久し振りの「梅光軒」 : Baikou ken

　久し振りに「梅光軒」に行って来ました。
　地下鉄 東山線 池下駅の駅ビルに有った頃は頻繁に通ったものです。
　名古屋ラーメンブームを一翼を担った名店でした。

　「旭川ラーメン 梅光軒」は北海道旭川市に本店を構えるラーメン専門店。
　北海道を中心に、東京や横浜の他、香港、バンコク、
　ベトナム、ホノルルと言った海外にも店舗を展開します。

　お店で貰った箸袋には名古屋のお店も支店で有る事を記していますが、
　現在、「旭川ラーメン 梅光軒」の公式HPの店舗一覧に、
　名古屋店の存在は確認する事が出来ません。
　https://baikohken.com/shop/
　完全暖簾分けで、系列店では無いと言う事かも知れません。

　この日、お店に着いたのは12時20分頃。
　カウンター6席､4人掛けのテーブル席が2卓の店内は満席。
　店内に有る空席待ちの控え席もほぼ埋まり、
　更に、待ち客が増えれば店外にも溢れ出そうかと言う盛況振り。
　私が頻繁に通った頃の御店主は引退され、
　現在は二代目がお店を仕切っているそうです。
　それでも、人気は衰え知らずですね。

　注文は口頭で。
　注文聞きの女性店員は以前のままとお見受けしました。
　メモは一切取らず、トッピングも含め、
　細かな注文でも全て完璧に記憶します。
　以前も、その記憶力の凄さに舌を巻いたものでしたが、
　多少お歳を召した現在でも、その実力は健在の様です。
　私はシンプルにしおを注文しました。

　15分程待って、カウンター席に案内されました。
　そして、程無くラーメンが登場。
　ヴィジュアルは文句無く以前のままですね。
　果たして味の方は…。

　スープは野菜の甘味を含んだスッキリ系。
　悪くは有りませんが、以前はもう少し美味しかった様な…。

　麺は中細。
　緩やかなウェーブが掛かっています。
　やや柔らかめの茹で上がり。
　こちらも悪くは有りませんが、
　半分程で飽きが来てしまいます。
　記憶が美化されているのかも知れませんが、
　やはり、以前に比べて味が落ちていると感じました。

　トッピングは叉焼、メンマ、葱。
　叉焼はちょっと味が付き過ぎですね。
　かなり醤油辛いです。

　久し振りでしたが、かなりの残念感が募ります。
　今後、このお店を訪れる可能性は、
　極めて低いと言わざるを得ません。

　それでも敢えて言わせて頂きます。
　御馳走様でした。