ようやく : Menkyou Shouin

何年も前から入店しようと思っていてようやく駐車場が空いていたので入店できた。
入店出来なかったのは、スープ切れで閉店だったり、行列が出来ていて並ぶ根性が無かったり、遠くに車を停めて歩くのが億劫で逃げていた自分の弱さからである。

感想から言うと「うまい 完成されている」だ

これだけ人気店、食べログアワードで評価高いと投稿も多く、賛否も別れるところだが、間違った内容も多く、皆さんにも自分の舌で確めて欲しい店だと思う。

こってりはバリカタ麺とかあっさりはうどんみたいだったとか投稿があったが、どちらも不正解だと思う。敢えてこってりをコシなある細ストレートにしたり、あっさりをモチモチの中太麺にしたのは店主が意図的にそのスープに合うものを探究したものだと私は感じた。

こってり、あっさりどちらも食させてもらったが、こってりは魚介と動物系のWスープで、間違いなく旨い。
個人的には煮干し粉をもう少し減らしてもらえれば豚の旨味がもっと感じれたと思った。

その一方であっさりはまさに唯一無二の完成度。
煮干しのえぐ味もなく澄んだ風合いにも関わらず、口に運ぶと止められなくなり、何時までも口の中で旨味が拡がり続け、旨味が脳に書き込まれる感覚を覚えた。
勝手な想像であるが豚骨、鶏ガラを臭み取りの野菜と低温で煮ながら一番出汁(表現が正しいのか？)の澄んだスープに煮干し等を旨味ができるまでじっくり煮出しているのではないかと思った。

その繊細かつ完成されたスープは敢えて選択されたであろう、もちもち中太麺に絡みまくり、程よく最後まで楽しめる。
スープを完飲したかったのだが、後ろで立ち待ちの方の目線が気になり退席したのが心残りである。

これだけの人気店なのに朝ラーを曜日限定で行っているのは、商売を度外視して店主が地域の人の為に行っているのかもしれない。

間違いなく名店である。