戸畑の愛され角打ち店◆藤高酒店
福岡県北九州市戸畑区元宮町4-15、藤高酒店。
創業大正初期の酒屋。北九州の角打ち(かくうち)が出来る店の一つ。
戸畑駅から徒歩6分。
角打ちは、カウンター12人、テーブル2卓のスペース。喫煙可。
営業時間15:00~ 間に閉まって 〜23:00(三交代制勤務の方に対応)。
定休、日曜・祝日。
午後3時を過ぎた頃。
休みで戸畑に来ていた日のことでした。
雨の日の午後。
藤高の女将の顔が見たくて、お店を覗きます。
まだお客さんがだれも居なかった時間。
作られていない、昭和感漂う店のカウンター。
女将がおでんを煮ていました。
今日、これからお店に角打ちを楽しみに来るであろう客の為に。
L字のカウンターの外側に、この後の時間帯は隙間なく仕事を終えた近隣企業の方々が立ちます。
ビールケースをひっくり返して、その上に缶ビールの箱を座面とした椅子の席。
そちらにはグループ利用の方が。
数時間後の光景を想像しながら一杯。
女将に注いで貰った生ビール。
目の前のおでん鍋から、スジを1本。
それだけ。
数分の時間。
お代は300円。
北九州の文化として日常の中にあった角打ち。
酒屋で立ち飲みする、角打ち(かくうち)を愛する人が居ます。
角打ち文化研究会の方々とは酒屋で遭遇し、やはり情報が多いなぁと感心します。
(北九州角打ち文化研究会) http://kakubunken.jp/index.html
角打ち店へのちょっと甘めの評価は文化点です(^^
北九州の「角打ち」戸畑編◆藤高酒店
北九州市戸畑区元宮町4、藤高酒店。
創業大正初期の酒屋。北九州の角打ち(かくうち)が出来る店の一つ。
戸畑駅から徒歩6分。角打ちは、カウンター12人、テーブル2卓のスペース。
営業時間15:00~
定休と閉店時間は自身では確認出来ていません*_ _)ペコリ
北九州では、酒屋で立ち飲みすることを角打ち(かくうち)と呼びます。
地元には北九州角打ち文化研究会があり、この文化を愛する人が居ます。
http://kakubunken.jp/index.html
1901年の八幡製鐵所の開業以降、多くの角打ち店が出来て、現在でも180店ほどが角打ちをしているそうです。
「角打ち」という言葉の広がりを、遠く離れたところで聞くと嬉しくなるのは地元だからでしょうね。
この日は戸畑の角打ち店に立ち寄りに来ました。
有名な田中酒店は閉店。残念です。
店前を通ると以前と変わらないまま残る看板。写真を何となく撮りました。
そして、藤高酒店へ。
午後6時半。
中のカウンターは外から見て分かる満席。
中を覗きこむとテーブルと言うか、座れる場所が1つ空いていてそちらへと。
良い感じに賑わってます。
明るく元気な女将の声。
「お疲れ様でーす!」
アテを充実させるために、飲食店の免許を取られたとか。
メニューは見当たりません。何があるか教えてくれます。
「湯豆腐と茶碗蒸しがワタシ的には、おススメ今日は。シュウマイも!」
女将さんが勧めるのに、好きなものしか頼まない常連さんとの掛け合いが面白い(笑
カウンターを覗くと、残り少なくなった、おでんの大鍋。
おでん貰うことにしました。
軽くしておこうと思っているのに、お腹が空いてたのでつい個数が増えます。
◆おでん(厚揚げ、スジ、玉子2)
濃くなく薄くなく、お酒と相性の良い味付けの出汁でした。
ここで常連さんの通オーダーを聞いちゃった。
「辛口40秒!」
「40秒ね」
主人が向かうは電子レンジ。角打ちですから燗つけしません。
いや~
これは通いっぷりから生まれる秒数。
どれくらいの温度になるのかしら。真似してみました。
「こっちにも、辛口40秒頂戴ね~」
出来上がったコップ酒が目の前に。
上数㎝は空いてて、目前で酒瓶からナミナミに注がれグラスの空間が無くなります。
ご主人、ありがとう。
40秒は人肌です(^^
◆花の露(辛口)
使われていたのは、福岡県久留米市の九州の酒処、城島の酒。
筑後川沿いに多くの酒蔵が並ぶ、九州を代表する酒造りの産地の、花の露。
江戸中期にあたる延享2年(1745年)を酒造業の創業年とする13代続く酒蔵の日本酒。
