雪室のでわかおり : Teuchi Soba Yukimuro

置賜地方のでわかおりと書いてあった
店名のとおり雪室で保存しているようだ
どうりで（？）でわかおりといいながら、この時期でも甘みがあるのかな
並打ち細目で短い、大体長くても10センチほどにできていて、十割なのかこしが弱い（切れやすいってことなのだが）
いわゆるぷつりかな
灰色にからが混じる、中層粉ながらでんぷん質が多そうな粉
噛んでは弾力がありしゃっきり感もあるが、こしはこの手としては弱めかな
でもそれが食感に悪くは感じないのがこの手打ちの上手いところなんだろうと思う
強く啜ってはやや古びた香りを感じる
水切りは緩くかといって浸るほどではない、乾かず潤まず微妙な食感が都合いい

近頃福島市内で多く食べていた、透明感の強いしなやかな十割そばとは一寸違ってるようだ

かつを出汁が強烈に利いたつゆは濃い、
食べ始めて早くもだされたそば湯を少し注いでちょうどいい具合かな
これを見越したようなタイミングのそば湯だ（早すぎだね、特に寒い時期は）

付け合わせはかなり豊富にして充実なのがいいね
漬け物2種（キュウリ、なす）、煮物2種（こんにゃく、にしん）、青物にトマトとゆで卵

もりそば　750円、大盛り250円でこれで大体の成人男子満足だね
デフォルトだと少ないかな

メニューはラインナップやサイドメニューが少ないが、「このそばを食べてください」的な心遣いが感じられて好きだな

佇まいとも店内も民家
その大広間に5卓の机が並ぶ、いす式の囲炉裏炉端も目面しい
女将さんと思しき方の店内装飾が置かれて気取らない雰囲気がいいね