『故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る』
『故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る』(※追記)
敦賀駅の西口エリアを南から北に向かって歩いていると、ふと『温故知新』と言う言葉を思い出しました。私を含めてアタラシモン好きな人は、どうしても駅に向かって右側ゾーン(南)に出来た「otta」さんにばかりに期待をしてしまいます。でも同時に昔ながらの左側ゾーン(北)の事も気になり、ふと温(たず)ねたくなってくるのです。
前回は『食事処 建』さんに行きました。今回は『ちえなみき』の店長さんにお聞きした『びぜんや』さんに行ってみる事にしました。朝は8時から10時までモーニング。午後4時前には閉められる昭和さながらの喫茶店です。
炭焼珈琲にも興味はあるのですが、ハンバーグランチの後にソフトクリームを食して、満腹状態になった午後1時45分頃です。やはりなかなかお目にかかれない“自家製ぜんざい”に決めて突入しました。通りからも店内も懐かしい昭和ゾーンへのスリップにむしろ心は安定します。店内には昔ながらのテーブル席が三つ、カウンター席が9席ありました。
ちょうさん『ぜんざいの評判が良いですね。』
店主さん『食べた人の心やからね。』
このような会話のプロローグを愉しみながら、全体を見渡せる1番奥のテーブル席に陣取りました。
常連客さんに邪魔にならないように店内やメニューをパチリパチリしておりました。
間もなく登場しました。お椀の蓋を開けると焦げの程良い四角いお餅が入っていました。そのお餅の上にも小豆が乗っているところにもイキを感じます。パチリパチリしてから両手でお椀を持ってひとすすりしました。ツンツンした甘さでないので有難いですね。そこで、
ちょうさん『ぜんざいって焦がさないように、たえず目を凝らして廻しながらするんでしょ?』
店主さん『うちは圧力釜でしてます。それはそれで、あんじょうみてますけど。』
「あんじょうみる」。オッ!!!出てまいりました。ここで、消えかかっている綺麗な日本語に逢えました。昭和喫茶店ならではのワードに感動しました。
ちょうさん『このような感動は、向こうのス○バではあじわえませんね。』
店主さん『良いことを仰いますね。』
ちょうさん『ところで小豆が高くなりましたよね。この前買いに行きましたら昨年の倍ぐらいになってましたよ。』
店主さん『でも、うちは昔から600円のままでやってます。』
ちょうさん『有難いですね。ところで、この塩昆布の隣に有るのは何ですか?』
店主さん『京都で有名な“ミブナ(壬生菜)”です。』
そして全てを味逢って、お椀の蓋を閉めてから会話のエピローグとして、
ちょうさん『これからも続けてくださいね。』
店主さん『はい、皆さんに支えていただきながらやっていきます。』
と、常連さんと顔を見合わせながら笑って応えられました。
『びぜんや』さんの余韻にひたりながら、本日の宿泊研修の『マンテンホテル敦賀』さんにテクテク・・・
追記:『故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る』
・ふるいと言う漢字が『古』でなくて、『故』である事
・温の読み方が『あたためる』とも、『たずねる』とも読める事
持論を書き始めると長くなるのでここではやめますが、とにかく新しい文化に遭遇した時に、これは昔から受け継がれた文化が土台にあって、その延長線上に有るモノだと思うようにしております。2024年春の北陸新幹線開業に向けて、その土台になっている文化にも目を向けて欲しいと思うのです。じゃないと津津浦浦金太郎飴現象になってしまいます。そろそろ綺麗な過ちにも目を凝らして欲しいのですけれど・・・
そんな想いが数々散りばめられていた『びぜんや』さんでした(*^^)v
店名 |
Bizenya
|
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類型 | 喫茶店 |
0770-22-0518 |
|
可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
福井県敦賀市白銀町1-19 |
交通方式 |
距离敦賀 102 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
~¥999 |
預算(評價匯總) |
~¥999
|
付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
座位數 |
21 Seats ( カウンター9席、テーブル12席) |
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個人包廂 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
有吧檯座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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【福井県内モーニング物語300軒目】
昨年(R4.11.6)、敦賀市を温(たず)た際に『故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る』のタイトル(※追記①)で投稿させていただいた『びぜんや』さん。
その時はもう午後2時のお邪魔でしたので、この喫茶店のもうひとつの目玉商品“自家製ぜんざい”を味逢いました。その時に、心の中でこぼれんばかりのアットホームに酔いしれて、福井県内モーニング物語300軒目は、昭和喫茶店の『びぜんや』さんにしようと決めたのでした。
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そしてゴールデンウィーク明けの憩いのマンデー。いつものように、子どもたちの笑顔を見守った後に、愛車を走らせました。8号線の海沿いを走りまして、敦賀駅の立体駐車場(1時間無料)にとめまして、びぜんやさんに突入したのが8時50分でした。
ちょうさん『おはようございます。以前美味しい“ぜんざい”を注文したものです。今日はモーニングをお願いします。』
ママさん『あら、有難う』
ちょうさん『福井県内のモーニングですが、びぜんやさんで丁度300軒目なんです。』
ママさん『あら、ほうなの!!!』
このフワッとした会話が嬉しいですね。
間もなく“モーニングサービス”が登場しました。ハンドドリップで淹れてくださったたっぷりのコーヒー・分厚いトースト・しっかりサラダ・ゆで卵、もうこの全てがズッと変わらない昭和のびぜんや“モーニングサービス”なのです。
暫くすると、カウンター席には常連さんが座り始めました。
この居心地の良さは遺して欲しいですよね(#^_^#)
追記①:『故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る』
・ふるいと言う漢字が『古』でなくて、『故』である事
・温の読み方が『あたためる』とも、『たずねる』とも読める事
持論を書き始めると長くなるのでここではやめますが、とにかく新しい文化に遭遇した時に、これは昔から受け継がれた文化が土台にあって、その延長線上に有るモノだと思うようにしております。2024年春の北陸新幹線開業に向けて、その土台になっている文化にも目を向けて欲しいと思うのです。じゃないと津津浦浦金太郎飴現象になってしまいます。そろそろ綺麗な過ちにも目を凝らして欲しいのですけれど・・・
そんな想いが数々散りばめられていた『びぜんや』さんでした(*^^)v
追記②:ちょうさんの味逢っている福井県内のモーニング物語ですが、キリの良い投稿時にどのお店のどんな『モーニング(朝食)』を選んだのかを振り返ってみようと思います。
※1軒目・・・『サンマリノ』さん(ちょうさん大好き小鳥と共有出来る喫茶店)ハムエッグモーニング
※50軒目・・・『遊美塾』さん トースト1枚、サラダ、ウインナー、ゆで卵、フルーツ(柿)がついて380円でいただけるのです。でも、残念ながら閉店されてます。
※100軒目・・・『越麺屋』さん 朝「鶏フォー」しました。
※150軒目・・・『ヒトトナリ』さん 紅茶専門店で紅茶付きのモーニング
※200軒目・・・『たにや食堂』さん 魚市場で朝ラーしました。
※250軒目・・・『つるきそば佐佳枝支店』さん 朝食(御飯・御味噌汁・和え物・サラダ・生卵・ノリ)
※291軒目・・・『毛矢珈琲』さん KRUVE(クルーヴ) のEQグラス に入った、深煎りの“毛矢ブレンド”とミニトースト2枚、ロータスビスコフ
※300軒目・・・『びぜんや』さん 昭和喫茶店のモーニングサービス