クラシックなスタイルの燗に負けない、昔ながらの酒の味。
女将さんのおススメをスルーして揚物系は何があるか聞きました。
二種お願い。
◆白身フライ、メンチカツ
温めてあります。
女将さんから「何で食べる~?」
「あ、じゃあウスターで」
受け取ったウスターのボトルがベタベタで笑えてしまう。らしいですね。
◆生ビール(サッポロ)
生ビールは2種、あとアサヒがあるそうで。
2杯いただいてしまいました。
お勘定お願いすると、女将さんが大きなソロバンを弾きます。
この姿も良いですね~
嗚呼、楽しかった。
全部で1600円也。
ワンコインでサラッと済ませて出ていく方多し。
店内は角打ちで賑わい、表の自販機で近隣の方がお酒を買われている姿が印象的でした。
次のお店へと向かいます。
店名 |
Fujitaka Saketen
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類型 | 無座小酒館 |
預約・查詢 |
093-871-4159 |
可供預訂 | |
地址 |
福岡県北九州市戸畑区元宮町4-15 |
交通方式 |
JR鹿児島本線「戸畑駅」徒歩10分 距离戶田 542 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
個人包廂 |
不可能 |
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禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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福岡県北九州市戸畑区元宮町4-15、藤高酒店。
創業大正初期の酒屋。北九州の角打ち(かくうち)が出来る店の一つ。
戸畑駅から徒歩6分。角打ちは、カウンター12人、テーブル2卓のスペース。
営業時間15:00~ 間に閉まって 〜23:00(三交代制勤務の方に対応)。
定休、日曜・祝日。
戦後の高度経済成長期の最中。
時代を支えた交代勤務の方たちが、仕事を終えるのは午前中や午後の早い時間でもありました。
家に帰る前に気持ちのスイッチを切る場所として酒販店で、角打ちという文化が始まります。
北九州の戸畑といえば鉄の街。「官営八幡製鐵所」とともに栄えた街です。
金を失うと書く「鉄」ではなく「鐵」の字を使うのだと先人から教えられました。
現在は「日本製鉄」が正しい社名なんですね。
私世代が馴染んできた社名「新日鐵」がつい口から出てしまいます。
戸畑は八幡地区の工場があり、飛幡で働く方々の立ち寄り場所の一軒がここ。
製鐵マンと寄り添ってきた歴史があります。
この日、他県のグループさんが北九州で角打ちツアーをされると聞き、店で張ってました(^^
開店すぐの時間。店内はまだ誰も居らず、女将と他愛ない雑談。
女将「先にやりよく?なん飲むー?」
akii「んーと、ハイボールがいいんやけど、ある?」
女将が表の自販機で買ってきてくれて、コップとともに手渡し。
談笑していると店が開いてることを事前確認されてこられた、他県グループさん。
文化として楽しんで貰えるのが良いです。
賑やかに始まる立飲み宴会。
おでん、私も貰おうかな。
女将「大根、若いのと年寄りとどっちがいい?」
akii「おでんに限っては、年寄りのほうが美味しかろー(゚∀゚)=3」
女将「アッハッハッハ!!」
嗚呼、よくしみてて美味しい大根。心から温まる。
次の大根オーダーが入る。
女将「もう若いのしかない」
akii「男性やけん、若いほうが良いっちゃない」
女将「アッハッハッハ!!」
明るい女将の豪快な笑いに救われてきた人は多いだろうな~
単身赴任の利用者も多い。
長居は無用。
次の戸畑の店へと移動。って、私なぜ同行してんでしょ(笑
楽しかったぁ、久しぶりの角打ち。
コロナ禍、浮き沈みがあれど変らぬ地元文化に久しぶりに触れ、気持ちが上がりました(^^)
※広辞苑:角打ち(岩波書店)
「酒を枡(ます)で飲むこと。また、酒屋で買った酒をその店内で飲むこと」