【★3.4】もつ焼きと活けどぜうも楽しめる昭和酒場【2685】 : Ootaya

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もつ焼きを求め今宵は昭和の佇まいを残す同店（3.50）へ。
メニュー豊富な大衆酒場で海鮮系も充実しています。
17時30分ぐらい店内のお客さん3名でしたが予約席の札が5つ。
予約必須であろう人気店。

パーテーションで仕切られており入店時の消毒が徹底されています。
店内は厨房前の直線カウンターに6席、テーブル3卓14～16席、合わせて20席ぐらい。
男女4名でお店を切り盛りしていました。

お手洗いは2020年製TOTOの洋式ウォシュレット。
卓上に、醤油、七味唐辛子、さんしょうの粉、やきしお、布おしぼり。
カウンターの水槽に泥鰌（どぜう）が泳いでおり焼き台の火力は炭火。

生ビール大（990円）サッポロ黒ラベル
生レモンバンタン大（572円）バンタンとはサワーのこと、ただいまのサービス品との掲示

お通し（220円）鮪のぬた
生かき三杯酢（1,023円）
活つぶ貝刺身 肝付（1,023円）
もつ煮込（594円）
もつ焼（154円）しろ、れば、がつ、たん、はつ、かしら、なんこつ、こぶくろ
活どぜう唐あげ（979円）
汁もの（サービス味噌汁）

食べた料理の寸評は以下の通り、【】内は個別の採点、表示価格は内税です

【3.4】お通し（220円）

表面にだけ火を入れた角切りカットの鮪（まぐろ）、葱、ワカメを酢味噌で。
220円で食べられる鮪としては十分な美味しさ。

【3.1】生かき三杯酢（1,023円）

ポン酢か三杯酢か選べます、味変アイテムに練りわさび。
大振りな岡山産が6粒入っており1,023円は決して高くないのですが旨味アッサリ淡麗系。
こういう系統の牡蠣は酢でサッパリ食べるよりバター焼きにしたいです。

【3.2】活つぶ貝刺身 肝付（1,023円）

カットレモン、練りわさび、紅蓼、大葉、細切り胡瓜、茗荷などを薬味に。
活けから捌いているからか肝のポン酢和えも添えられておりフレッシュな肝が美味しい。
コリコリした身は食感こそ良いのですが、少し水っぽくて旨味が薄かったです。

【3.6】もつ煮込（594円）

大振りカットのガツが主体でシロや小振りカットのフワも入っています。
モツ以外の具材は蒟蒻だけで薬味に刻み葱。
クタクタになるまで煮込まれていますが少しモツ臭さも感じる古典的な煮込み。

味付けは味噌ベースで味変アイテムに練り芥子。
薬味の葱を除いて野菜が入っておらず雑味が出にくいのか意外とクリアーな味わい。
クイックメニューとしても冬の1品目としても有能なので注文して損はないでしょう。

・もつ焼（154円）
【2.9】しろ【3.0】れば【3.3】がつ【3.5】たん
【3.2】はつ【3.1】かしら【3.4】なんこつ【3.3】こぶくろ

味付けおまかせでお願いしたところ、はつ、れば、こぶくろ、しろがタレで出てきました。
みたらし系の甘くて粘度ある古典的なタレ（豆板醤のような甘い味噌も添えられて）。
はつやこぶくろをタレで食べるのは珍しいですがプリプリした歯応えを楽しめて悪くないです。
薄切りカットのレバーはウェルダンといった火入れ（薄切りでも少しパサつきます）。
シロは昔ながらのゴムゴムした食感で昭和ノスタルジー。

塩で出てきたのが、がつ、たん、かしら、なんこつ。
ケミカルな旨味で底上げしているような気がします（これも古典手法でしょう）。
大振りカットのがつは煮込みとは異なる歯応えの強さを楽しめます。
かしらは赤身主体となっておりジューシーさに少し物足りなさ。

白眉と思ったのが脂ノリの良いたん。
なんこつは隠し包丁を入れた骨と大動脈のような部位。
もつ焼きは東高西低と言われますが、東側の下町に比べると154円は割高感を否めないところ。

【3.8】活どぜう唐あげ（979円）

カウンターの水槽に泳いでいるのを掬って活けの状態から揚げます。
活けならではのフワフワ蕩ける口当たり。
サクサク食べ進めていくと箸が止まらなくなります。
天然に比べると旨味の強さに劣るとしても食感が何とも魅力的。
もつ焼きよりもオススメしたい同店の逸品。

【3.3】汁もの（サービス味噌汁）

お会計をお願いすると無料サービスのお味噌汁を飲むか尋ねられます。
殻付きのあさり2粒と刻み葱入り。