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塩: シンプルな構成で隙なしの完成度!淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀出汁! : Ramen Sukoyaka

Ramen Sukoyaka

(ラーメン 健やか)
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3.5

~¥9991명
  • 요리・맛3.6
  • 서비스3.4
  • 분위기3.3
  • 가성비3.2
  • 술・음료-

3.6

JPY 1,000~JPY 1,9991명
  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
2024/04방문22번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

塩: シンプルな構成で隙なしの完成度!淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀出汁!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2024/04/09/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/Nhuiqd-xJBk

<2024.04> 塩+炊き込みご飯

 忘れた頃に思い出して食うと異様に美味いじゃないか。まさにそんな感じ。年度始めの4月1日とか2日とかは、案外ライン系の管理職だとエアポケット感あり。ですがそこを抜けるとバリバリ忙しいのですー。嵐の前の静けさという感覚で、地元でほっこりとランチタイムを過ごそうと、今回は「健やか」へとやって参りました。開店前は並ぶけど、正午過ぎだと案外すんなり入れます。妙にピークタイムを外そうとすると逆に混むパターンでしょうか。

 今回は、初訪問の頃を思い出してデフォルトの「塩」とさせてもらいましょう。あゝ拉麺を待つ間、思いに耽りますなぁ・・・・2010年台半ば。当時は、三鷹・武蔵野エリアの拉麺ヲタクとしては画期的でした。毎年、鶉・さくら井・健やか・すず喜・・・と名店が開店ラッシュ。それもそれぞれ、味噌・醤油・塩・スタミナ?・・・と被らない。調和が取れた極上拉麺エリアでございます。そんな、とまそん今でも嬉しい。


<全体> シンプルな構成で隙なしの完成度!淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀出汁!

 そう言えば、店主の土屋さん最近見かけないなぁ・・・タイミングの問題か?。まぁ良いとしてそれだけ任せられるスタフがしっかりしているとのことです。気を転じて配膳を受けますが、もうそのお盆に乗せられ実に凛々しい。ここは、カウンターにテーブルセットを一才置かずなところからも、一杯に向き合う店の感覚。一杯の完成度に向き合う姿勢が窺えます。それでいてフレンドリー。良い店じゃ。

 おおぅ・・・まるで「禅」すら感じる佇まいじゃないか。そこにあるのは出汁と麺と肉一枚。多少の遊び心で、中央に薬味、周囲に隠れるように穂先メンマが横たわる。箸とレンゲは、お盆の中で定位置に並行で備わる。確か初訪問では塩系だったと記憶してますが、ここまで凛々しく感じたっけか。妙に今回は研ぎ澄まされた完成度を感じてしまいます。出汁は淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀色。透明というより霞むような琥珀色。出汁に透ける麺線は美しい。


<出汁> 今回は貝の滋味をしっかり伝える展開!ベースの牛骨旨みを凌駕か?溶け込む乾物のカオスさよ!

 知ってる味なんだけどなぁ・・・今回も驚きを感じます。貝出汁インパクトがありつつ、纏まりある穏やかな旨さに心奪われます。やっぱり少しづつ変化してるのかな?。初訪問の頃合いは、ホンビノス貝バリバリの滋味感でした。やがてそれが通う内に浅利などのエキス感に感じつつ、食べやすく分かりやすい旨さに推移したイメージ。それにより、当初あったタルトゥファータと言う薬味は、なくなりました。

 今回は、しっかりと貝の滋味を伝える部分がより力強く感じた次第で、前回は貝味の輪郭はかなり穏やかと感じましたが、貝って感じました。塩気で引き立つようでもあり、単に煮干しとか節系の溶け込みをじゃない貝感覚?。それでも煮干系の旨みも濃ゆいかと。今回は貝の滋味をしっかり伝える展開!これまでベースの鶏旨みを凌駕か?って思ってたのですが、貝出汁を引き立てるのは牛骨の旨みの様に感じ始めました。そこに溶け込む乾物のカオスさよ!ってな感覚です。


<麺> 引締まりと出汁吸い込みを両立した細麺!クシっとした歯応えがやがて出汁に染みる!

 思い返すと当初は、低加水パツパツさを感じさせるようなニュアンスもありました。だからカタ麺主義者な私はハマったかと。そのポリシーは今でもありそうですが、やっぱり少しづつ変化して今に至るって感覚です。

 とにかくここは麺にこだわりあり!自家製麺で麺が旨い!。クシっとしたストレート細麺は、出汁を吸い込みつつ微妙にしなやかに進化したイメージ。だから噛み締めて旨し。浸透しなくても、汁の持ち上げは良さそうで、クチに運んで噛み締めると麺と出汁が一体化する旨さです!。麺を奥歯でプツプツヌツヌツと潰すと素地の風合いが溢れると同時に、汁が混じった旨さで唾液腺が一気に緩みまくります!。シンプルに麺を楽しみましょう!。


<チャーシュー> 滑らか食感仕上げの低温調理豚肉!ほんのりした旨味と艶かしき旨さ哉!

 周囲は深めに下出汁が浸透しているようで味はとても穏やか。全体的にピンク色した赤身は、元の肉味が主体的ですが旨味の中に下出汁の風合いも見え隠れます。
 
 やっぱり出汁を吸わせつつ、麺を巻き込ませて喰らう。豚肩ロースは脂身が緩くなるようだし、また赤身が少しだけ上気して旨味が変化するのも面白いところです。


<穂先メンマ> 出汁に馴染むあっさりな味わい!程よくフニャコリとした歯応え!

 超細長で色合いはかなり出汁の深い色合い!長い!丼の中3/4程度ぐるり?。味わいはとてもあっさりしており、塩スープが浸透した旨さも感じさせます。これは一度で食らうのは勿体なく、柔らかいところとコリっとした部分と混じり合うのも楽しい感触です!。


<炊き込みご飯> 下味の深さ!まさに大人が分かる炊き込みご飯!仕上がりねっとりなのが最高!

 個人的には「大人の炊き込みご飯」と呼んでます。サイドメニューにも相当のこだわりアリかと!。別に釜戸や土鍋ではありませんが、仕込みの丁寧さが素晴らしく、醤油出汁が深くしみてます。

 鶏肉のみならず皮まで入っていて、かなり濃いめな味付け。時々お焦げが混じります。ベースは甘めの醤油出汁ですが、単に甘めの味だけでなく、ほのかにお焦げの苦味も香ばしいです。

 後半は、少しレンゲでラーメンのスープを垂らします。米粒離れもよろしく食べやすく、さらに汁の旨味も加わりより微妙な味変化も楽しめます。このサイドメニューはかなりパワフルと思えるので、麺の大盛りも良いがこの飯も食って欲しいなーーって感じる次第。


総じまして「三鷹エリアだったら一回食っとけこの塩そば!貝出汁好きならたまらんはず!」・・・と言う感動の嵐!。毎回訪問して喰らうたびに印象が変わるけど実は変わってませんよーってな展開でしょうか。なので飽きません。こっそり裏メニューをXで呟くこともあるのですが、まずはデフォの塩を激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   いそがしく
    心身滅入る
     年度末

    疲れ癒すか
     健やか拉麺


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2024/01방문21번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

特製醤油: 肉肉しさに淡い淡麗感!円やかな醤油ブラウンが妙に深みを感じさせる仕上がり!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2024/02/08/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/AIxYbfUUdmg

<2024.01> 特製醤油

 書くこと思いつかないので、しょーもないことを。三鷹駅って、三鷹市と武蔵野市の境に位置するのよね。駅舎の駅長室が南側にあるから三鷹駅という名称。似たような事例は他にも色々あって、確か目黒駅や新宿駅もそうだっけ。

 また三鷹駅は、南口と北口で随分と雰囲気が違う。南口は商業的で、北口は住宅地的。南口は開発が盛んで、北口はタワーマンションがある程度。なのでとっても落ち着く雰囲気なのです。ところが拉麺屋さんとしては、駅からの半径距離が同じでも北口の方は厳しい。そんな状況でかなり歩く距離ある「麺屋さくら井」が名店として人気高めているのは、実は驚くべきことなんです。そしてもう一軒!それが「ラーメン 健やか」さん!。味わい故に地元のみならず、客を惹きつける店!。絶対に旨い!そんな店に今日もチャリをこいて訪問。やっぱどうせ拉麺活動するなら、宣伝と応援を重ねたいと思ってるこの頃です。


<全体> 肉肉しさに淡い淡麗感!円やかな醤油ブラウンが妙に深みを感じさせる仕上がり!

 ラーメンってのは宇宙だな。麺顔とその丼の中に出汁・肉・薬味・・・そして味玉が惑星の様に浮かぶ。そんな今風醤油系の麺顔でございます。まさに整う美しさよ。麺線がきっちりと整って浮かび上がりますが、特製具材ゆえに、隠れた奥ゆかしい美しさを伝えます。

 具材の質感、出汁の深い霞みと質感溢れる具材。見ているだけで酒を合わせたくなるところですが平日昼間。悔しいが静々と今日はこの一杯と対峙させていただきましょう!


<出汁> カエシしっかり!乾物柔らか!ぴっちり感じる貝出汁浸透!妙に軽やかな動物エキス?

 確か、開店当初の味わいは、ホンビノス貝バリバリ聞いた痛快な貝エキスだったイメージですが、今となってはかなり変化して纏まり重視な印象かと。バランスが取れてる?いや整っているという印象です。煮干や鶏、そして牛のエキスが複雑に絡み合う。それらが軽い濁りを表す様です。

 特に仄かな動物系の余韻がナイス。単なる香味油の余韻と思っていたんだが、それが微かに混じる牛骨なのかもしれません。また鶏の濃密感、豚の優しさ、それらとも違う透き通る様でしっかりした味わいを感じる。

 そして醤油。ライトな様で深みのある味わいは、たまり醤油?乾物で和らいだ様な色合いに感じます。さらに最後に感じるのはやっぱり貝出汁エキス。残り少ない出汁を息に平らげると、まとめ役は貝出汁だったかと思えるほど、鼻に抜ける余韻に貝を感じるじゃないか・・・。時代の流れと言うよりは、変化しつつも纏まりあって進化と言えましょう!。


<麺> 噛み締めて出汁と混じる旨さ!パツっとした歯応え&風味高さが痛快!見栄え凛々しく腰つき品やか!

 やっぱりパツっとしたストレート細麺が実に秀逸。密度が高くて風味も高い。以前はフレッシュさが伝わるイメージだったが、素地に出汁の浸透をより感じます。浸透し始めると少しシットリ感も混じるパツッと歯応え。

 そして汁が浸透し始めると、じわじわとゆったりとっした腰つきへと推移します。そこを噛み締めて旨しなのだわ!。汁の持ち上げは良く、噛み締めると麺と出汁が一体化する旨さです。束になった麺を奥歯でプツプツヌツヌツと潰すと素地の風合いが溢れると同時に、汁が混じった旨さで唾液腺が一気に刺激。溢れまくり!。


<チャーシュー> 鶏豚2種!本来の赤身肉味と脂の甘味ある豚肩ロース!ほんのり出汁染みる鶏胸肉!

 まずは豚肩ロース。全体的にピンク色した赤身は、肉本来の肉味がダイレクトに伝わります。そして、下出汁の風合いも見え隠れで淡麗なイメージの味わい。下出汁が浸透して、味はとても穏やか。そこに脂身の甘さが混じり浸透し、一体化する旨さす。また少し遊ぶ感覚で、スープに絡めて泳がせてから食らいますが、豚肩ロースは脂身が緩くなるようだし、また赤身が少しだけ上気した旨味あり!。

 一方の鶏胸肉。これは定番とも言えるコンフィ状。繊維質を感じるような少しハードなパフの様なフカフカさ。そして少し引き締まりがある歯応えです。気持ちよいほどに千切れるのも快感。浸透させた出汁が少し特徴があって、周囲に絡ませたのか微妙なスパイス感もナイス。


<穂先メンマ> フニャコリとした楽しい歯応えの持続感!超細長で大胆に丸々一本!

 穂先メンマがいいじゃいか!丼の周りを囲みます。そして太さもあって食べ応えもあり。色合いはかなり出汁の深い色合い。そして味わいはとてもあっさりしており、スープが浸透し旨さを更に感じさせます。実にこれは一度で食らうのは勿体ない。ちぎっては味わいますが、特に穂先部分は、出汁がしっかり浸透して旨しです。


<味玉> 上品な濃密感!玉子本来の味わいがしっかり!塩ダレに白出汁混じる円やか旨味!

 白醤油系の出汁浸透?全体的に優しい味わいで、卵本来の味わいをしっかり伝える旨さです。白身はプルプルとした柔らかい状態で好き!。軽く乳白色しており、白身だけでも実に優しく旨いのだった。

 あゝ卵黄は、やっぱりトロミが少な目で全体的にジュレのような仕上がり。特有の濃密さを表しつつ、出汁の円やかさが心地よく浸透します。醤油系の味に混じりましたが、そんな変化も楽しく、しっかり堪能させていただきましたわ!。


総じまして「緩やかにブラッシュアップ?気が付けば進化が止まらない崇高系拉麺!」・・・と言う感動の嵐!。振り返ると知らぬ間に変化してる!絶え間ないブラッシュアップの研鑽を感じます!。食べログ百名店も激しく頷けます!そして激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   ゆるゆると
    今日もチャリこき
     らーめん屋

    怠さ消し飛ぶ
     旨さ満たされ


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2023/11방문20번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

特製つけ麺: 麺線とタレ色合いを目で味わい食って心を潤す旨さ!官能的崇高昆布水つけ麺!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2023/11/07/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/9MrAJtbcfwQ

<2023.11> 特製つけ麺

 私が初めて「昆布水つけ麺」に遭遇したのは、調べてみれば何と2011年の大阪。今は亡き「TSURUMEN 大阪城北詰店」でした。大阪転勤でして3年間と言う辞令があれよあれよと10年続き、その大阪の地でラヲタに目覚めてしまったのでした。当時はまだつけ麺は、大阪ではあまり定着化しておらず、玉五郎が豚魚つけ麺としてそれを牽引していたような記憶です?。本当に楽しかったなー・・・初めてオフ会なんて参加して緊張したりして。

 そこから今では考えられないけほど、大阪ラーメンは本当にそこから10年で進化したと思います。そんなニューウェーブがやってくる前時代にこんな場所で、突拍子なく昆布水つけ麺を出したのが実に衝撃的だったっけ。つーか、問題作として捉えていたかもしれません。その当時の拉麺活動でお世話になった方々・・・お元気ですか?そして令和5年、三鷹駅北口界隈の店で、当たり前のように昆布水つけ麺を食らう。


<全体> ローリングする麺の美しさ!ボリューム感!間違いないと確信させる旨さつけダレの迫力!

 おおお!つけ麺の美しき迫力ですな!麺は整えられて大きくローリングした盛り付け。これが「健やか」のつけ麺って感じですよ。昆布水に浸され太極を表すシンボルマークのような盛り付けにも感じる。いや・・・枯山水の庭園の様にも感じるか。今回は麺大盛だったから美しさより、ボリューム感の方が支配的ですがね。

 一方のつけダレは漆黒とも褐色紫とも思える醤油感。以前は魚介系のエキスが浮く様な感じもあったが、割と動物系のエキスが漂う様な煌びやかさがありなむか?。少しづつ変化させてる感じですね。またトレーの中央に配する2種チャーシューは、一気に現代的な風貌で艶やかさがこの上なし!。一枚のトレーに、ただ整然と並べられただけですが、一つ一つに迫力が半端ない!。そして「宮古島の雪塩」がいいね。つまり麺と塩だけで十分に食わせる演出が憎い。


<つけダレ> 鶏に牛のエキスが加わるコク深さ!生系醤油のブレンドに貝エキスも浸透!旨さじんわり!

 元々塩得意のお店だという認識ですが、つけ麺では醤油がメインです。その醤油ダレは、「たまり」「再仕込み」などブレンドされた「生(なま)醤油」とのこと。とにかく塩気・カエシの輪郭がとても円やかさで、味わい濃ゆいがそのままでもグビグビと十分に飲み干せるレベルです。

 基本的には鶏醤油系?いやいやそれとも違う複雑さのようでスッキリしたニュアンスです。鶏油と言うより、鶏全体から滲み出た旨味というバランス感覚がいい感じ。それが、天然醸造の醤油味とすごくマッチします。蘊蓄書に夜と更に牛エキスが溶けているとのこと。なるほど!そこが動物系の芳醇だが高いのに、妙に軽やかに感じる旨さと言うことか!?。

 そしてやっぱり貝出汁の溶け込みがいいね。開店当時は、ホンビノス貝バリバリに効いた出汁が印象的だったけど、近年は全体的なバランス感を重視したような進化ぶりでしょうか。魚貝の出汁が後半になると滋味として効いている様に感じます。


<麺> 昆布水に浸るストレート細麺!嫋(たお)やかに纏まりつつ品やかな表情!甘味が映える!

 結い髪の様なまとまりですな。貝割れ菜が髪飾りの様な感覚。それにしても最近つけ麺を食ってないどころか、訪問が久しいので変化が面白く感じました。以前は、もっとカタ麺を主張するイメージで、つけ麺では多少抑えた感じだったとは言え、歯応えと風味のよさが主張してたかと?。今の最新バージョンでは、少しボイルに時間をかけ品やかさを意識した仕上がりに変化してる様です。

 とは言え汁系よりは歯応えと風味のバランスがとてもナチュラルで食べやすい。浸った昆布水が、麺を濡らして湿らせその混じり合った風合いで盛り上げます。昆布のフコイダンでトロトロ過ぎることもなく、ややさらっとしてる。昆布のグルタミン酸が麺の旨味と交わって更に旨し!。

 つけダレに浸すごとに、つけダレにも昆布エキスが徐々に増す。それが昆布水つけ麺の真骨頂です。つけダレに浸すと、麺が一気に緩み出して透明感が高まります。麺が汁に浸透される・・・と言うより、周囲の昆布水がつけダレで昇華!新しい旨味の衣を纏って麺に再び絡みつくような味風景。この繰り返しですが、昆布水の濃度がゆっくり高まると並行して、味風景も同じでは居られない楽しさです!。


<藻塩> 塩気に海藻の旨味深く・・・麺に貼り付き更に甘く感じさせる!

 薬味は麺のためにあります。麺に直接付けたりふったりしてみましょう。さて藻塩。土色みたいな粗塩に見えますが、これはもちろん土じゃなく「海藻」の反応。海水のミネラル分の旨味の他に、海藻自体の旨味が滲んでいるので、非常に味わい深い塩。大切に味わいましょう。

 結論として・・・藻塩だけで一杯まるッと食えそうな旨さ!。もちろん人さじじゃ足らないが、もともと出汁っぽい味の昆布水。そして甘味ある麺。それに少しばかりの良い塩があれば、旨さは成立!。塩気に海藻の旨味深く・・・麺に貼り付き更に甘く感じさせるのです!。


<チャーシュー> 豚鶏2種の低温調理肉!滑らかさの中にハードな歯応え!つけだれに絡めて旨し!

 ちゃんとつけダレ底にに豚鶏2種チャーシューが潜んでおります。デフォルトでも味わえる豚鶏チャーシューは、器の収まりが良いように多少小さくカットされてます。つけダレの温度と旨味が浸透しているだけに、淡麗さと豊潤さが両方味わえる感覚かと。二面性の旨さです。

 そして別皿の肉。豚肩ロースの脂身と赤身が美しい入り乱れをタレに入れると・・・反物のような美しい文様を浮かび上がらせて行きます。熱で脂身は一層蕩けて甘味を増すと同時にコクが増える。そこへ醤油ダレの風合いが結合するので、間違いのないテッパン級の旨さ!。

 更に鶏旨肉のコンフィ仕立て。上品で淡白な風貌ですが、とてもしっとりとしてながらも旨みが詰まった様な淡い歯応えを表します。まるで上等なハムのよう?そんなゴージャス感が味わえます。ビールの共に食らうと最高かと。ま、仕事が残ってたので今回はつけダレに浸してのみ堪能し尽くしました。


<味玉> ブランド変えた?全体は薄出汁が深く浸透するしつつほっこり味わい!ルージュの様な濃ゆい卵黄がコク深くマチュアな味わい!

