ハードボイルドなハンバーガー : FRISCO

地図を見て歩いて行ってもかなり見つけづらい場所にあります。古めかしい雑居ビルの１階の奥の方、陽も当たらないちょっと薄暗いところにお店はあります。
扉は半開きになっているものの営業していそうな様子はなく、不安になりながら中を覗いてみると男性が１人カウンターの中に座っておりました。なんだかふっと思い浮かんだのは、アメリカの古い小説に出てきそうな秘密の探偵事務所で、めったに仕事は入ってこないけれど、たまに入るのはやばい仕事ばかりのやり手の探偵、そんな雰囲気を醸し出す店内です。
営業しているのか聞いてみるとテイクアウトのみやってるとのことでしたのでチーズバーガー（税込1,050円）をお願いしました。ちなみにメニューはハンバーガー（950円）かチーズバーガー、それとポテトのみ。ダブルバーガーにするなどはできますが基本的にはチーズが入っているか入っていないかのみのシンプルさ。
オーダーを受けてから店内の炭火で焼いていきます。バーベキューしてるのを見ているようで面白く、期待がぐんぐん膨らみます。できあがったハンバーガーを受け取って通りに出てベンチを見つけてさっそく食べました。ひと口頬張ると炭の良い香りが広がって美味しい。パティはずっしりとかなりの大きさで、野菜のレタス、トマト、玉葱も豪快。パティはミディアムに焼かれていて中心部は赤身が残ってしっとりレア。味付けはシンプルに塩胡椒やマスタードくらいですが、炭の香りがアクセントとなっているので物足りないことはない。
こちらのパティはもっとしっかり焼いた方がより美味しくなるのではないかと感じたのと、ぶっとい生の玉葱がこの日のは辛過ぎて後半ちょっときつかった。