店名 |
Washokuya Nakani-Shi
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類型 | 螃蟹、海鮮 |
預約・查詢 |
0946-42-2196 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
福岡県朝倉郡筑前町下高場624-2 |
交通方式 |
西鉄バス40番、41番、400番系統「下高場道」下車すぐ 距离山隈 3,969 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX) 可使用電子錢 可使用二维码支付 (PayPay、樂天支付) |
個人包廂 |
可能的 可容納6人、可容納8人、可容納10~20人、可容納20~30人、可容納30人以上 |
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包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 15台 |
空間、設備 |
有吧檯座位,有日式包廂,有卡啦ok,提供免費無線網路連接 |
料理 |
對魚類料理講究 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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服務 |
提供外帶服務 |
ラーメンのコーヒー・ブレイク、一件だけ新年らしい投稿です。
いきなりながら新年といえば初詣ですが、東京在住の折、明治神宮に参ったことが何度かあります。
まあ、日本一の初詣客数を競い合うくらいなんで本殿に入るまで1〜2時間待ちは当たり前、しかも警備員さんにロープで仕切られて50人ほどバーっと一気に入れられ、賽銭箱なんてなく、20畳敷きくらいのところに投げ入れ、ワタシ達は前にいたもんだから、後ろから投げられて届かないコインが頭に当たるわ、友達など着ていたパーカーのフードに入っちゃっうわ、なんだか滅茶苦茶、厳かな雰囲気など毛ほどもありませんでした。。
最初は大晦日の深夜から年明けにかけて行き、本数は少ないものの山手線が夜中も走ってるのにびっくりしましたし、原宿駅も普段は利用できない神宮前ホームが開いてるのも驚きました。
かといって、それも経験、面白いちゃ面白いんで、
「じゃあ、ついでに三社詣りせん?」
と提案してみたところ、友達たちは、
「???」
と不思議そうな顔。。。
いや、何人かは知ってましたが、その友達でさえ、同じ神社内にある出雲や薬師の分社に参った程度で、わざわざ他の2社に参るなんて、東京近郊じゃどこも混んでるんで、何時間かかるか分かったもんじゃない。
後年、知ったんですが、三社詣りって古くは朝廷が伊勢神宮と石清水、賀茂神社に参拝されていたからという説が一般的ですから、西日本では参る方もおられますが、どうも福岡県など北部九州だけの風習みたいなんです。。
しかもワタシが聞いた都市伝説では、どうやら西鉄さんが作ったと噂されているとか?
西鉄さんは太宰府と、かつては宮地嶽神社に行く線路があったから、当時でも100万近い人が住んでた福岡市民を寝正月から連れ出すための策略だったじゃないかと、まあ、まことしやかに云われてるそうなんです。
つまり、お櫛田さんや八幡様など地元の氏神様に参り、他の2社を太宰府や宮地嶽に来てもらえたら、それでなくとも乗降客数が減りながらも鉄道会社としての宿命、運行はしてなきゃならない正月期の、その減った分をわずかばかりでも補えるからです。
しかも普段からハレの日は財布の中身に関係なくパっと景気が良くなりがちな福岡、いや、博多っ子のこと、元来『商人の街』でもありますし、ですから神社って好きなようで、その真偽は抜きにしろ、この三社詣りが根付いていったみたいなんです。
それが周辺にも波及し、そんな風習が近隣の県にも広まっています。
まあ、福岡の場合、太宰府も宮地嶽も混みますが、後一つが、これまた混み合う櫛田神社だったにしろ1日あればなんとか回れるでしょう。
ですが、明治神宮と川崎大師と浅草寺を正月期1日で回るのは、ほぼ不可能でしょうからね?
それにしても、なんでお寺に初詣するのかも東京在住の折、首を傾げた一つです(なんも考えずに川崎大師で柏手打ったら周囲の冷たい視線を浴びた)
ということで今となっては、三社詣りしないと、なんだか悪いことが起こりそうで、かくいうワタシも毎年、必ず参っています。
きちんとした神棚なら3つほどお札が置けるようになってますが、真ん中は神宮大麻(天照大御神)、右に氏神、左に崇拝してる神社らしいので、よくよく考えてみると、少なくとも2社に参ればいいわけですよね?
