板橋・JR板橋駅西口、「洋庖丁」。【176th】
「超火力焼肉」が食べたくなって、ココへ来た。
「キッチンABC 西池袋店」で「タレ焼肉」を食べたのだ。
焼肉の状態も、僕の気持ちも双方ともが不完全燃焼で、ココへ来たのだ。
「洋庖丁」の各店は、ずっと自分には合っていないグループだと思って、敬遠していた。
棲家からは池袋店に2,3分で着く。でも滅多に行かない。
また、大山、江古田などでも食べてきたが、どうも納得のいく食事にはならなかった。
でも、約1年前にこの板橋店を訪問して、ちょっと考え方が変わったのだ。
「暑い、狭い、煙い、接客・客層が馴染まない。」
と書き始めたのに、その全てのマイナス面を上回る「味わい」を感じ始めたのである。
調子に乗って池袋店にも何年かぶりで訪問したけど、ソコはやはりダメだった。
この板橋店は、突出している。
何が、と言われれば、冒頭に書いたように「超火力焼肉」なのである。
今回掲載した写真は、この店で過去に撮影したものであるが、流石に家庭では、こういう感じの調理は難しいだろうな、という感じである。
タレで焦げ焼き手前までギリギリのラインで勝負した味わい。
火力の風味と、鉄鍋の鉄の風味も加わる。
品良くまとめ上げようとは思っていない感じの焼き。
手をかける時間帯と、放置する時間帯。
その絶妙な技が、活かされている味わい。
「ポーク焼肉ランチ(並)」(850円)+「ハーフメンチ」(300円) ーー 写真の通り。
ポーク焼肉については、前段から書いている通りである。
ハーフメンチカツにも、この店特製のソースがかけられている。
双方とも、この店で何度も口にした味である。
納得の食事なのである。
家では味わえない。
「主婦の寄り付かない店ってあると思うんだ」
と、書いている単なる洋食屋もあるが、こういう洋食なら、むしろぜひ味わって欲しいと思う。
上品な料理ではない。
後片付けを優先する、テフロン加工のフライパンでは、どうあがいても出せない味わいである。
満足。
ごちそうさまでした。
ちなみに、接客面は、その調理人以外は、いまだに塩対応だと感じている。
この店では、そういう方面を完全に無視して、ただひたすら味に集中する技を覚えた。(笑)
(文責:京夏終空、2023.4.22)
(280件/3.53)
板橋・JR板橋駅西口、「洋庖丁」。【176th】
いわゆる「慣れ」のようなモノで、気分をシャットアウトできるかどうか。
気になる人間にとっては、この店は、その部分が一番重要なのだと思われる。
元々個人的には、この「洋庖丁」のグループでは、食事の味以外の部分において、気になるコトが振り切ってしまい、いわゆる「良い店」という括りに入れづらい印象の店が多かった。
狭い、暑い、煙いなどに加え、接客面なども馴染まないケースが多かった。
スーツ姿で入店すると、匂いがガッツリと衣服に付く感じに抵抗を感じるし、この店の最初のレビューでも書いているが、食事が提供されるという感覚ではなく、飼育用のエサが目の前に差し出されるがごとく、接客ではなく作業であるように感じてしまう。
しかし、この板橋店は、味の部分で強く惹かれるのだ。
単なる焼肉でも、調理風景を見ていればわかる。
熟練の技が活かされている、絶妙な「焼き」なのである。
味付けも、白メシをガンガン食べられるように濃過ぎるぐらい濃いめである。
その味付けと、焼きによる焦げの風味の調和。
こういう系統の調理では、火力の強さと鉄の調理器具の味わいがストレートに出る。
油分の摂取量がどうこう、フライパンがキレイに洗えるなどと、過度な健康や、家事の楽さ加減を優先した調理では決して味わえないダイナミックな味わいが存在する。
「ポーク焼肉ランチ(並)」(800円)+「ハーフメンチカツ」(280円) ーー 写真の通り。
この組み合わせ、何度も食べているし、何度もレビューしている。
価格は、各々若干の値上げがされた。
前段で書いた通り、「焼き」の素晴らしさを感じ入るポーク焼肉である。
ウマい。メシが進む。こういう感じがイイ。
普段なら、ダシの押し売りと書いてしまいそうなカツオ節がガンガンくるみそ汁も、この濃い味付けの料理にはバランスが良く、合っていると感じる。
小難しい顔をして評するべき店ではない。
