腕と目利きと、味と心を兼備した粋な店♪ : Shungyo Shunsai Marutobi

官方消息

本店已登錄為TabeLog店家會員。本店相關營業資訊,是由店家人員所公佈。

Shungyo Shunsai Marutobi

(旬魚旬菜まるとび)
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4.5

¥5,000~¥5,999每人
  • 美食/口味5.0
  • 服務5.0
  • 氣氛4.5
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料4.0
2022/10訪問第 4 次

4.5

  • 美食/口味5.0
  • 服務5.0
  • 氣氛4.5
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料4.0
JPY 5,000~JPY 5,999每人

腕と目利きと、味と心を兼備した粋な店♪

高崎駅近辺にあって、今や絶大な人気を誇る「割烹居酒屋」とも言うべきこちらは、文句なしに素敵な店舗だ。店主の 中村健太 氏 の料理の腕はもちろん、仕入れにおける目利きの確かさは、旬の食材に関して定番品はもちろんのこと、珍味とも言うべき日頃は滅多に口にすることもかなわないような食材にも及び、こちらの店を訪れる者の心と胃袋をふんわりと擽ってくれる。しかも提供価格は驚愕の超破格なのである。居酒屋を遥かに凌駕した提供品、それでいていわゆる料亭のような取り澄ました雰囲気などは皆無。。。こちらは正に味と心を兼備した粋な超優良「割烹居酒屋」なのである。


【多数回訪】

『旬魚旬菜まるとび』
群馬県高崎市通町112
027-393-6403


群馬県高崎市八島町にある「高崎駅」は、JR 高崎線、上越線、信越本線、上越新幹線と北陸新幹線の正式な線路名称上の各路線に加え、JR 八高線〔「倉賀野」から高崎線経由で乗り入れ〕、両毛線〔「新前橋」から上越線経由で乗り入れ〕、吾妻線〔「渋川」から「新前橋」を経て上越線経由で乗り入れ〕の JR 東日本の新幹線・在来線各線と、上信電鉄線 が乗り入れている群馬県鉄道網の拠点駅だ。駅商業施設としては、西口側には、駅西口ビル『高崎モントレー』と、西口を出て直ぐ右手(北西側)には『高崎 OPA』や『高島屋』があり、東口側には『E’site(イーサイト)高崎』がある。
その JR「高崎駅」 西口コンコースを出て、右手(北西方向)にある『高崎 OPA』の直ぐ南の外階段を降り、群馬県道31号高崎停車場線〔起点 : 高崎市矢島町「高崎駅西口」、終点 :「あら町」交差点〕に出る。そのまま 60m 程西進した最初の信号交差点を右折(北折)して「美術館通り」へ進み、この信号を 1つ目 と数えて、そのまま 230m 余り北進した 3つ目 の信号交差点を左折(西折)する。そのまま 90m 程西進すると、左手(南側)に『医療法人井上病院』が見えてくるが、『医療法人井上病院』直ぐ手前(東側)の信号のない細い路地へ右折(北折)し、80m程北進すると、道路右手(東側)に『旬魚旬菜まるとび』はある。


2021年11月8日(火)に改装がなり、リニューアルオープンしたこちら『旬魚旬菜まるとび』。元来あったシックなイメージに加え、全体的にモダンなスタイルが加わった店構えになった。1F はカウンター席とテーブルお座敷席、2F には大小全 6室 の個室を完備。大人気店ゆえの賑わいの中で、しっとりとした落ち着いた雰囲気をも味わうことが出来る。しかし、さすがは人気店。この日も店舗入口には、

「本日はご予約にて満席となっております」

との案内が掲げられていた。こちらで愉しい宴席をご所望であれば、早期の予約は必須であろう。


毎朝店主自ら市場に出向いて季節の天然ものの魚介類のみを仕入れ、旬の海の幸をふんだんに使ったこちらの料理は、養殖の魚や冷凍の魚は一切使っていないため、その日その日で入荷するものが異なることから、毎日手書きのメニューで表示される。そんなこちらの一品ものも絶品揃いで、一口味わえば、間違いなく『まるとび』ファン 〔熱狂的信者〕となること請け合いであろう。

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「ファン〔fan : [fǽn]〕」について
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「ファン〔fan : [fǽn]〕」とは「fanatic : [fənǽtik](狂信者、熱狂的信者)」と言う名詞を語源とするその短縮形なのだそうだ。「団扇」「扇風機」や「換気用のファン」も「fan」であるが、「風を送る」「煽る(あおる)・煽動する」の「fan」の他動詞としての意味からの派生であって、「fanatic(狂信者、熱狂的信者)」とは無関係なのだそうだ。また、よく勘違いされる「fun : [fʌ́n](楽しい人・楽しみ・面白さ)」とも異なるのでのこれまた要注意であろう。^^;
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今回は、宴会予約をしての訪問であるが、現在提供されている宴会メニューは以下の通り。