 見栄えは記憶の通りで、優しくもとても淡い茶褐色。そこに薄出汁の穏やかな浸透が窺えます。かなり上品な仕上がりで白身をかじりますが、白出汁が浸透し一体化したようで甘く旨い!。その仕上がりフルフルと震える柔らかさも保っており、噛まなくとも舌の圧力で崩れます。

 ところが卵黄。色合いにまず魅了。こんな鮮烈的な濃ゆい色合いだったっけか?しかもトロトロしております。ベースは薄味のようですが、色合いに舌がバグったのか?とても濃ゆいコク深さもあるように感じます。なんとも例えようがないあっさりとしつつ濃ゆい味わいかと??。流れからちょっと遊び心でつけダレにも浸して味わいますが、醤油つけダレの旨味に負けず受け止めて味わい深し。


<昆布水割り> グルタミン酸が反応する旨さ!フコイダンが醤油に溶けて更に化ける旨さの高まり!

 思い出深い「昆布水つけ麺」。初めて食した衝撃を覚えます。鶏豚にはイノシン酸。ほのかに溶ける貝出汁にはコハク酸。昆布水にはグルタミン酸。旨さが溶け合い化合して旨さを高めます。残ったつけダレに昆布水をゆっくりと流し込み、割スープ風に仕上げのが楽しくてなりませぬ。

 やがて霞がかった汁となり、緩いとろみを纏って滑らかに仕上がる。それをゆっくり味わいますと、じわじわと細胞に浸透し、心を潤す様な旨さに昇華です。


総じまして「麺線とタレ色合いを目で味わい食って心を潤す旨さ!官能的崇高昆布水つけ麺!」・・・と言う感動の嵐!。久しぶりに食って進化を知りました。カウンターには味変化アイテム一切なしの潔さ。そのままが味の完成系です。タレ、具材、麺、昆布水割り・・・どれをとっても付け入る隙間なし。とにかく絶対に食って損なし・・・JR三鷹エリアに来たならば、是非とも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   美しく
    整う麺線
     枯山水

    優雅な旨さ
     心落ち着く


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2022/03방문19번째

3.5

  • 요리・맛3.6
  • 서비스3.4
  • 분위기3.3
  • 가성비3.2
  • 술・음료-
~JPY 9991명

特製塩と貝のラーメン:淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀出汁!覆い尽くす程の2種肉の存在感!さすが特製

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/03/27/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/4dm_4mGMJQ4

<2022.03> 特製塩と貝のラーメン + クラフトビール

 やったらめったら短納期の突発仕事が集中する年度末後半!。この時期は、決算と人事のダブル佳境なので、致し方ありませんわな・・・・。この日も色々あって、朝昼とコンビニおにぎり頬張って乗り切り、またまた我が配偶者も帰りが遅くなるとのことですので、ここは夜麺活に切り替えましょう。久しぶりに「健やか」さんへと向かいます。


<酒> クラフトビール(吉祥寺 India Pale Ale)!ビール党を唸らす三鷹エリアのクラフトビール!店名を冠したラベルが誇らしげ!

 こだわりが窺えるビールの設定「850円」・・・。ラーメンよりも高いビール!?。三鷹のOGA BREWING が世界に発信するクラフトビール!。前回は「三鷹 Pale Ale」だったので今回は「吉祥寺 India Pale Ale」に変えてみました。

 これは実に本格的なクラフトビール感覚!。非常にきめ細かいシュワーーとした泡立ち!。素晴らしき哉。特に麦とホップの醸造酒と言う感覚で、見た目は飴色のジュースのようで、芳醇マッタリとした醸造感がナイスです。しかも飲み心地がとってもスムーズ!麦芽の甘味とホップの苦味がダイレクトにふくらみそれが素晴らしい!。しっかり苦味と甘味が残るのがいいね。


<全体> 淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀出汁!覆い尽くす程の2種肉の存在感!さすが特製

 芳醇で穏やかな雰囲気を出した麺顔。しかも淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀色です!。塩そばの部類の中では透明というより霞むような琥珀色。そこに香味油が漂うのが余計に旨そうです。更に透ける麺線は美しくて、周りにはゴツゴツした長い穂先メンマあり。上品な質感の味玉白さが浮き立つようで、纏まりを醸し出します!。


<スープ> じんわりと貝の滋味を伝え円やかな味わい!芳醇な鶏の旨味に優しく溶け込む乾物!カオスな旨さ!

 貝出汁インパクトがありつつ、纏まりある穏やかな旨さに心奪われます。。確かに貝出汁をブレンドしたようで、浅利などのエキス感がありあり。しっかりと貝の滋味を伝え、貝味の輪郭はかなり穏やかと感じます。

 そして乾物の旨味もいい感じ。塩気で引き立つようでもあり、個人的には煮干しと節系の溶け込みを感じます。しかしもっと他の甘味も混じっているような印象。例えば干した椎茸とか??。まるで和風感覚がじわじわと広がるような味展開です。またアニマルオフとも思えず・・・、淡い鶏出汁もベースにあるような印象。丸鶏じゃなく鶏ガラ?。明るいと言うより静かな鶏出汁感。さっぱりしているので、見分けがつかん。


<麺> 自家製麺!パツっとした序盤の歯応え!痛快な素地の風味高さ!咀嚼で感じる出汁との一体感!

 やっぱり麺が旨い!。パツっとしたストレート細麺で実に風味高いもの。カタメが好きな人なら、デフォルトでウケると思われます。以前はもっと密度が高くて、まるで博多麺のような感覚だったんですが・・・微妙にしなやかに進化したイメージ。少しだけシットリとしたパツっとした仕上がり?。

 汁の浸透しますがとてもゆっくりとしたもの。だから噛み締めて旨し。浸透しなくても、汁の持ち上げは良さそうで、クチに運んで噛み締めると麺と出汁が一体化する旨さ!。咀嚼で楽しむってな味わいです。束になった麺を奥歯でプツプツヌツヌツと潰すと素地の風合いが溢れると同時に、汁が混じった旨さで唾液腺が一気に緩みまくります!。そして終盤には出汁が中心部に到達した状態ですが、せいぜい葱薬味を絡ませて、シンプルに麺を楽しみます。やっぱここのカタ麺最高!。


<チャーシュー> 贅沢に鶏豚2種肉!滑らか食感仕上げの低温調理肉!ほんのりした旨味と艶かしき旨さ哉!

 豚肩ロース!。周囲は深めに下出汁が浸透しているようで味はとても穏やか。全体的にピンク色した赤身は、元の肉味が主体的ですが旨味の中に下出汁の風合いも見え隠れ。また鶏胸肉はコンフィ状で、フカフカでも少し引き締まりがある歯応え。サクッと気持ちよいほどに千切れるのも快感です。浸透させた出汁が少し特徴があって、仄かに洋風なイメージです。

 そのままでも十分旨いが、やっぱり塩スープに絡めて泳がせてから食らうのも実に一興!。特に豚肩ロースは脂身が緩くなるようだし、また赤身が少しだけ上気して旨味が変化するのも面白いところです。


<穂先メンマ> 超細長で出汁の深い浸透!出汁に馴染むあっさりな味わい!程よくフニャコリとした歯応え!

 超細長で色合いはかなり出汁の深い色合い!長い!丼の中3/4程度ぐるり?。味わいはとてもあっさりしており、塩スープが浸透した旨さも感じさせます。これは一度で食らうのは勿体なく、柔らかいところとコリっとした部分と混じり合うのも楽しい感触です!。


<味玉> 玉子本来の味わいをしっかり伝える仕上がり!円やかな塩ダレ味玉!

 薄くしき塩ダレ風の味玉。白出汁に浸った味わいで、全体的にはんなり?まろやか??とした旨さです。白身は実にプルプルとした柔らかい状態。まるで杏仁豆腐を思わせるような乳白色です。

 また卵黄は、全体的にジュレのような仕上がり。本来の濃密さもありつつ、出汁の円やかさが心地よい甘さに通じるようなイメージです。塩スープに浸して塩気を含ませても、成立する旨さ!。実に味玉ってのは面白くてやっぱり旨し!。


総じまして「三鷹エリアの名物塩そば!カタ麺&貝出汁好きなら一回食っとけ激しくオススメ!」・・・と言う感動の嵐!。ようやく蔓延防止措置から明けたとは言え、安心して食べられるように気を抜かずみんなが衛生意識を持続したいですね!。今後もラーメン屋さんをはじめとする飲食業の方々を激しく応援!。安全に美味しく食べて経済を少しでも回しましょう。三鷹に来れば激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   いそがしく
   気持ちぐったり
   年度末


   気分ほっこり
   夜の健やか


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2022/01방문18번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

特製塩と貝のラーメン:覆い尽くす程の肉の存在感!淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀色!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/01/09/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/TMFB6UWBmnk

<2022.01> 特製塩と貝のラーメン

 それにしてもコロナ禍の第6波にヒヤヒヤしているこの頃。オリンピック前になるとなぜか広がる新たな変種株。2020年、2021年と世界中が憂鬱極まる年でございましたが、今年こそ「健やか」なる一年でありますように・・・願を懸ける気分で「らーめん 健やか」でございます。


<全体> 覆い尽くす程の肉の存在感!淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀色!

 相変わらず芳醇で穏やかな雰囲気を出した麺顔です。塩そばの部類だが透明というより仄か霞む琥珀色?。そこが出汁にエキスをありありと伝えるようです。一方で透ける麺線は美しく、鶏豚2種肉ががっつりと覆う様相。周囲には龍の骨のようなゴツゴツした長い穂先メンマあり。アクセントのように味玉の白さが浮き立つようで、これまた纏まりがありますね。実に上品!。


<スープ> 貝滋味しっかり伝えつつ味わい穏やか!和やかな鶏旨味に優しく溶け込む乾物の旨味!

 出会った頃は「貝出汁!」ってイメージが強かったっけか?。ホンビノス貝の旨味のインパクトを覚えています。それが今では味わいが少しづつ変化?進化!。纏まりあるし穏やかな旨さに昇華しております。浅利の滋味はやっぱり感じるけど、他の旨味が滲んで実にカオス状態。乾物の旨味もいい!。また煮干しと節系の溶け込みを感じます。また塩気は仄かで魚介系の甘味も混じっているようす。干した椎茸とかね。だから和風感覚が色濃いと個人的には感じております。その上に淡い鶏出汁もベースにあるような印象。丸鶏じゃなく鶏ガラ?。明るいと言うより静かな鶏出汁感。ところが蘊蓄をみると牛エキスも入っているとのことですわー。だからカオスな旨さなのか?。


<麺> ご自慢のパツっとした歯応え!そして痛快なる風味高さ!咀嚼で一層感じる出汁と一体した旨さ!

 何度も言うが麺が旨い!。カタメ主義者だから仕方がない。パツっとしたストレート細麺は、実に風味高く密度も高い。だが少しだけシットリとしたパツっとした仕上がり感覚が余計にナイスです。汁の浸透も許しますがとてもゆっくりとしたペース。なので噛み締めて旨し。浸透しなくても、汁の持ち上げは良さそうで、クチに運んで噛み締めると麺と出汁が一体化する旨さがナイス!。麺を奥歯でプツプツヌツヌツと潰すと素地の風合いが溢れると同時に、汁が混じった旨さで唾液が溢れ出して、口の中が大洪水です。へへへ・・・・また性懲りもなく、2種の肉で巻きつけて食ったりして遊ぶ。


<チャーシュー> 鶏豚2種肉!質感高い低温調理肉!ほんのりした下味旨味が妙に洋風に楽しめて旨し!

 薄切りの豚肩ロースがいいね。周囲は深めに下出汁が浸透しているようで、全体的にピンク色。その赤身は、元の肉味が主体的で旨味の中に下出汁の風合いあり。そして全体的には妙に淡麗なイメージの味わいです。

 一方の鶏胸肉はコンフィ・タイプ。フカフカでも少し引き締まりがある歯応えで、サクッと気持ちよいほどに千切れるのが快感です。浸透させた出汁が少し特徴があって、仄かに洋風なイメージなのも面白いです。また周囲に絡ませたのか微妙なスパイス感あり。それがまた食欲を一気に刺激します。


<穂先メンマ> 出汁深く味わいえる質感!出汁と素材感が馴染むあっさりな味わい!

 長い!丼の中3/4程度ぐるりと巻いております。超細長で色合いはかなり出汁の深い色合い。しかし味わいはとてもあっさりしており、塩スープが浸透した旨さも感じさせます。これは一度で食らうのは勿体ない。柔らかいところとコリっとした部分と混じり合うのも楽しい感触。お酒があれば持ってこいの旨さですな。


<味玉!>卵黄は本来の味わいをしっかり伝える仕上がり!円やかな塩ダレ味玉!

 塩味というより白出汁に浸った味わいと言った感覚で、全体的に優しい華やかさを感じさせる味わい。京都だったら「はんなり」と表現するのか。白身はプルプルとした柔らかい状態で、やっぱり今回も杏仁豆腐を思わせるような乳白色。

 そして卵黄はトロミが少な目で全体的にジュレのような仕上がりです。本来の濃密さもあり、染みた出汁の円やかさが心地よい甘さに通じるようす。まるで生和菓子のようにすごく上品です。塩スープに浸して塩気を含ませても旨さ成立!。実は味玉も自慢の店だったりするのです。


 総じまして「武蔵野エリアが誇る名作塩そば!貝出汁好みなら食うべし!激しくオススメ!」と言う感動の嵐!。まだまだ引き続くコロナ禍に、世界中疲れ切っておりますが、旨味ものを食って心を充実いたしましょう。サスティナブルな生活には拉麺が欠かせない。そして三鷹に来たならやっぱりここも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   しみじみと
   染みる旨さの
   健やか哉


   今年一年
   健やか願う


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2021/11방문17번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

特製醤油と貝のラーメン:三鷹エリアで代表的な貝出汁!ブラッシュアップが止まらない崇高拉麺!激しくオススメ!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/11/08/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/H6pZNvv5Ags

<2021.11> 特製醤油と貝のラーメン

 ここんとこ、ずーっと身動き取りづらく、中央線沿線ばかりの拉麺活動が続いておりますが、更に最近になって、三鷹エリアに集中してる?。でもほんといい店ばかりで、本当に救われております。今回は、カタメ主義者なら必ずハマる店「健やか」さんへとやって参りました。マジ疲れてる私・・・・今回は大人しく並盛一杯だけ。それじゃ気晴らしにも不足かと、特製にさせてもらいませう。いつもここでは塩系なんだけど、気分転換もかねて醤油系をいただきます。


<全体> 肉肉しさの中に淡麗感あり!深みの醤油ブラウンが妙に円やかさを感じさせる仕上がり!

 平成・令和になって、淡麗系拉麺がすっかり珍しくなくなった感もありましょうが、へへへ・・・やっぱり今風醤油系の王道なる麺顔がナイスだね!。まさしく美的な麺顔と言えましょうか?。本来なら特徴的なのは麺線がきっちりと整って浮かび上がりますが、特製具材ゆえに、隠れた奥ゆかしい美しさを伝えるところでございます。平成後半に一気に隆盛した低温調理の半レアチャーシューを見ると、あゝ・・・酒を合わせたくなるところだが、平日昼間故に悔しいです。いつもここでは思うんだが、色気の落ち着きが円やかで素敵。香味油でギラつかせず、素顔か薄化粧のような親しみと、今回も繰り返させてもらいます。


<スープ> カエシしっかり!乾物柔らか!ぴっちり感じる貝出汁浸透!妙に軽やかな動物エキス?
  
 疲れていればこそ感覚が冴えるか?。いつも淡麗のなかに複雑に感じる旨さが、少し出汁の旨さが因数分解のように分かる気がしました(さっそく妄想入ります)。まず、貝出汁の浸透は、いつも通り素晴らしいんだが、ピチーーーーっとした以前の地味感は、今ではずっと円やか。開店当初のホンビノス感ではなく、浅利って感覚で非常に馴染みやすく感じます。個人的には乾物系の溶け込みとのバランスが取れてきた様な感覚。節と煮干しの甘味が浸透してる様です。

 そして、いつもここが謎だったんだが、仄かな動物系の余韻。それでいてしっかりもしているし、香味油の余韻かなどと思ってたんですが・・・・実は牛エキス??。決して全面には出ず、下支え感なのですが、鶏の濃密感、豚の優しさ、それらとも違う透き通る様でしっかりした味わいを感じる様です(表現力が足らん)。表層に浮く油の一部に、植物系とも違う、動物系な細かい煌めきも感じたりして。そして醤油。貝出汁でいつも撹乱されてますが、ライトな様で深みのある味わいは、たまり醤油かと。だったらもっと黒みが深いはずと思えど、乾物で和らいだ様な色合いに感じます。他とブレンドしてるのも少し感じるかもね。


<麺> 自家製麺!馴染みのパツっとした歯応え&風味高さが痛快!噛み締めて出汁と混じる旨さ!見栄え凛々しく腰つき品やか!
 
 やっぱり、カタメ主義者を唸らせる旨さです。パツっとしたストレート細麺が実に秀逸。密度が高くて風味も高い。博多系のような熟成した風味より、フレッシュさが伝わる様子。そして出汁が浸透し始めると少しシットリ感も混じるパツッと歯応えです。言わずもがな、風味高さは相変わらず痛快。
  
 汁が浸透し始めると、ややゆったりとっした腰つき。と噛み締めて旨し!。汁の持ち上げは良く、噛み締めると麺と出汁が一体化する旨さです。束になった麺を奥歯でプツプツヌツヌツと潰すと素地の風合いが溢れると同時に、汁が混じった旨さで唾液腺が一気に刺激。溢れまくり。ここは素直に麺だけをノーマルで楽しみたいところですが、やっぱり今回も具材を絡めても楽しんでしまいました。
 
 
 
<チャーシュー> 低温調理系の鶏豚2種!滑らかに絡みつき甘味ある豚肩ロース!タレのほんのりした旨味に軽い刺激の鶏胸肉!
 
 豚肩ロース。下出汁が浸透して、味はとても穏やか。全体的にピンク色した赤身は、肉本来の肉味がダイレクトに伝わります。そして、下出汁の風合いも見え隠れで淡麗なイメージの味わい。そこに脂身の甘さが混じり浸透し、一体化する旨さ!。酒なしで食らうのが何と勿体無いことか。また少し遊ぶ感覚で、スープに絡めて泳がせてから食らいますが、豚肩ロースは脂身が緩くなるようだし、また赤身が少しだけ上気した旨味も、白飯に合いそうな旨味が生まれてナイスです。
 
 鶏胸肉は、定番とも言えるコンフィ状。少しハードなパフの様なフカフカで、少し引き締まりがある歯応えです。気持ちよいほどに千切れるのも快感。浸透させた出汁が少し特徴があって、周囲に絡ませたのか微妙なスパイス感もナイス。下味の甘味とマッチします。
 
 
 
<穂先メンマ> 超細長で大胆に丸々一本!貝出汁を吸い込み深い味わい!フニャコリとした楽しい歯応えの持続感!
 
 実は、穂先メンマがこの店の売り?もしかしてシンボルになりそう?。実に長い!丼の中3/4程度ぐるりと巻いており、食べ応えもあります。色合いはかなり出汁の深い色合い。そして味わいはとてもあっさりしており、スープが浸透し旨さを更に感じさせます。実にこれは一度で食らうのは勿体ない。ちぎっては味わいますが、特に穂先部分は、出汁がしっかり浸透して旨しです。
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 玉子本来の味わいがしっかり!上品な濃密感!塩ダレに白出汁混じる様な円やか旨味!
 
 塩ダレと言うより、白出汁風の味玉かな。全体的に優しい味わいで、卵本来の味わいをしっかり伝える旨さです。白身はプルプルとした柔らかい状態で好き!。軽く乳白色しており、白身だけでも実に優しく旨いのだった。
 
 卵黄は、やっぱりトロミが少な目で全体的にジュレのような仕上がり。特有の濃密さを表しつつ、出汁の円やかさが心地よく浸透します。以前「生和菓子のようにすごく上品」と伝えましたが、個人的には言い得て妙かと。今回は醤油系の味に混じりましたが、そんな変化も楽しく、しっかり堪能させていただきました。
 
 
 
 総じまして「三鷹エリアで代表的な貝出汁!ブラッシュアップが止まらない崇高拉麺!激しくオススメ!」と言う感動の嵐!。開店以来通い続けてますが、振り返ると知らぬ間に変化してるし、ブラッシュアップの研鑽を確実に感じます。食べログ2020百名店の仲間入りしたのも頷ける次第。再度激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   憂さ晴らに
   家飲み過ぎて
   二日酔い
 
 
   疲れた肝に
   貝出汁沁みる
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2021/07방문16번째

3.6

  • 요리・맛3.7
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JPY 1,000~JPY 1,9991명

[限定]鱧つけ麺:鮮魚系の風合い!焼きの香ばしさに下支えの動物感がしっとり広がる濃厚さ!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/07/30/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/r0xI4uwheoY

<2021.07> [限定]鱧つけ麺 大盛 + 味玉

 なんと鱧のつけ麺!画像が載ってなかったので更に興味津々。京都生まれな私としては、鱧は夏の風物詩。鱧の落としを梅肉や酢味噌に和えて食するのが懐かしい。決して金落ちボンボンではなく、フツーに商店街の魚屋には並んでたもんですよ。ワクチン接種完了だけど、お盆帰省するか悩んでいるので・・・手っ取り早く鱧を東京で先に堪能いたしましょう!。
 
 
 
 
<全体> 想像超えるホワイティーなつけダレ!合わせる麺は中太サイズの加水高めのストレート麺!シンプル構成!
 
