カボチャを練り込んだバンズが特徴の…『Bronze Grill』 : Bronze Grill

前夜の『Casa del Cibo』さんで供された池見シェフの料理と悦子マダムのワインのペアリングを思い出し改めて素晴らしい夜だったと感慨も一入｡翌日の日曜日のランチは『澤内醸造』さんに併設された『Bronze Grill』さんへ確認の意味もあり寄せていだきました｡澤内醸造さんの『グレープジュース』とブルーチーズを使った『ハンバーカー』をオーダー｡そして程無くして席に運ばれてきた『ハンバーガー』は先日Openされ開店二日目に寄せていだいた『盛岡店』で供されたものとは『パティ』も『バンズ』も『カトラリー』も全てが異なりクオリティが高く美味しくいただきました｡特に『南瓜(ｶﾎﾞﾁｬ)』を練り込んだバンズは『Bronze Grill』さんの『バンズ』の最大の特徴｡『盛岡店』では御世辞にも美味しいとは言えぬ無味でパサパサしたバンズが使われパティは獣臭というか饐えたた臭いがする生焼けのパティが使われ『ピクルス』も供されませんでした｡『Bronze Grill』さんのハンバーガーはやはり澤内オーナーの目が届き調理師資格のある田中シェフが腕を揮われる八戸本店でいただくに限ると確信した次第です｡

前夜の『Casa del Cibo』さんでのSpecialitàの料理の数々に興奮冷めやらぬ中､向かった先は幹線道路のR45線沿いに店を構えられる『LogCabin』さんや『Ristorante SAWAUCHI』さんを展開される澤内昭宏さんが手掛けられる『HAMBURGER』×『WINE』がコンセプトの店『Bronze Grill』さんです｡今回は車での八戸遠征につき『澤内醸造』さんのワインと共にハンバーガーを味わうという訳には行かず｡メニューの中からノーマルの『Original Burger(ｵﾘｼﾞﾅﾙﾊﾞｰｶﾞｰ)』のレギュラーサイズ620yenと『農家さんのリンゴジュース』250yenをオーダー｡程無くして供された『Original Burger(ｵﾘｼﾞﾅﾙﾊﾞｰｶﾞｰ)』は店内で焼かれる『Buns(ﾊﾞﾝｽﾞ)』と牛肉100％の『Patty(ﾊﾟﾃｨ)に『Bacon(ﾍﾞｰｺﾝ)』に青りんごを使い作られたというオリジナル『Ketchup(ｹﾁｬｯﾌﾟ)』とシャキシャキとした食感の『Purple Onion(ｵﾆｵﾝ)』で構成された『Bronze Grill』さんの基本のハンバーガーです｡付合せには『Green Chili(ｱｵﾄｳｶﾞﾗｼ)』に『Purple Cabbage(ﾑﾗｻｷｷｬﾍﾞﾂ)』のマリネにカレー味の『Burdock(ｺﾞﾎﾞｳ)』です｡ブリオッシュのような色合いの自家製の『Buns(ﾊﾞﾝｽﾞ)』は隣接する澤内醸造さんのワイン酵母を使用し発酵させパンの生地に『Pumpkin(ｶﾎﾟﾁｬ)』を練り込み造られたものとのことでほんのり黄色く甘みを感じます｡『Patty(ﾊﾟﾃｨ)』も肉ニクしく赤身肉の旨味が強く感じられる食べ応えがありました｡足を運ぶ度にハンバーカーの味が美味しく感じられるのは気の所為では無いように思います｡ハンバーガーに合せて『農家さんのリンゴジュース』をいただきましたが､やはりは『Bronze Grill』さんのハンバーガーにはちょい甘めの赤のスパークリング『NANBU rusco(ﾅﾝﾌﾞﾙｽｺ)』とともに味わうのがベストと感じ入った次第｡

