日本全国どら焼き行脚2014vol.75 : Kikumoto Wagashiten

どら焼き ¥125 2014/12

12月のとある休日。生まれて初めて南千住の町にやってきたわが家（初めてなのは自分だけです）。
まずはランチを駅近くのファストフード店で取ったあと、駅周辺を散策していたところ発見したのがこちら。

駅からは歩いてすぐ、かつ信号を渡ったすぐ先という交通上の要衝にあり、立地条件に恵まれています。

そのためか、わりと繁盛していると見られ、カウンターの上には多数の商品が置かれ、品揃えはかなり豊富です。

また、オーダーごとに作ってくれるオニギリもあるようです。
しかし、12月に「桜餅始めました」というPOPはどうかな？^_^;

とりあえず、自分が目当てとしているどら焼きは置いていたので、そちらを購入。¥125というキリの悪い値段ながら、リーズナブルなのはうれしい。

このあと、南千住での当初の予定を終えて、帰宅してからいただきました。

まずは計量ですが、まさかの大台超えの102g？¥125で100g超えというのは極めて稀です。

…そういえば、このオリジナリティのない包装に、「DORAYAKI」の表示。まさか、自家製ではない？いくら家賃相場が低いエリアとはいえ、このサイズのどら焼きが¥125というのはなかなか考えにくいです。…もしかしたら、仕入品かも^_^;

とにかく実食です。

やや濃いめのキツネ色に焼けた皮は、表面はパリッとした食感がして、中はサックリとしており、軽さが感じられます。
そして、製造からそれなりの日にちが経過しているのか、餡に含まれる糖分を含んだ水分をよく吸収しており、しっかりした甘みがあります。

それから、餡。小豆自体の粒としての形状は残らない程度に潰れた餡ですが、所々には粒の形状が残った小豆も散見されます。

…思い込みでしょうか？やはり、ムラのないペースト状になった漉し餡の部分は工場生産品に思えて仕方ありません^_^;
粒あん特有の小豆のホクホクした食感というより、小豆の皮のザラッとした食感が口に残りますね。

やはり、今年に入って70軒を超える和菓子屋さん等でどら焼きを食べてきましたが、どちらもお店独自のどら焼きを作っていることが分かりましたが、それを考えると、こちらのどら焼きにはそれが感じられません。
もちろん、和菓子屋さんでも自家製のものは一部だけというお店も珍しくありませんから、仕入品だからといって、それ自体でお店を否定するのも妥当ではないでしょう。

まあ、こちらのお店の真の評価は、自家製品を味わわないことにはできないでしょう。
次回訪問する機会があれば、オニギリなどを購入したいです。