大衆スタンド洋食店として、サクッと食べるには最高なのである。
ごちそうさまでした。
そう、その「ごちそうさまでした」に対しても、ハッキリと返答してくれるのがマスターのような料理人だけである気がする。
だから僕は、お店を出る、まさにその瞬間に、右側を向いて「ごちそうさまでした」と言うようになってしまった。
(文責:京夏終空、2022.10.18)
(191件/3.54)
板橋・JR板橋駅西口、「洋庖丁」。【176th】
再び自分なりの原点に戻り、かつ調理風景を見て大いに納得した。
この「板橋・洋庖丁」が、自分の中での名店入りする瞬間がわかった。
前回の「ジャワ風焼肉ランチ」から、日を空けずにスグに訪問した。
自ら注文しているので、誠に勝手な話なのだが、その訪問時の不完全燃焼を解消すべく、本来求めていた味わいに少しでも早く向き合いたかった。
そして、何の巡り合わせか、偶然に最高のポジションに座った。
カウンターの一番手前、調理人の持ち場の真ん前である。
目の前で、ゴーッと火が吹き出る中、その味わいを確認できた。
「ポーク焼肉ランチ」(750円)+「ハーフメンチカツ」(250円) ーー 写真の通り。
ポーク焼肉を口にして、ひと口目でスデに、もう満足の頂点に達する。
肉の味わい、タレの味わい、焼きの味わい、全てが訴えかけてくる。
そう、この焼きの味わいこそが、このポーク焼肉ランチの醍醐味なのである。
手をかける、放置する、その絶妙なバランスの完成品である。
手をかけすぎてもイケない。
放置しすぎてもイケない。
過保護と放任主義。
子供の教育と同じではないか。
自由に伸び伸び焼いて、焦げそうになる瞬間、一気に手をかける。
そのバランスと繰り返し。
それにしても、この火力。
さすがに家庭ではムリだなと思った。
そういう意味でも、ココに来る意味がある。
満足。
ごちそうさまでした。
僕は基本的に、焼肉などもそうだが、普通にカットした肉を焼くだけの焼肉屋を、単に高いだけだと思ってしまう。
その店のタレの漬け込みや、一般流通してないような部位を食べられるというなら理解できる。
例えば、池袋西口にも、それなりの焼肉屋が乱立しているが、滅多に訪問しない。
年齢による嗜好の変化の問題もあるのだが、東武百貨店のデパ地下だけでも、いろいろな肉がそろう。人形町今半、柿安、スギモト、ニュークイックなどで買えば、きっとお店で食べる3分の1以下の料金で満足が得られる。
ただ、「焼き」の流れの特殊性はあると認識している。
こだわりの炭火であったり、火力であったり、つけダレであったり、そういう面は考慮する。
この店は、そういう意味でも僕にとって利用価値があると思う。
(文責:京夏終空、2022.5.4)
(181件/3.54)
板橋・JR板橋駅西口、「洋庖丁」。【176th】
調子に乗ると、見失うモノが出てきたりする。
ソレも、根本的な部分を変更したりしてしまう。
板橋駅近くでの仕事終わり、この2,3ヶ月いろいろな店に訪問した。
まん延防止措置期間が多かったコトもあり、地元・池袋に戻る頃には、お店が閉まってしまうのだ。
だから夜の訪問は、ほとんど多くの店で20時半前ぐらいの時間帯だったと思う。
この店は、20時45分まで入店可能だった。
「ジャワ風焼肉ランチ(並)」(750円)+「ハーフメンチカツ」(250円) ーー 写真の通り。
この店のポーク焼肉ランチの味わいを気に入って再訪しているにもかかわらず、ついつい冒険してしまった。
カレー風味の焼肉である。
美味しいのだが、きっと僕がこの店に求めていた、料理の強さが無くなっている。
カレーを活かすためには、これぐらいなのだろう。
肉自体はよく焼かれている感じはあるのだが、タレであるカレーの状態が優しすぎるのだ。
カレーの味わいは、スパイシーで美味しいと思う。
だから、味わいの云々でなく、あくまでも料理の仕上がりとしての状態についてである。
とは、言うものの、美味しくガッツリと食べた。
ごちそうさまでした。
続く。
(文責:京夏終空、2022.5.4)
(181件/3.54)
板橋・JR板橋駅西口、「洋庖丁」。【176th】
たかが一回の訪問で、いったいどれほどの断定的な判断ができるのだろう?
