駒込駅東口の立呑ひろし : Tachinomi Hiroshi

テレビを見ていたら
山手線の中でも
謎の駅と紹介されていた
駒込駅を降りました。

六義園や旧古河庭園が
徒歩圏内にありますが、
駒込駅は豊島区の駅ですが
六義園は文京区、
旧古河庭園は北区となるので
大きな声で”駒込”と
使えないところが痛いところです。

山手線の駒込駅には、
北、南、東と出口がありますが
出たことがない東口を出てみます。

呑み屋や女の子のお店なんかも
あるようですが、
活気はそれほどでなく。

東口を出て左へ進路をとると
”駒込さつき通り”が。

飲食店などが並んでいますが、
早くも閉めているお店もみられます。

なかなか夜が早いようです。

そんな中に、
白い年季の入った提灯に
大きな文字で”立呑”とあります。

そんな文字を見せられた日には、
入るしか選択しかありません。

→頼んだもの
・バーボンソーダー ＠400
・山芋ステーキ ＠350
・梅しそバイス ＠350
・お袋の玉子焼き ＠300

こじんまりとL字のカウンターに
壁側に2人用立テーブルが
並ぶだけの店内ですが割とこぎれい。

ご常連さんだと思われる
先客の方々が
楽し気に呑まれていましが、
スペースに余裕がありました。

適当に間に入れていただきました。

カウンターの中には、
ロマンスグレーの髪を
後ろで束ねた精悍なご主人と
言葉は悪いですが
がらっぱちな奥さんの
お2人で切り盛りされていました。

和風な雰囲気なのですが、
壁のメニューに
バーボンソーダ
なんてものがあります。

久しぶりに聞くそのネーミングに
本日の一杯目が決まりました。

角のハイボールとは違う味わいに、
ついついぐいッとぐいッと
いってしまいました。

呑みものもそうでしたが
料理もあまり立呑みで見かけない
メニューが散見します。

そんな中から山芋ステーキを
お願いしました。

料理の注文が入ると
奥さんが奥へ入り
調理するようです。

ご主人はご常連さんたちとの
トークに華を咲かせています。

長年連れ添って
きたからこそ成り立つ
阿吽の呼吸という
ところでしょうかね。

少し待っていると
山芋ステーキが
運ばれてきました。

山芋を焼いた風味がよろし。

こういう味を
いただける立呑みって
いいですよね。

呑みものを梅しそバイスに変えます。

バイスは、ほどよい酸味が
すっきり呑みやすかったです。

玉子好きのおじさんの心を
一発で掴んだ
”お袋の玉子焼き”を頼みます。

玉子焼きは、甘い味を
想像していたのですがそんなことなく。

味付けはシンプルで
けっこうな量の野菜が
添えられてます。

山芋ステーキにも
添えられていましたが、
けっこう野菜の量もとれます。

この値段で野菜まで添えると
けっこう大変なのではと
思うのですが、
お心遣い痛み入ります。

玉子焼きには、
もう１つ”鬼平の玉子焼き”
というのがあり
こちらも気になります。

常連さんとご夫婦との会話が
途切れることなく、
逆にアウェイの自分には
ドリンクや料理の注文のタイミングが
難しかったですが、
それでも「また来たい」という気持ちに。

帰る頃には、
すっかりこちらの
立呑みファンになっていました。