とんかつ 喝(金町)…黄金色の美しいかつに再会をしに
相変わらずの代理業務で休日出勤の土曜日の朝は千代田線で亀有へ。
事前に首都圏鉄道路線図を見ると、なんと隣に金町駅があるではないか。
昼飯は久々の「とんかつ 喝」に決まりだ。
午前11時ちょうどに着くとすでに開店していて、
「お好きな席にどうぞ」の女性店員の声に従い二人用テーブル席につく。
メニューを見る。
やはりこの店に来たらリブサイドのかつを食べたい。
選択肢はいも豚、岩中豚、そして鹿児島県産黒豚の三つだ。
せっかくだから最高値の黒豚ロースかつリブサイド(230g)3,650円+税に、
ごはんセット570円+税、激辛辛ぇ〜ちょびっと240円+税を注文する。
この店に初めて来た2008年にはすでにメニューに“リブサイド”があった。
いわゆるロース肉の内の肩に近い脂身がサシのように入った部位だ。
この部位を今ではリブロースと称して出すとんかつ屋が多いが、
リブロースは本来は牛肉に使われる呼称だ。
檍や丸山吉平、豚組がリブロースと称した商品を出すより何年も前から、
この店ではリブサイドを出していた。
注文後すぐに枝豆が出される。
卓上にはとんかつソース、ドレッシング、ローズソルトが置かれる。
注文から26分後にごはんセットにつく白しょうゆと大根おろし、
そして小さなおろし金と生姜の塊が出てくる。
注文から39分後にちょびっとカレーが小さなコーヒーカップで出され、
その2分後にとんかつやごはん、赤出汁が出され、注文の品が揃う。
とんかつ皿には千切りキャベツは盛られず、フリルレタス、レタス、豆苗、
もやし、ベビーリーフ、ラディッキオ、パプリカなどの野菜が盛られる。
美しいとんかつだ。
剥製にして家に飾っておきたいくらいだ。
恐らく110度くらいで揚げられていると思う。
この温度で揚げている店は世に成蔵、とん太、本家ぽん多くらいではないか。
今はなき双葉でももうちょっと高い温度で揚げていたと思う。
この店自体も、かつてはもう少々高い温度で揚げていたのではないだろうか。
親筋のかつ吉は今や130〜140度くらいの中温揚げ店になってしまった。
低温揚げだったら何でもいいというわけではない。
技術がなければやまぶきのように(かつ吉出身なのに)酷いかつになる。
食べる。
肉の厚みは最大2.5㎝、肉だけで表示通り230gは間違いなくある。
断面を見ると脂身が赤身に食い込み、キラキラと光っている。
美味い。
さすが黒豚というほかない。
赤身はいやらしくない程度の旨味があり、軟らかく、心地いい弾力がある。
純粋バークシャーだから、というだけでない肉質を感じる。
脂身も悶絶ものの甘さ、美味さ。
融点が低く、食感の印象を残さずに口の中から静かに溶けていく感じだ。
ソース+和芥子(頼まないと出てこない)でも食べたが、
やはり白しょうゆと大根おろし、生姜おろしの方が美味かった。
それほど強い味を加えるべきかつではないと思い、塩では食べなかった。
もちろん、〆は茶碗カツカレーだ。
カレーはかなり辛いが、以前よりも辛くなくなったような気もする。
豚肉片と玉ねぎが具として入り、辛さが弱まった分、コクを感じる。
硬めに炊かれたごはんもよく、極上茶碗カツカレーと言いたい。
会計は4,906円、とんかつ屋で払う金額じゃない。
230gのリブサイドは極上の味だったが、正直、食べ切るのに苦労した。
もう若くない。
200gを超える脂身たっぷりのかつはきついし、
本来は昼飯にこんなお金を払える身分ではない。
大満足しつつ、「もう来ることはないのかな」という裏腹の感情を抱く、
複雑な訪問となったのである。
이 리뷰는 블로그에 올라온 글입니다.?
