【福井県内蕎麦食べ歩き333軒目】　お婆ちゃん ＆ お爺ちゃん : Koukou An

　【福井県内蕎麦食べ歩き333軒目】
　333のゾロ目は、「好好庵（こうこうあん）」さんと決めておりました。店名が連連になっている事以外理由はありません。ただし、お品書きがあまりにも素敵でして、これからまだまだ福井の美味しいお蕎麦を紹介していきたいという願いを込めております。

　お店は越前市の南隣にある南越前町です。愛車を利用すれば直ぐにでも行ける距離ですが、我が憩いのマンデーが運悪く定休日なのです。よってアフター5にお邪魔しました。
　実は、居酒屋メニューも充実している事もあり、既に二組のお客様が小上がりスペースでお食事されてました。私は奥の囲炉裏型のテーブル席に陣取りました。
　ちょうさん『お蕎麦を食べに来たのですが、出来ますか？』
　お店の方『出来ますよ。お湯が沸くまで暫くお待ちください。』
　ちょうさん『慌てませんので、よろしくお願い致します。』
　お店の方『メニューはこちらです。』
　ちょうさん『この、お爺おろしそばとお婆おろしそばに興味が有るのですが、二つとも頼むと量が多いですか？』
　お店の方『私は、大盛でも食べる事が有るので、いけると思いますよ。』
　ちょうさん『それなら、どちらもお願いします。』

　30分ほどして二皿ずつ登場しました。つまり蕎麦皿が計四皿です。いずれも蕎麦切りの上に鰹節のみ乗ってます。薬味の大根おろしとネギが別に、出汁は徳利に入っています。
　お店の方『最初にお婆の方を食べられた方が良いかと思います。』
　ちょうさん『そうですよね。辛さに慣れちゃいますからね。』

　と言う事で、最初に“お婆おろしそば”を先にいただく事にしました。
　いつものように、蕎麦切りのみ箸を運びます。しっかりした田舎蕎麦です。確か山芋をつなぎにしているはずです。次に薬味を乗せて徳利の出汁（透明の塩出汁）を直接ぶっかけ、そのまま二皿をイッキに味逢いました。これは美味い！！！
　いよいよ次は辛味大根使用の“お爺おろしそば”です。先程と食べ方を変え、一旦そば猪口で出汁と薬味を混ぜてから、ひと皿分の蕎麦切りは付けていただく事にしました。私にはこのほうが蕎麦の風味を感じます。それでも面倒くさいので、最後の四皿目は再びぶっかけに戻しました。周囲から見ると、この食べ方のほうが福井らしいと感じるかもしれません。
　最後に届いた蕎麦湯も全ていただいてお店をあとにしました。全ての事象に感謝します。