屋台発となる台湾ラーメンの老舗。 : Yuki Chan Ramen

2024年3月29日（金）

今夜は仕事を終えてから名古屋まで移動してこちらの店を初訪問。

こちらは屋台発となる台湾ラーメンの老舗であり、今回の訪問は30年以上前に姫ヶ池に出されていた屋台を訪れて以来となります。

19時19分に到着すると、広い店内の席は概ね3割程度が埋まっている状況です。

着席して「台湾しょうゆ」を注文すると、待つ事7分ほどで久々のラーメンと御対面です。

透明な醤油スープの中には中細麺が盛られていて、その上にはスープで煮込まれた挽肉、ザク切りネギ、ニラ、ニンニク、唐辛子が乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、微かに酸味や甘味を帯びた醤油ダレの風味と共に、淡麗且つ仄かに辛味を纏った出汁の旨味が口の中に広がります。

出汁は恐らく鶏主体の動物系と思われますが、具材類から滲み出た挽肉の旨味やニンニクの風味が味わいに奥行きやパンチを与えている印象です。

ただ、具材類の構成はニンニクに次いでネギが多めである事から、スープにはネギから滲み出た苦味やエグ味が仄かに介在している様に感じます。

次に麺を食べてみると、低加水寄りの中細麺が若干硬めに茹でられていて、噛み締めるとザクリとした食感と共に清々しい小麦の風味を感じます。

そして、きめ細かな肌にはスープが潤沢に絡み込み、小麦の甘味に複層的なスープの旨味が折り重なる事で味わいにリッチな広がりが生まれます。

食べ終えた感想ですが、〆的な「味仙」の一杯に比べパンチやインパクトに満ちたこちらの一杯の方が圧倒的に自分の好みにハマる味わいでした。

ただ、私の中ではネギの雑味が若干ながら強めな印象であり、個人的にはネギではなく寧ろニラを増やした方が一段と好みである様な気がします。

改めて訪れる機会があれば、次回はこちらの一番人気である「台湾みそ」を是非試してみたいと思います。

ご馳走さまでした。