岐阜では一番のお寿司屋さんです : O ku ruma

10年ぶりにランチに訪れてみました。

相変わらず雰囲気の良い門構えと、女将さんの、これまた雰囲気のあるサービスは◎。

まずは食前酒のワイン(シュナン・ブランかな？甘口ワインでした)と共に、突き出しに鮟肝。
ワインとは合いませんでしたし、鮟肝も、もう少しもっちりとした食感であれば良かったのですが、
ややパサパサ気味。
でも、悪くはありません。

その次に出てきた蒸し寿司は、好みの問題ではありますが、蒸したてのアツアツよりは、
少し落ち着かせてからの方が味も分かるし、楽しめます。
その点はイマイチでしたが、味はまずまず。

そして寿司の盛り合わせ。
酢飯がややべたつき気味なのは気になりましたが、鯖寿司の〆方はバッチリで、旨味もしっかり出てました。
ただ、しその葉で巻いてなくても良いのでは、と思いました。
同時に出てきた茶碗蒸しは、出汁の味がしっかりと効いていてよかったです。

デザートの抹茶のゼリーもほろ苦い味わいで良かったです。

これで一人前で約3,600円くらい。

そこらへんの寿司屋と比べれば、うんと上品で美味しいです。
岐阜では一番美味しいと思ってます。
ただ、本当の江戸前の寿司屋の仕事と比べると、やや淋しいと思いました。

これは、ここのお店に限った事ではありませんが、寿司は、その仕事量や原価を他の飲食店と比べると、
値段が全般的にかなり割高になるので、｢どうしても寿司でないと！！」
と思うとき以外は行かない事にしています。

今回も、大変美味しい寿司でしたが、どうしても寿司、というのでなければ、
この値段であれば、和食の名店でランチをすることをお勧めします。