店名 |
Kappou Hirakawa(Kappou Hirakawa)
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類型 | 日本料理、河豚 |
預約・查詢 |
050-5600-8249 |
可供預訂 |
僅限預約
アレルギー食材等がございましたら、予約時のお電話にてお知らせくださいませ。前日までのキャンセルは、50%、当日キャンセル料は100%頂戴致します。 |
地址 |
福岡県北九州市小倉北区鍛冶町1-3-4 |
交通方式 |
從JR小倉站步行約5分鐘。從鷗外大街入口徒步約1分鐘 (美松核心大廈2樓) 距离平和通 112 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥10,000~¥14,999 |
預算(評價匯總) |
¥15,000~¥19,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、Diners、VISA、Master) 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
服務費收費 |
個室サービス料5%頂戴致します。 |
座位數 |
22 Seats ( 吧臺座位8席) |
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個人包廂 |
可能的 可容納2人、可容納4人、可容納6人、可容納8人 固定腳爐式的完全單間有2人、4人、6人、8人用。(現在有座位限制。) |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 附近有投幣式停車場。 |
空間、設備 |
平靜的空間,有吧檯座位,有日式包廂,有日式圍爐座位,提供免費無線網路連接 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒,對日本酒講究,對燒酒講究 |
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料理 |
對魚類料理講究 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 | |
電話號碼 |
093-533-8886 |
北九州市小倉北区 鍛治町1丁目3-4、 割烹 ひら川。
開業20年を超える正統派の日本料理店。
プライベートにも、接待にも向く。
京焼きや九谷焼、輪島塗り、薩摩切子など、器にも拘りが見える。
美松コア2F、JR小倉駅徒歩5分。
営業時間17:00~23:00(L.O.22:00)。定休、日曜・祝日 。
26席。カウンターあり、個室あり(座敷・ほりタイプ)。予約は電話にて。個室12名まで。
アラカルトのみ席料540円。個室料5%。カード可。
ミシュラン2014福岡佐賀特別編に掲載あり。
おまかせ10品・8000円~
家族が嬉しそうに話しかけてきました。
「原口さんがね、朝日酒造の日本酒を楽しむ会を企画されとうよ。行く?」
「お店は?」
「小倉のひら川っち言われとったかな…」
「行く!!」
二つ返事で、定員8名の席を確保。
あっという間に席は埋まってしまい、当日までキャンセル待ちの方が居られたとのこと。
酒どころ新潟県の蔵元、朝日酒造。
http://www.asahi-shuzo.co.jp/index.html (朝日酒造HP)
昨年、久保田30周年の際に、リーガトップでパーティーがあり、そちらにも参加させて貰って、あれから1年。
希望の声が上がっての今回となったそうです。
当日。
小倉の繁華街。店の入っている美松コア前。平日の夜、それなりに賑わっております。
2階のフロアには、こちらのお店をはじめ、ジャンピエールや鮨いけ田などが8店舗。
2階に上がる階段に続くエレベーターホールに接した形で、広くない間口のお店の入口。
入ってすぐの両サイドに個室、正面にカウンター席です。
本日は一番大きな個室での会食。
会費12000円(税込)。
12名席の個室に10名利用。
8名限定の参加者と、主催のはらぐち酒店店主・原口さんと、朝日酒造株式会社 営業本部リテール事業部 本社営業課 栗林さん。
席に置かれた本日の案内。
本日のおまかせコースと、朝日酒造のお酒が出るタイミングが記されています。
「朝日酒造の最高級のお酒を楽しむ会」
◆前菜
かつをタタキ、胡麻豆腐、栗と銀杏揚げ物、栗と春菊白和え
・先心 純米大吟醸
◆造り
・得月 純米大吟醸
◆椀物
かに真薯、鶯菜、白髪葱
・久保田 萬寿 純米大吟醸
◆おしのぎ
蓮根すりながし
・禄乃越州 純米大吟醸
◆焼もの
鰆木の香焼、栗チップ
・久保田 碧寿 山廃純米大吟醸(燗酒)
◆煮もの
サツマ牛由の葛煮、下仁田葱、餡(久保田を使った)
・久保田 千寿 吟醸
◆酢ものの変わり
香箱、セコかに
◆食事
鯛めし
◆果実
久保田を使ったシャーベット柚子の香り、柿、梨、グレープフルーツ
・久保田 翠寿 大吟醸生
日本料理と日本酒。
どちらも四季折々の日本で暮らす人の感性で感じられるものが多くあります。
先ずは、いただいた料理の話を。
前菜から。
五品並んだ小鉢の上に、はらりと落ちてきたかのような瑞々しい朱色の柿の葉。
前菜のメニューに書かれていないもので、河豚の皮のにこごり。口の中で溶けて行くその様が芸術的。
意匠に季節感を感じ、心に響くスタート。
造りは鮮度良く、つまも綺麗。醤油で。平目、ヨコワ、ひらめ、烏賊。烏賊の包丁入れが細かく美しい。
かに真薯の蟹は、松葉ガニ。澄んだ味の出汁。
吸物椀は、輪島塗の蒔絵だそうですが、蓋の裏の鶴が豪華。良いお値段しそうです。
しのぎの蓮根のすりながしの中には秋らしい銀杏などがたっぷり入ってました。
サツマ牛由の葛煮は、薩摩牛のヒレ肉で。朝日酒造の紅寿(こうじゅ)久保田が使われていました。
11月6日に解禁されたばかりの香箱・セコガニ。日本酒との相性は最高です。
食事の鯛めしに、汁物と香の物。
鯛めしを食べ終わると、茶碗の底に描かれている文字が「福」。口福です、幸福。
果物の後に、久保田を使ったシャーベット。柚子の香がします。
本日いただいた日本酒(翠寿 久保田)がまだ酒瓶に残っていたので、を少し注いでみぞれ状でいただきました。最高のデザート!