いや、自分は氏神様を崇拝してるだけなんだという人なら1社でも、なんら構わないわけです。
〝なんで、こんなクソ寒い中、3つも参んなきゃならんのかなあ?〟
そう訝しく感じながらも、信心深いというよりは基本ビビリなんで、今年もノコノコ参ってるワタシです。。。
ただ、氏神様を除いて同じお社に参るのも飽きちゃうので、ググったりして年ごとに変えています。
去年は飯塚の大分八幡宮(だいぶ〜)と久留米の水天宮、一昨年は舟に乗り遥か厳島神社まで行っちゃいました。
で、今年はとなると、ローカルTVで観て気になってた『大己實神社(おおなむち〜)』に参りました。
このお社、嘘か誠か定かではありませんが日本最古の神社らしく、地元では『おんが様』と呼ばれてるそうです。
且つ邪馬台国論争みたいな話もあり、その辺はググったり、写真のパンフを拡大するなどしてご一読いただきたいんですが、実際行ってみた印象としては、写真のように高木に覆われた厳かな古社という雰囲気です。
このお社に参ろうと決めたのは、先の理由もありましたが、近くで食べたい物があったからでもあります。
それが『蒸し雑煮』です。。
蒸し雑煮とは、パンフによると福岡藩の分家である秋月藩、現在の筑前町〜朝倉市に伝わるご馳走だそうで、簡単に言えば、お雑煮が茶碗蒸しになった珍品です。
これまた、ローカルTVで存在自体は知ってて、地元の家庭でしか食べられないと思ってたものの、マイレビ様のレビューを観て、お店でもいただけるとなると、やはり物珍しさも手伝い、どうにも食べてみたくなったんです。
なんとも食い意地が張ってるもんで、知らない食べ物と知ると『博多華丸』さんじゃないけど『食べずに終われんばい!』になっちゃうんですよねえ。
マイレビ様の情報によると、筑前町〜朝倉市の10数軒の飲食店で食べられるらしく、ググると川茸料理で有名な、かつて伺ったことがある秋月の『黒門茶屋』さんもある。
この川茸もご当地でしか自生してない珍品で、平成29年の大水害で壊滅的となりましたけど、なんとか復興されたようですので、ご興味ある方は是非!
そうして色んなお店がありましたが、ここは無難にマイレビ様と同じ筑前町の『味の店 天然活魚 なかにし』さんに。
場所は朝倉街道こと国道386号線沿いにあり、この道って日中は凡そ混んでてスピードなんて出せないんで、目につくとは思われます。
福岡方面からだと左に『タイヤの駅』さんが見えたらすぐ右手です。
専用駐車場は15台以上は置けると思いますが、なかなかの人気店ですので、お昼時など満車になることもあるようですから、ご注意ください。
ワタシが伺ったのは日曜だったこともあり、食後に上記の神社へ詣で、帰りに通ると、もう寿司詰め状態でした。
ワタシが伺ったのは11時の開店直後、暖簾は掛かっていたものの、いちおう時間になるのを待って入ったつもりがカウンター席に先客すでに4名、奥の座敷からも笑い声が聞こえ、こうした時間の曖昧さは、いかにも田舎の割烹っぽい?
しかし、まだカウンター席はガラガラなんだけど、詰めて座ってほしいとのこと。。。
まあ、元来隅っこ好きなんで言われずとも座ちゃうんだけど、後客もワタシの隣へと誘導され、
〝って、そんなにお客さん来んの?〟
なんて軽く舐めていましたが、前述のように帰る頃には8割方埋まっているような繁盛店でした。
というのも、ワタシの隣に座った後客の老夫婦は
『日替わり定食 780円』
を頼まれたんですけど、刺身や小鉢、茶碗蒸しまで全7品ついてて、他人が頼んだ品でしたからチラ見程度でしたけど、なかなか豪勢で、しかもお手頃価格、未食ながらワタシが食べた蒸し雑煮からしてちゃんとした板前さんが作られた間違いない品のはずですから流行らない方がおかしいでしょう。
店内は写真のように奥にお座敷もあるような料亭風、それなりの中庭もある古いけどしっかりした造りです。
『蒸し雑煮(単品) 700円』
ワタシは入店してメニューも見ず座る前に有るか聞き、注文したぐらいで、これまたマイレビ様が書いておられたように単品で充分だそうなので『右に倣え』しました。。
女性従業員さんも呆気にとられたのかお茶を出すのも数分忘れてて、そうだと独り言を呟き、お茶を出された際に
「セットじゃなくて単品で宜しかったんですよね?」
と再確認されたほどでした(ちなみにセットだと、お寿司がつくそうです)
その女性従業員さん、一つ言い忘れてて、ワタシはマイレビ様の情報で既知してたからいいようなものの、異様に調理時間が掛かること前もってお断りしなきゃいけなかったことです。
後から女将さんらしき方が来られ、ワタシがお茶のお代わりをお願いした際
「あれっ、まだご注文の品が?」
となったんで、ワタシの方から
「いや、蒸し雑煮を頼んだもんで、」
と逆にお断りするように言いました。
「すいませんねえ、前もって火は煎れてるんですけどねえ」
女将さんもそう軽く謝られましたが、予め知ってないと、さすがに供されたのが写真の時刻から11時29分、すぐに入店して頼んだんで30分近く掛かってますから、まあ、イラチな方なら
「いったいいつまで待たすんだよ⁉︎」
となりそうなもの。。。
ですから、まあ、予めお断りしておくのって必要でしょうね?