 「つけ麺」と「炊き込みご飯」の食券を購入し、手渡す時に「鱧で!」と伝える仕組み。麺大盛は更に+150円。店主含めて3人オペで調理作業も快調の様子で、想像を超えて早く配膳されましたー。それがこんな麺顔!。
 
 おおお!想像を超えるとはこのこと!鱧のつけダレが実にホワイティ〜でクリーミィ〜やないか。泡系とはまた違ったふわふわとろとろさがアリアリと伝わるつけダレ!。鱧を鮮魚系つけダレに仕上げるとはさすがです。そして麺もいつもとバージョンが全く違う!。こちら細つけ麺が得意で、その自家製麺のカタメな風合いがいつも私を魅了し続けるのですが、今回は中太?とも感じるフォルムで、しかも色合いがいつもより濃ゆい感覚が旨さをそそる!って感覚。はて具材はどこへ・・・。おそらく白濁極まったつけダレのそこに沈んでいると思われますが、味玉がなかったら「素つけ麺」と勘違いしそうなシンプル構成ですな!。
 
 
 
 
<つけダレ> 意外と野趣ある鮮魚系の風合い!焼きの香ばしさに下支えの動物感がしっとり広がる濃厚さ!
 
 さて味わいですが、鱧ってこんなに主張する味わいだったんだと再認識って感覚。鱧と言えば「落とし」と感じていたら、それはきっと真逆な展開。鱧の旨味って濃縮するととても野趣を感じるような味ですね。鱧の骨や身が丸ごとバーミックスで攪拌されたようなスープ感で、鮮魚系の旨味が素晴らしい展開。見た目以上に濃ゆいです。そして・・・妙に香ばしい!。これはきっと鱧を少しオーブンにかけてから仕上げてると想像しますが、この仕上がりの見た目から、焼きをも妄想する香ばしさが溶けているとは恐れ入る旨さ!。
 
 しかし鱧だけじゃないその旨味。動物系の旨さがしっかりと溶けていると思われます。意外と豚骨魚介と同じ系統か??と感じたりもしたのですが、個人的には鶏の風合いもかなりしっかりしていそうに思える。案外と鶏白湯に鱧を溶かしたような妄想もしてしまうのですよねぇ〜。口の周りに微妙に貼り付く感覚もあるしね・・・。
 
 
 
 
<麺> 瑞々しさの中に素朴さ感じる褐色の小麦感!明るい歯応え!個性的なタレを受け止めて甘味を発する旨さ!
 
 実は細麺が当然出てくるものと思い込んでたもので、こんな太めな麺を出してくるなんて、この店では初めての体験です。やっぱり製麺に自信ありか!?。加水高めで、中太っぽい麺は、いつもと真逆で優しい歯応えと甘味を前面的に押し出してくる旨さ!。藻塩だけでも食えそうなほど、そのままで旨味を感じます。色合いにとても小麦色を感じるので、全粒を打ち込んでいるのかと感じるほど。小麦粉の旨さをとても楽しめます。
 
 つけダレに浸して分かったことは、細麺だときっと絡みすぎるのでバランス合わないんでしょうね。中太麺だと素地の風合いでしっかりとつけダレの個性を受け止めます。また艶やかな地肌なので、適度にタレの抜けがあるし、またタレを絡みとるが細麺ほど持ち上げないから、タレとの混じり方にもバランスあるみたい。噛み締めると、鱧の風合いと麺の素地からくる甘味が実に合いますね。つけダレを舐めるより、やっぱり麺の旨味と合わせた方が、つけダレのほうも生き生きと感じる様子。つけダレから計算された製麺だとしたらもう天才!。
 
 
 
 
<味変化> 梅肉わさび!やっぱ鱧に梅肉は鉄則の相性!わさびは梅塩気も引出しタレに溶けて旨し!
 
 梅肉わさび!これは秀逸!単に鱧には梅肉だろという単純な理屈じゃなく、味変化の幅の広がりが素晴らしい!。確かに梅肉は、ちょっと個性的な鱧の味わいにベストマッチで溶かすと一気に落ち着きと華やかさを産む展開。そこに、わさびの風合いも合わせて溶けるのが味のエポック。つけダレの塩気が刺激されたかのように、勢いついてその塩気で旨味の感じ方が明らかに変化!?。これは早々に、つけダレの方に丁寧に溶かして見る方がよかったかも・・・・。
 
 
 
 
<具材> 歯応え感つつサクリと容易く千切れる鶏豚チャーシューカット!鱧ダレの塩気とマッチ!
 
 映えを考えなくとも肉増しにしとけばよかったかな・・・。ちょっと個人的には、肉が足らんのだった。肉の低温調理も得意なお店。豚肩ロースの歯応えはしっかり気味だが、噛み締めるほどに感じる肉味はさすがの旨さです。こちらは鶏肉コンフィ・タイプの鶏チャーシューが人気でそちらの方が個人的にはオススメ!。引き締まった歯応えだが、面白いほどにサクサクと歯切れる食感がたまらんし、旨味が濃ゆいのです。小さめにカットされても、いい肉はやっぱり主張するね・・・。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 塩ダレ感で分かり易い玉子の本来味深し!白出汁感のような円やかな甘味も旨し!
 
 味玉が完璧でございます。白身は実にソフト。卵黄はジュレとトロミが残るネットリ感覚。塩出汁か白出汁が浸透した優しくホワイティな味玉です。塩気が浸って玉子本来の旨さがしっかりと出ている。更に白出汁か?と感じるほどの優しい甘味も浸透するような展開で、私の好みにはピッタリだったかと!。色合いの薄さから想像できないほど、しっかりとした味ですが、濃ゆくないところも秀逸!味玉追加激しくオススメ!。味玉食券を追加するより、味玉を含めた麺食券を選びましょう。20円差がありますので。
 
 
 
 
<スープ割> 驚き!なんと浅利エキスと反応した変化がブワーーーっと広がる!
 
 今回のユニークなつけダレだと、飯割りで楽しみたい気もしますが、麺の大盛に白飯プラスとなると夏太りのキッカケになるやも・・・と感じて、やっぱり定番のスープ割で。それで大正解!。フツーに飲みやすい展開になるものだと思ってたが、いえいえどうしてどうして!大した味変化ですよ!。なんと割ってみると凄く貝出汁の旨味が広がるので驚いた!。このまま細麺入れてラーメンで楽しみたいと思うほどに素晴らしい!。考えてみれば、元々貝出汁得意のお店だから不思議な展開でもなかったのですが、今回のこの一杯の味わいの流れ方からすると、これは実に華やぐフィニッシュ!。腹パンでも、スープ割やっとけって感覚です!激しくオススメ!。
 
 
 
 
 総じまして「雅やかで独創的な鮮魚系夏つけ麺!鱧好きなら一回食っとけ!」と言う感動の嵐!。ちょっと思ってた鱧展開じゃなかったけど、鮮魚系のつけ麺がこんなにしっかり旨いとはちょっと感動ものです。ブログ/レビューアップするタイミングであるかないか不明な限定ですが、店公式Twitterで見かけたら迷わずいかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   コロナ禍も
   季節感じる
   つけそばに
 
 
 
   夏を彩る
   鱧の旨さよ
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2021/04방문15번째

3.6

  • 요리・맛3.7
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塩と貝のラーメン:出汁は貝エキスを予感させる仄かな霞み!そして淡麗さに柔らかさも感じる琥珀色!麺はパツパツで歯応えと風味が格別!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/04/12/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/W6ABiiTvLqE

<2021.04> 塩と貝のラーメン + 味玉

 もうここも基本的にはメニューを何回も制覇しちゃってるんですが、やっぱりいつも「貝と塩のラーメン」に行きついてしまうのよねぇ~。特に最近、ここではこればっかり食ってる気がします。だって好きだし、飽きないし。そして私は、基本的にはカタ麺主義者ですから、この店がピッタリなのよねぇ~。カタ麺は、豚骨か塩がやっぱり似合うと思う?。だから今回もまた同じメニューを食らいます。用事終わったし、ううう・・・ビール飲みたい。しかし拘りのビールしか置いておらず、ひと缶850円もするので飲まずに我慢通しました(汗)。贅沢したいと思わないが、躊躇なくビールがいつでも飲める身分になりたいものだよ・・・・。オレの人生の目標はそれー。
 
 
 
 
<全体> 貝エキスを予感させる仄かな霞み!淡麗さに柔らかさも感じる琥珀色!凛々しい麺と大判が嬉しい肉!
 
 ビール飲まないなら、お気に入りの炊き込みご飯を追加したいところだが、これから夏に向けてダイエットもしたいしこれも我慢!。だっていい歳したオヤジになってもやっぱり・・・・モテモテボディがホ・シ・イ!。今回はシンプルに一杯と対峙いたします。それはこんな麺顔!。
 
 
 おおお!何度見ても飽きないとはこのこと。光の加減もあろうが、実に貝のエキスを感じさせる・・・スープの微妙な白濁がいいね。見た目から旨さの柔らかい雰囲気を表すようです。また塩だれの加減で、全体の色合いが軽く琥珀色に染まるよう。それが貝エキスの微白濁と混じり合い、見ているだけで旨さが伝わるようです。また軽く透けて見える線は凛々しくエッジが立ったような風合い。左右に整えられ、その上を大判チャーシューが覆いかぶさっております。そして、ゴツゴツした長い穂先メンマがぐるりと周囲に貼り付く。まるで白行味玉を囲むように・・・。やっぱり旨いものは美しい!そう感じさせます。
 
 
 
 
<スープ> 色濃く貝の旨味を伝える滋味深さ!鶏のすっきり旨味に滲む乾物系の旨味!
 
 どうやら当初とは微妙にブレンド感を変更してるようで、以前あった味変アイテム「タルトゥ・ファータ」は、今では付属しなくなったようです。以前からホンビノス貝の力強さを感じる出汁が痛快にも思えたのですが、パンチが効いた貝から、柔らかくて深い滋味を表すように、少しづつマイルドに昇華したような・・・そんなイメージ。なので味変化アイテムを外したような感覚で受け止めてます。浅利も入ってるかもしれませんが、駄舌ゆえ細かいところまでは掴み切れず(汗)。
 
 
 また仄かに甘味も感じます。塩だれに煮干が溶けているのか?もしくはベースストックに昆布が軽く溶けているのか?・・・そんな感覚。塩はブランドものなのでしょうが、煮干と昆布の風合いが、貝のインパクトを少し和らげているような、そんな心地よさもあるような受け止めです(妄想なのであしからず)。食べ応えがしっかり感じられることから、鶏出汁もベースにあるような印象。以前は芳醇な丸鶏って感じた記憶でえすが、今はスッキリした印象でこれも好印象。明るいく穏やかな鶏出汁感と言えましょう。決して貝や乾物の旨味をマスキングしない、優しい鶏出汁感と言ってもよいかと。また時間が経つと、麺が吐き出す風味も混じり、それが一層終盤には穏やかと感じさせます。
 
 
 
 
<麺> 自家製麺!カタ麺好きならハマるパツっとした歯応え!最後まで持続する風味!出汁と一体した旨さを噛み締めて味わう楽しさ!
 
 自家製麺でパツパツさをアピールする低加水ストレート細麺!カタめな麺が好きならば、きっとこの店好きになるはず。開店当初はもっとパツパツとした記憶なんですが、気のせいなのでしょうか。余裕を感じるパツパツさで、食って最後になり顎を疲れさせることはありません。 
 
 
 実に風味高いね。博多麺のような熟成した風味と言うより、フレッシュな印象。序盤のパツっとした歯応えと風味高さは相変わらず痛快で、つけ麺ならもっとそれが楽しめます。汁の浸透が、とてもゆっくりとしたペース。なので噛み締めて味わうタイプ。出汁は浸透しいくいが、出汁の持ち上げはあるので、噛み締めて麺と出汁が一体化した甘さを楽しみましょう。束になった麺を奥歯でプツプツヌツヌツと潰すと素地の風合いが、旨さと楽しさで堪らん!。デカいチャーシューがあるので、巻き付けて麺を食おうかとも思いますが、麺の風合いをシンプルに楽しみたいので今回は自重。大盛にしとけばと後から後悔です。
 
 
 
 
<チャーシュー> 令和では王道の低温調理豚肩ロース肉!大判スライスをしゃぶっと出汁に泳がせて食らう!
  
 今や「ネオまたおま」と揶揄され始めている低温調理の豚肩ロース。ところが飽きない旨さだから、人気は持続してるようですね。周囲は深めに下出汁が浸透しており、旨さがハッキリしているところ。中心に近いほど味はとても穏やかに感じます。ピンク色した赤身は、元の肉味が主体的ですが旨味の中に下出汁の旨さもなかなか。放っておけば熱で風合いが変わりますんで、早めに食らうか、味玉の上に乗せるなどしておきましゅう。
 
 
 まあ今回も性懲りもなく、そのまま食らわずに、塩スープに絡めて泳がせてから食らいました。豚肩ロースは脂身が緩くなるようだし、また赤身が少しだけ上気して旨味が変化するのが面白い。特製じゃなく、肉だけ増すと言う手がいいかもしれません。肉増しは追加するのを「豚豚・豚鶏・鶏鶏」から構成を選べるようですから、豚豚で次回は攻めてみたいかと!。
 
 
 
 
<穂先メンマ> 龍の背骨のような無骨さ!出汁が深く浸透しフニャコリとした歯応えで旨し!
 
 超細長。色合いは深く出汁の旨味もしっかり入ってます。しかしあっさりめで、サクサクと食える感覚。素材の味と貝出汁ともマッチしており、できることなら日本酒と合わせたいような、味風景です。コリっとした歯応えも楽しい!。無骨な表情ですが、明るい味わいと感じる旨さでした。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 円やかで濃密!塩ダレ風で卵本来の味わいを伝える旨さ!
 
 白出汁に浸ったようなイメージで、塩気を含む割りには円やか。優しい味わいと言えましょう。全体的に柔らかい仕上げで、白身はプルプルと緩く揺れる柔らかさ。色合いも明るい乳白色。白身だけでも味わい深しですな。卵黄はトロミが少なくねっとりした感覚。ジュレのような仕上がりで、舌にまとわりつきます。濃密な旨さも感じつつ、出汁の円やかさが心地よい!。やっぱりそれが甘さに通じるような風合いが上品にも感じます。やっぱり今回も貝出汁浸して塩気を含ませて食らうが、味の深みが出ていいね。嗚呼、実に味玉ってのはやっぱ飽きずに旨いわ!。
 
 
 
 
 総じまして「力漲る貝エキス!春を感じる明るい旨さ!三鷹エリアで貝出汁と言えばココ!まだなら一回食っとけ!」と言う感動の嵐!。個人的には貝出汁系では都内トップクラスと感じるほど気に入っている次第。駅から十分歩ける距離なので、外出ついでに途中下車で食らうのもいいかと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
 雲流れ
 寒の戻りに
 薄日射し
 
 
 心を晴らす
 明るい貝出汁
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2020/12방문14번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
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特製貝と塩のラーメン:淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀色!美し麺線!それを覆い尽くす程の肉の存在感!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/01/02/120000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/uqKcoiaSUWY

<2020.12> 特製貝と塩のラーメン

 それにしても、コロナ禍の第2派、第3派と拡大に次ぐ拡大にヒヤヒヤしている毎日。海を越えれば「変異種新型コロナ」などあちこちで発見されるなど、ホントに止まるところを知らない・・・。2020年は本当に世界中が憂鬱極まる年でございました。来年こそは健やかなる一年でありますようにと・・・「らーめん 健やか」でラーメン食って願懸けです。
 
 
 いつものようにふわっとした気分で入店すると、厨房から店外でアルコール消毒をお願いします!と大きな声で注意を受けてしまって焦る(汗)。ちょっと驚いたが、このくらい意識高いと逆に気を使わなくていいと言うか、信頼感が増しますね。カウンターには一切余計なものを置かず、客がいない空席状態でも、間を置いては何回も除菌をしておられるようです。そういった徹底的な姿勢は、味の方にも向けられていると言う感じの店。いいね。
 
 
 
 
<全体> 淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀色!美し麺線!それを覆い尽くす程の肉の存在感!
 
 おおお!今回も実に柔らかい雰囲気を醸し出しております。いわゆる塩そばの部類ですが、透明というより琥珀色。それが少し霞がかっているところに出汁のエキスがありありと感じ取れると言った風貌のスープ。透ける麺線は美しく左右に整えられてますが、鶏豚2種肉ががっつりと覆いかぶさっており、肉の存在感もそれなりにアピールです。龍の骨のようなゴツゴツした長い穂先メンマが周囲を巻いており、味玉の白さが浮き立つようで上品に映る!。何度見てもみ飽きない、美しくも旨そうな麺顔ここに有り!。
 
 
 
 
<スープ> しっかりと貝の滋味を伝えつつ穏やかな味わい!明るい鶏の旨味に優しく溶け込む乾物の旨味が染みる!
 
 一番最初にこの店で出会ったのがこのメニュー。ホンビノス貝の旨味の濃ゆさに心奪われたような記憶です。この味わいが少しづつ変化?進化!をしているようで、今では貝出汁インパクトより、それをベースにした纏まりある穏やかな旨さに心奪われるイメージ。貝出汁をブレンドしたのか?それとも他の出汁とバランスを変えたからなのか?。確かにしっかりと貝の滋味を伝えるが、貝味の輪郭はかなり穏やかと感じます。
 
 
 乾物の旨味もいい感じ。塩気で引き立つようでもあり、個人的には煮干しと節系の溶け込みを感じます。しかし塩気と言ってもかなり仄かなものであり、もっと他の甘味も混じっているような印象。例えば干した椎茸とか。なので和風感覚がじわじわと広がるような味風景。
 
 
 アニマルオフとも思えず、淡い鶏出汁もベースにあるような印象。丸鶏じゃなく鶏ガラ?。明るいと言うより静かな鶏出汁感。さっぱりしているので、決して貝や乾物の旨味をマスキングなんてしておりません。穏やかと言ってもよいかと。
 
 
 
 
<麺> 自家製麺!序盤のパツっとした歯応えと風味高さは相変わらず痛快!咀嚼で感じる出汁と一体した旨さ!凛々しさと品やかさの両立!
 
 何度も懲りずに伝えますが、こちらは麺が旨い!。パツっとしたストレート細麺で、実に風味高いもの。カタメが好きな人なら、デフォルトでウケると思われます。密度が高くて風味も高い。博多麺のような熟成した風味と言うより、もう少しだけシットリとしたパツっとした仕上がりかな?。それでも序盤のパツっとした歯応えと風味高さは相変わらず痛快です。
 
 
 汁の浸透も許しますがとてもゆっくりとしたペース。なので噛み締めて旨し。浸透しなくても、汁の持ち上げは良さそうで、クチに運んで噛み締めると麺と出汁が一体化する旨さ!。咀嚼で楽しむってな味わいです。束になった麺を奥歯でプツプツヌツヌツと潰すと素地の風合いが溢れると同時に、汁が混じった旨さで唾液腺が一気に緩みまくります!。
 
 
 いつも麺は海苔や具材を絡ませながら食らう私ですが、ここは素直に麺だけをノーマルで楽しみたい気分。終盤には出汁が中心部に到達した状態ですが、せいぜい葱薬味を絡ませて、シンプルに麺を楽しみます。やっぱここのカタ麺最高!。
 
 
 
 
<チャーシュー> 特製は鶏豚2種肉!滑らかな食感仕上がりの低温調理肉!タレのほんのりした旨味と少し洋風な風合い!
 
 まずは豚肩ロース。周囲は深めに下出汁が浸透しているようですが、味はとても穏やか。全体的にピンク色した赤身は、元の肉味が主体的ですが旨味の中に下出汁の風合いも見え隠れ・・・ってな淡麗なイメージの味わいです。
 
 
 また鶏胸肉はコンフィ状で、フカフカでも少し引き締まりがある歯応え。サクッと気持ちよいほどに千切れるのも快感です。浸透させた出汁が少し特徴があって、仄かに洋風なイメージかと。そして周囲に絡ませたのか微妙なスパイス感があって、それがまた食欲を一気にかきたてます。
 
 
 そのままでも十分旨いが、ともに塩スープに絡めて泳がせてから食らうのも一興。特に豚肩ロースは脂身が緩くなるようだし、また赤身が少しだけ上気して旨味が変化するのも面白いところです。
 
 
 
 
<穂先メンマ> 超細長で出汁の深い浸透!出汁に馴染むあっさりな味わい!程よくフニャコリとした歯応え!
 