お酒の話です。
この日の飲み物は、朝日酒造・最高級の酒瓶が8種並んでおり、これを8名でいただくのですから量は十分。
新潟・朝日酒造の栗林さん。お酒の説明に余念がありません。
自社商品ですから、勿論お詳しい。
仏教用語の名前がついている、洗心(せんしん)に始まり、勉強になる話を沢山聞けました。
朝日酒造は、新潟県産の米にこだわり日本酒を作られている蔵。
酒米向きの山田錦の栽培は、北の北限が新潟になるのだそうです。
山田錦が酒米に向くのは米が大きいから精米に適しているからなのですが、北限の新潟では他の酒米の方が出来が良いそう。
但し、新潟米は米が小さいので精米で削るのは難しい。削り始めて4日弱、砥石でロールしての精米。
削る過程は米が熱を持ち割れやすいので、精米歩合28%の酒米に仕上げるのは高い技術力。
各地の蔵で精製歩合を競うように試した時期がありましたが、朝日酒造の精米限度は28%に落ち着いたそう。
精米歩合28%の酒米のサンプルも持ってこられていました。
これ以上は米の心白(※)を削るだけなので、あまり意味がないようです。
洗心(せんしん)、得月(とくげつ)、久保田 萬寿(くぼた まんじゅ)、禄乃越州(ろくのえっしゅう)、久保田 碧寿(くぼた へきじゅ)、久保田 紅寿(くぼた こうじゅ)、久保田 千寿(くぼた せんじゅ)、久保田 翠寿(くぼた すいじゅ)、の順でいただきました。
創業1830年(天保元年)、酒どころ新潟県の蔵元、朝日酒造。
当時「久保田屋」の屋号で親しまれ、久保田は創業時の屋号を冠した朝日酒造入魂の銘柄。
萬・千・百と数字を使っている久保田ですが、数字を使っていない三銘柄の久保田には、日本人が心に大切にしたいものがテーマになっているのだそうです。
酒の設計の段階で、コンセプトが決まっているとか。
碧寿(へきじゅ)…母
紅寿(こうじゅ)…故郷
翠寿(すいじゅ)…生命の誕生
碧寿をいただきながらのイメージ。
碧は青系統の色で、その中でも緑色の要素を携えた色。夕方家に帰る時間の空の色。家に戻ると母は夕餉(夕げ)の支度…
ぬるめのお燗がこの酒の持ち味を最も感じられ、温度は母の膝の温かさで。
この話の時に、他界された母を想い涙される方も。
アルコールは、体温になってから酔いがまわるのが一般論。
こういう時に、燗酒は避けていたほうが酔わずに最後まで酒の味を楽しめると思いながらも、母の膝の温度と言われるといただいてしまいますね。
紅寿は故郷がテーマとのことですが、自然豊かな場所にある朝日酒造は今の時期、もみじの里として、紅葉が美しく県内でも有数の観光名所。
紅葉をイメージさせる銘柄名の酒は、この時期の常温でいただくと美味しいとか。
利用している部屋の掛け軸がもみじで、栗林さんのテンションも上がります。
そして、最後の翠寿。
これは説明されている栗林さんの動画をどうぞ。
(動画) https://www.youtube.com/watch?v=HS6E9ccEiyU
美味しく楽しい時間でした。
原口さん、栗林さん、お疲れ様でした。楽しかったです。
本日使用した、きき猪口を土産にいただきました。
朝日酒造さんの手ぬぐいと、日本酒(朝日山100%)使用の地酒ようかんと、水稲もち米(新潟県産米)使用の酒粕あられも一緒に。
聞きましたら、精米した米の削り粉は新潟の米菓となるそうで、無駄は無いようですよ。
店は落ち着いて日本料理と日本酒をいただくのに向いてます。
酒瓶の写真など撮っていて最後まで残っていた私達が店を出る際も、表まで送ってくれたとても感じが良い店主。
コースだけでなくアラカルトもあるそうで、また伺いたいです。
賑わう小倉の繁華街において、静かに過ごせる割烹でした。
※(心白)
心白は米の中心部の、白く不透明な部分。
どのお米にも心白は多少なりありますが、その中でも心白部分の大きいお米を心白米と言います。
心白はすき間が多いため、お酒を作るための麹菌が繁殖しやすく良質の麹(こうじ)が出来るという特徴があります。
心白を使って日本酒を作ると、すっきりとした雑味の少ない味わいになり、その為には、お米の外側を多く削る、高精米でなくてはならないので多くのお米と高い技術を必要とします。
大吟醸酒などの贅沢なお酒は、心白をふんだんに使っていて、価格も高くなります。
心白米はお酒を作る酒米には最適なお米なのですが、食用米としては中にすき間が多いため食感・味ともにいまひとつです。