シェフの実家の味と量を再現しているような印象 : Ami thie

素敵な紳士セット、こいきなお姉さまセットを頂きました。（各1575円）

素敵な紳士セットは、オードブル、サラダ、スープ、主菜、パン、珈琲の構成です。
こいきなお姉さまセットは、サラダ、主菜、パン、珈琲、デザートの構成です。オードブル、主菜、飲み物、デザートはプリフェックス。（私は紳士ではなく、相方は30年前のこいきなお姉さまです。注文が通るか心配していました）

前菜はテリーヌ（パテ・ド・カンパーニュ）。臭みが全くなく、香草だろうか清清しさを感じる。ピクルス、葉野菜を加えて簡単なオープンサンドを作る。旨い。ワインが欲しい。
主菜は、私はソーセージ３種盛と温野菜添え、相方は豚バラ煮込みにトマトソース。
ソーセージは違うタイプの３種盛。ナイフで切り分ければ肉汁が出て肉塊が顔を出す。食感も適度な歯応えが良い。ハーブやスパイスも適度に効き旨い。
豚バラ煮込みにトマトソースは想定通りの味わい。トロトロの脂身が至福。終盤はやや飽きがくるのでワインが欲しいところ。

パンはバゲットの1/3位の量が1人前。適度に切り込みが入り、分けて頂くのに良い。主張が少ないというか、素直な味わいのパン。
デザートは白ワインケーキとアイスクリームの盛合せ。白ワインケーキは、仄かなワインの香りと味わい。しっとりした指触りケーキ。フランス人シェフのご実家のケーキなのだろうか。旨い。
ブルーベーリーのコンフィチュールは果実の粒だろうか、食感が楽しい。

総じて、シェフの実家の味と量を再現しているような印象。ワインと一緒にゆっくり頂くのがベストなんでしょうね。
給仕は奥様。京都料理や京野菜の話で盛り上がりました。気さくで楽しい方です。
1階の厨房の奥も食卓ですが、ランチではシェフの作業台になっています。通路には粉袋やバゲットの山。作業台ではフィリップ氏がエスカルゴの仕込み最中。楽しそうに作業をしています。（名古屋で例えるなら、南の島に行ってしまったToToの先代シェフのような感じかな）。
メニューを拝見すると、仕込みが大変な料理ばかり。定年後は薄給でいいから、ここで皿洗いできたらいいなぁ。