濃厚にしてキレ良し : Rouki Mmochi Ten

先日は福井市をのんびり電車旅してきまして、というか、JRのサイコロきっぷで加賀温泉が当たったので訪れてみました。
朝の八時半過ぎに福井駅に降り立ち、残雪を踏みしめながら柴田神社と西光寺を経由した後こちらのお店へ。徒歩でも見逃してしまいそうなシンプルな外観で、あべかわ餠だけを製造販売しておられます。注文すると、奥様が餠を切り分け、ご主人がきな粉と黒蜜をまぶして仕上げてもらえます。
とりあえずまた福井駅まで戻り、ベンチで頂くことにしました。
餠は正方形状のモノを斜めに切った感じの三角形。モチモチ感が強いけれども伸びはそれほどでも無い不思議な食感。京都の生八つ橋を3枚位重ねて食べた時のような？感じかもしれません。この食感はあまり経験が無く、個人的には癖になりそうな好きな味です。
まぶし絡められているきな粉と黒蜜は、非常に非常に濃厚な味わいに仕立てられています。きな粉は本当に焦げ寸前のロースト感だし、黒蜜は酸味が今にも先頭に出てきそうな程の甘さ。それでいて後口に嫌な酸味や苦味は一切残りません。飲み物を挟みたいとは欠片程も感じず、一気に完食してしまいました。
トロトロ伸び伸びの餠＋あっさりきな粉＆黒蜜という組み合わせの方が好きな人には絶対にお勧めしませんが、個人的には非常に美味しく頂くことが出来ました。