お若い大将とお若いスタッフが一生懸命頑張っています。すでに人気店のようです。 : Washoku Itagaki

北千住のお店はいろいろなお店に行きましたが、
諸々の理由(例えば、お料理に水道水をそのまま使っていたり)で
個人的に訪問できるお店は現在のところ、

モトラ様、五月屋様、徳多良様(気が向けば)だけでして、
いろいろ工面する日々が続いています。
(バードコート様等もいいのですが、お値段設定に疑問がつくので、
足が遠のいています。)
来月は期待のお寿司屋さんへ訪問する予定で楽しみにしております。
宇豆基野様へも是非とは思っていますので、そのうち計画しようかと思っています。

当店はコロナ禍の間、マイレビF様のレビューで知ったお店で
新たな訪問を楽しみにしていたお店です。
F様に心より感謝申し上げます。
お店自身提供の写真はすばらしいですが、
レビューワー様方々の建物を含めたお料理の写真も北千住では
見ないレベル(少なくとも遠目では)でしたので、きっと、
昼も夜も良いのだろうと想像しておりました。
どのくらい、訪問困難店かわからなかったので、ランチでしたが、
電話予約させていただきました。電話でのご対応も物腰が柔らかく、好感が持てました。

最寄りの駅からは短めの散歩には良い距離でした。
本日、訪問したときも私の他にマダムの方々10人(4+4+2人)でもう既に人気店のようです。
マダムの情報網には恐れ入ります。訪問しづらくなる前に頻繁に訪問しようと思っていましたが、
都内ではお値段もリーズナブルの方なのだとは思いますが、
先週、訪問した最強フレンチと比べてしまうと、お高く感じてしまい、
若干ブレーキがかかってしまっていました。また、その気になった時に
今度はコース料理をいただこうかと思っていますが、本日の
ランチ御膳でも私は量的にいっぱいいっぱいでした。
(自分でも驚くほど少食になってしまいました。)


以下、いただいたお料理のレビューです。


(1) 金萱爽茶

お店の方がおすすめなされたので、これにしました。
初めていただきました。台湾のお茶だそうです。
後から説明を読みますと、牛乳のような甘い香りと書いてありましたが、
味が牛乳？と勘違いしたので、少なくとも私の頂いたものは、
牛乳の「ぎゅ」の字も私には浮かびませんでした。
今度は気合を入れて、香りを感じ取りたいと思います。
かすかに香るもののようですね。

薄味の上品なお茶です。メニューに書いてあるように、
飲みやすいです。さらりとしています。烏龍茶の雰囲気がします。
ただし、烏龍茶ほど味が全然強くないです。実は私は烏龍茶を飲むと、
体にあることがが起こり、飲めません。
感覚的には胃壁がわずかに溶けるような感じを持ちます。
ですが、このお茶を飲んでも大丈夫でした。

(2) おひたし

ほぼ普通ですかね。上にかけてある糸がつおのおかげで、やんわりと鰹節の味がします。
水菜はとても新鮮でした。椎茸の味は薄めでした。出汁も薄味でした。

(3) ごま豆腐

白ごまの豆腐はプルプルしていて美味しいです。出汁醤油の火を浴びた旨味も
非常にいいです。わさびはクリーミーではないですが、一緒にいただくと
豆腐、出汁醤油、わさびが混じり合い、いい感じになります。
この一品はとても美味しかったです。


(4) 白和え

柿、シャインマスカット、イチジク、サツマイモの白和えでした。
柿(イチジクも)の白和えは一般的(昔、ある人に話したら、猛烈否定されました。
その方とは縁が切れました。)と思いますが、シャインマスカットもいけますね。
サツマイモはこの一品には不向きかと個人的に感じました。最後の甘味でも出てきたので、
むしろ、なしで良いと感じました。柿はすっきりした上質の柿を使っていました。
シャインマスカット、イチジクはそのもの自体が美味しいので、無茶しない限り
美味しくなりますよね。ただ、イチジクは薄味に感じました。
最初に提供される品ととしてはフルーツが盛りだくさんで、
甘味を感じすぎてしまったので、食事の最後にどれかを
持ってきたらどうかとは感じました。

次に提供されるメレンゲを立てる音(恐らく金属製のボール内で金属製の手動の泡立て器がなる音)
が結構耳につきました。ちょっと、私は異常な耳を持っていて、普通の人ができるように、音を
無意識的にカットできなくて、機械のようにすべての音が均等に聞こえてしまう傾向があります。

