店名 |
Okonomi No Koo
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類型 | 大阪燒 |
預約・查詢 |
0898-33-0122 |
可供預訂 | |
地址 |
愛媛県今治市東門町2-2-45 |
交通方式 |
せとうちバス 今治営業所停留所 徒歩2分 距离今治 1,670 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
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座位數 |
12 Seats |
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禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
可能的 店舗前3台 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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開店日 |
2014.8.6 |
平日の夕方、せとうちバスの今治営業所近くの広島お好み焼き店「おこのみのこお」を訪れた。
上から読んでも「おこのみのこお」、下から読んでも「おこのみのこお」である。この命名センスだけからでも、茶目っ気のあるお人柄が見え隠れする。
2~3年前に新築されたらしい、まだ真新しい感じがする建物。おそらく、自宅兼店舗。店舗は、従業員を雇わず一人もしくは家族だけで営む、ミニマムな規模。いま広島でどんどん数を減らしつつあるこの昔ながらの開業形態を、この時代にこの地でお始めになったということを、まずはお祝い申し上げたい。
お店には壮年女性お一人が出ていらっしゃった。
客席は、調理鉄板前のカウンターテーブルに四席くらい、四人用テーブルが二卓。テーブルには鉄板が無い。先客なし。カウンターテーブルに着くと、ご主人が「うちは鉄板から食べられないんですよ。設計ミスでして。(他にお客さんもいないので、広い)テーブルのほうにどうぞ。」とおっしゃり、お水やお手拭きをテーブル席に置き、移動を促された。「あ、そうですか。」と素直に従った。「設計ミス」の内容はお尋ねしなかったが、おそらく、客席から鉄板までの距離が少し遠めになってしまう「カウンターテーブルの奥行きの深さ」と、客が占有していると調理をやる場所を十分に確保できなくなってしまう「鉄板の奥行きの浅さ」なのではないかと想像した。
お好み焼きの「肉玉そば」(780円)を注文した。このメニューは、以前は「豚玉そば」と表記していたようだが、いまではこのような広島風の表記へ変更され、広島色を強めているようだ。
調理開始。
そばは、広島市の升萬食品有限会社の袋入り茹で麺。これを座布団状の形を崩さず鉄板に載せ、長いこと放置していた。おそらく、この間に底面にはこんがりと焦げ色が付いたのだと思う。
本体は、生地を薄く円く展ばし、キャベツをどっさりと盛り上げ、天かす、もやし、かつお粉のようなもの、豚肉という順に重ね、つなぎの生地を垂らし、融けていないラードを載せて構成された。
本体をひっくり返したら、整形して、時間をかけてじっくりと蒸し焼き。最後にヘラで軽めに圧し潰す。
ここで、長いこと放置していたそばに、めんつゆのように見えるダシのようなものを注してほぐして炒める。
そばを円盤状に整形したら、その上に本体を被せ置いて合体。
合体したそれを、展ばした卵の上に被せて更に合体。
ひっくり返し、鉄皿に載せ、オタフクソース、青海苔などで仕上げ。
調理時間は16分くらいだった。
ヘラで一口大に切り出しながらいただいた。
ソースは、自分にとってはやや多めだと感じた。
キャベツは、よく蒸し上がっていた。比較的水分を保持させた仕上がりにつき、鉄皿でも熱々のおいしさを長めに堪能できた。最後はさすがに温度が下がって若干の水っぽさを覚えなくもなかったけれども、何より、量がたっぷりと大盤振る舞いされていたことの嬉しさが勝っていた。
そばは、中細。麺そのものの味が小じっかり。いきいきとした食感と、一部焦がした部分の香ばしさとがある。おいしい。
卵、生地、豚肉、天かす、かつお粉などもそれぞれの役割をきちんと果たし、重ね焼きタイプのお好み焼きの妙なる味わいが巧みに組み上げられていた。
このお好み焼きは、変わり種の気配がない。基本に忠実に、我流の変更などはあまり加えず、あくまでも広島のお好み焼きらしさを真っすぐに究めた「これぞ広島風」というお好み焼きだった。広島のお好み焼きにあまりなじみの無い方が、今治の地で、広島風の何たるかを知りたいときには、とても適しているお店の一つだと思う。