 長い!丼の中3/4程度ぐるりと巻いております。超細長で色合いはかなり出汁の深い色合い。しかし味わいはとてもあっさりしており、塩スープが浸透した旨さも感じさせます。これは一度で食らうのは勿体ない。柔らかいところとコリっとした部分と混じり合うのも楽しい感触。お酒があれば持ってこいの旨さですな。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 玉子本来の味わいをしっかり伝える仕上がり!円やかな塩ダレ味玉!
 
 塩ダレ風の味玉。塩味というより白出汁に浸った味わいと言ったほうが正解に近いようで、全体的にはんなりとした旨さです。白身はプルプルとした柔らかい状態で、杏仁豆腐を思わせるような乳白色。白身だけでも優しい旨さ。
 
 
 卵黄はトロミが少な目で全体的にジュレのような仕上がり。本来の濃密さもありつつ、出汁の円やかさが心地よい甘さに通じるようなイメージで、生和菓子のようにすごく上品。塩スープに浸して塩気を含ませても、成立する旨さ!。実に味玉ってのは面白くてやっぱ旨いね!。
 
 
 
 
 総じまして「三鷹エリアの名物塩そば!貝出汁好きなら一回食っとけ激しくオススメ!」と言う感動の嵐!。年末年始まだまだコロナで厳しい状況は続きそうですが、同調圧力と言うより、みんなが意識高めあって衛生対応を徹底するしかないかと!。ラーメン屋さんをはじめとする飲食業の方々を激しく応援!。安全に美味しく食べて経済を少しでも回しましょう。三鷹に来れば激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   コロナ禍の
   疲れも癒す
   旨さ哉
 
 
 
   迎え来る年
   健やか願う
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2020/11방문13번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

味玉煮干ラーメン:柔らかい生(なま)醤油の輪郭に香り程度の煮干しの苦味!柔らかく溶けこむイリコの甘味!ゆっくり細麺の風合い滲み円やか!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/12/01/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/jT2hsmOQd8E

<2020.11> 味玉煮干ラーメン + 炊き込みご飯

 今回は、久しぶりに「煮干し」をチョイス。月曜日限定営業の「裏健やか」は煮干専門なので、食らうなら裏営業にするのが常ですが、前日に国分寺でいい煮干しを食らった余韻を引きずっていたもので・・・。素朴な煮干しから、淡麗な煮干しへと意識が流れてしまいました。
 
 
 
 
<全体> 緊張感の中に和やかさが溶けこむ・・・上質淡麗煮干そば!出汁の琥珀の輝きに透ける細麺が旨そう!
 
 おおお!写真や動画では伝わりにくいが、緊張感と和やかさが溶けこむような独特の雰囲気ですよ。御店主のこだわりが乗り移ったような緊張感がありつつも、湧き立つ香りや風貌がどこかしらやっぱり煮干しらしい和やかさが広がるイメージ。興味深いのはトッピングの肉が2枚あるうちどちらも鶏胸肉。豚肉もあるの知ってるけれど、煮干しには鶏肉って主義なのかしら。表層を漂うエキスの塊は、いかにも煮干由来の成分。泡立ちがそれにくっつき、細かくザラつき膜を作ってます。全体的には琥珀色のスープが実に淡麗で旨そう!。
 
 
 
 
<スープ> 柔らかい生(なま)醤油の輪郭に香り程度の煮干しの苦味!柔らかく溶けこむイリコの甘味!ゆっくり細麺の風合い滲み円やか!
 
 ひとクチめから、淡麗煮干しの風格が伝わります。ライトだけど芳醇に響く「苦味」と「甘味」。苦味はほぼ香り程度で味わいはとても淡麗。甘味は柔らかく円やかな風合いです。苦味は、ニボっとくるエグミ感とは無縁でシャープな切れ味なんだけど、どこか儚く上品なイメージ。片口イワシの片鱗を感じさせます。しかしそれだけじゃなさそうでもあり、片口イワシだけとは思えませんね。
 
 
 甘味が複雑なブレンド感。頭にピンと浮かんだのは「いりこ」。その甘味はしっかりとキャッチしたが、薄口醤油・・・それも生(なま)だと思うが醤油のカエシにも結びついているので、それ以上は不明。うるめなど色々と考え出して味わい続けます。色々ミックスされてるようで、蘊蓄書きを探したところ、帰りの出口でそれを発見(衛生面を考えて、カウンターには物を極力置かない対策ぶりだから)。
 
 
 答え合わせな気分。どうも「平子・鯵・片口・カエリ煮干・伊吹いりこ」が正解でそれがブレンドされてるとのこと。なるほど!。ところで、イワシは出世魚って知ってた?。「シラス→カエリ→イワシ」。スーパーで「食べられる煮干」ってよく売ってるけど、それが「カエリ」の場合が多いのよね。ハラワタまで食える煮干しだけど、苦味はとても柔らかい。そんなのもこのスープに滲んでいたと感じられ、頭を整理いたしました。
 
 
 また後半は麺から滲み出た炭水化物の風合いも溶けます。それは糖質ってな感覚で、スープを少し霞立たせますが、ほのかで優しい甘味をプラスする印象。ググッと馴染みやすい旨さに変化しまして、味の楽しさはどこまでも続きます。
 
 
 
<麺> 自家製麺!パツンと歯切れ良さに広がる素地の風味!ゆっくり汁を浸透させやがて芳醇な甘味が滲む!噛むほどに旨し!
 
 へへへ・・・実は私「カタ麺主義者」。なのでこちらの麺は大好きこの上なし。いわゆる「パツパツ」系な歯応えで、それをどのスープラインナップでも提供してくれます。煮干し系ならパツパツ麺の相性抜群!。もう食らう前から旨いのを信じ切ってましたもん!。
 
 
 とは言っても表層部分は半透明でしなやかさもあります。そこにスープが浸透するが、序盤では中心部の素地の風味が勝るイメージ。口当たりは上品で、スルスルと滑らかに啜れますが、前歯で千切る瞬間には小麦粉の風合いを少し感じるよう・・・。それを奥歯へ運んで束になったそれに力を入れて噛むと、クシクシと言う感じで潰れて一層の香りを知ります。咀嚼を重ねる度にじわじわと甘味が高まりましょう。煮干しの苦味や甘味と一体化!。
 
 
 一本、細くて風味高い穂先メンマが入ってます。それとパツパツ麺を絡めて食らうも楽しからずや。全く別のクツクツとした歯応えと、メンマの淡麗な出汁と素材の味わいが、麺と絶妙に合いましょう!。
 
 
 
 
<チャーシュー> 引き締まりあり程よい歯切れの低温調理系鶏胸肉!仄かにスパイシー!煮干出汁にマッチ!
 
 特製にすると豚肩ロース肉が乗るみたい。2枚あるなら鶏豚一枚づつと思うが、敢えて鶏2枚。部位は胸肉。鶏胸肉と言えば、低温調理でコンフィにも似たふかふか!ぱふぱふ!な食感と、淡麗滋味なる素材感というイメージ。しかし、こちらは少し違って、引き締まりある歯応えと、しっかり出汁が染まった旨さがあります。
 
 
 ぱふぱふしません。しっかりと噛み応えあり。カタイのではなく、柔らかいけど引き締まってるので低反発力あるって感覚。面白いようにどの方向から齧っても、サクッと小気味よく千切れます。繊維質がとてもきめ細かくてシルキー。
 
 
 そして味わいは塩気が実にいいバランス。元々は淡白な味わいの素材だけど、奥に潜んでる旨さを塩気でぐいぐいと引っ張っているような感覚。食ってるうちに風味を感じましたが、蘊蓄書きによると多少スパイスが効いてるみたい。煮干しの軽い苦味と甘味に混じると面白い旨さとなった感覚です。2枚目は思い切りスープに沈め、味を絡めてから食らって楽しみました!。
 
 
 
 
<味玉> 塩ダレ系でフレッシュ且つ濃密な卵黄!煮干し出汁の塩気と甘味にもベストマッチでマチュアな味わい!
 
 ここの味玉は、塩ダレ系と思えるようなニュアンスなので貴重で旨いし好き!。フレッシュな卵黄の味わいが好きで、しかも出汁の浸透が深いから旨さ濃密。甘味を軽く感じるほどにマチュアな旨味と、毎回そんなことを感じながら食らいます。
 
 
 特にこの系統だと煮干しの塩気と苦味によく合うと感じます。味玉の塩気とスープの塩気がリンクするというか、マッチするというか相性が良いようです。白飯と言うより、お酒に合うような不思議な味玉のイメージで・・・こちらの煮干し系なら味玉と合わせるのを激しくオススメでございます!。嗚呼、味玉期待以上に旨し!。
 
 
 
 
<〆飯> 炊き込みご飯!濃口醤油と鶏のエキスがしっとり深く浸透する旨さ!おこげ部分としめじも旨し!
 
 カタ麺主義者なら何故大盛にしなかったのか?。それは「炊き込みご飯」を食らう予定だったからです。個人的にこちらのサイドメニューのこれが好きで、比較的ここに来ればよく合わせて注文してます。
 
 
 濃口醤油を使った濃いめの味付け出汁で炊き上げた感じ。鶏は肉だけでなく皮も入っており、鶏醤油の旨さが全体的に滲み出てます。他にしめじも入っており、キノコ類の旨味も深く全体に滲みてる感覚。歯応えのアクセントにキクラゲも細かく刻まれ入ってます。
 
 
 特に旨いところは3つ。まず【おこげ】。探すと必ずどこかに入ってます。醤油と鶏の旨味が滲みたご飯が焦げ付いてるのが絶品!。そして【三つ葉】。全体的に濃ゆい味付けだから、三つ葉と合わせると味と風味のコントラストが際立ち、実に旨さの幅を広げます。激しくオススメ!。そして【出汁をかける】こと。残ったスープを少しレンゲですくってかける。チャーハンでよくやる風景ですが、ここでもそんな楽しみ方はありなのではないでしょうか?。
 
 
 
 
 総じまして「緊張感の中に和やかさ!苦味と甘さが絶妙バランスの煮干ブレンド!崇高淡麗煮干そば!」と言う感動!。実はこちらクラフトビールも相当拘っておりますので、週末休日の拉麺活動にビールを加えるのも良いです。そしてやっぱり何を食っても旨いし美しい麺顔!。ちなみにつけ麺の麺線はとても素晴らしいので一見の価値あり。中央線界隈で、パツっと旨い自家製麺に出会いたいと浮かんだら、何を置いてもまずここを激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものとおりに締めたいと思います!。
 
 
 
   青空に
   陽射し柔らか 
   和やかに
 
 
 
   煮干し柔らか
   旨さ和やか
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2020/10방문12번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

味玉 塩と貝のラーメン:優しさ感がアップ?ホンビノス貝の出汁感がナチュラル!鶏エキスと乾物旨味が塩気を一層柔らかく!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/11/01/153000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/R52iwUhQHk4

<2020.10> 味玉 塩と貝のラーメン 大盛

 感染症対策は完璧。カウンターにはテーブルセットの他、蘊蓄書きやら一切排除。透明の仕切りが置いてあるだけで、目の前の高台の上には、間仕切り透明シートが張られているほか、消毒液利用の促しもキッチリです。最近、このくらいしてくれないと、食べ手が不安に感じてしまうが・・・この半年で、すっかりスタイルが浸透した感じですね。
 
 
 
 
<全体> 琥珀の出汁に和の落ち着き・・・麺線流れて肉は熱気でゆっくりほてる
 
 おおお!毎回思うが、木目カウンターと木目トレーを背景にすると、ぐぐっと麺顔が引き締まるというか、和の落ち着きを感じさせます。箸置きとレンゲ置きがあり規律も感じる。そして、小皿にほんの少し添えられた味変アイテムが、妙に見ているだけで静寂を感じさせるではないか。スープは琥珀色に輝くも、落ち着いた深みを持つ透明感で、出汁の旨さを思わず期待してしまう・・・。もう何度も食っている一杯だが、毎回期待に応えてくれる信頼感がありあり!。
 
 
 
 
<スープ> 以前より優しさ感がアップ?ホンビノス貝の出汁感がナチュラル!鶏エキスと乾物旨味が塩気を一層柔らかく!
 
 ここは塩出汁が旨いイメージ。今回もそれ期待ですが、初めて食らった時の貝出汁の深さに心酔だった記憶です。その余韻で味わい始めますが・・・、おや!近年随分と貝エキスが穏やかになったような感じがするじゃない?。別に淡くなったわけじゃなくて、優しくなったというか、ナチュラルになったというか、バランスの変化がある気分。貝種類のバランスも変えたのか?
 
 
 そして別に味わい深く感じるのが、昆布系の旨味。乾物類の中では一番淡麗な味わいだが、ベースの鶏ガラエキスをを引き立てるよう。そして、しっかりと食べ応えも感じさせてくれます。貝だけじゃなく、あっさりと動物系の味わいも感じさせてくれるので、貝塩とはひとことで言いきれない、旨さのカオス!。
 
 
 味に慣れてきて、後半になると麺の風味も溶けて軽く霞むが、それはそれで炭水化物の甘味も混じるイメージ。そして煮干し系の馴染みなる甘味も後味に残るかも。こういった味風景も、以前より優しさがアップした?と感じさせる由縁かもしれません。
 
 
 
 
<薬味> ちょっと少な過ぎる気もするが・・・たった少量でシャンピニオンの風味と旨味が一気に広がる!
 
 この店定番の味変化アイテム「タルトゥファータ」。トリュフを染み込ませたシャンピニオンのオリーブオイル漬けみたいなイメージ。愚痴で悪いが、今回はちょっと少なすぎないか・・・。ネガなイメージで出汁に溶かし込むが、いやいやどうしてどうして・・・こんな微量でも風合いが爆発的に拡大しますよ。
 
 
 茸類の旨味が炸裂!と言いたいところだが風味が広がるという味変化。でもそこが上品な所作と感じるところで、森と丘の香りを運ぶような味わいが、まるで媚薬のようにすら覚えます。これは、確実にハマる味変アイテム!。週末は、KINOKUNIYAか、成城石井で、これをゲットする予定!。ポトフに溶かすと面白そう。
 
 
 
 
<麺> 自家製麺!低加水系でパツパツ歯応えが気持ち良いストレート角細麺!大盛りサイズの最後まで素地の風味がクッシリとイキイキ!
 
 私は、基本的には「カタ麺主義者!」。正確には、「カタ麺主義中道派」。ヤワ麺の旨さと必要性も理解するところですが、選挙があるとしたら「カタ麺党」に投票するでしょうな。そんな私だからこそ、この店好き!。今回のテーマは、この麺をたらふく食らうことだったかもしれません。
 
 
 九州豚骨系とはまた違ったパツパツさが楽しめます。序盤は、粉っぽさは低いのですが、麺の引き締まりが強い感覚。低加水系でパツパツ歯応えが気持ち良いのです。そして見栄えが凛々しいのは、角細麺のエッジが立ってるようなイメージで、それだけで麺を啜り上げ、喉奥へと落とし込むシルエットがいいです。
 
 
 更に、大盛りサイズの最後まで素地の風味がクッシリとイキイキ!。自分なりに、かなり時間をかけて食しましたが、最後の残りスープに漂う一本ですら、軽い歯応えはあります。本当は、つけ麺の方が堪能しやすいかも。自家製麺というのだから、センスが光りまくり!。
 
 
 
 
<チャーシュー> 豚肩ロースの大判スライス!軽くしゃぶっとスープの中に泳がせ出汁と脂の一体旨味を楽しむ!
 
 配膳された瞬間に、早くスープの熱から逃がさねばと感じるてしまう。そんな半レア肉状態。極上のローストポーク感覚です。周囲は熱が入った旨さを感じさせ、中身は半レアで肉本来の味わいを醸し出す。そのままでも十分旨いが、酒が欲しくなるね。
 
 
 軽くしゃぶっとスープの中に泳がせ出汁と脂の一体旨味を楽しみましょう!。私は、脂身に熱が入ったときの蕩けと甘味が好き!。その上に貝塩出汁の旨味がプラスされる広がりが素敵!。最終的に出汁にも肉エキスが上品に溶け込むので、一石二鳥!。
 
 
 
 
<穂先メンマ> 細麺とは裏腹に柔らかい食感!少し深い味わいと風味感!
 
 地味な存在ですが見逃せず。素材の風合いも保ちつつ、少し深い味わいと風味がありあり。そして穂先メンマは食感が面白い!。繊維が解けて砕けるように柔らかい。その一方で、クツクツとした歯応えの麺と、すごく絡みやすい。一緒くたで噛みちぎるときの、複雑な歯応えがまた楽しいです。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 塩ダレ系の深い浸透の中にフレッシュさを感じさせるコク深い卵黄!素直なようでマチュアな味わい!
 
 ラーメン活動をやってて、塩味玉とめぐり合うのは少ない。茹で卵かと思うほど白さをキープしつつも、出汁を吸い込んだ柔らかい表情。割るとフレッシュさを感じさせるほど、茹で卵ビジュアルです。味わうと、塩ダレの旨さが浸透するが、玉子本来の味わいもイキイキと伝わります。
 
 
 まさに、塩ダレ系の深い浸透の中にフレッシュさを感じさせるコク深い卵黄!素直なようでマチュアな味わいと言うイメージで、これは楽しい!。今回も味玉を出汁に浸して食いましたが、塩味玉に塩出汁を滲ませる旨さは、旨さの一体感がハンパなし!。嗚呼・・・やっぱり味玉の旨さにハズレなし!。
 
 
 
 
 総じまして「三鷹で塩ラーと言えばここ!?日進月歩の穏やか貝塩麺!!見逃すべからず!」と言う感動!。しばらくぶりに訪問し、看板メニューの変化に気づくのも楽しい体験です。以前より余裕と柔らかさを感じたかも。徐々に進化して、三鷹エリアの名物塩ラーと言われるようになればいいなと感じました。質感の高さと貝出汁エキス感の柔らかさ!食わずに三鷹を通り過ぎるのは勿体ないよ!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   穏やかな
   秋の晴れ間の
   忙しさ
 
 
 
   貝出汁旨さ
   こころ潤す
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2020/08방문11번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
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JPY 1,000~JPY 1,9991명

冷やし味玉つけ麺:昆布水もやや濃ゆめ!密度感高いストレート細麺!その隙間に絡んでジャストフィット!たおやかな纏まりとヌッチリ歯応え!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/08/26/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/BoKDl54fuW0

<2020.08> 冷やし味玉つけ麺 + 炊き込みご飯

 アスファルトに蓄熱されたのも上がってくるので、体感気温は40度。開店までの5分間が一番辛かったです。満を持して次々と客が流れて入ってくるが、中にはビールを旨そうに飲んでる方もおられて羨ましい!。この後仕事まだ残ってるから、しぶしぶ辛抱でございます。なんとかファーストロット客に混じることができましたが・・・客全員、食券渡す間際に「冷やしで!」の連発ですよ!そりゃそうだよね。今まであの暑さだったんだから!。
 
 
 Twitterで展開されましたが、この日はルールが変更されました。これまでは「つけ麺」の食券を購入して「冷やし」と告げるだけでした。それで「冷やしつけ麺」が配膳されるわけですが・・・今回は「冷やしラーメンで」と告げるとラーメンの冷やし番が配膳されます。同じ「つけ麺」の食券でも、「冷やし」と告げれば「冷やしつけ麺」。「冷やしラーメン」がどうしても欲しければ、「つけ麺」の食券で「冷やしラーメン」と最後まで的確に伝えねばなりませんのでご注意ください。
 
 
 
 
<全体> ほのぼのとしたつけダレの深い色合い!凛々しさと美しさが迫力のストレート細麺が奏でる麺線!間違いないと確信させる魔力!
 
