ホテル辰巳屋の奥座敷 : Tsuchiyu Bettei Sato Noyu

ホテル辰巳屋が経営する温泉宿。
二度ほど利用したことがあります。

私が知る限りでは、土湯温泉ではこちらが一番お高い宿になるかと思います。
国道から入ってすぐの交差点を右折、曲がりくねった山道を下ると到着。
旅館が建ち並ぶ温泉街の喧騒から離れた静かな立地で、周囲の環境とは一線を画している。

深山幽谷、山紫水明の趣。
聞こえる音といえば、木々を揺らす風、川のせせらぎ、鳥のさえずりぐらいなもの。

客室は全部で１０室。
母屋には２間つづきの和室が９室と、３部屋付の離れが１棟。

今回は３部屋露天風呂付きの離れ（花村）に宿泊。
建築様式は純和風の数寄屋造り。
部屋の設えはあまり新しくはないですね。

料理の方は山海の幸づくしで豪華絢爛。
品数も多いので少食の方では完食は困難でしょう。
味は普通に美味しいと思います。

こちらの宿の最大の魅力は、なんといっても露天風呂になるでしょうね。
温泉に来たならとことん風呂を満喫したいという方、美女と一緒にしっぽり混浴というスケベおやじには超おすすめの宿です（笑）

部屋にも内風呂と立派な露天風呂があるのですが、さらに母屋側には貸し切りになる大浴場が3つもあります。
大浴場の家族風呂と古代桧風呂、そして外階段を下った先にある２つの露天風呂、金剛の湯。

特に山林を下り渓流のすぐ隣にある金剛の湯（小）は圧巻。
暫し空に祈りて。
どっぷりと湯に浸かれば、まさに自然の懐に抱かれているような錯覚に陥ること請け合い。