鬼才に脱帽☆確定☆一生通います : Sakita

確定した。私は遠くに越してもこの店に一生通い続けるだろう。この人は日々進化している。そして伝説の寿司屋になるのだろうと確信した。少なくとも私は酷く感動させられた。

アテについて少々、完全に過小評価されている稀有なお店だ。かく言う私も周囲の意見に踊らされていたのだ。後悔とともに感動、高揚が押し寄せる。

この日最高のアテは鰆である。美しい、この鰆の為に誂えたかの様な器、先ずこの色彩感覚に驚かされる。鰆が先か、器にインスパイアされるのか、何れにせよ、この人は狙っている、緻密に計算しているのだな。ヤバいところに足を踏み入れてしまったもんだ。まさかこの三鷹で、、、ただもんじゃないと気付く。

晩秋の寒鰆は春の鰆より良いと思う。脂はねっとりとしてクドくない、淡白でなく濃厚、こってりしているのだが、この炙り、仄か燻した薫りは何だろう。崎田さんほどの計算高さ、スモークチップとかではないのだろう、サクラか、ブナか、はたまた。

日高見を燗でもらうか、いやもう少し濃厚でこっくりしていても良いか、カリフォルニアの白なんかでも良さそうだな。酒のリストやペアリングには発展途上感があるが、寿司や、アテのレベルは最早とんでもない域に達していると思う。

鮪である。青森だ。陸奥湾のほうの野辺地とかではなく、太平洋八戸北の三沢などで揚げられたのだという。漬けから滴る煮切りの雫が美しい。中トロなどは新しい生き物の様で、生命力があり、蠢き始めるのではないかと思わせる。なんせエロいのである。寿司屋は凛として瑞々しくそして妖艶である店が良い。

柔らかな女将さんも、偏屈を装う大将もよく見ているし聴いている。集中している。何れにせよ、この界隈では断トツ群を抜いていると感じる。都内でも屈指、さらには異常なコスパである。ため息、感嘆、驚愕、畏敬、感涙、彼は紛う事なきプロフェッショナルである。進化し続け、極みを目指し続ける彼は#いつか伝説の寿司屋となるだろう#寿司テロ#寿司すたぐらむ #三鷹寿司#吉祥寺寿司#さき田#寿司