店名 |
Osakana Kaigan
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類型 | 海鮮 |
0173-64-2001 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
青森県北津軽郡中泊町小泊折戸51-34 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX) 无使用電子錢 |
個人包廂 |
不可能 |
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禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
可能的 店舗横に3~4台 |
空間、設備 |
平靜的空間 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
風景優美,能看到海,神秘不為人知的餐廳 |
網站 |
http://www.umai-aomori.jp/eat/localdining/localdining-main.php5?id=381 |
メバル膳。
青森出張の際、ひょんな事から丸1日時間が取れたので、レンタカーを借りて小旅行を企ててみた時の後半。
龍飛崎を久し振りに訪れて、晴れまくった津軽半島の突端を満喫した後は、国道339号線をひたすら南下して実家を目指す事とした。
339号線は途中で新しいバイパスになっているが、自分の実家はその旧道の339号線の道沿いにあるのだ。
取り敢えずいきなり帰るので、実家に電話して出発。
時間は13時に程近い。ご飯をどうするかを考えつつハンドルを握る。
何処の地方もそうであろうが、今の地方自治体は市町村合併が目まぐるしく進められている。
自分が田舎に居た頃に沢山あった「町」や「村」はその名を消してしまっている。
それこそ今回行った龍飛崎は昔は「三厩村」であったし、帰る途中に通った「中泊」なんかは恐らく「小泊村」と「中里町」の合併であろう。
かの有名な太宰治を排出した「金木町」なんかが「五所川原市」に吸収されてしまっているのは、なんとなしに大人のお金の匂いがしなくもない。
そんな中でも辛うじて自分の田舎は何処にも吸収されずに、その名を残しているのだが、身勝手ながら有難いと思う。
そんな事を考えながら感傷に浸りつつ実家を目指すも現実は残酷であって、お腹は只々減っていく。
言葉は悪いが、そんな時の田舎道に都合の良いお店が現れるなんて事はない。
う~ん、これはもっと南下して五所川原辺りまで行かなきゃならんだろうか?と山道を抜け、日本海に面した国道に差し掛かった時に此方のお店があった。
さて、だいぶ長くなったけど漸く食事のお話。
やっぱり長い出張のど真ん中。自分に喝を入れる為にも美味しいものが食べたい。
どうやら地の海鮮的なものを出すお店らしいので、その時点で既に及第点。
場所は先程の長い前置きにも出てきた「中泊町」の旧「小泊村」だった場所だと思う。
ここら辺にも思い入れはあるけども、流石にそれは割愛して、取り敢えず入店。
13時30分頃。時間も季節もピークでないのでお客はかなり疎らだ。
取り敢えず地のものをと思いメニューを眺めると
なにやら「メバル」を堪能出来る定食を推している。
他にもマグロやイカ等のメニューもあったが、こんなに推しているならば何も考えないのも手のひとつ。
メバル膳は煮付けが味噌か醤油が選べるのだが、自分は濃い味付けの煮付けがそんなに好みではないので醤油でお願いした。
料理を待つ間、青森の日本海側と云えばイカの刺身も外せないので、単品で追加するかどうか本気で悩んでいると料理到着。
もう、運ばれて来たお膳を目の前にすると笑みしか出てこない。
左奥にはメバルの煮付け、右奥はメバルの刺し盛り、右手前にはメバルのあら汁とメバル尽くしの逸品だ。
嬉しい事に刺し盛りにはイカも付いていた。こりゃラッキー。
煮付けは固形燃料で温める仕様なので、先ずはあら汁から戴きます。
一般的なあら汁と少し違うのは、人参、大根、キノコと野菜が豊富なところ。
シンプルに塩だけで味付けされたあら汁は、その野菜達によってボリュームがあり、1つのおかずとしても機能する秀逸なもの。
続いて刺身。
箸で身を持つとそのねっちりした感じが伝わってくる。
醤油を軽く付けて食べると、ねっちり且つしっとりとした噛み応えが心地良い。
噛むことでじっとりと優しい脂が感じられる。
トロやサーモン等、脂が「ドーン」と来る魚に対してこちらはじっくりやって来る旨味。
漸くこう云う味が楽しめるようになれた。
岩塩も提供されていて、実際醤油よりも岩塩の方が美味しいかもしれない。
そして青森と云えばイカである。
食べてみると、これは紛うことなく青森のイカだ。
身の厚さとその食感が絶品だ。
津軽弁には「しねぇ」と云う言葉があるが、このイカはとても「しねぇイカ」で、自分は「しねぇもの」がとても好物なのだ。
平たく云えば「噛みきり難い」と云う意味なんだけど、実際のニュアンスは微妙に違うと思う。
でも、噛めば噛むほど甘味が出てくるイカ。なかなか食べられないものだ。
メバル刺しとイカ刺しを楽しんでいると、店員さんが「もう大丈夫」と煮付けの蓋を外してくれた。
沸々とした汁の真ん中にはメバルの煮付けが鎮座している。
煮付けの汁は津軽にしては濃いめ。醤油を効かせたその汁はまるで東京で食べる煮付けのようだ。
食べると確かに醤油の濃い味付け。
それにネギや生姜で爽やかさを補うタイプ。
成る程、これはご飯が進む味だ。肝心のメバルもホロホロと煮付けられていて、そのままご飯に汁ごとかけたくなる味だ。
個人的に煮付けは昆布出汁に加えて、醤油をほんの少しで良いのだけど、これはこれでかなり美味しい。
ご飯が進むおかずばかりだが、おかわりを控え腹八分目で箸を置く。
今回はお腹よりも心が大満足した食事だった。
普段は粗食だけども、こう云うのが贅沢で気持ち良い食事だと心から思えた。
ご馳走さまでした。
追記:食事の後は実家へ寄り、小1時間くらい親と猫に挨拶をしてホテルのある青森市に戻った。
たかが8時間くらいのドライブだったが、本当に楽しかった。
明日からは山形出張がスタートする。十分休めたので、仕事が楽しみだ。