炎の料理人 広東名菜グループ系譜の店…『Hong kong Dining』
十和田市に店を構える『Hong kong Dining』さん。広東名菜グループの代表であり『炎の料理人』として一世を風靡した故『周 富徳』氏の下で腕を揮われていた『高森睦夫』シェフが『某ホテル』の中華部門の料理長を経て独立開業された店へ初めて寄せていただきました。事前予約の上、伺わせて戴きましたが週末ということもあり店内は予約席の札が置かれた自分の席を除いては満席状態。菜譜の中の一品料理を色々と戴いてみたいところでしたが今回は一人での訪問でもあり席の状況から見て対応は難しそうと思いランチメニューのコース料理+アラカルトの中から麺類を一品選びライスは抜きにした変則的なコース風の料理をいただいてみました。先ずは『百合の蕾』、ポテトサラダ、『搾菜』が盛り込まれた前菜三種盛が供されました。『百合の蕾』と『搾菜』は良しとしても何故にポテトサラダ?とも思いましたが當日の客層は五~六十代のご夫婦と思しき方や女性複数名で訪れられたプチ女子会のような方々でしたのでミスマッチと思いつつも取り敢えず納得。次に供されたスープは+1,300yenの加算で『ふかひれ入りのスープ』に変えていただいており『鱶鰭』入りのカボチャスープがカップスープスタイルで運ばれてきました。南瓜の自然な甘みが味わえるスープは美味でしたが値段が値段だけに『鱶鰭』には余り期待はしてはおりませんでしたが予想に反し思いの外、大量のフカヒレが使われておりある意味感激。メインの料理は海老のチリソースor『広東風海老玉』からの二者択一てせしたので迷わず後者を選択。厚みのある玉子焼の中には八尾程のむき海老。海老は保水処理された安価なむき海老ではなく生海老に近いぷりぷりとした食感のあるものが使われていました。甘酢餡とのバランスも良くなかなか美味しいものでした。ライスは抜きにして戴きましたが揚げ麺がトッピングされた『ミニサラダ』を箸休め代わりにいただいた後、本場香港では、御粥とともに庶民的な食べ物の代表格である『海老ワンタン麺』。ワンタンは薄い皮に海老が丸ごと一尾包まれたものが三個、口に運ぶと海老玉の中の海老と同様にぷりぷりの海老がはじけて何とも幸せな味。海老好きの方ならきっと満足される筈。彩りに添えられた青梗菜と薬味の刻みねぎ。胡麻油の効いたあっさりとしたスープも本場のソレの味に近いものでしたが、このスープに合わせられた麺は極細ちぢれの一般的な中華麺、此れがボソボソとした本場の『香港麺』が使われていたらどれだけうれしかったことか。食後のデザートは+250yenで盛合せに変更。蜂蜜を掛けられたバニラアイスにガトーショコラ、ピンクグレープフルーツにライチ風味の山桜、パイナップルにキウイと目にも楽しい盛合せをいただきひと通り。自分が食べ終える頃には他の客は殆ど帰られており食後にオーナーシェフの『高森睦夫』氏とお話をさせていただきました。師匠である『周富徳』氏の形見分けのユニホームを見せていただいたり先の『香港麺』をはじめとして本場の食材についてあれこれと語り合い次回は複数で訪れて本場の食材を使った宴を開催していただく約束を取り付け店を後にさせて戴いた次第です。次回を期待して評価は暫定的に☆×4とさせていただきました。
店名 |
Honkon Dainingu
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類型 | 中國菜 |
預約・查詢 |
0176-27-1245 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
青森県十和田市東二十三番町6-4 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
座位數 |
30 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
− |
停車場 |
可能的 |
酒水 |
有葡萄酒 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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広東名菜グループの代表であり『炎の料理人』として一世を風靡した故『周 富徳』氏の下で腕を磨かれた『高森睦夫』シェフが腕を揮われる十和田市に店を構える『Hong kong Dining』さんへ再訪させていただきました。事前に"料理代5,000円程の予算で香港料理を愉しませていただきたい"というリクエストをし友人とともに伺わせて戴きました。料理は香港で昔、口にした『脆皮焼肉』(ツイ・ピー・シャオ・ロウ)を思い浮かばせるとてもジューシーな『皮付きの豚バラ肉のロースト』に鮮度抜群の『真鯵』を生姜と醤油で軽くマリネしたもの、『鴨ロース』に『皮蛋』、『中華くらげ』等の前菜盛合せからはじまり、干し貝柱の旨味が際立つ『フカヒレ』と衣笠茸と白菜のスープ、春先が旬であり最も美味しい時期である『笠子』(カサゴ)と『金針菜』(百合の蕾)の炒めものはパプリカの彩りや蓮根にふくろ茸の食感が良きアクセントになっていました。続いて『海老蒸しぎょうざ』にトビウオの卵をトッピングした『焼売』に『フカヒレぎょうざ』の点心三種盛をいただいた後に供された『鶏の足の豆豉蒸し』が當日の白眉の一皿、そして、この日の為にわざわざ仕入れされたという『芥藍菜』のカニ肉餡を味わい〆の食事には味わい深い『香港やきそば』、食後に『栗のアイス』、中華風アップルパイ、胡麻団子、クレームブリュレ、パイナップルとキウィに自家製のイチゴジャム、ピンクグレープフルーツにブドウのデザート盛合せ、そしてポット入りの烏龍茶でひと通り。とても食後感の良い料理の数々に満足。食後に高森シェフと再び料理談義に花を咲かせましたが以前は蜂の巣の煮込みや燕の巣のデザートに香港麺等、本格的な広東料理を供された時期もあったとのことですが地域的に馴染まず已む無く大衆中華的なメニュー構成になってしまったのだとか?多少は已むを得ないのでしょうが多く注文はラーメン+炒飯というダブル炭水化物の組合せのオーダーが圧倒的に多く中には味噌ラーメンは無いのですか?と問うツワモノまで居られるのだとか。確かに前回、寄せていただいた際にも『麻婆豆腐』を激辛で。というように広東料理店で激辛?ひょっとして四川料理と取り違えられているのではないか思わせるオーダーをされている御夫婦連れの方も居られましたが此処は素材の持ち味を活かす味付の『広東料理』をウリにされたお店であります。次回は7,500円程度の料理予算でお願いしたい旨をシェフに伝え店を後にさせていただきました。