 もうここのつけ麺は先日食らったばかりだから、よくよく知ってる!。それが冷えたバージョンなら容易に想像できるし、かなり期待も高まると言うもの。汗が引き始めようとしながらワクワクが止まらぬ・・・。ちょうど生産ロットの切れ目が良かったのか、かなり早めの配膳となりました。それはこんな麺顔!。
 
 
 おおお!いつもの麗しき麺の曲線美がたまらん!単に揃ってるだけじゃなく、カーブが際立ってるし、しかも全体的に立体感も考えられた盛り付けだから、格段に美しい盛り付け!。麺線だけの美を争うなら都内トップクラス間違いなしであります。昆布水に浸って艶やかに見えるのも麺線をより美しくしてますね。粘度も相当高めな昆布水で味も風味も期待して良しです。一方、ちょっと驚くのはつけダレ!。キリリとした深みのある醤油系かと思いきや・・・冷やしでは霞がかったエキス感。魚介系の旨味が溶けている様な色合い??。温と冷では随分とつけダレの雰囲気を変えてきたものです!。一体何味??。
 
 
 
 
<つけダレ> 温versionとは明らかに違う魚介エキスの濃ゆい霞み!仄かに強めの塩気がホンビノスと煮干のエキスを引き込む!
 
 意識は麺線の美しさから、一気につけダレエキスの方へ集中。シャブシャブさらさらしてそうだとレンゲを沈めますと、当たってはいるが微妙な粘りもある感覚。慌てて口の中へと運ぶと、やはり魚介系の旨味がまず先行します。それにしても案外と複雑。確かにつけダレだから、塩気は強め。だけどそのまま飲み干せない程度ではないし、余裕かもしれないほどの塩気。だが味が濃ゆいと言う印象。例えば塩気の後に感じる旨味は、私の場合は煮干の香ばしさと甘味でした。イリコの甘味に苦味とまでは行かない香りが、じっとり溶けている感覚。
 
 
 そして醤油ダレの円やかさにも溶けて合体しますね。こちらは、生たまり・再仕込みなどブレンドするこだわりの様で、カエシの感覚に円やかさと香高さがご自慢の様子。十分に醤油としての旨味も感じるほどに、魚介と合体して溶けているイメージです。旨し・・・。ただ、アニマルオフとも思えず、下支え程度に鶏エキス等入ってるかと思ってるが、駄舌で最近ハズしてるから自信崩壊。
 
 
 貝の風味はあまり感じず。これも下支えってイメージでしょうが、滋味としては深く忍んでる迫力で、冒頭では輪郭を感じ取れましたが、味に慣れてくると他の旨味に埋もれてしまってる様なイメージです。その他の旨味は、後半になればなるほど、昆布水が前に出てくる。麺を浸け入れる度に増すのだからそうなるよね。しかも昆布水が濃ゆめだから余計にそうさせるって感覚です。
 
 
 
 
<自家製麺> 昆布水もやや濃ゆめ!密度感高いストレート細麺!その隙間に絡んでジャストフィット!たおやかな纏まりとヌッチリ歯応え!
 
 盛り付けに目が奪われる。見るだけでも価値あり。いつもこれを見て、何かに似てると思ってて・・・見ようによっては、少女の結い髪。ポニーテールの結び目か?などと変態的な見方をしてしまいます。箸を入れて崩すと、結い髪が崩れ解ける様な妄想・・・私つくづく阿呆です。
 
 
 こちらの自家製麺は、パツパツ食感で風味の高いと言うこと。私の様な「カタ麺主義者」がよく集まってくるお店です。いつもの温麺とは違い、歯応えと風味のよさに変化を与えてる様で、流水引き締められた、ややオーバーボイルな麺。しかしながらつけ麺としてはちょいハードで、そこは細麺だから固さ感じさせない様です。
 
 
 まず「宮古島の雪塩」を付けてから味わうのがいいとのこと。上から雪塩を振って、何も付けずにそのまま食らう。これがまた絶妙で、麺が甘味というか、良い塩を合わせると小麦粉の甘味を逆に知らされる様な旨さです。欲張ってはいけません、麺を多くつまみ過ぎると雪塩の味が飛ぶので注意!。
 
 
 また浸った昆布水がいい仕事ぶりです。普段よりパツパツ麺の風味が低くなったところに、普段よりは濃ゆいめの昆布水が湿った風合いで盛り上げます。実はこれにより、昆布のフコイダンで滑りがよくなるばかりでなく、グルタミン酸が麺の旨味と交わってる。そして更にもっと旨く味合わせてる!。またつけダレに浸すごとに、つけダレにも昆布エキスが徐々に増し、麺の風合いにも影響を与える旨さ!。昆布水の濃度がゆっくり高まると並行して、味風景も同じでは居られない楽しさです!。
 
 
 
 
<チャーシュー> 豚鶏2種のゴロ肉が沈む!出汁を含んで濃ゆい旨味!淡いスパイス感!噛み締める旨さ!
 
 ちゃんとつけダレ底にに豚鶏2種チャーシューが潜んでおります。豚鶏チャーシューは、器の収まりが良いように多少小さくカットされてますが、これがまた旨い!。つけダレの温度と旨味が浸透しているだけに、淡麗さと豊潤さが両方味わえる二面性の旨さです。豚はおそらく肩ロース肉のカット。ちょうどつけダレで程よく温まっており、肉もほぐれた様な感覚。噛み締めてフカッとした沈み込みがあり、後からじわじわと旨味が滲むが、そこにはつけダレの旨味も仄かに沁みるって感じです。酒があったらいいのにと思うかも。
 
 
 鶏肉がまたいいね!。とっても上品で味わい淡白な風貌ですが、いえいえ・・・低温調理で実に旨味が深くて濃ゆい。まるで熟成肉のようにしっとりとしたイメージ。2個のみでしたが、肉が引き締まった旨さを感じる!。また軽くブラックペッパーが周囲に降りかかり、和風のようで無国籍な旨さも片鱗として感じるほどか・・・これも旨いね。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 薄出汁の深い浸透!優しくほっこりさせる味わい!濃ゆいつけダレに浸して味変も旨し!
 
 型崩れせず、ぷるんと瑞々しい佇まい。波打つようにうねる麺線の上に、ひょこっと乗っかる姿が可愛いい。色合いは、以前感じたよりもかなり淡く、塩味玉かと思うほど白く感じました。薄出汁が穏やかと言うことか?。上品な仕上がりで、まず薄っすらと白身を食らうとフルフルと震える柔らかさ!。舌の圧力で千切れるようです。
 
 
 そして卵黄が絶妙にフレッシュ感とマチュアな甘味のバランス!。薄味だが濃ゆいコク深さもあるようで、実に優しい濃密感が素晴らしい!。遊び心でつけダレにも浸してみようと・・・つけダレに浸すと、魚貝エキスとも混じっていかにも滋味深い旨さに昇華!。見事なる味変化!。玉子と醤油ってのは、やはり無限大に旨さが広がるようです!。嗚呼、やっぱり味玉って旨さにハズレなし!。
 
 
 
 
<昆布水割り> 昆布エキスが魚介醤油出汁に溶けて更に化ける旨さの高まり!
 
 いつもの通り、昆布水割りといきたかったが、あまりにも昆布水が麺に絡まったために残り少なくなってしまったわ!。なので麺が少量残った時点で、その麺もろともにつけダレに投入です。固形物を一通りさらえると、プルンプルンの昆布水が漂う〜。
 
 
 そして残り汁を滑らかに舌の上を浸します。それがまた旨いってな言葉で伝えきれない!。これを味わうとまさにグルタミン酸の旨味というか・・・実に健康的な旨さを感じさせるぷるぷる感がいいね。まさにゆっくりと「生き返るような旨さ」ですよ!醤油感もうっすと残っており味わいもナイス!。飲めば飲む程に美容にもナイス!ってな感じ。
 
 
 
 
<割りの温め直し> うおおーーー昆布水のトロミが溶け、一気に貝出汁パワーが炸裂!これ本当に同じ割りなのか!?飛び抜けて味変化!
 
 今回のポイントは「温め直しがきく」こと。適当に味わってからそれをコールしてみます。おそらく電子レンジなんでしょうが、しばらく経って再配膳されたものは明らかに風貌が違ってた。トロミが一切消えてサラサラな割スープに変貌。薬味ネギがプラスです。そして味わうと味がすごく変わってた!。
 
 
 味変化どころではない!貝出汁の明るい旨さが弾ける感覚ですよ!うひゃーこれは絶対に、温め直しまでやらないと損だよ。激しく旨し!激しくお勧め!。しかし温め直しただだけで、こんなにも貝出汁が映えるのか??。いまだにわからんのだが、ひょっとしてスープを足してるのかもしれませんが、誰か教えてー。
 
 
 
 
<〆飯> 炊き込みご飯!鶏醤出汁と貝類エキスが深く滲み合う旨さ!思わず温め直し昆布水割りを少し垂らし込む
 
 ここに来ればよく、これを注文します。個人的に好きなのです。以前はもっと味わいが濃ゆめだったイメージですが、最近は濃ゆめでもかなり重くなく食える。バランスがよくなったなという印象。しかし、ハンパない旨みの濃ゆさは相変わらずで、出汁を吸いまくって飯が深い褐色で光ってます。ホンビノス貝と鶏皮と他にいろいろ肉などの出汁が入り込んでいるみたい。
 
 
 この深い旨みの集合体に、先ほどの温め直した割りスープを垂らしてみましょう。少し湿られてみるともっと旨いのですよ!。こちらに来られた際は、是非こちらの炊き込みご飯も合わせてみることを、激しくおススメいたします!。
 
 
 
 
 総じまして「昆布水の融合のみならず・・・温め直しの味変化!温度変化で旨さ更に拡大!夏のうちに一回体験しとけ!」と言う感動!。同じメニューでも冷やしになると、風味がこんなに変化するとは思いませんでした。何より割りスープでの温め直しによる味変化は実に見もの!。汁系も同じく冷やし対応してくれますが、最初に食らうならやっぱり、つけ麺での冷やしが個人的にはお勧めです。また、炊き込みご飯の他、クラフトビール も凝ったのを準備してますし、そっちもかなり楽しめるお店かと。暑い暑いと文句たれるより、暑いからこその楽しみや旨さを求め、心のバランスを保ってゆきましょう!。三鷹・武蔵野エリアのラーメンラバーなら知ってる!食ったよ!って方も多いけど、夏の冷やしなら今しかしかないよ!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   盆過ぎて
   暑さ辟易
   滲む汗
 
 
 
   冷やしつけ麺
   滲む貝出汁
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

ー 방문(2020/05 업데이트)10번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

特製つけ麺:ボリューム感の中に凛々しさと美しさ・・・食う前から間違いないと確信させる旨さ迫力!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/05/12/000000
とまそんのYouTube: https://www.youtube.com/watch?v=7GefRPW0BrM

<2020.05> 特製つけ麺 + クラフトビール(三鷹 Pale Ale)

 このコロナ禍で、てっきり営業自粛で、テイクアウト・オンリーの営業展開と間違って思い込んでおりまして・・・実はしっかり営業してた!:汗。連休中に今更ながら訪問してまいりました!。しっかし、衛生対策は徹底し尽くしですな。入店前の消毒液対応は言わずもがなですが・・・カウンターと厨房の境界線には、コンビニのような透明な仕切りが垂れ下がっておりました。ホント、何が正解か解らんけど、やれることやっとけってな感じでしょうか。飲食業ガンバレです!。
 
 
 
 
<酒> クラフトビール(三鷹 Pale Ale):新登場!きってのビール党を唸らし満を待してラインナップ!
 
 正直、この店では滅多に見かけないビールのオーダー。こだわりの程が窺えますがビールが850円ですから・・・。でも、コロナ禍とは言え、来てしまったからには連休なので飲まずにはおれぬ。ラーメンよりも高いビールを所望です。そしたら、ビールメニューが出されてラインナップが増えた様子。なんと三鷹に地ビールがあったなどとは知らず!。三鷹のOGA BREWING が世界に発信するクラフトビールがあるのだった!。まずは定番と思える「三鷹 Pale Ale」をチョイス!
 
 
 おおお!これは実に本格的なクラフトビールではありませんか!。いつものシュワシュワシュワァ〜〜〜っとした泡立ちとは全く別世界。まさしく麦とホップの醸造酒と言う感覚で、見た目はジュースのようではないか。見ようによってはマンゴー色。微炭酸どころではないマッタリとした醸造感。嗚呼!全く持って飲み心地がスムーズ!そして酵母の香りとも思える豊潤なふくらみが素晴らしい!。しっかり苦味があるのに、後に残る印象は甘味!。これはクセになるよ・・・OGA BREWING・・・覚えておこう!
 
 
 
 
<全体> ボリューム感の中に凛々しさと美しさ・・・食う前から間違いないと確信させる旨さ迫力!
 
 今回は乗っけから、クラフトビールの先制パンチ!その余韻に幸せに包まれながらも・・・今日の主題の配膳は着々と進むのです。もう分かった内容だけどやはり凄みはあるぜ!それはこんな麺顔!
 
 
 おおお!まさに淡麗系つけ麺の美的様式!麺は昆布水に浸され美しく・・・太極の引用を表すシンボルマークのような盛り付けではないか!。しかし受ける印象は枯山水。つけダレは漆黒とも褐色紫とも思える醤油感も美しいながらも、その泡立ちは「やすり霞」のように謎めき漂うばかり。トレーの中央に配する2種チャーシューは、一気に現代的な風貌で艶やかさがこの上なし!。一枚のトレーに、ただ整然と並べられただけですが、その一つ一つに迫力が半端ない!。
 
 
 
 
<つけダレ> 豊潤な鶏コクに牛のエキスで更にコク深く!崇高な醤油達のブレンド旨味に魚貝エキスがじんわり響く・・・
 
 
 これは完成度が高い・・・。まず醤油だが、「たまり」「再仕込み」などブレンドされた「生(なま)醤油」とのことで、その円やかさは半端ない!。カエシがどんなに強くとも結局円やかさに収まると言ったイメージで、もはや醤油自体が出汁の本流ではないかとすら思えてしまいます。
 
 
 しかしこれは鶏醤油系のつけダレ。大山鶏をまるのまま贅沢に使った豊潤さが、あちこち全体に広がります。鶏油と言うより、鶏全体から滲み出た旨味というバランス感覚もいい。その鶏こくの円やかさが、天然醸造の醤油味とすごくリンクします。ここまででも凄い完成度。しかし動物系で言うと、更に牛エキスが溶けているというのだよ・・・さすがにそこはかとなく吸い寄せられる動物系旨味が冴えてる。
 
 
 ところがそれに止まらない旨さ!。魚貝の出汁が滋味として効いている。ウンチクの情報はさておいて、その魚介感には、明らかに煮干し系ではなく、貝類のじりじりとした落ち着くエキス感を感じる!。もともとホンビノス貝の使い手という認識だが、近年その貝風合いの存在がナチュラルすぎて忘れてしまいそうになるかも?
 
 
 
 
<自家製麺> 昆布水つけ麺にジャストフィット!密度感高いストレート細麺!嫋(たお)やかに纏まりつつ・・・ヌッチリ歯応えに甘味が映える!
 
 この盛り付けを間近に見るだけでも価値あり。太極のパワーを感じるような見栄えですが、見ようによっては、少女の結い髪。貝割れと味玉が、どちらがどっちのも思えぬ髪飾りと可愛いクリップのよう・・・。クラフトビールが回っており、相当妄想で弾けてしまってます。
 
 
 こちらは自家製麺。パツパツで風味の高い麺を供する店で、「カタ麺主義者」が夜な夜な集まってくるお店。歯応えと風味のよさに命かけてる感じです。そこをつけ麺で少し変化を与えてる。流水引き締めように、ややオーバーボイル気味だがつけ麺としてはちょいハード。そこは細麺だからこそカタク感じさせない妙を感じます。
 
 
 汁系よりは歯応えと風味のバランスを変えてきたところに、浸った昆布水がいい仕事ぶりです。普段よりパツパツ麺の風味が低くなったところに、昆布水の滑って湿った風合いで盛り上げます。実はこれにより、昆布のフコイダンで滑りがよくなるばかりでなく、グルタミン酸が麺の旨味と交わって、更にもっと旨く味合わせてる!。
 
 
 またつけダレに浸すごとに、つけダレにも昆布エキスが徐々に増し、麺の風合いにも影響を与える旨さ!。つけダレに浸すと、麺が一気に緩み出して透明感が高まります。麺が汁に浸透される・・・と言うより、周囲の昆布水がつけダレで昇華!新しい旨味の衣を纏って麺に再び絡みつくような味風景。この繰り返しですが、昆布水の濃度がゆっくり高まると並行して、味風景も同じでは居られない楽しさです!。
 
 
 
 
<チャーシュー> 豚鶏2種の低温調理肉!滑らかさの中にハードな歯応え!淡くスパイス効いた崇高な旨さ!
 
 デフォルトのつけ麺だと、つけダレと素の麺しかないのでちょっと寂しいかもしれません。しかし、内容は濃ゆい!。ちゃんとつけダレ底にに豚鶏2種チャーシューが潜んでおります。味玉追加の際は麺丼に乗る。特製の場合は、肉追加分が別皿加わると言う流れです。デフォルトでも味わえる豚鶏チャーシューは、器の収まりが良いように多少小さくカットされてますが、これがまた旨い!。つけダレの温度と旨味が浸透しているだけに、淡麗さと豊潤さが両方味わえる二面性の旨さです。
 
 
 次に別皿の肉を味わいますが、これはどう考えても、つけダレに浸した後に食うと言う流れでしょう。勿体ぶった食べ方しますが、豚肩ロースの脂身と赤身が美しい入り乱れをタレに入れると・・・反物のような美しい文様を浮かび上がらせて行きます。熱で脂身は一層蕩けて甘味を増すと同時にコクが増える。そこへ醤油ダレの風合いが結合するので、間違いのないテッパン級の旨さ!。別腹で無限大に食えそうな旨さです。
 
 
 鶏肉がまたいいね!。とっても上品で味わい淡白な風貌ですが、いえいえ・・・低温調理で実に旨味が深くて濃ゆい。まるで熟成肉のようにしっとりとしつつ、鯉の洗いのごとしな肉が引き締まった旨さを感じる!。そこには、上等なお歳暮ハムのようなゴージャス感与える香りと旨味あり。しかも軽くブラックペッパーが周囲に降りかかり、和風のようで無国籍な旨さも片鱗として感じるほどか・・・。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 薄出汁が深く浸透しつつほっこりさせる優しい味わい!軽いマチュアな甘味をつけダレ絡ませて楽しむ!
 
 味玉全体が型崩れせず、ぷるんと瑞々しい佇まい。波打つようにうねる麺線の上に、ひょこっと乗っかる姿は可愛さにあふれます。色合いは優しくも淡い茶褐色・・・実に薄出汁の穏やかな浸透が窺えます。こんな上品な味玉は、まず薄っすらと白身多めにかじりますが、見た目以上に白身が出汁で甘く旨い!。フルフルと震える柔らかさも保っており、噛まなくとも舌の圧力で千切れるようだ。
 
 
 そして卵黄・・・これが絶妙なフレッシュ感とマチュアな甘味のバランス感覚!。薄味のようでもあり濃ゆいコク深さもあるようで、なんとも例えようがない。実にほっこりさせる味わいが素晴らしい!。ならばちょっと遊び心でつけダレにも浸してみようか?。濃ゆい醤油ブラウンの液に浸すと、鶏エキスとも混じっていかにも妖艶なる姿がまた旨そうです。実際、醤油と鶏コクが加わるだけで、見事に変化昇華するのね・・・・。玉子と醤油ってのは、やはり無限大に旨さが広がるようです!。
 
 
 
 
<昆布水割り> グルタミン酸他必須アミノ酸配合!割って旨さの化学反応!フコイダンが醤油に溶けて更に化ける旨さの高まり!
 
 
 今や当たり前のように見かける「昆布水つけ麺」。初めて出会ったのは、10年前・・・大阪の何と都島区の店だったんだけど、ここまで定着するとは正直思いませんでした。もはや淡麗系つけ麺王道とも言える分野。旨味も加えられて進化を感じます。
 
 
 鶏豚・・・そこにはイノシン酸。椎茸等のグアニル酸は不明だが、明らかに貝類の滋味「コハク酸」など旨味が溶けている。そこへ昆布が醸し出すグルタミン酸を、フコイダンエキスで溶かして行きます。カオス!カオス!カオス!旨味のカオス!。残ったつけダレに昆布水をゆっくりと流し込み、割スープ風に仕上げますと・・・明らかに表情が変化。旨さの化学反応がありありですよ!。
 
 
 霞がかった汁は、どこか緩いとろみを纏って、滑らかに舌の上を浸します。それがまた旨いってな言葉で伝えきれない!。まるでじわじわと細胞に浸透して・・・ゆっくりと「生き返るような旨さ」ですよ!醤油感もうっすと残っており味わいもナイス!。飲めば飲む程健康になる・・・・美容にもナイス!ってな感じ。ここにもしグルコサミンが入ってたなら、本当に若返ってしまうじゃないか!。
 
 
 
 
 総じまして「見て芸術的!食って官能的!旨さ重なる崇高昆布水つけ麺!一度は食うべし!」と言う感想!。久しぶりに食ったこのつけ麺・・・明らかにまた進化したような印象。タレ・トッピング・麺・割り・・・どれをとっても付け入る隙間なし。これから夏に向かうに従い、こんなつけ麺もフィットするはず。とにかく絶対に食って損なし・・・JR三鷹エリアに来たならば、是非ともオススメ!。そして三鷹Pale Aleも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   腹へるも
   軽く汗かく
   夏日哉
 
 
 
   ビールで癒し
   つけ麺旨し
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

ー 방문(2019/11 업데이트)9번째

3.6

  • 요리・맛3.7
  • 서비스3.6
  • 분위기3.6
  • 가성비3.4
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

塩と貝ラーメン+味玉:規律と気合の入った整然たるお姿・・・凛とした空気感も醸し出す崇高なる淡麗塩系ラーメン!

