あっさり目の街中華　～　福州屋台 : Fukushuu yatai

不動前の駅からかむろ坂に抜ける商店街にある街中華「福州屋台」です。コンビニの脇のマンションの内廊下のような奥まったところにあります。日差しが入らないのでちょっと暗めの赤いテーブルが並ぶ店内。

瓶ビール　　　　　　　550円？
レバ野菜炒め 単品　　 570円？

とりあえず瓶ビールはスーパードライを頼んで、定食の１番のレバ野菜炒めを単品でお願いします。
すぐにシャカシャカと中華鍋を振る音が聞こえ、あっという間に出来上がりました。

もやしたっぷりで、キャベツ、ニラとニンジンがきれい。食べてみると、もやしがシャキシャキ、というよりジャキジャキ。かなり生めの炒め加減。すごく生っぽいですね。これはもう少し炒めた方が野菜の旨味が出ると思う。しかも味はかなり薄味でシンプルな感じ。つまりはあまり化調を使っていないということですかね。街中華にしては、相当あっさりの味付けです。
レバーは柔らかく一旦油通ししたものを味付けして加えてあるので、これは悪くないけど、量は少ない。
ちょっと期待していたビールのつまみ的な濃い味ではなかったけど、美味しく食べ終わりました。
　
麻辣タンメン　　　　　880円

ラーメン＋半炒飯 750円にしようかと思ったけど、味が薄かったら嫌だなと思い、壁に貼ってあった麻辣湯麵＋半ライスにしました。

これも数分で着丼。うわ、またもやしがたくさん。今度はキクラゲが入ってるのがいいな。キャベツがやや多いけど、基本は野菜炒めと同じものが乗っています。今日は野菜をたっぷり食べる日だ。
スープを飲んでみると、ああわわわ、辛！これめっちゃ辛いスープです。唐辛子のストレートな辛さが喉の奥を焼き付けます。見ると赤黒い唐辛子がたくさん。「小皿に唐辛子を出シテクダサイ」と店員のおばちゃんが言ってたのはこれか。
そして黒い粒もガリッと。お、これは山椒の実。ちゃんと麻辣してます。

麺を引っ張り出してみると、なんかちょっと手打ち風の縮れ中太麺。コシがあってつるつるとした食感で意外と言っては失礼だけど、すごく美味しい麺。この麺は好きだなあ。
しかし残念なのはスープ。やっぱり出汁が薄いし、塩気もちょっと足りない。街中華に期待する塩気と味の濃さより、ちょっと一段薄味な感じ。惜しい。
それでも激辛麻辣スープで麺を完食して、せっかくなので半ライスもスープで流し込みました。デザートの杏仁豆腐は少しだけパインの果肉が乗っていてさっぱりしました。

期待していたような街中華のこってり油っこい料理ではない、あっさり目の中華。これは意図してやってるのかわかりませんでしたが、ごはん大盛りの安い定食は人気があるようで、ガテン系のお客さんがたくさんやって来ていました。