공식 정보
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점포명 |
Shekizu(Shekizu)
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장르 | 피자、바이킹(뷔페) |
예약・문의하기 |
0422-21-3125 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-15-2 ダイヤバローレビル B1F |
교통수단 |
키치죠지역에서 도보 1분 기치조지 역에서 84 미터 |
영업시간 |
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예산 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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지불 방법 |
카드 가능 (JCB、AMEX、VISA、Master) 전자 화폐 가능 QR코드 결제 가능 |
좌석 수 |
180 Seats |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 |
공간 및 설비 |
세련된 공간,차분한 공간,자리가 넓은,소파자리 있음 |
음료 |
엄선된 칵테일 |
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이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
숨겨진 레스토랑 |
서비스 |
테이크아웃 가능 |
아이동반 |
어린이 가능 |
홈페이지 | |
비고 |
어린이 의자 있음 영어 메뉴 있음 |
가게 홍보 |
피자라고하면 셰키!
셰키스의 피자 반죽은 매일 가게에서 밀가루에서 넣고 있습니다. 그리고 매운 감자 튀김은 셰키스 만의 온리 원! 한번 먹으면 야미츠키입니다. 친구나 가족으로, 물론 한 분이라도, 셰키스는 마음껏 즐길 수 있는 아메리칸 피자 레스토랑 입니다. |
1
中央線とは面白い路線で、丸ノ内からまっすぐ西へ進む。
新宿や中野、三鷹や国分寺を過ぎやがて立川や八王子を経て山梨まで行き着く。
僕はこの路線のローカル駅で生まれ育った東京シティーの田舎者なのだけれども、あのオレンジ色の車両とか、やたら混んでいる平日朝のラッシュとか、三元日のガラガラな車内とか、いろんな想い出を詰め込んだおもちゃ箱みたいなターミナル。
2
初めてのデートは吉祥寺だった。
髪の毛を茶色に染め、ふとももだけ膨らんだ改造学生ズボンを履いた男の子。
そのボンクラが新学期に隣の席だったお胸の大きいかわいこちゃんを、当時いけてるとされていた映画へと誘った。
3
スクリーンに現れたのは彗星の如く現れたキアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックの腕に入れられたワイルドキャッツ。
オーシャンズ8で、改めて彼女の魅力を確認する。
5
昔の立川ほどじゃないけど、古びたカビ臭い吉祥寺駅前の映画館で時折左肘に触れる感触が柔らかくて、たまにふんわり香る彼女の首筋が甘ったるくて、どうしても鼻息が荒くなった。
6
やがてエンドロールが跳ね、明るくなった劇場。上映中は触れたり離したりしていた手を繋いで階段を降りた僕と彼女。
向かう先はオサレデートブックに載っていた、ピザが食べたい放題できるサンロード入口の地下にあるお店だった。
7
サンロードの入口にある地下のダイナー。
広々としたお店はほぼ満席だった。
僕らはビュッフェをお願いして宝探しへ。
手の指だけじゃ数えきれなそうなピザの数。
フレッシュそうなサラダはスルーしてポテトを山盛りに。
で、トレーを手に戻って来た彼女へ一言。
「おめー、盛りすぎだろ!」
ピザを十種くらい皿に重ねてやって来た彼女へ笑いを堪えて言った僕のツッコミ。
「こんなの余裕だろうよ!」
僕の台詞から三秒後に放たれたのは、楽しそうにはにかむ彼女の左のエクボがキュートな微笑み。
8
あの頃はまた14歳。
ビールの代わりにソーダ片手でピザを散々かっ食らった90分。
初めて見た、パイナップルが乗ったデザートピザも恐る恐る頂いたが思いの外いけていた。
情熱の結末が何処へ行くべきなのか、わかっているようで実はなんにもわかっていなかったあの初夏の思い出。
あの路地裏に佇んでいたニューヨークを知るのは、それから十年も後の事だった。
9
それから数ヶ月後、彼女は隣街に転校してしまう事になった。
「ねぇ、連絡帳に君の宛先を書いてよ!」
二学期の終わりの下駄箱前、最後のホームルームの後に彼女が差し出してきたスヌーピーの連絡帳。
だのに・・
10
「俺はいいよ、あっちでも元気でな!」
なんて。
かっこうをつけて連絡帳を振り払い、彼女を傷つけた自分が今でも憎い。
本当はツラくて、悲しくて、「行くなよ!」って言いたかったのに虚勢を張るしか出来なかった自分が今でも許せない。
11
人は過去から逃げられないのだろうか。
それから大人になった僕は誰かと付き合う度、あーだこーだ理由をつけて吉祥寺に来てはシェーキーズへとしけこみ、自分よりたくさんのピザを美味しそうに頬張る女の子を眺める。
目に浮かぶのは振り落とされた連絡帳を呆然と見つめる彼女の影。
12
いまだにあの時の彼女を忘れられないダメな僕。
ただ、シェーキーズはいつも僕にシェイクなブギーを思い出させてくれる。
広い店内でめちゃくちゃうまいジャンキーなピザで過去の残り香が甦る。
ここは、西へと続く日々の中で忘れられない心のホットスポットである。
あの時はダメだったけれども、これからは頑張る。
これまでのことは、「面倒だからもういいや。」シェイカーに入れ、ぶん回して忘れてしまおう。
そう思わせてくれる、吉祥寺のサンロード、その、入口の地下でのささやかな出来事。