(5) みぞれ和え

ミニトマトとホタテとほうれん草があります。
ミニトマトは割と味の強いもので、今時流行りの甘みも
あり、美味しいものでした。(ちなみにミニトマトは通常皮が厚いものは今ひとつのことが
多いと思いますが、昨日、家で採れたミニトマトは皮が超厚い(大きいトマト並)にも関わらず、
食すと、口の中でトマトが小爆発する感じで味も濃く、外ではいただけないものでした。)
反対に小さく切られたホタテは味の印象が薄いものでした。
ほうれん草は印象に残りませんでした。


(6) 鰆のカツ

一品で提供されたので、ここがこの食事の勝負どころなのでしょうね。
ししとうが上に乗ってあり、その上に「生卵のホイップ」と説明を受けたものが
乗っています。手で卵白を泡立てていますので、大変ですし、
機械で泡立てたものよりキメが粗いと感じました。そんなに手にこだわる
必要はないかと思います。機械音はしますが、泡立て器で泡立てた方が簡単ですし、
上手に使いこなせば、綺麗なものができます。機械ってそういうものですから。
下には「すき焼き風ソース」と説明を受けたものがあります。鰆のカツは初めていただきしたが、
ちょっと個人的には疑問符がつきました。赤身やホタテのカツは美味しいとは感じますが、
鰆のカツは美味しく感じませんでした。その違いは何なのか、正直、わかりませんが、
でもそう感じました(厚みの違いか、形の違いか？)。
お刺身で頂いた方が良かったかもとは思いました。
ただし、下のソースは美味しくて、一番メインに感じた味は鰹出汁と醤油の味で後
甘みも感じました。他にはお酒、昆布出汁(もはや、判別不可能ですが、真昆布？)、
水、あと説明を受けなかったですが、片栗粉ももちろん、使っています。
甘みはみりんの甘みでも普段私が使っている甜菜糖でもなかったので、
お尋ねしたら、さとうきびを使っている(きび糖との言った方が正確でしょうか)とのことでした。
このソースは本日頂いた中で一番美味しかったです。さとうきびは体を冷やしますが、
美味しかったので気にしないことにいたします。

(6) 食事

(a) ブリの幽庵焼き

こういう基本的な鉄板料理がふらっと立ち寄れるお店で提供されると嬉しいですよね。
(もうふらっと立ち寄れそうにないので、残念!)
ぶりはちょうどよい火入れだと思います。お味も調味料のバランスが取れていると
思います。ブリの下には紫芋の蒸しパン風のものがあります。黒ごまがちりばめられています。
この食事の近辺でお店の人と話してしまったので、味の印象が薄いですが、甘い感じで
ブリの幽庵焼きと合うかなとは感じました。味自体は最後のスイーツより、美味しかったので、
スイーツで行けるのではとも感じました。

(b) 漬物

しゃくし菜があります。初めていただきました。野沢菜よりも全然おとなしい味で
白菜に近いでしょうか。こちらの方が個人的には野沢菜よりも食べやすいです。


(c) お味噌汁

赤だしのお味噌汁でなめこ、青菜が入っていますが、普通に感じました。
薄味でしょうか。　

(d) ご飯

白米でなく、やや乾燥気味と感じました。健康には良さそうですよね。


(7) 甘味

もなかの中に、右から、ピスタチオのベースト、ビスタチオのアイス、小豆、上に白玉、
安納芋のベーストと並んでいます。どれも特筆すべきものはありません。
普通に美味しいです。もなか自体はもち米の味が荒々しく感じるものでしたので、
個人的にはおとなしい味の方が好みです。
富山の鮨人様で提供されるもなかの方が全然美味しいでしょうか。


大将は京都たん熊ご出身だそうですが、普通すぎるたん熊様よりも、
このお店は人気がもっと出るだろうと個人的には感じました。
北千住にこの類のお店がないのも好条件でしょうね。
お隣にはバーを近くにはかき氷Cafe店辻様と多角化経営し、
北千住を盛り上げていきたいそうです。
是非、お若い力で盛りたてていってほしいです。

10年くらい前に御茶ノ水にある飲食関係者が
北千住は面白いとおっしゃっていましたが、
そのとき私もそうなんでしょうねと思いました。

私は赤ん坊の時すぐ近くの地で過ごしましたが、
ゆかりのある地が栄えることは個人的にとても嬉しいです。
最近、北区荒川の堤防がかさ上げされてきたので、荒川が
氾濫しにくくなったようですが、とにかく
大河が氾濫しないことを切に望んでおります。

もう少し量が食べられるようになった時
(自分の視覚と腹覚(ふくかく、造語です!)が違いすぎて、結構ショック!)
は、また、訪問させていただきます。

その時は、どうぞ宜しくお願い申し上げます。