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/11/08/143000
とまそんのYouTube; https://youtu.be/mSwf_jhx76Q

<2019.11> 塩と貝ラーメン + 味玉 + クラフトビール SIERRA NEVADA PALE ALE

 この店に、一つだけ券売機に酒表示があり、それが「クラフトビール」。850円という単価です。デフォルトのラーメンが800円という設定ですから、かなり無茶振りな設定かな?。もっとも銀座のラーメン店ならシャンパンなど設定もありましょうが、ここは三鷹駅界隈。
 
 
 どうもこちらのご店主が相当のクラフトビールマニアらしく、お気に入りのを1つだけ置いているということらしいのです。2番・3番のビールは置かない。1番好きなものだけ置くとは・・・なかなか職人気質でこだわりを感じるご店主らしい考えと設定ですね。ラーメンより高いビールってどうよ?ってことでこれまでスルーしてまいりましたが・・・、そこそここの店に通う者としては、その魂のビールを味あわずいつまでも放置もできないでしょう。今回は、その崇高で謎めいたクラフトビール目当てでやって参りました。そして、定番の貝と塩のラーメンも頂戴してきました。
 
 
 
 
<酒> クラフトビール SIERRA NEVADA PALE ALE: グレープフルーツやシトラスのアロマフレーバーが感じられる爽快系テイスト
 
 うんちく書きをそのまま記しましたが・・・アメリカ産のビールらしいです。そして「カスケードホップ」を先駆けて使用した有名銘柄らしい。本当にグレープフルーツの味とか、シトラスの香りとかするわけねーんだが、ともかく爽やかな感じはするのは確か。それを柑橘系とひっくるめるとするなら、それもありだなって・・・オレなりに分かるきがします。グレープフルーツってのはその部分なのかも。
 
 
 重くてズシリと来るわけでもないが、決してライトではありません。クラフトビール特有の華やかなアロマに包まれること請け合いです。そしてその華やかさは、日本の地ビールにもどれか似たような感覚があり、なじみ深さはないが未体験って感じでもなさそう。つまり分かりやすく旨い!。清涼感ある香りが突き抜けるから、飲み干し感との鼻孔や喉の突き抜け感が爽やかで心地よいです。苦みの中に甘味があるようで、泡立ち感がとてもきめ細やかで喉が潤う感じがいいね。そして苦みは香りの一部で心地よい・・・。嗚呼、これもう少し飲みたいわ。カクヤス通販で探してみようかしら・・・。
 
 
 
 
<全体> 規律と気合の入った整然たるお姿・・・凛とした空気感も醸し出す崇高なる淡麗塩系ラーメン!
 
 ・・・とまあビールを飲み干した時点でもう本日のラーメン活動は終わったも同然なんだが、そう言うわけにもいかず、しっかりと一杯いただいてまいりました。ビールの余韻をあまり払拭しきらなようにと、一番淡麗な「貝と塩のラーメン」に味玉をつけましょう。それはこんな麺顔です。
 
 
 おおお!いつもながらキッチリと寸分の狂いもなくお盆に乗った凛々しさ。飾りっ気がなさそうで実は細かい配慮です。スープは半透明で透けてみえる麺線は枯山水の流線のように美しく整っておる。また縁どる穂先メンマは額縁のような風流な存在感であり、中央にはフレッシュな薬味が立体的に盛り上がっているという図式。ちょっと贅沢に味玉も追加したよ。そして脇には小皿があって、この店の名物薬味「タルトゥファータ」が小さく鎮座。・・・いつもの健やかスタイルが完璧です。
 
 
 
 
<スープ> 煙るような薄透明感が滲む塩スープ!ゆっくり円やかに進化する軽やか煮干系+ホンビノス貝エキスの結晶!
 
 この店がオープンして一番最初に味わったのが確かこの淡麗塩系だったかと言う記憶。当時はそのホンビノス貝の出汁が相当キリリとしたイメージで、実にインパクトを感じたものでした。そしてそこそこ通いだすのだが、慣れてしまったのかその貝のシャープさ少しづつ表に感じなくなったような気分だったっけ。しかしそれ、実は変化?進化?ってやつじゃないのかと最近になって思う次第です。今になって思うと随分と食べやすく、すんなりと旨みが沁みる印象が深いです。昆布や煮干し・節系などの濃度が増したのかもしれませんが、そのバランスも実にふわっと感じる上品さありでして・・・確かにウケがいい。
 
 
 塩ダレが少しづつ変化したのかもしれませんね。ラーメン自体も流行や好みに変遷がありますから、いくら王道メニューでも変化を付けているのかもしれません。そしてベースの鶏ガラも実にあっさりとして素晴らしい下支え感覚!。どこぞ有名な地鶏って感覚でしょうか?。鶏油の艶やかさはとても低くてバターのようなアピールは全くないのに滋味深い動物感がいいわぁー。牛エキスのような浸透に近いかもね・・・。そして塩味のレベルがセンスありあり。旨味エキスと塩味って混同しやすいんだが、塩味ってアピールもあるよね。この優しく貝出汁と一体感あるエッジングは海塩だと思うけど、後味に全く嫌味と尖りが残らない・・・。
 
 
 
 
<麺> 自家製麺:毎度おなじみのパツパツストレート麺!麺の風味と出汁との結合を自分の咀嚼で愉しむ逸品!
 
 隣の家族客が面白いことを話してたので、ついつい耳を傾けてしまいます。どうもここの麺が好き!とのことで盛りあがってるようで、「パツパツ」とした歯応えと香りが好きだとのこと。オレ・・・激しく同意っすよ!。話に混ぜてもらいたかった(大嘘です)。固い麺が好きすぎて、九州豚骨系の店で思いっきりカタメの注文飛ばしたら、生っぽくて大失敗したと爆笑手前で話してました。
 
 
 中央線界隈で、これほど凛々しくパツパツ麺を提供してくれるのは、ここ「健やか」さんに他なりませんぞ。粉の素性も相当こだわりのようで、いちいち薀蓄コピーは割愛しますが、濡れているのに乾いたような風味の良さは抜群だと思います!。それでいて本当にカタイわけではなく、粉風合いを感じさせてくれます・・・。博多麺の感覚は、カタサの中に熟成した風味と生感を感じさせる一方で、このパツパツ麺はフレッシュ感あるのです。この違いは何となく言葉に表現しずらいのですが、要するに旨けりゃそれでいいってことであしからず。
 
 
 
 
<味変> タルトゥファータ:海エキス旨みの中に森の穏やかさが浸透する旨み変化!?
 
 こちらの名物薬味「タルトゥファータ」。最近、オレの面が割れてきたからか、この薬味に関するスタフからの説明が省かれているのだが(笑)、いつも丁寧に説明をしてくれます。海系の味わいが深いスープに溶かしてゆくと、何だか急に森の味わいが膨らみます。素材がマッシュルームとオリーブ・・・そしてトリュフオイルだったっけ??。旨さってのはカオスと一体感のバランス。海と真逆な森の風味が入ると、一瞬は味の混乱を起こしそうだが・・・馴染むと全く別の旨みへと昇華したような一体感!。たった少しの欠片だけど・・・面白い味変化だからやってみてね!。おススメは後半。汁も少し飲んで減った状態の方が、より変化を楽しめますから!。
 
 
 
 
<チャーシュー> 淡麗なる薄味豚肩ロース肉!半レアの旨みもよし、汁吸いかけた熱通り旨みもよし!
 
 クラフトビールを飲み干してしまったから、後の祭りなんだが・・・結局酒と合う肉なんです。上品で薄味な豚の肩ロース肉。薄いピンク色したレアさも残す質感で、塩気をほとんど感じないが、肉味がしっかりしてそのままでも旨いです。
 
 
 しかし少しだけ汁に放置と浸透させて、熱通しと味含めしてから食らうのも旨し。チャーシュー追加ならいろいろバリエーション楽しめそうです。今回はすこしだけ、しゃぶしゃぶっぽく楽しませていただきました。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし> 玉子本来的味わいをしっかり感じる塩系味玉!白身も卵黄もフレッシュな旨みに溢れる!
 
 ほぼ塩味玉か?と思えるほど美しい味玉。隣の家族客も味玉食って喜びあってます(笑)。私個人的に、味玉を大きく分類すると「マチュア」タイプか「フレッシュ」タイプ。そして「醤油ダレ」か「塩ダレ」か。そのほかタレの浸透とか気にします。そして卵黄が「トロトロ」状態か「芋羊羹」状態か・・・。そんな観点からだと、「フレッシュ」な「塩ダレ」系で「浸透が深い」タイプで「トロトロ」状態でございます。
 
 
 ただ「塩ダレ」ってやつはややこしく「白醤油」「白出汁」ってのを鑑みると、区分不能ですので勝手にそれらをひっくるめてますから、ごめんちゃい。それはそのもっともたるケースで、決してシンプルな塩味ではないけれど、玉子のフレッシュさをキープしつつ、本来の卵黄の旨みも感じ取れるのがナイスすぎる!。嗚呼、今回もやっぱり味玉いハズレなし!。
 
 
 
 
 総じまして「淡麗貝塩から穏やか味変化!タルトゥファータ魔力全開!塩系好きなら一回食っとけ!」と言う感動。そして本当はクラフトビール万歳でして沼にハマりそうな感覚です。いい日本酒を出すラーメン店も多いけど、唸るほど旨いクラフトビール出すラーメン店も多いのだろうか・・・。ますます探究心が尽きないオレですが、これ以上、ハマる沼が増えると破滅しそう。しかし一回味わっとけ!SIERRA NEVADA PALE ALE!。激しくおススメ!。そんな興奮さめやらぬですが・・・、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   落ち葉降る
   季節移ろう
   晩秋哉
 
 
 
   味も移ろう
   淡麗塩出汁
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2019/03방문8번째

3.4

  • 요리・맛3.5
  • 서비스3.5
  • 분위기3.2
  • 가성비3.2
  • 술・음료-
JPY 1,000~JPY 1,9991명

ゆっくりと進化感じる・・・尖らずに全体的に調和する厳かな貝エキスの広がり

とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/03/20/221545
とまそんのYouTube: https://youtu.be/hEdPYIMDPYk

<2019.03> 醤油と貝のラーメン+炊き込みご飯

 春ですな・・・・。ウキウキする陽気にじっとしておられず、今回もラーメン活動を実行。ただ二日酔いが酷くてスタートが遅れてしまいました。クルマを使って気になる店へ遠征する予定でしたが、すっかり気分が削がれてしまった。しかし、心配することはない。三鷹駅界隈まで行けばいい店がかなりあるのだから。今回はマイローテーション順序を守って、「ラーメン健やか」さんへ行こうではないか。
 
 
 
 
<全体&スープ> ゆっくりと進化感じる・・・尖らずに全体的に調和する厳かな貝エキスの広がり
 
 おおお!今風と申しましょうか、淡麗醤油系の王道なる麺顔!。ここ数年こう言う美的な麺顔が一気に広まりましたが、特徴的なのは麺線がきっちりと整って浮かび上がり、美しさを伝えるところ。そしてトッピングには低温調理の半レアチャーシューが浮かび、純和風な汁と麺とはミスマッチで逆に感覚に突き刺さるようなところ。それを抑え込むように薬味など他のトッピングでバランスを取ってます。神奈川淡麗系と違うところは、色気の落ち着き。香味油でギラつかせず、素顔か薄化粧のような親しみを覚えるスープ感覚でしょうか。
  
 よく観察するとスープと丼の境目には表層に香味油がかかっているのが分かるのですが、それでもググッとしっとり感を全体で思うのは、薄く霞がかった清湯だからでしょう。この霞を動物系か?魚介系か?などと注意深く味わい出すのはラーメンヲタクの病的習性。そのラヲタな私の感性だと、うっすら鶏ガラ&昆布エキス等乾物・・・そして貝出汁との集まり。しかし店のウンチク書きによると、メインは「大山鶏」とのことで、丸鶏・モミジ等を使用。そして幾種類の貝と昆布等乾物と言う順列でして・・・私は大きく的外れ(爆)。
  
 ともあれ構成は外れてもないとして・・・貝は最近の傾向で少しづつブラッシュアップされてきたなとは思ってます。基本的に開店当初とは大胆に変わったとは思わないのですが、貝の輪郭については気づかないうちに肉厚になってきたかと言う印象。「いかにも貝」と言う貝ニュアンスが少しづつ消えて行き、今となっては「滋味と思えば貝だった」と言うような存在感!?。貝の種類や配合を変えたのか?など色々邪推しますが、やはり今でもホンビノスとあさりの調合らしい。
 
 
 
 
<薬味> 名物薬味「タルトゥファータ」:塩と醤油で微妙に風合いが変化するマッシュルームの風味
 
 それより、開店当時衝撃的だったのは「タルトゥファータ」と言う調味料。要するにマッシュルームと香味野菜とオリーブオイルのペースト状なんだけど、当時初耳だったっけ。高級スーパーに行けば案外フツーに売っておりますが結構高かった記憶あり。やはり自家製にはフレッシュさもコストも敵わないと痛感しました。これは私的にはブラウンマッシュルームの風合いが強く移るイメージで、溶かすと少し森のイメージな香りがする。貝風味が一番影響を受けると思うが、マスキングすると言うより「まろやかに仕立てる」ような役割ですね。これは味変化を楽しむものであり、どちらが好きかなどあまり考えない方が良いでしょう。

 
 
  
<麺> 自家製麺:パツパツ好きにはたまらない!ハードな歯ごたえを越えれば広がるフレッシュな風合い!
 
 何も固い麺だと言ってはいない。しなやかさの中に力強さを感じる歯応えありと伝えたい。実際に箸でリフトするときは、表層にはもっちりとした部分が感じられるし、口当たりや喉ごしの滑らかさがそれを物語ってる。要するに歯応え。特に前歯の歯応えに注目すると、噛んだ直後のファーストインプレッションに集中したい。「パツパツ」とよく例えられるあの雰囲気の中に、粉の風味をふわっと感じるようではありませんか。それは淡麗な汁を少し含んで味わいとしても香ってくる。奥歯での潰しに至っては、咀嚼するたびに糖化が始まり出汁と一体化が進み旨味へと昇華いたします。あとは喉ごしのシルエット感を楽しむ蕎麦ライクな食べ方で堪能。実に素晴らしい自家製麺の世界です。
  
 ところで・・・この店上級者になると個別に麺の注文を聞いてくれるようだ(汗)。なんと手揉み麺なるものも仕込んでいるのか?。これは知らなんだ!!。そして実に悩ましい!!。この店の選択で、パツパツ細麺を捨てることが私にはできるのかまだ分からない・・・。
 
 
 
 
<チャーシュー> 舌の上に置くと知らぬ間に溶けて無くなるような低温レア肩ロース肉の削ぎ切り!
 
 口に含むと、浸し液自体が崇高なのか、はたまた肉本来の味がいいのか、脂身の甘さが舌の熱で溶けたためなのか・・・肉らしい甘さが口の中で広がります。噛まなくてもきっと千切れる。口の中で折りたたんで、一番分厚いところを奥歯・・・歯医者で0(ゼロ)と呼ばれている部分で一気にプレスして微妙に横ずらし。すると肉汁が染み出すのと同じぐらい、唾液が噴き出すのが分かる。瞬間的に脳内麻薬が発生しバカになり、全体的な判断力がバカになり、オレの唾液腺も蛇口もバカになり・・・3バカ状態。ここで理性が全く失われてしまい、無意識で飲み込んでしまったようなのだった。気が付いた時には、もう口の中には何も残っていなかったと言う流れ。この短いとは言え3バカ状態でも自由に動き回れ存分に味わえるのは、もはやキングクリムゾン以外思い浮かびません。肉の旨味の前では全ての抑制力が無意味なのだった・・・・。
 
 
 
 
<炊き込みご飯> 日によって微妙に変化あり?全体的には「大人の炊き込みご飯」な風合いなのだ!
 
 どんなに美味い肉でも、一枚だけでは狭い時間と空間しか人間を支配する力は生まれません。その点「炊き込みご飯」は、長い時間楽しめて、複雑な味の広がり空間を感じられます。しかし、これは私個人的には「大人の炊き込みご飯」。
 
 
 時々かやくの構成を変えておりますね。私が初めて食ったときは衝撃的で、鶏肉のみならず皮まで入っていて、かなり濃いめな味付け。それがさらにお焦げを作り込んでおり、それを混ぜ混ぜした時の感動が今でも忘れられません。単に甘めの味だけでなく、お焦げの苦味も旨しと言える味だったのだった。今回は少しニュアンスを変えて「貝」が含まれてました。この貝の出汁がなかなか大人の味わい。ちゃんと貝の内臓の旨味も微妙に感じられることから、ラーメンとの相性は抜群です。穂先メンマの切れ端か??そんなのも感じ取れたし、なかなか貝と筍イメージをしたならば、季節の先取り感あるじゃないか。
 


 
 総じまして「もはや三鷹武蔵野エリアをとどまらず!都内トップレベルの貝出汁ラーメン!?」・・・と言う感覚でしょうか。実はこの店まだまだポイントがあって、それはご店主厳選の「クラフトビール」。なぜか一度も手が出せないでいるオレ。行けば分かります(笑)。一度だけでは楽しみ尽くせない。商用の機会は無理なら、週末に井之頭公園散歩のついでに一駅移動のラーメン活動をオススメです。三鷹駅周辺もラーメンすごいぜ!そんな宣伝気分が冷めやらぬまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   二日酔い
   貝滋味深く
   沁み渡り
 
 
 
   心身癒す
   拉麺健やか
 
 
 
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2018/12방문7번째

3.5

  • 요리・맛3.6
  • 서비스3.4
  • 분위기3.3
  • 가성비3.2
  • 술・음료-
~JPY 9991명

相変わらず貝の滋味が沁みる〜!妙に今夜の出汁は塩も貝も鶏も優しく感じるぜ!

