ラーメン党の心を揺する美味しさ : Udon to koryouri no mise maruya

北九州の味、よもぎ肉うどんを初めて食べてきました。

うどんと小料理の店 ◯家(まるや)
山口県防府市今市町16-29

メニューを見ると、よもぎ麺の肉うどんが730円。そのセットが750円と、その差が20円しかありません。

中身が違うのか女将さんに伺うと、メインのうどんは全く同じものを提供されているとのこと。

ほとんど同額で、ご飯、天ぷら、小鉢、香の物がついてきます
当然の如くセットをお願いしました。


さて、よもぎうどんを初めて食べましたが、しっかりとした腰があり、予想に反してたいへん美味しくいただけました。

山口もそうですが、北九州のうどんも「丸うどんで柔らかめ」が定番化していますので、端からそれを連想していました。

ところがこのよもぎ麺は、エッジの立った太打ち。
これが讃岐のような強い弾力を持ち、口の中で心地よく弾けるのです。


うどんつゆも、一般的な魚介出汁のつゆではなく、少し甘みのある、どことなく昆布出汁のような、穏やかな風味のスープです。

これがうどんはもとより、トッピングの牛すじ肉と下ろし生姜と絡み合い、絶妙な美味しさを醸し出していました。


柔らかいうどんも美味しいですが、私個人としては、弾力のあるうどんが大好きです。

まさか今日、このようなうどんを、それもたいへん美味しい出汁つゆでいただけるとは思いもよらず、感動させていただきました。


付け加えになりますが、此方のお店の女将さん、かなりの拘りを持っておられますね。

セットの天ぷらの揚げ加減も本職なみ。
香の物の柴漬けも、一般的な市販品よりはるかに香りが良く、厳選されているのが伝わってきます。

中でもご飯…
色艶とも美しく、その炊き加減は絶品。
少し柔らかめに炊き上げられたご飯の、なんと美味しいことよ。

後で伺ったところ、阿東産米でした。


ラーメン党を自負する私ですが、此方のうどんには本当に感動しました。
コレに美味しいご飯のセットが付いての750円は、此方が申し訳なく思うほどお得です。

女将さん、ご馳走さまでした