春分の日で祝日の3月20日｡瞬間最大風速43㍍の強風吹き荒れる八戸へとフィールドを移したものの強風の影響で新幹線のダイヤが上下線とも運休や大幅な遅延等大乱れとなる中､何とか無事に到着｡最大3時間遅れという予期せぬアクシデントに遭いランチをいただきに行こうと予定していた店は既にCLOSED｡危うくランチを食べ損なうところを救ってくれたのが夕方の時間帯迄､通し営業されている當店『Bronze Grill』さんです｡ということで約1年ぶりに『Bronze Grill』さんへ再訪させていただきました｡『Bronze Grill』さんは幹線道路のR45沿いのワインを醸造するロケーションとしては決して環境が良いとは言えぬ『澤内醸造』さんと建物を共用する八戸初のクラフトバーガーをウリにされた店であり『LogCabin』さんや『Ristorante SAWAUCHI』さんを展開される澤内昭宏さんが手掛けられる『HAMBURGER』×『WINE』がコンセプトの店です｡自分は『Avocado Burger(ｱﾎﾞｶﾞﾄﾞﾊﾞｰｶﾞｰ)』を友人は壁面のボードに書き記されたTODAY'S BURGERの『TOMINO CheeseBurger(ﾄﾐｰﾉﾁｰｽﾞﾊﾞｰｶﾞｰ)』とともに八戸市に隣接する三戸郡南部町で収穫された『キャンベルアーリー』を使用し同じ敷地内の『澤内醸造』さんで造られた赤のスパークリングワイン『NANBU rusco(ﾅﾝﾌﾞﾙｽｺ)』とともに味わいました｡『TOMINO Cheese Burger(ﾄﾐｰﾉﾁｰｽﾞﾊﾞｰｶﾞｰ)』は牛肉100％で作られたパテに北イタリア ピエモンテ州で造られている牛乳(ｷﾞｭｳﾆｭｳ)に『羊乳(ﾖｳﾆｭｳ)』と『山羊乳(ﾔｷﾞﾆｭｳ)』を混ぜて作られる『Tomino Cheese』と『目玉焼(Uovo Fritto)』と『ベーコン(Pancetta)』と『焼トマト(Pomodoro Alla Griglia)』が加えられた日本発のハンバーガーチェーン『First Kitchen』のベーコンエッグバーガーを彷彿させるものに『蜂蜜(Miele)』甘さと『ブラックペッパー(Pepe)』のスパイシーなソースの味に白カビの『Tomino Cheese(ﾄﾐｰﾉﾁｰｽﾞ)』が醸し出す味わいであり『Avocado Burger(ｱﾎﾞｶﾞﾄﾞﾊﾞｰｶﾞｰ)』は前回いただいた『Original Burger(ｵﾘｼﾞﾅﾙﾊﾞｰｶﾞｰ)』にたっぷりの『Avocado(ｱﾎﾞｶﾞﾄﾞ)』が挿まれた一品です｡ワイン酵母を使用し発酵させたという自家製の『Buns(ﾊﾞﾝｽﾞ)』は以前とは比較に成らぬほど美味しくなっており前回はジューシーさに欠けパサつきが気になった『Putty(ﾊﾟﾃ)』も肉の配合比率を調整されたのか？前回の印象とは全く異なるものに変わっておりました｡ハンバーガーには『Patatine(ﾊﾟﾀﾃｨｰﾈ)』と『Caponata(ｶﾎﾟﾀｰﾅ)』が其々添えられて供され結構なボリューム感があります｡この劇的に美味しくなったハンバーガーにちょい甘めの味わいの赤のスパークリング『NANBU rusco(ﾅﾝﾌﾞﾙｽｺ)』の味は思っていたよりもとても良く合いました｡ガラス越しに醸造所内の様子を見つつ頬張るハンバーガーと自家製のワイン､他所では先ず体験出来ぬ作りたてのハンバーガーと搾りたてのワインを愉しまことが出来ます｡一年間で見違えるほど完成度が高くなったハンバーガーの味に敬意を表し評価は上方修正させていただきました｡

イタリア料理店でありながら日本料理の名店が集う日本料理業研鑽の会『芽生会』の下部組織である『八戸芽生会』の会員にも名を連ねられる『リストランテ澤内』の澤内オーナーが新たに手掛けられた事業は八戸で本格的なワインを生産するというプロジェクト｡八戸南郷産の葡萄を使い造られた八戸ワインと青森県南産の林檎で造られるシードルの醸造所として『澤内醸造』を立ち上げられ､その棟続き醸造所で詰めたてのワインとハンバーガーや軽食類が同時に楽しめるという『Bronze Grill』さんと矢継ぎ早に立ち上げられ注目を浴びているその店へ初めて寄せていただきました｡グループ店舗の『Log Cabin』さんを含め三店舗目となる外食店｡ご自慢の『ナイアガラワイン』とともにアメリカの味と謳われた『サーモンコロッケ』に甘辛のタレがデフォルトで掛けられた『フライドチキン』に『オリジナルハンバーガー』をいただいてみました｡ワインはピリピリと舌にくるもので味が平べったいサイダーのような味わいのものでしたがそれを狙われて造られているのか？初醸造だからそうなのか？は當方には判り兼ねますが『サーモンコロッケ』に『フライドチキン』は冷凍保存されたいた個体がフリーザーの中から取り出されフライヤーの中に投入し熱が入ったところで出来上がりというもの｡味わいは全国展開の持ち帰り弁當の『HottoMotto』等の幕の内弁当の中に入ってくるような揚物や唐揚げのソレにかなり近い感じのものでした｡特に『サーモンコロッケ』は中がパッサパサでありました。看板メニューの『オリジナルハンバーガー』はワイン酵母を使用し発酵させたという自家製のバンズに牛肉100％で作られたパテに青森県南産の林檎を加えたという自家製のケチャップが拘りの一品｡甘めのバンズにジューシーさにやや欠けるパテをソテーしたベーコンで脂分を補い濃厚なトマトケチャップの三位一体で完成させられたハンバーガーはテイクアウトにも対応されているようですのでご用向きの方には選択肢の一軒として良いやもしれません｡