と、大いに反省するのである。
確かに、味わいの方向性が自分と合わないと思ったときなどは別だが、美味しいけれど、雰囲気や接客系が馴染まないと思った店で、自分の行動範囲にある店については、致命傷を食らわされた場合以外は、なるべく再訪するようにしている。
「暑い」と思った店内だが、その日は寒く、むしろソレを求めていたかも知れない。
「狭い」のは、混み合っている時間帯に訪問するからであって、空いている時間帯なら問題無い。
「煙い」のが、むしろ盛り上がる瞬間もあったりする。
「接客・客層がなじまない」感じは、ガン無視して、自分の世界に入り込む。
「ポーク焼肉ランチ(並)」(750円)+「ハーフメンチカツ」(250円) ーー 写真の通り。
ポーク焼肉をひと口食べて、美味しいと思う。
この感覚は変わらないし、むしろ、前回よりも「求めて訪問した」という部分に、応えてくれた分、感動は大きいのだろう。
タレで焦げ焼き手前までギリギリのラインで勝負した味わい。
火力の風味と、鉄鍋の鉄の風味も加わる。
テフロン加工とか、何とかコーティングとか、料理の味わいよりも調理器具の取り扱いのしやすさ、洗浄のしやすさを選んだ器具では決して出せない味わいでもある。
そもそも使う油の量や、火の通り方も違う。
均一にムラなく焼くコトよりも、焼きムラがあった方が明らかに強弱が存在し、味わいが揺らぎ響いて届く感じが盛り上がるケースもある。
ハーフメンチカツ、焼き物に揚げ物を足す感じも盛り上がる。
また、かけられている特製のソースもイイ感じである。
ごちそうさまでした。
続く。
(文責:京夏終空、2022.5.4)
(181 件/3.54)
板橋・JR板橋駅西口、「洋庖丁」。【176th】
暑い、狭い、煙い、接客・客層が馴染まない。
きっと、自分好みで、タレ焼きした方が美味しいと思う。
だから、やや高くも感じる。
ずっと、そんな記憶のイメージで遠ざかっていた店である。
棲家の近く、池袋西口にもこの「洋庖丁」はあり、その店も遠ざかっている。
でも、いざ食べてみると、求めている味わいの方向性なのである。
「ポーク焼肉定食(並)」(750円) ーー 写真の通り。
ポーク焼肉を口に含めば、納得してしまう。
やけに濃過ぎる感じの味付けだが、方向性はキライじゃない。
いや、むしろ美味しいと思う。
肉を柔らかく焼き上げてあるのに、焦げすら付くぐらいに、タレで煮詰め焼きをしてある。
否が応でも、美味しいと言わされているような脅迫感を伴うような気もするが、こういう簡易的でジャンクっぽい洋食屋では、ご飯がすすむという事実こそが大事なのであろうとも思う。
汁椀は、ダシの押し売り的な、ガッツリした豚汁風。
どうしてこうも、味を重ねるのか?
