店名 |
Essence(Essence)
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類型 | 法式 |
預約・查詢 |
018-874-8433 |
可供預訂 |
僅限預約 |
地址 |
秋田県秋田市手形西谷地704-1 センティースマンション 105 |
交通方式 |
秋田駅東口より徒歩3分 距离秋田 404 米 |
營業時間 |
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預算(評價匯總) |
¥10,000~¥14,999¥15,000~¥19,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、Diners、VISA、Master) 无使用電子錢 |
座位數 |
19 Seats ( カウンター、テーブル席、個室あり) |
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個人包廂 |
可能的 可容納4人 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 お店の前に3台 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,座位寬敞 |
酒水 |
有日本清酒,有葡萄酒,有雞尾酒飲料,對葡萄酒講究 |
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料理 |
對蔬菜菜式講究,對魚類料理講究 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
神秘不為人知的餐廳 |
網站 |
あきたくらすでちょいと一杯を終え、秋田駅東口方面に向かいます。
こちらは西口に比べるとちょっと寂しい印象です。
NHK秋田放送局があるくらいで、あとは一面真っ白。
東口から雪の上をヨチヨチ歩くこと数分、目指すエッサンスに到着しました。
駅のすぐそばなんですね。
雪がなかったら駅前って言っても良いくらいの距離感です。
ランチのオープンは12時ですが、少し早く到着したので辺りを散策。
といっても特に何かあるわけではありませんが・・・あ、あったドジャース食堂ってなんだ?
黄色い派手な看板に近寄ってみると名前の通り定食屋っぽい雰囲気、車で来る人がどんどん店に吸い込まれていきます。
店先の写真付きメニューは、ジャンボチキンカツ定食680円、豚生姜焼き定食700円、醤油ラーメン550円などなど、安くて旨そうなものばかりです。
しかも全部税込だあ。
今度来てみようかな(今度っていつだw)。
ということで店先に戻るとドアが開いており、加藤シェフがどうぞーと声を掛けて下さったので予約した旨お伝えして店内へ。
奥の個室のような仕切りのある空間に案内していただきました。
では、季節のメニューデギュスタシオンをいただきます!
まずは日本酒どっぷりの口をフレンチに切り替えるべくwシャンパーニュをいただきましょう。
ADN de Meunier Extra Brutが出てきました。
これってピノ・ムニエ100%のエクストラ・ブリュットじゃないですか。
ピノ・ムニエだからブラン・ド・ノワールですね。
葡萄の豊かな香りだけでなくアーモンドのような甘い香りもします。
さすがミクニご出身、ワインの造形も深いです。
どうもお店は完全ワンオペのようです。
本日のランチタイムは我々以外に2組ですが、それでも7人に料理を出してワインをサーブするわけですから、カウンターなら兎も角凄い仕事量です。
それでも加藤シェフは軽快な動きで次々とこなしていきます。
味わい豊かなシャンパーニュを香りと共に楽しんでいると、パンが置かれました。
位置皿の手元にはお箸の用意もありますから、フレンチに不慣れな客でも安心です。
摘みになっちゃうほど美味しいw胡桃入りのパンでシャンパーニュをいただくと、ここが秋田であることを忘れてしまいそう。
旅先で味わう料理はいつでも新鮮ですが、もう期待で顔がにやけるのが自分でもわかるw
程なく、冬子と牛蒡の泡立ったスープが登場。
クリーミーで濃厚なのに、泡立っていて口当たりは軽いです。
甘味と仄かな酸味、牛蒡の苦味に肉厚な冬子の強烈な旨味が混じって最初から馬鹿みたいに旨いw
味わいの引き出し方がお見事です。
いきなり先制パンチを喰らって足元がふらついているところにキノコのキッシュが置かれました。
素晴らしいというか、気持ちを揺さぶられる香りがします。
早速いただくとクローブの風味が効いたキッシュでした。
生地サクサクでバターもたっぷり使われており、味の余韻が長いです。
この2皿でこの店のレベルの高さを実感します。