<2018.12> 特製貝と塩のラーメン

 店に着くとちょうど満席になる手前って感じで、寂しくもなく気兼ねなく食える状態。厨房は3人オペレーションで、ご店主の厳しい指示の下、ビシッと乱れない動作感と細かい確認連携がいい感じ。心地よい緊張が店内に漲ってます。仕事場ってのは元来こういう緊張感があるもんだ。それがないなんて死んだ職場も同然だ。ふとそんなことを思ったのは、この日の職場の雰囲気をひきづっていたからか・・・・。ああもうネガティヴな考え事はやめやめ!!この年末年始連休に、おおいに気分も身体もリフレッシュして、新たな意識で仕事を開始したいもんであります。
 
 
 
 
<相変わらず貝の滋味が沁みる〜!妙に今夜の出汁は塩も貝も鶏も優しく感じるぜ!>
 
 まずはゆっくりスープを味わうが、嗚呼・・・やはりこの味!貝類の滋味がいきなり深いね!。醤油も旨いが塩の方が貝の場合はストレートに響いてくるようなイメージ。ホンビノスの旨味がジワジワと味輪郭を形成しております。鶏ガラのあっさりした上湯も当然効いいており、何を加えてもうまくさせるプラットフォームのよう。あさりだって、昆布だって椎茸等の乾物も、ほのかに乗せているようです。香味油がギトらないのがいいね。これも鶏エキスと思いますが、バターのような濃密感ある鶏油とは別格のイメージ。グラマスなイメージはないけれど、貝類との一体感が期待できるほどの淡麗なレベルがいいんですな。嗚呼抵抗なくどんどんと飲んでしまうので、麺より先に減っていくようです。
 
 
 
 
<定番!名物!味変と言えば「タルトゥファータ」、妙に今夜は馴染む一体感だぜ!>
 
 早速スープに溶かしてみると、これが以前にもまして味変化がゆったりと感じられるのには驚いた。以前は洋風に転じるとか、味ベクトルが変化したような感覚でした。しかし食べ慣れてしまったせいか、もしくはスープ自体のバランスが以前とは違うのか?変わったのか?。妙に全体的にまったりとした一体感が深くて・・・正直唸りそうでした。トリュフの香りよりも、元のスープの円やかさが一段と、オリーブ&マッシュルームの香りと深く結びついたか?というイメージ。
 
 
 
 
<パツパツの低加水ストレート角細麺!カタメ好きなら期待を絶対裏切らない!>
 
 粉の素性を素直に感じます。全粒とか無配合で、精製された粉だけを打ち込んだような白さが印象的。それに角が立っているようなメリハリが感じられ、ストレートさが美しく映える。ある程度ゆっくり食って汁を吸い込んでいるはずなのに、それでもパツパツさが残っているような気がするほど(妄想、イメージ、観念的な話)。噛むことが喜び。スープと汁が一体化して糖化旨味に転化する前に、まるで粉の味を感じてるような気にさせます。
 
 
 
 
<2種の低温調理チャーシュー!しっとり感の豚肩ロースに浸透液の妙が生きる鶏胸肉!>
 
 豚の肩ロース。なぜこの部位がいいかというと、肉身と脂身のバランスがとてもいいからですかね。豚肉は脂身が美味いと気づけばこれは外せない肉部位です。低温でゆっくりと味が浸透し脂身甘さと、タレ塩気で染まった旨さですね。一方の鶏肉が美味い!。胸肉と思われますが、こちらも浸透液がしっかりと滲んでます。それは塩気を含んでいるようですが、実はあっさりと熟成したような甘みがある。またペッパーの下味がしっかりと浸透しているので、和洋折衷のような旨味がいい感じです。肉厚でどこから噛んでも、容易にちぎれる。これは辛口の白ワインに合わせてみたい気にさせます。
 
 
 
 
<味玉にハズレなし!玉子本来味で勝負の塩ダレ系!味が深いようでフレッシュなうまさ!>
 
 味玉も印象的。タレは「塩だれ(もしくは白だし)」。半熟卵のど真ん中の仕上がりで、カスっとした乾いた部分と、ねっとりした部分両方あるグラデーションが見事です。そして味わいはマチュアな甘みが少なくて、塩気で卵をいただくような本体の味わいを楽しみたいタイプ。白身は文字通り純白でふるふると震えるようです。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 
 
 
 
 総じまして「まさに滋味のコンチェルト!貝出汁深み!タルトゥファータの広がり!更にバージョンアップ!」・・・と言う感覚でしてまた明日にでも食いたくなるほど。これは食べ飽きず食える!。炊き込みご飯が逸品なんだが、これなら白飯を出汁茶漬けにしても良い!。うまし!興奮がなかなか治りませんが、このままとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   激動の
   年が過ぎ行く
   ラーメンに
 
 
 
   溢れる涙
   塩味沁みる
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2018/11방문6번째

3.4

  • 요리・맛3.5
  • 서비스3.5
  • 분위기3.2
  • 가성비3.2
  • 술・음료-
~JPY 9991명

淡麗煮干の中でも円やかに感じさせるライトな甘味!気分落ち着く沁み入る美味さ

<2018.11> 煮干ラーメン+炊き込みご飯

 三鷹駅は南と北で雰囲気がすごく違い、北は少し暗がりが目立つイメージ。特に東側へ歩くと街灯が弱く、少し寂しげにも思えます。そんな中、鮮やかで深い青色のさわやかなテント屋根が、光でぼんやりと浮き上がって見えてきます。内外とも清潔感に溢れる店構えで、凛とした空気感がいい店。BGMも落ち着くアダルトなラインで、オッサンでも若い女子でもふらっと入るには、もってこいの雰囲気。もはや何食っても旨い店感覚を醸し出しております。混みすぎることもなく、いい感じで客回転もよろしい感じ。まさに癒しの空間でありまして、これはいいタイミングで入店機会をゲットできたという感じ。
 
 
 
 
<淡麗煮干の中でも円やかに感じさせるライトな甘味!気分落ち着く沁み入る美味さ>
 
 実は月曜日に「裏健やか」として煮干し専門として営業の店。だから金曜日に煮干しというのも勿体ない気がしますが、貝出汁だけでなく煮干しが旨い店。都内でよく見かけるニボニボな苦みを感じさせるタイプではなく、甘さをさらりと感じさせるのだ。なのでおそらく鯵とか白身の煮干しが含まれると思うし、また平子などマイルドな煮干しも多様しているものと感じさせます。決して魚粉を溶かしたような濃厚な甘さでななく、後味にさらりと過ぎる甘味と感じます。アニマルオフとは思えないのだが、鶏ガラの丁寧な煮出汁があるものと前提。そして昆布の落ち着きも十分に感じ取れます。醤油味なのだが全然醤油は、下支えにまわって表にでてこない感覚。後味に微妙に響くカエシの風合い?・・・と思えば、実は隠し味の貝出汁だったりして???。
 
 
 
 
<パッツパツな低加水ストレート細麺!スープにミスマッチのようで実はベストマッチ>
 
 単にカタイのとは違う。熟成を感じるような風味をスープの融合を楽しみたい。前歯でパツパツと反発しますが、しっかりと低反発に潰れています。そこから芯にあるグルテンの渇きを感じますが、すでに味を感じるような粉の旨みあり。実は何もつけずに塩だけで食えると思う・・・そんな質感。通常なら濃厚煮干しに合わせてもよさそうなタイプなので、こんな円やかスープには不似合いかと思うかもしれない。しかしそんなミスマッチ感が、結果として相性が悪くなく、ベストマッチと思えるから面白い。個人的には、以前にここで食った煮干しの塩味と、この麺のコラボが素敵だったっけ・・・・。また月曜日の裏に日に来なけれならなくなってしまった。
 
 
 
 
<薄味のようでしっとり感ある肉質!微妙に洋風にも感じさせる胡椒加減?>
 
 煮干しの場合、チャーシューは鶏肉に変更となります。こだわりなんでしょう。個人的には薄味だからこそ豚と思っているのだが、郷に入っては郷に従おう。鶏も豚もどちらも低温調理の出来の良いチャーシューなのだから。胸肉と思われますが、とても筋繊維がきめ細かく、薄味出汁の浸透が深いために心持ち引き締まった印象です。ただ歯を立ててみるとサーっと切れ込みが進む。どの角度からも歯が通る。実に旨くて・・・・やっぱり800円のクラフトビールを後から欲してしまったではないか!。面白いのは、気のせいか洋風な印象も微かに感じさせます。何がどうということないのに。塩気にそんなフレグランスがあったのか?。はたまたホワイトペッパーでも影で密かに滲んでいたのかは不明。だからこそビールに合うと思わせる。
 
 
 
<貝類と肉質感混じる深いあじわい!この炊き込みご飯が訪問目的だったかも!?>
 
 実はある意味、この炊き込みご飯が今回のメインだったかもしれません。駅前で猛烈にこれを食いたいと思わせた引力には、敵わなかったオレ。何がそんなに惚れさせると言えば、ハンパない旨みの濃ゆさが魅力的なのです。もう出汁を吸いまくって飯が深い褐色で光ってます。何を吸い込んだらそんな色合いになるのか。それは、ホンビノス貝と鶏皮と他にいろいろ肉などの出汁が入り込んでいるらしい。この深い旨みの集合体に、微妙に煮干しスープを垂らして、少し湿られてみるともっと旨い。今回はチャーシューのゴロゴロ感にやや不満を覚えたものの、出汁の深みには変化なし。こちらに来られた際は、是非こちらの炊き込みご飯も合わせてみることを、激しくおススメいたします!。
 
 
 
 総じまして「一週間の疲れと乾きを癒す、高品質円やか淡麗煮干そば」と言う、なんだか捻りが全くない締めくくりでごめんちゃい。いい一杯といいサイドメニュー。一週間頑張った自分へのご褒美としては最高でございます。最後に飯粒、スープの一滴まで飲み干してからご挨拶して店を出ました。心残りはビールなのだが・・・このあと駅前の馴染みの店で軽くあおってから、また家路へとつきました。癒しの一杯に感謝!。そんな気持ちを忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   激務去り
   心乾いて
   腹が減る
 
 
 
   煮干の汁が
   心潤おし
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2018/07방문5번째

3.4

  • 요리・맛3.6
  • 서비스3.3
  • 분위기3.3
  • 가성비3.2
  • 술・음료-
~JPY 9991명

いちいち痛快極まる個性感!パツパツ&ニボニボ好きなら一回食っとけ!そんな冷やし煮干麺

<2018.07> 冷やし煮干+炊き込みご飯

本当に仕事に疲れた上に猛暑でげんなり・・・ヤサグレ気分で中央線に乗り込んで家路へと急ぎます。ストレスによる寝不足も重なり、体調不良でドリンク剤の飲み過ぎ注意報。もう食傷気味で気持ち悪い様な反面、妙に腹が減っている様な、そうでない様な。天邪鬼な胃袋を抱えておりまして、つい twitter をみて気を紛らわせようとします。するとスマホが突然震えて、メッセージを見たら今日は外で食べて来てと嫁からのIMあり。やれやれ・・・・とそれを閉じて twitter  の続きを見てしまう。
 
 
 
<遠慮のない痛快な煮干感だがエグ味なくキレイな味わい!冷え冷えでダンディーな煮干!>
 
 このお店は、とてもファンが根付いてます。ハイランキング店ならではのガヤついた行列は一切なく、地元の壮年層老年層の方もしっかりと通っているのが分かります。白髪のご婦人が一人でふらっと食べに来ると言うシャレが振る舞いがいい感じ。オレと同じ冷やしをご所望とは、twitter をちゃんと活用してるのね。そのご婦人のハイセンスさに感服してたら、草笛光子に見えて来た・・・・そんな妄想を抱えていたところで、いきなり自分の配膳タイミングを迎えます。それはこんな麺顔。
 
 
 なななんと!全然「冷やし」っぽく見えないどころか、写真だと普通の煮干そばにしか見えませんな!。大抵冷やしですよと言うアピールやトッピング表現があるのですが、「ただ煮干そばを冷やして見ました」的な割り切り方が、逆に冷たさを感じます。逆にツンデレな空気感を覚えるオレ。しかし、丼を始め、パーツ全体が実はとっても冷え冷えなのだから、実態はツンドラな空気感なのです。
 
 
 スープの一口目から驚いた!煮干そばの感覚そのままな状態で「冷たい」感覚。冷やしだと伝わり難かったり、忖度覚えるニボニボさがとってもシャープです。そうなるとむしろ逆に煮干のエグミが気になるところですが、これがビター感そのままで一切嫌味がないから驚き。確かに「冷やしラーメンは進化した」と今年は如実に感じます。一昔前の冷やしラーメンは、ちょっと食べる気しなかったものです。暖かい汁麺をデフォルメした様なアンバランス感があったり、そこにはエグミがあったりして。ところが近年のそれは、完全に温かい汁麺とは完全に別ジャンルとして肩を並べます。
 
 
 エグミが少ないから、きっと白身魚系の煮干しとか、また鯵やアゴの様な煮干しだと思い込んでました。ところが店のウンチクによれば、片口もしっかりと使っているとのこと。冷やしで扱いにくいと思ってた一昔前とは違うんですね。とてもキレがあるビター感だったし、しつこくないのでむしろ軽めなビター感です。そしてきっと昆布や、この店お得意の貝類の出汁がきっと効いていると思う。煮干同等に、全体的な滋味ってのを感じるし、ホンビノス貝の使い方が変わったのかもしれません。ともあれ、これは大人の味、大人の煮干感覚。決して女性的でもないので、ダンディーな煮干感とでも形容しておきましょう。
 
 
 
<遠慮のない痛快な低加水ストレート麺!パツパツでダンディーな細麺!>
 
 これまでの冷やし経験で、多加水の麺を流水冷水で締め上げて、クツクツとした歯ごたえを楽しむと言うのが多かった。しかし、こちらの麺は「低加水」です。温麺でもパツパツとしたフィーリングが、冷やしになっても、同じ様なパツパツフィーリングが表現されているから、一口目でこれも衝撃です。
 
 
 冷えて乾いた様なパツパツ麺は、これまでのラーメン人生の中ではありません。むしろそんなの表現できないのだと思い込んでたら、この麺が私の既成概念を壊してくれました。冷えてて超パツパツな歯ごたえ。通常では感じられない、冷えた粉感が濃密気味に鼻腔をくすぐります。しっかりと咀嚼でスープと混じり合い、汁と麺のあっさりな関係が、一気に唾液に反応して旨味成分へと昇華します。
 
 
 これも大人の歯ごたえ感覚。決して女性的でもないので、ダンディーな細麺とでも形容しておきましょう。
 
 
 
<全体から一転して淡麗淡白にして上品な旨味!シルキー鶏胸チャーシュー!>
 
 ここまでは、冷涼な味風景にあってのスープの遠慮ないビター感、そして麺のパツパツ感覚に痛快を覚えてましたが、チャーシューでイメージが一変します。これはとっても優雅でシルキー。とても女性的に思える優しい肉感です。
 
 
 胸肉のきめ細かい肉繊維が、そう思わせるのでしょうが、それにしてもテンピュールを噛んでいるかの様な低反発なのです。その味わいは淡白なれど上品。むしろスープの煮干感をも味方につけて、淡白さからゆっくりと滋味が生まれて来る様です。過度に煮干エキスに染まりませんが、ゆったりとした魚介の甘さには、よく似合うシルキーな鶏胸肉には、違いありません。あまりに美味いので、この後に少し企んでいる出汁茶漬け用に、一切れとっておきました。
 
 
 
<これは凄い!絶対食っとけ!そんな炊き込みご飯を出汁茶漬けで食う背徳感!>
 
 何なら最後にスープ茶漬けにでもと思って購入した「炊き込みご飯」。もっと淡白で優しい味わいかと思いきや、出汁の染み込ませの深さを十分知ることができる。そしてお焦げが立派。炊き込みご飯は、お焦げがうまいのだ!。松崎しげるの様な色合いをした、お焦げがまた最高にうまい。
 
 
 全体的に、ホンビノスのエキスが深い。ここに醤油系の風味も混じり合い、そのほか、鶏肉類の甘みも入り混じります。キノコの様な風合いに似た香りと味もして、正体不明的にうまい。途中貝の身の部分も掘り起こせたし、鶏の旨味と醤油味の甘辛さもバランスが見事。
 
 
 「このままシンプルに味わってフィニッシュ」とも思ったのですが、四分の一程度残しておいて、ここに煮干しが効いた冷えた汁をレンゲで注ぐことにしました。煮干しとホンビノスが、炊き込みご飯の上なら喧嘩しないかと心配もあり。しかしそんなの心配無用で、個性と個性がぶつかり合って全く別の旨さを生んでいます。
 
 
 
 総じまして、「いちいち痛快極まる個性感!パツパツ&ニボニボ好きなら一回食っとけ!そんな冷やし煮干麺」と言う、捻りも何もなくてごめんちゃい。まず「冷えた絶妙なる煮干感と冷えたパツパツ麺のコンビネーション」をお伝えしたいし体験して欲しい。ハードな煮干魂がどこか上品なのがいい。そして「炊き込みご飯の完成度」も体験すべし。濃ゆい味わいのタイプなので、味のカオスを一番楽しめる逸品ですので・・・。全体的に上から目線な発言でしたら悪しからず。ともあれ、別腹の様にするすると食える喜びを共有したい次第。そんなことを考えながら、とっとと最後に詠って、いつもの様に締めたいと思います!。
 
 
 
   猛暑日で
   食う気も失せる
   胃弱にも
 
 
 
   痛快煮干
   冷や汁旨し
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2018/03방문4번째

3.4

  • 요리・맛3.5
  • 서비스3.5
  • 분위기3.2
  • 가성비3.2
  • 술・음료-
~JPY 9991명

香味二段仕掛けのハイパー貝塩麺!

<2018.03> ラーメン(塩)

 この店は、接客においても手を抜かないところが、実はお気に入り。自家製・化調不使用と言う質感にもこだわるところもナイス。ただ、私への配膳がちょっと間違いそうになったため、スタフさん厳しく指導されてた。全然気にしてないからと言いたかったが、完璧を目指している姿勢ならではのことでしょう(俺だったら自分が弱いからすぐ許しちゃう)。そんな感じで配膳されたのがこちらの麺顔です。
 
 おお!今風なラーメンらしいシンプルな麺顔の中に、気品を感じるような佇まい。レアチャーシューが季節を思わせるサクラ色の美しいレアっぷり。酒の欲しさが蘇りそう。印象的だったのは、醤油はクリアーなイメージだったのだが、この塩は少しじっとりしていて霞がかった色合い。それに、以前醤油ではトッピングされてた「自家製薬味」が、ここでは別皿に盛られていたこと。
 
 まあ今回は、食うまでに色々あったけど、落ち着いてまず一口、スープをすする。すると衝撃が走った!。めちゃウマ!!。こちらのスープは、ホンビノス貝の滋味で深みを与えるのは知っていたけど、塩味の中のホンビノス味わいが、あまりにストレートな輪郭。そして実に痛快!。醤油は醤油で美味かったのだが、塩味の方がナチュラルなのかもしない・・・。3口めあたりから、他の味わいにも意識が向きだすのだが、アサリの味わいもしっとり感じられて、これはこれですごく良い。
 
 またベーススープもなかなか芳醇な味わいです。丸鶏の煮出しを十分感じるし、この霞みがかった半透明さには、鶏のコラーゲンの溶け込みも期待できます。また節系昆布系等の乾物もしっかり溶け込んでいると思われ、貝類の味わいに結びついたり、また全体を和風に落ち着かせているような気もするー。さらに、塩だってきっとかなりこだわってるよね。はっきりした塩味ベースなのに、尖りがなく塩味を探したら旨味にぶつかるといった味風景を展開しています。
 
 さて後半から、自家製の薬味を溶かしてみましょう。説明によると「タルトゥファータ」と言う代物らしく、マッシュルームと野菜を煮詰めオイル漬けにしたようなもの??。一つまみだけ、直に味わってみたが、複雑な味としか言いようがない(語彙が少なく表現できない)。しかし、これをスープに溶かすと、化学反応が起きたかと思うほど、全体的に風合いが変わって来る。極めて個人的な感覚ですが、マッシュルームよりは、ハーブのような風合いが少し足されるイメージで、ホンビノスに占拠されてた風景が、もっと明るく解放されるかな・・・。少し洋風に変わりまして、味変化としては大変面白いです。
 
 
 
<パツパツ低加水ストレート細麺!ダイレクトに感じる風合いの濃ゆさ!>
 
 淡麗かつ芳醇なスープに、パツパツ系の低加水麺。こちら自家製麺とのことですが、麺がかなりうまい。これもスープの時と同様に、醤油よりもダイレクトに風合いを伝えてきます。塩系にパツパツ麺ってのが、ありそうであまりないかな?。どちらかと言えば、普通は塩スープなら、しっとり穏やかな麺を合わせて来ることが多い。ところがこの一杯は、あえて塩スープとパツパツ麺の組みあわせで、麺の風合いが一段と濃ゆく伝える。そんなところが、感心するところでして、私は好みのツボを押された感じです。
 
 前歯を当てて千切る所作がいちいち楽しくなるのが、パツパツ麺の特徴。汁を吸い込みにくそうでも、実はちゃんと表層部分は浸透してますね。奥歯でプレスして味わうと、粉の風合いが最初に豊かに伝わる。そして一方で、後から塩気と結合した炭水化物の旨味が滲み出て来るよう。そうだな・・・、しっかりと小麦の麺を食べているのだと、言う感覚にさせてくれます。以前、どこかのラーメン屋で、そこは麺が自慢の店だったが、「最初は塩だけふって、タレにつけずに食べてください」などと言われたことがあったっけ。確かに美味かったのだが、その時はあまり深く考えなかった。急にこれを思い出したのは、塩味と小麦麺の相性って、こう言うことなんじゃないかなと思ったこと。心の中で膝を打ちました。壊れるくらいにー。
 
 
 
<レアチャーシュー旨し!やはり酒を欲する>
 
 厨房の中は見えなかったが、ご店主の仕草から包丁で肉を注文に応じてカットしてるのがわかる。ご自慢の豚肩ロース肉の低温調理のタイプ。レアっぽい風貌に、タレの穏やかさと、肉本来の味が両立してる味わいですね。本当にこの数年で、ラーメンのチャーシューは革命的な進化を遂げたと思います。
 
 しかし、美味い肉は罪だね、ずるいね。酒を欲しがってしまうではないか。酒をねだってしまいそうではないか。美味い肉の前では、私は単なる、酒を飲むカラクリ人形のようなものだわ。
 
 
 
 総じまして、「香味二段仕掛けのハイパー貝塩麺!」と言う感じかしら〜。それにしても「健やか」さんも引き出しが多いよね!。これまで、「貝を効かせた淡麗醤油が美味い店!」だとしか印象しかなかったんだけど、最近になって、『裏健やか』なるセカンドブランド展開。そこでは「実は淡麗でも濃厚でも煮干しが美味い店」と言うアピールをしておられる。そして更に、【実は・・・塩系もお得意よ!】ときたもんだから、正直今回は面食らいましたよ。そんな感じで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   風もなく
   額汗かく
   陽気哉
 
 
   二日酔いでも
   ビール恋しく
 
 
 なんかピン!とこないな・・・
 えい!もういっちょ!!
 