メインに対して、もっとはんなり優しく、ほっこりとした汁にできないものか。
そんな感じに思うのだが、コレもまた、味わいの方向性が馴染むようにできている。
食後に異様に喉が渇く。
20〜30代の頃なら絶賛したであろう味わいも、年齢とともに、頭でなく身体が拒否している感覚も芽生える。
慣れ、であろうか。
とにかくよくわからないが、初めて高評価してみた。
食べている刹那においては、間違いなく「美味しい」と思わされた気持ちに対して、素直に(いや、とても素直ではないが)評点に反映させたつもりである。
ごちそうさまでした。
接客系も不思議な店であった。
入店してから誰とも一度たりとも目が合わない。
忙しいからだろうが、作業を淡々とこなされているだけで、とても「接客」というコトバで語り始められない。
後ろから「(メニューが)決まったら言ってください」とだけ言われ、目の前にガツンガツンと配膳される。
僕はどうも、こういう系が極度に苦手である。
もてなされている感はほぼゼロで、家畜に餌を与えているかのようである。
そういう感覚を鈍くして訪問しないとやるせない気持ちになってしまう。
客層も似たりよったりで、ヒジを張って食事をしようが、貧乏ゆすりをしながらであろうが、後ろを通る人が背中にガンガンぶつかろうが、お構い無しな感じである。
店の中も概ね暑い。
また、煙い。
こういうジャンク系の洋食屋の接客では、「キッチンABC 池袋東口店」が飛び抜けて高接客であると感じる。
温かいコトバが、何度も発せられる。
どんなに忙しくても、気持ち次第・・・、なのではなかろうか。
僕は、モンスターゲストになるつもりはない。
お店の色もあろうが、価格帯に見合った接客って、あると思う。
(文責:京夏終空、2022.3.14)
(175件/3.61)
점포명 |
Youbouchou(Youbouchou)
|
---|---|
장르 | 식당、양식、햄버그 |
03-3964-3414 |
|
예약 가능 여부 |
예약 불가
お持ち帰り予約可 |
주소 |
東京都板橋区板橋1-48-1 |
교통수단 |
都営三田線新板橋駅A3出口から徒歩1分 신이타바시 역에서 95 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
|
지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
서비스료 / 차치 |
なし |
좌석 수 |
16 Seats |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 外に灰皿あり |
주차장 |
불가 |
공간 및 설비 |
카운터석 있음 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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서비스 |
테이크아웃 가능 |
続・「超火力焼肉」が食べたくなって、約1年ぶりにココへ来た。
接客系は、ガン無視である。
この店の初回訪問から書いているのだが、温かい接客なんて全く求めない。
いわゆる「塩対応」だろうが、関係ない。
僕は、「超火力焼肉」だけを食べに来たのだ。
「ポーク焼肉ランチ(大)」(1,030円) ーー 写真の通り。
うん、コレだ。
この店のこの「タレ焼」は、何モノにも代え難い何かがある。
ひと言、ウマい。
きっと、ブランド豚でも何でも無い、何の変哲も無い豚肉だろう。
鉄の専用フライパンで焼き始められる。
塩と香辛料だろうか?何かが振りかけられる。
フライパンから溢れんばかりの炎を上げて焼き続けられている。
この料理人の手は大丈夫なのだろうか?
炎の中でも、肉を裏返す作業だったり、豪快と丁寧が混在している。
白ワインだろうか?
アルコールが入れられると、炎はさらに強く舞い上がる。
最後にタレをまぶして、回し焼きが始まる。
しばらく放置され、タレが煮詰まっていく感じ。
モウモウとケムリを上げ始めるだろう、そのちょっと手前。
そう、焦げ始める瞬間に完成する。
この店の「タレ焼」と呼ばれる「ポーク焼肉ランチ」の虜である。
家でも、簡単に食べられそうな、主婦が絶対に寄り付かない洋食屋が溢れる中で、家では絶対に出せない味わいを提供し続けている、そういう店こそが、街の洋食屋としての正しきあり方であろうと、しみじみ思う。
もし、仮に、同じ調理をしたら、家の中が数日間臭いであろう。
ファブリーズなんて生易しいモノじゃ、対応不可である。
今回は、「大」、おかずもご飯も大盛。
満足だった。
ごちそうさまでした。
出会った時は、やや酷評気味であったこの店。
接客からくる、味わいってあると、今でも思っている。
でも、何モノにも代え難い何かがあるコトも、同時に書いてきた。
接客系を無視すれば良いと思った。
しかし、接客とて、よくよく見れば、淡々と必要事項をこなしている。
あえて、味に専念できる環境を突き詰めたのが、「一蘭」だとしたら、このスタイルは、その手前なのではなかろうか?
そんなコトも考えたりし始めた。
(文責:京夏終空、2024.4.7)
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