のんびりと、過ごせます.... : Unagi Sakata

今年の丑の日は、
明日の7/28（水）ですね...
（↑火曜日に書いた...←修正しないテキトー者）

我が家は、混んでいるのが苦手なので
いつも、少し早めに丑の日を堪能します...
（↑まだ、お酒が飲める時期だったので大正解な選択）

暑気払いも合せ
これから来る、困難な
暑い夏を乗り切ろう！！
色んなパワーを
夫にもつけてもらおう！！！！！！（←張切り度が高すぎ...）

そんなコト、密かに考えながら...

6月末の訪問...
（↑早くイキすぎ...）
↑もうちょっと、ちょっとだけ、頑張って...
ねぇ...

若い頃は...
遠出して鰻の名店と呼ばれるような
お店にも行ったりしましたが
ここ最近は、もっぱら近くのお店へ...（←老人...）
ここで生きてるのだから、
この界隈の独特の空気感を
できる限り、近くで愛おしく感じたい...

昭和の匂いが、ほどよく感じられる
《おぐ銀座商店街》にございます。
寂れた、なんて云わないでよ...
穏やかな風が流れる商店街なんだよ...
例え、皆が称賛しなくても...
いいね、が少なくとも...
百名店でなくとも...
私が、好きなんだから
それでいい...

どうでもいい、他人の評価なんて
いらない...
私が好きなのだから...

私のことは、私が決める...

田端の線路の外側の住人にとっては
一番近い商店街です...
とはいえ、田舎と呼ばれる田端からも
また、少し距離がありますので
ほんと、ここは東京かと思うほど
のんびりとした空気が流れます...
おやつ感覚で、もんじゃが食べられる
駄菓子屋さんとか...
赤い暖簾の、おでん種屋さんとか...
地味な食器屋さんも、地味なお米屋さんも、
地味すぎる布団屋さんも（←失礼にもほどがある...）
軒を連ねる
懐かしい雰囲気の商店街...

そんな場所にある
こじんまりとした鰻屋さん...

都議選の期日前投票に行った帰り
今日も真面目に頑張ったご褒美に...（←今日も...、も？）

では、では、蕎麦前ならぬ鰻前から（←勝手に命名...）
いただきましょうね...

まずは、
夏の乾ききった喉を濡らして身体を整えます...
　■瓶ビール（サッポロ）…600円
鰻屋さんに行くと必ず頼む
　■肝焼き…440円
そして、すぐ出てきそうな
　■ねぎぬた…550円

このお店の、お通しが
また、いいの...
鰻のナニかとナニかの佃煮的な...（←テキトー）
これが、お酒に合うのです...
小鉢に入ったこれで、日本酒飲んだら
小一時間過ごせそうな（←迷惑行為...）
そんな幸せの一品、いや、
もはや、逸品...

静かな商店街の、静かな店内で
その、のんびりした空気を感じながら
チビチビと愉しむ...
さて、もう一品くらい
頼みましょうか...

どの鰻屋さんにもある
代表的な肴、と云えば

「うざく」＆「う巻き」ですね...

必ずといっていいほど
どちらかは注文するかな...
個人的には、酢がきいて
ダイレクトに鰻を口に入れ愉しめる
「うざく」派なのですが

今回は、このお店で食べた事の無い
　■う巻き…1,040円

を注文致します。
（↑よっ、レビュアーの鑑...）
↑よう云えたもんだ...

う巻きは、甘すぎないタイプで
しごく、私好み...
鬼おろしされた、大根が添えられるのも
嬉しい限り...

程よいタイミングでメインの鰻を注文...
こちらの鰻屋さんは
注文から40分かかります、
的な感じでは無いので
程よいタイミングで大丈夫...（←曖昧やな...）
5分から、20分くらいですかね（←大雑把すぎ...）

いいのです...
アナタのコトを、考えながら
アナタを待つ...
その、ゆるりとした時間も
また、しごく楽しいひととき...

さて、そんなコト云うてはみたが
私は、鰻重が苦手...
少量食べるのは、美味しく感じられるけれど
お重いっぱいに敷き詰められ
永遠に続く甘い誘いが
どうも、苦手で...
基本、鰻重はいただかず
地味に、鶏重とかを食べています...
たぶん、この30年間くらいで
50回以上は鰻屋さんに行っているでしょうが
鰻重を、一人前食べたのはゼロ回...

