、柴漬けなどの食材で日本らしい爽やかさをプラスした夏らしい一皿だと思いました。

もうひとつのメインはマグレドカナール(鴨胸肉のロースト)
に刻まれたアメリカンチェリー、トマト、めばちまぐろ、パセリ、グラノーラ。
鹿と鴨ということで言えば、鴨の方がより美味しかったと思いました。
アメリカンチェリー、トマト、まぐろなどのソースとの相性も抜群でした。

この日のメインは特に鴨が美味しかったのですが、前菜の味わいなども考えると今日はもう少し伝統的な重ためフレンチのようなお皿がメインで食べたかったかもしれません。

それにしてもこのお値段でこのクオリティのコースが食べられるのなら、メニューが変わる季節ごとに訪れたくなってしまうお店です。