기사 URL:http://otto-e-mezzo.seesaa.net/article/474172473.html?1584836966
점포명 |
Katsu
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장르 | 돈까스 |
03-3608-7141 |
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예약 가능 여부 |
예약 불가 |
주소 |
東京都葛飾区東金町1-11-3 伴ビル2階 |
교통수단 |
가나마치 역에서 226 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥2,000~¥2,999¥3,000~¥3,999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 |
좌석 수 |
24 Seats |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음 |
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이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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아이동반 |
어린이 가능 |
홈페이지 |
古いお客さんが松戸に拠点を移したというので朝一番に会いに行き、昔話に花を咲かせたあと松戸駅に戻ったのが午前10時45分。この時間にここにいるならば、隣の金町駅に寄っていかない手はない。あの黄金色のとんかつを久々に拝める・・・向かうは二年ぶりの「喝」である。
10時59分に着くとすでに店外に営業中の表示が出ていて建物の二階の店に行く。すると入口をキッチンワゴンが塞ぎ、マスク着用などの注意書が表示されている。しばらくして女性店員が現れ、キッチンワゴンを除けて店内に導き入れられ、奥の二人横並びテーブル席に案内される。
卓上のメニューを見ると、以前からは若干の変化が見られる。かつてはあぐー豚、庄内三元豚、いも豚、鹿児島産黒豚、岩中豚、イベリコ豚などから常時三種くらいの銘柄豚が用意されていたが、今日は岩中豚一種となっている。また現在は豚汁をやっていないそうで、当然“赤だしを具だくさん大豚汁に変更”もない。銘柄豚のリブサイド定食に単品激辛カレーを加えるのがこれまでの常道だったのだが、カレーは今の私には辛すぎるし、繊細なかつの旨味をしっかり味わいたいと考えて、岩中豚ロースかつリブサイド230g3,600円、ごはんセット(ご飯、味噌汁)550円、麦ごはんに変更110円、とろろ150円を注文する。
店の内観も変わった。感染対策のせいかかなり席数が減らされ、空いたスペースに一人一杯無料の焼酎・泡盛の一升瓶や店内販売用の器類が置かれている。これまで開店直後に来たことしかなく、あまり混んでいるのを見たことがないが、今日も私の滞在中の後客は11時半ころに若い男性が一人入ってきたのみだった。卓上にはとんかつソース、ドレッシング、ローズソルトが置かれる。
注文から14分後に白しょうゆセットが出され、その9分後、11時25分にすべてが出来上がってくる。かつを油に投入するのが見えたのが11時10分頃だったから、油を切る時間などを考えれば揚げ時間は13〜14分くらいだったのだろう。
味噌汁はあら汁でカニの脚と大根、ブリの切身が入り、塩気も含めて濃い味で、量がほんのちょっとだったのだが残念なくらい美味かった。かつに添えられる野菜はレタス、千切りキャベツ、ラディッシュ、パプリカ、水菜、紫玉ねぎ、豆苗、ニンジンで、こんもりとたっぷり盛られている。後客がキャベツの先出しを要求して断られていたが、当たり前だよな。無粋すぎるよ。
かつの断面を見る。美しいね。両端の片は赤身に細かく食い込んでいるサシがキラキラと光っている。まずは白しょうゆ+大根おろし+おろし生姜につけて食べる。豚の赤身の、臭みではない旨味とはこのことか、とあらためて思わさせられる。いたずらに軟らかいのでなく心地よい弾力があり、肉を噛んでいる喜びを覚える。コロモは以前よりさらに油切れよくサクッとしている印象だ。芥子+とんかつソースで食べてみる。美味い。美味いけれど、この食べ方をしちゃダメだ。白しょうゆで赤身の繊細な旨味、脂身の甘みをストレートに感じなきゃいけない。
年のせいにして分厚いとんかつはもう無理とここのところ避けてきたけれど、ジェニュイン低温揚げロースかつへの欲求は細くなっても完全にはなくならない。ここはナンバーワンだよ、私にとって・・・妻を一度連れて来なきゃ。
ここのところとんかつから離れたのは、年齢や身体のせいもあるのだけれど、これまでの経験上、たいていの新店は画像を見るとなんか分かっちゃうのだ。評判のいい店だけ食べていたらきっと分からないと思う。最後の画像はあるブログへのオマージュだ。