공식 정보
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점포명 |
Sushi Matsumoto(Sushi Matsumoto)
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장르 | 스시(초밥) |
예약・문의하기 |
03-5944-1435 |
예약 가능 여부 |
완전 예약제
毎月1日15時よりネットのみご予約承ります。 |
주소 |
東京都板橋区板橋1-49-14 宮本ビル 1F |
교통수단 |
埼京線板橋駅西口から徒歩5分 신이타바시 역에서 133 미터 |
영업시간 |
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예산 |
¥15,000~¥19,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥20,000~¥29,999
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지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
서비스료 / 차치 |
サービス料10% |
좌석 수 |
8 Seats ( カウンター8席) |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 |
공간 및 설비 |
차분한 공간,카운터석 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,외인이 있음,일본 청주(사케)에 고집 |
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이럴 때 추천 |
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아이동반 |
未成年のご来店はご遠慮いただいております。 |
홈페이지 | |
오픈일 |
2015.8.1 |
비고 |
2024年6月よりコース料金お一人様16500円税込となりますので予めご了承ください。 |
2,271文字★
おまかせコース(14,520円、税サ込)滞在時間:約2時間20分
都心からは少し離れた板橋に在りながら予約の取れない同店(3.65)。
14,520円のおまかせコース一本となるのですが、
人気の理由は値段以上の価値を感じるからでしょう。
OMAKASEの食べ手レベル141である筆者の相場観からすると、
銀座のおまかせ30,000円の高級鮨店に匹敵するのではないかと思う充実の内容。
ネット予約サイトOMAKASEで空き枠を見つけてお邪魔しました。
店内はツケ場を囲むL字カウンター7席のみ。
ご主人と女性スタッフの計2名でお店を切り盛りしていました。
おまかせで下記の日本酒を飲んで、お支払い総額1人あたり16,500円。
(OMAKASEにはサービス料10%と記載されていますが実際は無いのではと思う安さ。)
1.あたごのまつ 純米大吟醸 白鶴錦(宮城県 新澤醸造店)
2.加茂錦 荷札酒 純米大吟醸生 槽場汲み 仲汲み(新潟県 加茂錦酒造)
3.冩楽 純米吟醸(福島県 宮泉銘醸)
おまかせコース(14,520円)
01.だだちゃ豆
02.鰹お造り 茗荷 カイワレ 玉葱ドレッシング
03.塩釜産本鮪旋網131.2kgサイズ中トロ(握り)
04.明石の鯛お造り 本わさびと塩で
05.塩釜産本鮪旋網131.2kgサイズ赤身ヅケ(握り)
06.岩手広田湾産エゾイシカゲガイお造り 本わさびと塩で
07.真鯵 九条葱ペースト乗せ(握り)
08.真蛸やわらか煮
09.長万部産炙りホッキ貝(握り)
10.長万部産ホッキ貝の貝柱とヒモ串焼き
11.天草産小鰭(握り)
12.青森産ムラサキウニ塩辛
13.富山産白海老(握り)
14.太刀魚塩焼き 太刀魚真子旨煮添え
15.新イカ(握り)スミイカの新子
16.もずく酢(おろし生姜と車海老入り)
17.〆鰯(握り)
18.ノドグロ手巻き
19.水茄子浅漬け
20.うにいくら飯(利尻産バフンウニ、新物いくら、底にいくらの裏漉し)
21.ホワイトショコラ(トウモロコシ)の茶碗蒸し
22.トロタク太巻き
23.煮穴子(握り)
24.生海苔と三つ葉のお味噌汁
25.鱧のすり身入り玉子焼き(表面が竹輪のようで蒲鉾みたいな味わいのブリュレタイプ)
26.焙じ茶プリン、お茶
だだちゃ豆は筆者の理想より強めな火入れ(やわらかいです)。
淡泊な鰹に淡泊な玉葱ドレッシングという組み合わせも好みと合わなかったのですが、
1貫目の握りを食べてオッと思ってからは同店の本領発揮。
やま幸(豊洲を代表する鮪専門の高級仲卸)から仕入れた塩釜産の本鮪。
旋網(まきあみ)で獲れた131.2kgサイズ。
夏の鮪らしく酸が強いのですが、軽やかな脂と旨味の強さを感じられてクオリティ高いです。
そこに炊き立ての酢飯を合わせフワッと握っており口の中でホロリ解けます。
酢飯は山形産のつや姫に3種類の酢をブレンドしているとの説明。
薬味の本わさびも爽やかに効いており、14,520円コースでこのレベルの高さとは驚き。
(ちなみにお米は東京で流行りの硬めな炊き加減に比べると「普通」といった炊き加減。)
おまかせ33,000円の銀座某予約困難鮨店の鮪握りより遙かに好印象。
実はこの日に食べた料理で白眉と思ったのが中トロ(次点が赤身)なのですが、
14,520円コースで本鮪の握りを美味しいと思うことなんてまず無いです。
(何故なら本鮪の美味しさは資本主義が徹底されているから。)
そして14,520円コースで明石の鯛を出してくることにも驚きました。
1切れ(左側)が腹で2切れ(右側)が背中。
関東では珍しく熟成させておらず、コリコリしたような活かった食感を楽しめます。
にも拘らずネットリしており何か脱水処理も施しているのでしょうか。
明石の鯛に恥じない旨味の強さを味わえて赤身にも白身にも唸りました。
14,520円コースなので50,000円コースのお店ほどタネに安定感は無くて、
真鯵、鰯、ノドグロ、穴子は少し弱いように思いました。
14,520の兵で50,000の兵に勝つなんてそりゃ無理なのです。
やわらか煮の真蛸は歯応えを完全に喪失しており(蕩ける食感ではあります)、
茶碗蒸しは鬆(す)が入ってしまって滑らかさが物足りません。
おつまみに関しては高級和食に比べると見劣りする部分がありました。
金に糸目をつけず美味しいものを味わいたい完璧主義者の人にとっては、
50,000円コースと比べてしまうと穴はあるので不満を抱くかも知れません。
そこに目を瞑れる人にとっては値段以上のコース内容となるでしょう。
小鰭は浅い酢〆となっており過度な酸味を好まない筆者の好みにストライクですし、
ホッキの貝柱にヒモ、太刀魚の卵(真子)といった、モツ的な部位を出す姿勢も好印象。
太刀魚の真子は「子持ち鰈の煮付けで食べる真子」を思い出すような味わい。
バフンウニは1箱32,000円だそうで、ネトネトに変質させた塩辛のムラサキウニも良し。
本鮪、雲丹、真鯛(明石の鯛)、美味しさ資本主義の食材へ果敢に挑戦しています。
酸味控えめでシャキシャキ食感(ついでに車海老入り)のもずく酢が意外なヒット。
デザートの焙じ茶プリンもシンプルながら濃厚な味わいで大満足。
アツアツのお味噌汁を飲んだ後に、最後のお茶が飲みやすい温度なのも心憎い配慮。
石田三成の逸話「三献の茶」を思い出しました(石田三成とは順番が逆ですけど)。