サービスも料理もいいし、女将さんの人柄がまたいい : Himemasu Sansou

　十和田湖で野営しようと予定していたが、予定より到着が遅れてしまい、テントを張るのも面倒なので、当日キャンセルがないかと聞いてみるも案の定どこも満杯。仕方なく奥入瀬方面へ車を走らせ、町並みの最後の民宿にダメモトで聞いてみたらすんなりOK。大袈裟だが「地獄で仏に会ったよう」とはこのことだろう。

　「ひめます山荘」。他の宿泊客を見ればどうやら観光バスの運転手やバスガイドさんが多い様だ。民宿は未だ新築して間もないのだろうが、綺麗に掃除されて、無駄がなく、飾ってある写真に癒された。

　女将さんが「食事の方はどうなさいますか？」とのことで、「急ですのであるものでいいですので」というと、「では、出来たら呼びに来ますので、どうぞ風呂にでも」というのでひとッ風呂浴びてから食堂へ行くと、皆さんと同じ料理を出して貰った。

　ビールと地酒を頼み、ヒメマスの刺身や塩焼き、十和田名物のバラ焼きなどでチビチビと。最後はご飯とみそ汁が絶妙のタイミングで運ばれて来た。こうした気遣いは流石だと思う。暖かいきくらげのみそ汁は美味しく、そして優しい味でした。

　旅の疲れもあって爆睡。翌朝、風呂を浴び、朝食を済ませ、弘前へと向かった。「ひめます山荘」は想い出深い宿となりました。女将さん、本当にありがとうございました。