という事で、
私の鰻重レビューはアテにしないでください...
（↑そもそもで、誰もアテにしていない...）

■鰻重　上（肝吸い、漬物、小鉢付）…3,740円（夫）
■うな茶漬け…（お出汁、漬物、薬味付）1,760円（私）

今回は、私も頑張って
鰻系の〆に致しましたよ...

鰻は、ふっくらという感じでは無いですが
はりっとした感じで美味しい...
鰻茶漬けは、鰻も、ご飯も程よいボリューム
女性に、丁度良いのメニューかもしれません...
足りねーよ、なんていう、わんぱく男子は
石焼きうな丼（¥3,300）をご注文しなはれ...

この仕上がりで「ひつまぶし」としないのが
負けず嫌いの、江戸っ子っぽくていいですね...

ホールご担当は、チャキッとした
感じの良いお姉様...
高い声で、厨房に注文を入れる様は
さながら、老舗蕎麦屋の花番さんのようで
心地良い...

静かで、穏やかな店内で
ゆるりとした時間を
愉しませていただきました...

あくせくと、何か
わからない高みのモノを、
求めるんじゃなくて...

ただ...、
アナタが...
この世界に、いる...
この、世界に...
いた...、

という、コトが
私の、
幸せ...


ありがとうと
日々、忘れずに
想う...

土用丑の日を先取り...
今年の夏の丑の日は
本日、21日と、8月2日のようですね...
当日の鰻屋さんは混みあうので
我が家では、毎年、あえて違う日に勝手に
丑の日を開催しております...

日々、暑いし、仕事でお疲れモードの夫の
暑気払いも含めまして、6月初旬に
勝手な丑の日、決行...（←せっかち...）

お互い揃った平日休みのお昼...

田端界隈で、鰻といえば
日本酒も豊富で人気の稲毛屋さん
昔から永く田端に根付く源氏さん
この二つが、我が家の御用達の鰻屋さんなのですが...

この日は、あいにくの水曜日...
稲毛屋さんは、定休日なのです...
源氏さんは、鰻重はとても美味しいのですが
酒の肴が少ない...

という事で
お初でございます...

場所は、田端駅から
微妙に距離がありますが
我が家からは、一番近い商店街の
おぐ銀座商店街...
シャッターが下りたままのお店も多く
寂れた小さな商店街ですが...（←こら...）
いや、いい感じに寂れた...（←さほどフォローになってない...）

店主が店頭に立ち、お客さんと
対面式で接客をするスタイルの
八百屋さんや、青果店、魚屋さん
懐かしい喫茶店に、懐かしいおでん種専門店
それらが、生きている...
タッチパネルや、券売機という
画期的な情報は、ここには
まだ、届いていない...
あるのは、活気くらいか...
派手では無く、地味な活気なのですが...
昭和の、あの頃の匂いを、少しだけ味わえる
懐かしい商店街です...

そこにある、鰻屋「うなぎ坂田」さん...
自宅から、近いのに今まで
伺った事がありませんでした...
なぜなら、夫が、江戸っ子きどりの鰻好きなので
なんとなく...
小さな商店街の、
古くさい鰻屋さんのイメージがあり（←こらこら、失礼...）
足を踏み入れていなかったのです...

結論から云うと...
臆さず、もっと早くに
アナタの元に、入っていれば良かった...
鰻重、美味しかったようです...（←夫：談）
やっぱり、入ってみないと
分からないものですね...

まずは、ビールに、きも焼き串に、
くりから串、そして、うざく...
二人で訪れる鰻屋さんでは、いつも
だいたいこんな感じで、始まる...

■瓶ビール（黒ラベル）…600円
■きも焼き…440円
■うざく…1,040円

くりからは売切れとの事...
あら、残念...（←事前予約した方がいいのかも...）

慌てて、夫が
■ネギぬた…550円
を追加注文...

瓶ビールは、どっしりとした黒ラベル...
こういう、小さな町のお店には
みょうに黒ラベルがしっくりくる...
なんて思ってしまう、この感覚は
昭和の人間だからでしょうね...
私が幼少の頃、巣鴨と駒込の中間地点に
住んでいた祖父母の家に、遊びに行くと
祖父が巨人戦のナイターを見ながら
黒ラベルを愉しんでいた...
そんな想い出...

さて、出てきたお通しが
鰻の小骨やらが入った佃煮...
大好きな、この一品を目の前にした
途端...、私も夫も
うむ、うむ....と、
呑んでいたビールの手が
思わず止まる...

そっと、ひと口...
佃煮を、口に含む...
私の舌の上で、優しくころがす...

