毅然とした蕎麦
プチ家出(ちょっとした夜の徘徊)をしたこの日、念願の[しらいし]さんへ。
昼間の営業はしばらく前からされていないようだし、家の事情で夜の外食は滅多に出来ない私には絶好のチャンスということで。
テーブルには2組。カウンターには若い女性のお客さんが一人。私は若くはありませんがカウンターに。お仲間に入れてくださいね〜。
〇もり(そば) 800円
〇南(日本酒) 550円
「南」は高知のお酒だそうで、辛口でさらりとしている、とのことで選んでもらいました。
あぁ、ほんと飲みやすい。素直にすっと入ってきて後味が美しい。
伴されたそば味噌もいいですね。
「もり」は量がしっかりとあります。
まずはそのままいただいてみます。
毅然とした蕎麦。
ボディが引きしまっていてしっかりとした歯応えがあり、妥協のない品のようなものを感じます。
何も付けずに味わいもたいへん良いです。
香りは、最初に香ばしい芳香がつっと立って、その後慣れたのか感じなくなりました。
お酒とともに時間をかけていただいたのですが、最後まで瑞々しいのも素晴らしいですね。
ネギは白いやわらかいところのみ。このネギと蕎麦を口に入れた時が素晴らしく美味しかったですね。
ワサビも本山葵だと思います。
つけ汁は濃いめで甘さと辛さのどちらの旨味も感じられる洗練されたもの。濃いけれどそのまま飲んでも味わい深いです。
蕎麦湯がまた良く、久しぶりに美味しい蕎麦湯をいただいた感じです。なみなみと桶に入っていたのですが完飲。
次の日の美貌に磨きがかかったのは言うまでもありません···。
突然、カウンターに座っていらした女性のお客さんから、
「辛いのはお好きですか?山椒の実の醤油漬けがあんまり美味しいから(いかが?)。」
と声をかけられました。
それを聞いていたご店主(?)が「美人にはサービスしないとね」とお上手を言いながら“山椒の実の醤油漬け”を持ってきてくれました。
辛いという感じではなく、旨みのある醤油の塩分と突き抜ける爽やかな味わい。お酒がさらに美味しくなるな〜。
「次に来たときは違うの出しますから」なんて言っていただいて上機嫌なアラフィフ家出少女でした···。
(424)
店名 |
移転Shiraishi
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類型 | 蕎麥麵、烏龍麵、日本料理 |
地址 |
福岡県北九州市小倉北区紺屋町4-9 1F |
交通方式 |
・JR鹿児島線「小倉」駅小倉城口から徒歩約10分 距离旦過 203 米 |
營業時間 | |
預算(評價匯總) |
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
服務費收費 |
なし |
座位數 |
23 Seats ( カウンター7席 6人用テーブル2卓 4人用テーブル1卓) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 近くに非提携のコインパーキングあり |
空間、設備 |
有吧檯座位 |
酒水 |
有日本清酒,對日本酒講究,對燒酒講究 |
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料理 |
對蔬菜菜式講究 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
神秘不為人知的餐廳 |
關於兒童 |
可 |
2018’1. 再訪
今回は私のプチ家出ではなく、ダーリン(my husband)と一緒に家から数時間エスケープして伺いました。
2人揃っての夜外出はなかなか出来ない家庭事情ゆえ、今日は天ぷらを付けちゃいましょう。
私はお酒もつけちゃいましょう。
ダーリンはアッシーさまなので美味しいお冷をつけちゃいましょう(カワイソ)。
○河豚と旬の野菜の天ざる 1580円
○もり 800円
○真澄(日本酒) 850円
○美味しいお冷(サービス)
〈河豚と旬の野菜の天ざる〉
「蕎麦」は前回通りのクオリティ。
ダーリンがつけ汁の美味しさに感動。
☆天ぷら
*河豚2尾
*レンコン *シイタケ
*インゲン *ふきのとう
*土佐のパプリカ
*山口のハナッコリー
*信州(?)の赤大根
豪華ですね。河豚も2つありますよ。
初めてこちらの天ぷらをいただきましたが、天ぷらの衣の食感や味わいに品があり、非常に美味!
食材もいいのだと思います。
「土佐のパプリカ」や「信州(?)の赤大根」など、これは、とご店主が思うものを厳選されているんでしょうね。
「ハナッコリー」は、調べてみると中国野菜の〔サイシン〕と〔ブロッコリー〕を交配させた山口の野菜らしいです。最初間違えて「ハロッコリー」で検索して、わが家の近所に本社があるハローデイのキャラクター「ハロッコリー」の動画がやたらヒットし、期せずしてホンワカしてしまいました。
そのハナッコリーの天ぷらも美味しかったです。
赤大根も美味でしたね。
天ぷらの説明の最後にご店主が、
「【ふきのとう】は奥さまがどうぞ」
というような事を仰ったので、「とうの昔」に「薹(とう)が立った」私にお似合い、という意味かと一瞬訝しく思いましたが、ふきのとうの天ぷらは薹が伸びていない若い芽だから、私が薹の立つ前の乙女に見えたのだろうと、「真澄」を飲んで少々酔っ払っていた私は、いい方に解釈して悦に入りました···。
[しらいし]さんはやっぱり楽しいな〜。