ここは赤羽じゃありません。
祖母の85回目の誕生日を祝う為に来店。
来年は祝えるかどうかわからない。祝いたいときに祖母はなし。そんなことも現実味を帯びて来ている事実。
まだまだ元気で毎晩、晩酌をしているけど...。
そんなわけで赤羽でうるさくなくて、かつ、お祝い感が出るキチンとしたお店を事前に探してみるもチェール店、肉バル、ワイワイガヤガヤ系の店が殆どで選択肢は少なかったが、画像とレビューを見たら、「どう見ても間違いない店」に見えたので予約。
実際、もはや店構えからしてこざっぱりしていて良さそうな感じ。
「酔っ払いお断り」的な手書きの注意書きが扉にあってそこは赤羽らしいかもしれない。
既に1人、晩杯屋で生ビールとレモンサワーを飲んでいたが酔っ払いではないので入っても問題ないはずだと中に入る。
4人用の小さめなテーブル席が二つ、カウンター席は4~5人用。奥にのれんで仕切られた掘り炬燵の小上がり席が二つ。こちらも4人席かな。今日は宴会の席となっていた。
テーブル席では既に伯母と祖母と兄が待っていて、一杯目を飲み終えようとしていた。「先に一杯頂いて悪いね」と言われたがこちらは既に2杯飲んでるので、こちらこそである(遅刻してるので内緒だけど)。
レモンサワーを頼み、乾杯し、祝席を始めた。
お通しはネギぬた、ごまペーストの香りがする少し変わったものだった。それにしても、このテーブルの上に敷かれた、花の絵が描かれた紙(この懐紙みたいなの、何て名前か教えて下さい)あるだけで、グッと雰囲気が出るものだ。
そこからは遠慮なしの注文ラッシュ。
寡黙で如何にも和食の職人といったご主人と、割烹着を来たふくよかで柔和な女将さんの2人体制。
記憶のあるだけで頼んだのは以下の通り。
生のホタルイカ、ふぐ皮ポン酢、黒鯛、うに、ウマヅラ。
その他、京風の筍煮、白子天ぷら、春野菜の天ぷら、くじらの竜田揚げ、サワラの味噌焼き、のどぐろ姿煮、めふん、ほや、京野菜漬け物、締めに稲庭うどん。
勿論、一気に頼んだわけではなく、追加、追加の結果だが元々そんなに多いわけではないお店のメニューを8割は食べ尽くした次第。それだけ美味かったとも言える。
内容を見ていただけば分かる通り、旬のもの満載で口と胃の中は春爛漫になった。
刺身の鮮度も確かなものだし、内容のチョイスも良い。ホタルイカはぷりぷりのトゥルン。
わたの甘みが口の中に広がると自然に笑みが溢れる。間違いなく、肝が付いて来るだろうと頼んだウマヅラはやはり肝つき。わさび醤油に肝をといて食べたら、即、日本酒をお願いした。
日本酒はレギュラーで9種類。今日はそれに張り紙でもう1種類。銘柄忘れてしまった。
非常に美味しい本醸造で家族全員お代わり、お代わりと合唱していたら無くなってしまった。
そのあと、同じく本醸造のお酒、「ん」に切り替え、こちらもお代わり、お代わりと言っているうちに、無くなってしまった。1人5,6合は飲んだはず。
お酒が進んでしまったのは、食べ物が美味しから。何気に食器も拘っていて、美しい。そこもまた良い。
白子の天ぷらが旨すぎて追加してしまった。
漬け物も旨くて、お通しと漬け物がちゃんとしている店は名店。
所々に飾られた生け花。
姿が見えなくなるまで見送ってくれたおかみさん。
赤羽じゃなくて、銀座ど真ん中とまではいかないにしても、銀座と新橋の間の裏路地にありそうな、もてなしの心に、溢れる和食屋だった。
ご覧いた通り、我が家族、みんな、よく食べ、よく飲むので、馬鹿みたいに頼んでしまったが故に一人当たりの単価は¥10000近くなってしまったがお祝いの席だったし、何より祖母が喜んでくれたので文句なし、満足。
通常の感じでいけば、この半額で満足できる店だと思う。
赤羽で20年だって。
いやぁしらなかった。
そして、知れてよかった。
점포명 |
Ajidokoro Satake(Ajidokoro Satake)
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장르 | 일본 요리、해물 |
예약・문의하기 |
03-3598-1017 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
東京都北区赤羽1-37-5 |
교통수단 |
JR赤羽駅より徒歩約5分 아카바네이와부치 역에서 274 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 |
개별룸 |
불가 |
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카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 |
공간 및 설비 |
차분한 공간,카운터석 있음,좌식 있음,일식 난방(코타츠; 마루청을 뜯어 그 위에 설치한 열원을 갖춘 밥상)있음. |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,일본 청주(사케)에 고집 |
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이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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홈페이지 |
赤羽在住の祖母と叔母と久しぶりに食事。
祖母は4/1で87歳になった。
段々年を取ると外出&外食というのが億劫になるらしいが無理にでも外に出さないと老け込む一方である。
さて、土曜の6時半。一番街方面が既に昼から飲んでいるだろう酔客でごった返している。
今日はこの人たちが行くようなお店には用はない。
最近は赤羽で家族で食事となると、駅前の「玄品ふぐ」か、ここ「佐竹」になっている。
ちょっとお値段は張るがゆっくり美味しいものを頂けるので。
お品書きを見ると季節のものがずらり。料理名を見るだけで酒が飲みたくなってくる。
刺身の盛り合わせ…大柄な女将さんが産地と肴の名前を説明してくれる。
かつお、赤いイカ、うに、しまあじ、かわはぎ(肝添え)。 好きなものしかない。
春の天ぷら…うるい、こごみ、うど、ふきのとうなど。さくっとした食感を楽しんだ後、独特の爽やかな香り、苦みなどが口の中を駆け巡る
鴨やき・・・やまだかつて、こんなに肉肉しい鴨やきを食べた事がない。驚いた。肉の部分の旨さもさることながら、鴨といえば、脂。じゅわっと甘く。
トラフグ白子天ぷら…旨味の爆弾。口の中で爆発。
黒霧島のボトルを入れ、ソーダ割をチェイサーにしつつ、全国津々浦々の日本酒を飲み比べ。
「今日は俺が出すよ」とはおいそれと言えない金額になり、細った祖母のすねにまだまだかじりつく、ダメな孫である。