 
   塩ラーの
   麺を食いて
   面食らう
 
 
   引き出し多い
   健やかの技
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

2017/12방문3번째

3.4

  • 요리・맛3.5
  • 서비스3.5
  • 분위기3.2
  • 가성비3.2
  • 술・음료-
~JPY 9991명

大人の味わいを子供も安心な質感で仕上げたネオ醤油そば!

<2017.12> ラーメン

 今年2017年の三鷹駅界隈のラーメン事情は、大きく変化があったと思えてなりません。三鷹でラーメン屋と言えば、あの「江ぐち」を引き継いだ「みたか」と「文蔵」がツートップで長い間引っ張ってきたと言うイメージがあります。そこを昨年の11月から西久保地区に「さくら井」が開店していきなり名店の仲間入りを果たすと言う快挙(食べログ名店100選2017)を達成。そしてしばらくすると、こちら「健やか」さんが開店され、また最近では南口に「すず喜」がひっそり開店するなど、いきなり美味い店が続々と集まってくる・・・本当に地元民としては、嬉しい1年でありました。感謝するしかないね。

 そんな無責任な感じでやってきたが、久しぶりとは言えランチタイムピークを少しずらして悠々と食おうと思ってた。しかしやってきた午後2時半、昼の部終了間際でしたが・・・なんとほぼ満席!もうすっかり人気店として定着化がうかがえます。客層もバラバラで受け入れ度合いの広さを知ります。以前、限定だったつけ麺もレギュラー化されておりましたし、塩もあるし、煮干しもある。どれにしようか迷ったものの、原点回帰ということで、一番デフォルトの醤油のラーメンとさせていただきました。
 
 
 
<前半は貝類!中盤からはマッシュルーム!後半は分厚い鶏コクと円やか醤油>
 
 回転が間に合わないのか、先客の器がカウンター前の高台に積まれてるー・・・今片付けますとすぐに気が付いてくれるところが憎めないです。先客のアレルギーに関する質問もテキパキと答えておられる。小麦粉、塩、玉子等いろいろ答えておられました。すげーと感心していたところで、私の配膳が完了しようとしてますよ・・・話しながらも手を抜いてなかったのね!。それがこの麺顔。
 
 おお!少し開店当初と趣変わってませんか!?。なんだかどこか具材のパーツがちょっと大きくなったようなイメージと、そして肉の上に、麺顔のホクロのように何かタレがかかっている。まずは溶かす前にホクロみたいなタレ?を箸の先につけて味わう。するとそれは・・・とても洋風な感じがする何かで、色合いと風味からすると、ブラウンマッシュルームの極細微塵では?と思えるのです。それに何かを混ぜているのだが・・・一向にそれ以上にはわからん。
 
 諦めてまずは溶かす前のスープを味わうと、サーっと広がりを感じるのは貝類のエキスです。ホンビノス貝の滋味とも言えるジワジワと押し寄せる旨味が、香味油と共に口に広がり、鼻腔を駆け抜けるのがいいね!相変わらずですの展開に安寧を覚えます。
 
 そしてゴクゴクと味わい進めてゆくうちに、あの黒いタレ・・マッシュルーム?っぽい味が広がる。この展開は以前には無かったはずなので、再訪問なのにとても新鮮な気分にさせますね。貝類の旨味に、キノコ類の旨味がプラスなんて、本当に贅沢な構成展開です。そして最後にググッとくるのは、円やかな動物系の味わい。それは間違いなく地鶏っぽい強かなコクで、冒頭では淡麗系では?と感じていた味わいは、さにあらず!芳醇系とでも呼びたくなるようなボディー豊かな味わいへと昇華してゆくようです。
 
 
 
<パツパツの加水低めのストレート麺が最後まで鮮烈!>
 
 これこれ!こちらの麺は、パツパツめな低い加水のストレート麺です。ここはイメージ通りで、茹で上げても麺の角が残るほど、潰しこみ・麺密度が高い逸品なのです。芯を視認できなくても、全体的に締まっているような印象で、なかなか汁を吸い込もうとしない。じわじわと時間がかかるので、最後までグルテンの風合いを保ちながら食えるといものです。前歯でカツカツと千切る。奥歯でプレスすると横ずれしながらもクッシリとやや低反発なカタメで、ゆっくり潰れてゆくようなイメージ。最近、町中華系のラーメンを食べ続けてきたので、久しぶりでしたこういう感覚は。
 
 麺の表面も漆喰のようにきめ細かく、何と無く外カタ。なので汁を吸い込むというより濡れる感じで、スルスルと滑ってゆくように感じます。うち頬よりも喉越しとして感じるようなシルエット感。蕎麦に似てないのに蕎麦ライクな一面もある、そんなパツパツ麺でした。
 
 
 
<低温仕立てのチャーシュー!少しだけ放置して熱を加えて食う!>
 
 レアではなく、低温でゆっくりと仕上げたような肉で、ピンク色がとても美しいです。大きめの肉塊を薄めにスライスしているためか、配膳直後から肉の端っこのピンク色が段々と薄れてゆくのが分かります。慌ててメンマの上に退避させて、少しでもゆっくりと味わおうとしましょう。
 
 塩気でもなく、肉だけの薄味でもなく、ナチュラルに肉がうまいね・・・・。塩気と思ってたら脂の甘みとかぶったりして、あれれ??と思ってたらスープを裏側で吸い込んでたりしてね。スライス肉ってのは浮かぶと面白い味変化をするからたまりません。なので、低温仕立てのチャーシューは、少しだけ放置して熱を加えて食うこととしましょう。
 
 
 
 総じまして、「大人の味わいを子供も安心な質感で仕上げたネオ醤油そば!」と言う感じで、正直言ってレベル高いっす!。こういうのを久しぶりに食べると「無化調って本当に味わいが優しい」と思えるから不思議。貝類など比較的くせのある素材が入っているのを忘れてしまいそうになる。きっと野菜や昆布など、いろいろ入ってバランスとってるのだと思いますが、ご店主が「子供でも大丈夫」と胸はってお答えになっていたのが、よく分かりますよ。ここは家族でも来てみたいな・・・と改めて思います。しかし、一緒にワシに家族がついて来てくれるかは、別の問題ですので悪しからずー。ああ、やっぱり地元でラーメン活動すると楽だわー(笑:本音)。来年は楽しよう。そんな多少ずぼらな感じですが、とりあえずとっとと詠って最後に締めたいと思います。
 
 
 
   激動の
   今年一年
   振り返り
 
 
   沁みる汁飲み
   しみじみ反省
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

2017/05방문2번째

3.4

  • 요리・맛3.6
  • 서비스3.3
  • 분위기3.3
  • 가성비3.2
  • 술・음료-
~JPY 9991명

淡麗と妙義が繰りなす大人の醤油細つけ麺!

<2017.05> つけ麺【限定】


 水曜日は、「定時間日」というより、とっとと帰れ否応無く!という感じです。腹立つけど、仕事量はこれまた別の話。本当なら、憂さら晴らしに、二郎でも行きたいところですが、最近ハマっている二郎が定休日でして・・・仕事を抱えて自宅で作業と参ります。ここで、今回は「中華そば みたか」か「麺屋 さくら井」狙いで、どっちにしようかなーーーーって迷ってました。そしたらそんなとき、とあるラーメンSNSで、「健やかのつけ麺」情報を懇意のレビュアーさん情報で伺ったので、急遽方針変更!ですよそりゃ。今回はこちら「健やか」さんへと直行!。・・・へへへ、狙いは昼夜限定10杯ということで、多少ビビりましたが、なんとかゲットできて、嬉しいよりもホッとした感じです。


 来店すると、確かに!この店は今この界隈ではノリに乗ってるかも!。客層が良くて、吉祥寺界隈よりも落ち着いた大人が多い。ゆっくりと味わい、味のわかった感じがする余裕がオーラのように、プンプンさせてる中年客層がメインです。絶対にサラリーマンではなく、地主かマンションオーナーのような、余裕ぶっこみご夫婦が・・・実に品が良い。きっと新宿か吉祥寺のデパートで定価で購入したであろう、ラルフローレンがかっこいい着こなし。ネット通販では絶対に買えないようなプリント柄や、中間色のボタンダウンシャツなど、イカしている。でも結局ラルフローレンってところが、保守的というか、王道というか、冒険しない勝ち組な感じで別世界ですね。そんな方々に限って、車はプリウスだったりしてー。でも・・・・最新のPHVだったりして、そこのところややこしい生き物です。・・・・・そんなひがんだ妄想を重ねたところで、意外に早く着丼と相成ります。


<まず麺が浸った出汁!そしてつけ出汁!の順で、味わうのが宜しい!>


 ウッヒョー!まず麺線の美しさが泣ける・・・・麺丼の中で、麺がポニーテールしてるような萌えを感じます。オッさん世代には、ポニーテールは若き日の憧れを思わず感じてしまう。また人によっては涼宮ハルヒを関連づけてしまうかもだが、ごく少ないでありましょう。ともあれ、麺の整形は完璧です。しかしここで焦ってはいけないです。まず汁をすすることです。むやみに早々整った麺線を汚すことない。てなことを思いつつ、どちらから味わうか・・・・そりゃ淡白そうに思える「麺丼」側の麺が浸った出汁でしょう。


 昆布出汁の旨味が、非常にナチュラルに響く上に、麺の小麦風味が明るくて、しかも軽く濁りを生じさせるような感覚ですよ。この「麺丼」の出汁のうまさがわかるのは、ヲタクの証明。この浸した汁でスープ割りをしたいとすぐに思いつきます。


<麺を、海塩だけで味わうことを非常にオススメしたい!>


 次に麺の味わいですが、すぐさまにつけ出汁に浸けることなく、まずは【海塩のみ】で麺を味わっていただきたい!。麺をリフトして、その先っぽだけを軽く塩につけて頂く・・・・。すると「塩は無敵!」かと思えるほどのうまさ!。旨味の基本は塩気だと、味の原始を彷彿とさせるほどです。クツクツとした歯ごたえの後に続く粉の風味と淡いグルテンの甘み。そこに【実に泡のように接してくる塩】が絶妙に麺の味と寄り添うのです。これはおすすめ!ぜひ、つけ出汁に浸ける前にストレートな麺の味わいを体験していただきたい次第です。


<ホンビノス貝の味わいが、醤油だけでなく、麺の風合いにも似合う>


 先人のレビューがなかったら見逃していたかもしれません。つけ出汁は、非常に鶏ガラ主体の旨味が芳醇で、それに合わさられた醤油のニュアンスが非常にハイセンスで、透明度が高い上に深い色合い。各種の生醤油を合わせて研究を重ねた結果が、よーーーく伺える味わいです。


 ベースは「鶏ガラ出汁」と「醤油だれ」。しかし、「ホンビノス貝」エキスがマスキングされ見逃しがちであるけど、濃ゆい。醤油ダレが生エキスっぽいので、その甘みとホンビノス貝のエッジングが、妙に同化してしまっているもかも。それはそれで一体感があって良いのだけど、貝アピールはそのぶん低くなるかも。何れにしても食べ手の好みによるところですね。


<丁寧に計算された二種チャーシュー! ちょっと他のアピールに押されがちだが崇高!>


  思えば、鶏と豚の二種。スープと麺に圧倒されがちですが、洋風なスパイシーが爽快な「鶏モモチャーシュー」。そして、王道の肩ロースの旨味が広がる豚肉がなかなかです。つけ麺にはやはり、コンテンポラリーな肉より、しっかりとした調理技量のあるオーディナリー系の方がよく似合います。ただね・・・もう少しだけでも、肉ボリュームがあっても良くね!?


<出汁で割ってから、温め直してもらおう! また別の円やかさに出会うから>


 最後は、完璧に出汁が冷めます。昆布ダシも冷えて饗せられる。しかしここで「温め直し」を宣言しよう。余ったつけ出汁に、丼にも余った昆布だしを投入してみよう。するとたちまち熱量が大幅に減ってしまいますが、ここで温め直しをお願いすると、快く応じてくれます。悔しいことに、この温め直した割スープ上手いではないか!


 イノシン酸、グルタミン酸のピュアなうまさは分かる。そこに麺から吐き出されるグルテンと、少しばかりのでんぷん質が混じる。それらが温められて、妙に結合するような「心に響く旨味」があるように思えるのですが、いかに!?


 総じまして、「淡麗と妙義が繰りなす大人の醤油細つけ麺!」と言う感覚でしょうか?。お値段「880円」也。私はとてもリーズナブルだと思ったし、もう一度食いたいとすら思います。ただ、食べ手を選ぶこともありましょう。あなたがもし「細つけ麺ファン」なら、これは一回は食っとけ!って感じですよ。そして塩をダイレクトに付けて食うのも、体験してほしいー。今夜はそんな感じですが・・・・眠気と酔いでもうげないですので、とっとと詠ってもう寝ますー。


   天性の
   シンプルエキス
   合わせ技


   重ねて嬉し
   旨味の定理


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

2017/04방문1번째

3.3

  • 요리・맛3.6
  • 서비스3.2
  • 분위기3.2
  • 가성비3.2
  • 술・음료-
~JPY 9991명

三鷹駅界隈のラーメン地図が面白くなってきた

<2017.04> ラーメン

 ワクワクモードでやってきた店先。とってもシンプルで素っ気ないところが結構、本格的なオーラを醸し出しております。入店時、先客1名。夜飯ピーク時で大丈夫か!?と心配してたら、後から客が来るわっ来るわ・・・・。たちまち席が埋まります。メニューは基本的に醤油系一本で酒がない(!)。味玉とチャーシューとご飯系のバリエーションのみと言うのに、これだけ客を引きつけるとは、恐れ入ります。まずは「ラーメン」から手始めとしていただきますが、780円と言う価格設定は、半分強気ですなー。


汁:「トリュフオイルが分かりやすい!醤油味の輪郭と貝出汁が、これほど共鳴する仕上がりになるとは!」


 配膳の瞬間は、今風な鋭角的なフォルムに、和の質感を取り入れたような流行りの丼が、本音のところ小さく思えてしまう。そして奥ゆかしきボリュームですから、これで外したらただでは置かないと腹を括ります。しかし実際に味わうと、これが疑念を一気に振り払う。トリュフオイルの効果おそるべし。いやー、これまでちょこっとはトリュフオイル入りラーメンって食って来たつもりだったけど、これほどまでに鮮やかなのは知らん。そのため少しだけ強気な価格設定なのかもと思えば合点がいきます。


 最初は醤油の美しいブラウンの見栄えが素晴らしく、熟成醤油を味わう気分でスープをすすり出します。そうすると、確かに醤油の熟成からくる円やかさが、舌を支配し鼻腔には香りを運び、魅了する。そして貝類のじんわりした旨味。ああ熟成された醤油をうまいことまとめてるなーーーーって、感じ始めたところで、トリュフオイルの群を抜く甘みのようで旨味の香りが、ブワーーーーーッと全体を駆け巡るわー。これは、若い人の優れた才能が作り出すラーメンですよ。最近まで、東京中の大勝軒を食い続けて来た身としては、同じラーメンでもDNAが明らかに違う感じと思う。古風な醤油ラーメンを、現代的感覚でトリュフオイルを使い、「ネオ・ジャポネスク」にまとめあげたような作品。どんな人が作ってる?・・・と思って、厨房の店主とその相棒さんを見てみると、掛け声確認がちょっぴりファンキーで、楽しそうな若者約2名。グルービーなポップで育った私とは、別世界な感じがしたが、ラーメンのうまさでは繋がってる。


 うまいので、スープを一滴残さず飲み干します。その寸前で残るスープを見ると、味を構成するエキスのカケラや細かい残存が一切見受けられない。まるで濾過し尽くされたような、さらっさらスープです。エキスの残存のカケラって、結構スープの味の確認に役立つのにな・・・・。今回はそれが一切できず。


麺:「いわゆるパツ麺!加水の低さに封じ込まれた小麦の香りが、スープに負けず劣らずコラボする香りの共演!」


 これ以上、喜ばせんといてほしいわーっと思いつつ、麺をすすって前歯を麺に差し込んだ瞬間、頭の中では「!」ってな記号が大きく浮かび上がります。うまいがな!スープに感動したけど、それとマッチする質感が見事。形状は角。立派な正方形であったはずだが、茹で上げである程度膨らんでぼやけた形状になってる。しかしそこが、舌触りの良いところで、滑らかなようできっぱりとした滑り心地を生み出すようです。汁の吸い込みがしそうな低加水麺。ストレートが美しく、よじれなどは一切ない。


 前歯でちぎり刻むほどに、乾いたグルテンを思い起こさせるような風合いが広がる。そこにスープの醤油感と、トリュフ系の旨味が染み込むようにコラボするのが、実にうまい。


 すすり上げに関する滑りの良さとか悪さとかは、一切記憶にとどまらず。なんたって、スープの良さが麺の風合いにどれだけ浸透してゆくのかに注視してて、観察を忘れましたので。科学者としては失格。


具:「シンプルさの中に華やぐ切り落としレアロース豚肉、あとは少しばかりの薬味ネギと穂先メンマのみ!」


 ロース肉のレアを切り落としたようなサイズと形状、そして質感です。こりゃうまいに決まってる。ラーメンの上でなくとも、成立る完成度は認めます。ただ・・・もう少しくれ・・・。あとで腹が空きそうだから。


 総じまして、「素ラーメンでも通用するトリュフ醤油の一品」と言う感覚で、非常によくできた一杯だと感じました。トリュフと言うのは、実は結構先人が扱ったことのある素材でして、限定などでもたまに見られます。しかしこれまで頂いてきたけど、ほんわかと薫る程度の崇高さが魅力的だったものの・・・、今回のきっぱりとしたトリュフオイルの味わいは、結構アピール感あり。シンプルなメニュー設定と、多少強気な価格設定ですが、これにいいチャーシューもあると来たら、是非とも日本酒か焼酎を置いていただきたい次第!。これからのメニュー展開も期待して良いと思いますし、いずれ煮干しでも出て来るのかなと思えば、ツイッターもチェックせねばと盛り上がってます。また来ます。次回は腹空かして、駆け込み乗車もいただきます。いや違った、炊き込みご飯だ・・・(中川家のパクリ)。今後の期待を込めて詠います!。


   桜散り
   菜の花咲いて
   ツツジ咲く


   向日葵なびく
   トリュフの風に


お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

레스토랑 정보

세부

점포명
Ramen Sukoyaka
장르 라멘、쓰케멘

0422-57-7935

예약 가능 여부

예약 불가

주소

東京都武蔵野市中町1-28-1 矢島ビル 102

교통수단

미타카 역에서 330 미터

영업시간
    • 정기휴일
    • 11:00 - 15:00
    • 18:00 - 21:00
    • 11:00 - 15:00
    • 18:00 - 21:00
    • 11:00 - 15:00
    • 18:00 - 21:00
    • 11:00 - 15:00
    • 18:00 - 21:00
    • 11:00 - 15:00
    • 18:00 - 21:00
    • 11:00 - 15:00
    • 18:00 - 21:00
  • ■ 定休日
    月曜日(裏健やかとして営業)

영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다.

예산

~¥999

~¥999

예산(리뷰 집계)
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999

이용금액 분포 확인

지불 방법

카드 불가

전자 화폐 불가

QR코드 결제 불가

좌석 / 설비

좌석 수

9 Seats

( カウンター席)

개별룸

불가

카시키리(기간을 정하여 빌려줌)

불가

금연・흡연

완전 금연

주차장

불가

近隣にコインパーキング多数有り

특징 - 관련 정보

이럴 때 추천

가족・자녀와

많은 분이 추천하는 용도입니다.

서비스

테이크아웃 가능

아이동반

어린이 가능(유아 이상 가능,미취학 아동 이상 가능,초등학생 이상 가능),유모차 입점 가능

오픈일

2017.4.5

비고

月曜日は煮干ラーメン専門店
裏健やかとして営業