互いに目を合わせ、大きく頷き...
「うむ、日本酒だよね...、これは...」
「うむ、うむ...、だな...」

という事で、おビールを
まだ一口しか呑んでいないのに
すぐさま、冷酒の中から
■キンシ正宗　生貯蔵（300ml）…690円
を注文です...
生ですから、するっとした舌触り...

僅かばかりの佃煮ですが
これを、チビチビと愉しみながら...
日本酒をチビチビと...
あぁ、お母さん、私を日本人として
産んでくれて、ありがとう...
五感、その全てで感じる
至福の時間...

次いで、私の元に現れました
きも焼きの、なんとも云えぬ
大人の苦み的なのと、日本酒が合う合う...
あぁ、至福の時間２...

うざくは、若干、小骨が気になりましたが
甘すぎず、いい塩梅...

ネギぬたは、
シンプルにネギとワカメ...
なんだか珍しい、赤味噌仕立て...
東京で、赤味噌のヌタって
滅多に、遭遇しない気がする
なんとなく、家庭的な、お味のヌタ...
メニューに、鯉こくがあるので
赤味噌を使ってるのかな...

鯉こくは、ランチのセットメニューにも
入っておりますので
鯉好きな方は、どうぞう、どうぞ...
好き嫌い分かれると思いますが
ちと泥の香りがする鯉料理、
何気に、私は好きなのです...

すました方よりも...
少し泥くさい方が好き...
しごく好き...（←とてつもなく、いらん情報...）

さてさて、時間がかかるかもしれないので
鰻を頼みましょうか...

夫は、ランチメニュー外の
贅沢に鰻が2段重ねになった
■坂田うな重…3,300円（肝吸い、小鉢、香の物付）
↑鰻重（上）が3,750円なので、優しーーく刷り込み
こちらを注文させた、鬼嫁...

鰻重が苦手な私は、
ランチメニューより...
■鶏丼…880円（お吸い物、小鉢付）
を注文...

時間かからず、10分程かな
鰻重たちの登場...
ランチメニューがあるお店なので
お昼は、鰻も最後の仕上げだけするのかもしれませんね...
（↑夜の提供時間はワカリマセン...）

鰻を、ひと口食べた夫から
「うんっ...」との声が漏れ出す...
この場合は、お気に召した証拠なので
私も、ホッと、ひと安心...（←口に合わないと機嫌が悪くなる...）

では、では...
私も、鶏丼をいただくでごわす...
（↑どん、というとすぐ西郷どんを思いだす単細胞...）
シンプルに、甘辛く味の付いた鶏オンリー...
ふっくらと焼き上げられ美味しいです...
ただ、欲をいえば、いり卵とかシシトウなんかが
添えられると、バランス良く
嬉しいけど...

まぁ、鰻屋さんの鶏重を食べ続けて20年
15歳の頃から、鰻屋に行っても
ずっと鶏重的なものばかり食べ続けています...
（↑しれっと、すんごく大きなサバよみ...）
鰻屋さんの鶏重は、だいたいこんな感じです...
鶏重に全力の愛と技を注ぐ
そんな、鰻屋さんに
出逢いたい...（←黙って、鶏屋に行け...）
あぁ、私にも、アナタの全力を魅せて...
叶うのならば、私だけに...

この日の小鉢が大好きな
きゃらぶき...
蕗の柔らかな香りと
贅沢に存在する山椒の実が
私の脳に、やわく季節を運ぶ...
これだけで、日本酒一合と八尺くらい
愉しめそう...
（↑なに、その半端な数、それに
尺じゃなくて、勺やで...）

お米は、炊き加減は硬めで
いい感じ...
やや、スリムなタイプのお米
私的には、もう少しふっくらと
肉付きが良いオコメが好きだけど...
季節によって、ソレは
変わるのかもしれませんね...
（↑なんの根拠も無いテキトー情報...）

お値段も、山手線の内側と比べると
若干リーズナブルであり
ランチの鰻定食は、鯉こくも付いて
1,870円という、嬉しいお値段なので

丑の日だから、とか
自分へのご褒美とか...
暑気払いとか、
精力付けるためとか...（←※）
そんな、言い訳しながら
勇気振り絞って、
長年貯めた、豚の貯金箱割って
訪れてみるのは（←おおげさ...）

いかがでしょうか...

善きコトが、鰻昇り
そうありますように...

それが、むずいのならば
鰻のようにヌルヌルしたい...