とはいえ、既知してたワタシはお腹もペコペコ、思わず頬張ると、
〝熱ちぃ!〟
そうじゃった、そうじゃった、これもマイレビ様が書いておられた、勢い、がっつくと熱いんでって(千鳥風?)
それでなくとも、先の女性従業員さんが、再々確認するかのように
「蒸し雑煮、お待たせしました」
と、お膳を供され、おかげで前述した日替わりを頼まれた後客の老夫婦に、
「蒸し雑煮もあるとね?」
みたいなヒソヒソ話が聞こえ、チラ見程度に見られてたんだろうから、熱さで噴き出さなくて良かったほど。。
『ヌルい茶碗蒸しほど不味いもんはない!』
これは亡き母の迷言であり、DNAを受け継ぐワタシも同感なんで、それが出来たてともなると、基本的には熱さに強いんで、多少フーフーして冷ませば、これはもう至極の温かさ。。。
って食べてるのは茶碗蒸しではなく、あくまでもお雑煮なんだけど、まあ、掘って餅が出てくるまでは茶碗蒸しでしかないのは否めません。。
さりとて、先にも述べたように和食のきちんと作られた料理で、絶妙な出汁加減と、ほんわりとしたやわらかさに包まれており、これはもう文句のつけようがないところ。。。
お餅は小餅が2つほど、鶏肉(西日本で云う正にかしわ)、ブリかハマチ、小海老や、マイレビ様の情報があったからこそバカ舌のワタシでも味の濃いホウレン草と間違えなかったカツオ菜など、具材もなかなか豊か。。
このカツオ菜が福岡県特有の野菜で、見た目がオバケみたいなんで道の駅や直売所で写真を撮れないか寄ってみたんだけど、残念ながら見つかりませんでした。
ご興味のある方は、ググってみてね?
そんなこんなで、出させるまで30分、クソ熱いのに食べ終わるまではたった7〜8分と、なんとも美味い云々いうより、これで不味いんなら、ついでに正月だからどこか他国にでも行けば? とオススメしたくなるほど、日本人の根底を深く流れる髄、底味みたいで、逆にこれを絶賛するのも人格を疑われるほどでしょうから、皆様と同じ評価にさせていただきます。
それにしても、なんでこんなお雑煮を茶碗蒸しにする、いわば一手間というか、より手のこんだことをするのかと考えましたけど、パンフに書かれてるように貴重だった卵を使った茶碗蒸しがハレの日にぴったりだったのもあるでしょうが、個人的に思うにご当地の方々が昔から、よく云えば研究熱心、悪く云えば単に『食い意地』が張ってたからじゃないでしょうか?
マイレビ様お住まいで誠に恐縮ながらご当地、というか、筑前ながら個人的にいつ行っても筑後っぽく思える筑前町〜朝倉市ですから、勝手ながら筑後括りにさせていただくと、それでなくとも食い意地が張ってる福岡県民の中でも、特に顕著な感じがするからです(ホント失礼千万、筑後すべての方々に申し訳ないんですけど)
これが筑後川を越えて佐賀方面に行くと大盛りになるような気がするんですが(って佐賀県民の方、間違ってたら申し訳ないっす)、筑後に限って云うと、なんとか美味くしよう、ましてやお金を掛けずに、みたいな感じが行く度に思えてて、それが昔っから、この蒸し雑煮に代表されるように根付いているんじゃないかと。。。
じゃないと、ワタシん家だけじゃないでしょう、お餅をつくなどもちろん、おせち料理じたい作らなくなり既製品で済ましたり、元から食べなかったりする家々も多い中、現在も実際ご当地の家庭では少なからず食べられているらしき伝統、たとい食い意地だとしても、それは誇るべきソウルフードだと思います。
お雑煮じたい変わり種は各地にあり、香川県はあん餅入り、奈良県では餅を取り出しキナコにつけて食べ、味噌汁タイプもあり、鳥取県なんてぜんざいだし、これぞ土地が変われば品変わるみたいなもの。。
そんな中、主に『タモリ』さんの影響なんでしょうけど、アゴ出汁を使った博多雑煮ばかりがフューチャーされてますが、こんな蒸し雑煮もあるという事実、これからも守っていってほしいと切に願います。
● 個人的 食べログ 評価点・・・3.5