あっという間に魅了されちゃいましたよw
続いては華やかな一皿、秋田の野菜が盛り付けられたサラダです。
金糸瓜(素麺南瓜)、バイオレットクイン、茄子、トマト、ミニ大根などこの真冬の時季でも収穫できる地物の野菜が20種類近くきれいに盛り付けられています。
ピクルスにしてあるもの軽く火入れしてあるものもあり、味も彩りもバリエーション豊富。
こんなに華やかで美味しいサラダにはなかなかお目にかかれません。
野菜好きのワイフは大興奮&大喜びで食べてます。
この店明日も来たいって・・・明日は明日で予約あるでしょw
それにしても加藤シェフの手際は素晴らしく早い。
早いだけじゃなくて整然と無駄がなく、完成度が極めて高い料理を次々と出してくれます。
清美さんの薫陶よろしきを得ているんですね。
お次はぐじとうちわ海老のポワレに栗の渋皮煮を合わせてブールブランがたっぷり掛けられた一皿。
あきたこまちのリゾットが敷いてあって三陸の牡蠣と金時草が付け添えという豪華さ。
バターたっぷりでしっかりクラシカルなのに栗はヴルーテでもフリカッセでもなく渋皮煮というのが素晴らしい。
海老と栗はフレンチでは相性の良い素材ですが、ここに甘鯛や牡蠣を合わせてくるなんて素敵過ぎます。
アイディアてんこ盛りで目がキョロキョロしちゃうよw
シャンパーニュがとっくに空なので次をお願いします。
料理は何が出てくるのか全く想定できませんからw当然お任せです。
Benjamin LerouxのSaint-Romain 'Sous le Château 2018が出てきました。
芳醇な香り、秋田っぽいというと変ですが先ほど呑んだ新政の佐藤卯兵衛の印象と重なります。
骨格がしっかりしているのにふっくら柔らかい。
シャルドネらしい華やかさと酸味に加え、ミネラルも若干感じるバランスの良いワインです。
ランチタイムの陽光に映えますね♪
パンのお代わりをもらうと、今度は白神酵母を使ったライ麦パンになりました。
ライ麦の割合がやや多めなのか(30%くらいかな)食感がサクッとしています。
柔らかな酸味と噛み締めるほどに出てくる甘味がいいですね。
パンまで店で仕込んでいるのか聞いたら、さすがにお願いしてますとのことでしたw
肉料理は、鹿角(かづの)産の単角和牛のモモ肉とフォアグラのソテーです。
組み合わせだけならロッシーニ風ですけど、こちらの皿にもたくさんの野菜が盛り付けられていてとても華やかな印象。
金時人参、ふくたち、蕪、芽キャベツ、隠元などが散りばめられています。
メインが肉なのか野菜なのかわからないくらいw
肉には赤です。
ブルゴーニュのピノ・ノワールを合わせてもらいました。
わ、Charles Van Canneytが出てきた。
アラン・ユドロ・ノエラはフレンチワイン好きじゃなくても名前くらい知っています。
これって入手困難なんじゃ・・・w
それにしても素晴らしいブーケ、野苺のような柑橘のような複雑な香りです。
口当たりは比較的軽くてブーケの印象とは異なりますが、だんだんチェリーのような甘味と共に渋味や苦味も感じられ、濃厚になってきます。
これはもっと寝かせたほうがいいんじゃないですか?
開けちゃったからもちろんいただきますけどw
それにしてもこの単角和牛、旨味がすごい。
モモ肉ですが脂は僅かでしっかり赤身な感じの歯応えです。
そこにフォアグラを合わせると、これはサーロインより美味しいね。
別々の素材を合わせてさらに美味しくするというフレンチの基本が遺憾なく発揮されています。
こんなに美味しいフレンチが秋田でいただけるなんて、最高だ。
素材は一級品なのに秋田には凡庸なフレンチしかないのかと思っていたのでw嬉しいです。
加藤シェフがデザートを出してくれましたので、本日の楽しいランチもそろそろ終わりかぁ。
桃のジェラートに無花果のコンポート、カカオプリンという女性が狂喜しそうな構成です。
珈琲、紅茶、アサイー茶の用意があるそうなのでアサイー茶をお願いしました。
特に無花果のコンポートが美味しかったですよ。
これは加藤シェフがお作りになったんでしょうねきっと。
秋田初日のランチ終了。
楽しかったし大満足です。
特に野菜の使い方、数量ともに素晴らしいとしか言いようがありませんでした。
ワインのチョイスも完璧、しかも品質の高い美味しいワインが揃えてあります。
細部にも気を配ってしっかりもてなすワンオペのフレンチなんて想像できませんでしたけど、目の前にありました。
脱帽です。すごいです。
秋田まで食べに来る甲斐のある店です。
ご馳走様でした!!!
東京から来たんだったら、この後もいろいろ行くんでしょ!?今日は夜どちらですか?
と聞かれて今晩は鮨駒ですと言ったら、加藤シェフににやりとされました。
楽しんできてね、というサインと受け取りましたよw
こちらの店にもまたぜひ伺います。