団地商店街のお蕎麦屋さん : Maruga Soba

一本杉公園へお花見の後、豊ヶ丘商店街のこちら満留賀そばさんに初めての訪問です。
こちらの団地商店街もひところより寂しくなっていますが、そんな中でも永く続いていらっしゃるお蕎麦屋さんです。
お昼の時間が一段落し、やがて夕方という合間の時間におじゃましました。
そんな時間なので他にお客様はおらず、静かにお食事させていただきました。
広い店内は奥が小上がり座敷のようになっていて、手前がテーブル席。
風の強い日で、入り口の引き戸が風が吹くたびにカタカタカタ、、、と音を立て、冷たい空気を運んできます。
そんな雰囲気の中で熱いお茶をすするのもノスタルジック。

相方はたぬきそば
わたしはもりそばを。
卓上のお品書きを拝見するとおかめそばもある、イイですね。
丼物ではイカ天丼なんてのも。
他にもつけそばやご店主様の創作メニューもあって、団地商店街のお蕎麦屋さんとは思えない深い魅力が。
どちらのおそばも冷温ながら、ほぼ同時にお持ちいただけました。
目の前に運ばれてびっくりしたのは、もりそばなのにうずらの卵が付いていること。
そして薬味は長ねぎ、万能ねぎ、おろし、わさびと4つが一皿に。
浅く漬かった胡瓜と大根の香の物も。
いつものようにねぎとわさびでサッとすすって帰ろうと思っていたのに、これには思わぬ嬉しさが。
そば湯です、とポットで提供されました。
最初はまず数本箸ですくってそのままで。
そばは冷たく良く締まっていて美味しい。
見ればおそばの量も他の蕎麦屋さんより多いように感じます。
薬味を１種ずつ器に落として楽しみ、うずらの卵で食べれば、つゆもまろやかになり食もまた進みます。
実際食べて、大盛りくらい量はあったかも。
そば好きにはこれも嬉しかった。
ポットに入ったそば湯は自然体、熱いのでゆっくり飲んでいるうち、そば粉が沈んできます。
相方のたぬきそばも揚げ玉の他になると、かまぼこ、海苔、水菜や山菜までトッピングがあり賑やかなたぬき。
キラリ光るものがある好印象、こんなお店が近くにあったんだなあ、と。
また２人でちょこっと自転車で行きたいと思います。
ごちそうさまでした。