料理と空気と気遣い
ようやく訪ねる機会が巡ってきた南紀の佳店と言われる長久酒場。
チェックインして宿から太平洋を見下ろしながら地図を確認すると、まさに真下という絶好のロケーション。
事前に予約の電話すると「その日の予約分はいっぱいなんです」との返事にガ〜ン。
ただ「来ていただければ多分座れますよ」と付け加えられ一安心。
つまり予約は一定数しか受けておらず、あとはタイミング次第でチャンスはあるというもの。
16時から開いているので仕事も早めに切り上げイソイソと宿から下ること4、5分。
思ったより大きなエル字カウンターは14席、小上がりも大きなテーブル2卓。2階もありそうに見えたが不詳。
店の歴史は60年余りとのことだが移転、改築もあったのだろう、いわゆる歴史ある鄙びた飴色の板張り内装の、
という老舗居酒屋とは違う。
京都の神馬、司町のみますや、伏見の大甚本店、文化横丁の源氏、恵比寿のさいき、太田さんが言う月島岸田屋など
に似た店内をイメージしていたので。
むしろ、地方ならよくある地元呑兵衛や家族連れに愛される居心地の良い居酒屋そのものだ。
だからアテが外れたなど思う気すらなく、地方らしい地元客がつくる雰囲気と店の方の気遣い、そして美味い
料理が十分に満足感を与えてくれる。
天井も高く換気も良いので(ホルモン焼きが集中すれば限界だろうけど)息苦しい雰囲気もない。
エビス中瓶でスタート。
付き出しのおから。やっぱりこちらの味付けで淡い味。いいね。
筍の季節真っ盛りなので和布との煮物。和歌山も醤油が美味いので出汁の邪魔をしない。
クロベ(1,100)は九州でもよく見かける黒ミナ貝。当然今日茹でたてなんで尻尾までツルんと引き出せる。
磯の香りが口中に広がって長久で流す。まだ序盤なのに満足感に浸っていいのか。
刺身はメニューと黒板にあるもので5種類程度、そこからカツオたたきとアオリイカを。
隠し包丁もいいけど南紀のアオリイカも甘くて美味い。黄身醤油(これを和歌山の醤油)だと悶絶ものだろうな。
カツオたたき もちカツオかな、季節の違いもあるだろうけど高知とはまた違う味わい。
夏に食べた高知カツオは血合の味というか鉄分強めが魅力だけど、春の紀州のカツオももっちり感が跡を引く。
このカツオだけでゆるゆると永遠に飲めそうだ。
ここは魚介メイン居酒屋じゃないのか?というほどほぼ全グループが焼き物を頼んでいる光景が面白い。
写真でおわかりのようにホルモン焼屋並みにロースターがカウンターに並ぶ。
年期が入ったロースターと波打つ網だけど手入れがしっかりなされている。
周囲に釣られて鮮度抜群の砂肝とセセリを注文。
見るからに鮮度は素晴らしく食欲が増すじゃないか。
基本的に塩胡椒でいただくスタイル。
お供の酒はもちろん地元の長久をぬる燗で(たしか500円)。飲みやすい食中酒。
この硝子瓶を親指と人差し指でぶらんと下げては猪口に注いで手首の運動。
混雑してきたけど適度に放置されて幸せな時間。
2人で7,300円。
老舗だ、名店だと聞く割には良心的な価格設定。
점포명 |
Choukyuu Sakaba(Choukyuu Sakaba)
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종류 | 이자카야、일본 요리、해물 |
예약・문의하기 |
0739-42-2486 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
和歌山県西牟婁郡白浜町3079-6 |
교통수단 |
JR 기세 본선 타나베역, 기이 신조역, 시라하마역에서 아키미쓰 버스 시라하마 타나베선 승차 버스 정류장 “주행탕”에서 도보 1분 ※1시간 2~3개 정도 운행 시라하마 역에서 4,021 미터 |
영업시간 |
영업시간/휴무일은 변경될 수 있으니 방문 전에 점포에 확인해주시기 바랍니다. |
가격대 |
¥4,000~¥4,999 |
가격대(리뷰 집계) |
¥5,000~¥5,999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
좌석 수 |
28 Seats ( 카운터 16석, 상승 6명×2탁) |
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개별룸 |
가능 (있음) 10~20인 가능 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 (없음) |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
가능 (있음) 8대 |
공간 및 설비 |
카운터석,일식 난방(코타츠; 마루청을 뜯어 그 위에 설치한 열원을 갖춘 밥상)있음. |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주(쇼추) 있음 |
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요리 |
생선 음식을 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
홈페이지 | |
비고 |
술집의 일기 : http://cyokyu.jugem.jp/ |
昨夜の訪問で勝手もわかったので深掘りに連チャンで。
昨夜は胃袋に余裕がなかったのでおでんから(後半気がついたら売り切れが続出という人気ぶりだった)。
これがまた参ったね。
おでんの出汁の素晴らしさ。
平天がすぐに売り切れる理由もわかった。
なんとも言えないふんわり感はすり身の配合・練り方によるとはいえ、散々多くのすり身を味わってきた
自分でも初めての食感。やや、はんぺんに近いと言えようか。
フワッと口中で溶けていく感じ。出汁を吸ってこうなの?箸が止まらない、ぐい呑みも止まらない。
桃若や朱欒に限らず長崎の練り物は日本一美味いと思うけど、この平天もいい勝負。出汁とのバランスも最高。
カツオの刺身もそう。昨夜はたたきを選んだけどこの日は刺身。
「もちカツオです」とは言われてもいないが、こんな弾力は味わったことがない。3皿は食べたい気分。
これで1,000円は安い!安すぎ!
おでんの牛すじも特筆もの。
丁寧な下処理がよくわかる。これで200円とは!銀座なら800円はしてもおかしくない。
この日も7000円いかず。
若い店員さんは家族でなく日替わりのバイト(おそらく近所の近大生)だそうですが、いい指導されてます。
結局、翌日もお邪魔して三連荘(爆)
16時開店のありがたさで、刺身とおでんをつまんで南紀白浜空港へタクシーで10分程度。
南紀白浜空港と周囲のホテルは当店利用のためにあると思うことにします(笑)