「軽い前菜コ―ス」5,000円(税込)
・お料理 7品 + 2時間の飲み放題

「スタンダードコ―ス」5,500円(税込)
・お料理 8品 + 2時間の飲み放題

「個人盛りコ―ス」6,000円(税込)
・お料理 8品 + 2時間の飲み放題

「個人盛り 一番人気のコ―ス」7,000円(税込)
・お料理 9品 + 2時間の飲み放題

【ご宴会コースお料理例】
・季節の前菜3点盛、お造り、わんもの、旬の魚介料理 2〜3品、肉料理(和牛や鴨など)、揚げ物、ご飯もの

※ ご宴会は 4名 様~最大 35名 様まで対応可能。
※「飲み放題内容」
・麦酒〔生ビール・グラスビール〕、ハイボール
・日本酒〔「〆張鶴 月」本醸造(新潟県)・「松の司」特別本醸造(滋賀県)・「梅の宿 辛」純米吟醸(奈良県)〕
・焼酎〔「日本一」(佐賀県)【麦】・「道中 焙煎」(大分県)【麦】・「桜島」(鹿児島県)【芋】〕
・チューハイ、カクテル、果実酒、ソフトドリンク


リニュアール前にもこちらの店舗外観の特徴ともなっていたガルバリウム鋼板を使用した、黒を基調とするトタン様の外壁のビジュアルはリニューアル後も健在で、相変わらずのシックなイメージで来客を出迎えてくれる。一方、暖簾は様変わりして、濃い藍色で文字入れなしだったものが、真っ白な生地に「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴが入れられており、入口左側の白壁部分にも、以前と同様に『まるとび』のデザインロゴが 40cm 角くらいで掲げられている。まあ、ほんの少しだけ、店舗の自己主張を前面に出したと言うことであろうか。コロナ禍以降、久し振りに訪問させて戴いたこの私であるが、その店舗の佇まいに大きな変化は感じられず、従来からの謙虚で控えめなイメージそのままの店舗入口であるように思われた。
店内は元々清潔感のある作りであったが、そこに明るさとすっきりとした落ち着きが加わったイメージで、モダンな雰囲気が店内に醸し出されている。


その提供品は、相変わらず会席料理と見紛うばかりのハイレベルの品ばかりで、単なる「宴会メニュー」とは一線を画す内容だ。その品質と仕事の丁寧さには、何度訪問しても目を見張るばかりで、そのあたり以前と何ら変わることなく、リニューアル後であっても一切の揺るぎもないところが小気味好い。
その上で更に、希少価値の高い品や、知る人ぞ知ると言った珍しい品が数多く配膳されるわけだから、それはもう堪らないわけだ。次は何が出てくるんだろうと、わくわくしながら提供品を待つ時間。。。そんな風に滞在時間の全てを愉しめる店、それが『旬魚旬菜まるとび』なのである。


「けんちゃん」との相性で常連客から心底愛されている、こちら『旬魚旬菜まるとび』の店主 中村健太 氏 は、同じ高崎の大人気店『やたい家』〔群馬県高崎市通町63〕で修行を積まれたとのことである。なかなかのイケメンで、料理の腕は確かであるし、何せ素材の目利きが素晴らしい。これだけの品々をこの価格で提供するには、仕入れの際の目利きが肝要なのは言うまでもない。金に任せての仕入れなら訳ないが、如何に安く如何に高品質のものを顧客に提供するか、そこを踏まえたら、仕入れの腕が欠かせないのである。その意味でこちらの店主、最高の腕を持っていると断言できよう。


さて、いつもの能書きはこのくらいにしておこう。
待ちに待った「まるとび宴会」、、、早速に実食へと移っていきたい。

当日お誘い戴いたのが、『旬魚旬菜まるとび』と言ったらこの方、『まるとび』&『蔵王』応援団長の 幸子さん である。今回は、埼玉からお越しの あさみん を歓迎するべく、かおさん と まるちゃん と私の 5人 で愉しいひと時を過ごす「まるとび宴会」となった次第である。
18:00 集合で開始となったこの宴会は、私にしたら、新型コロナウイルス、「SARSコロナウイルス2〔SARS-Cov-2〕」による「新型コロナウイルス感染症〔COVID-19〕」の災禍第一波以来、初の居酒屋宴会となる。職業柄、感染拡大に加担しないよう、2020年2月 以来、じっと居酒屋呑みの機会を我慢し、ひたすら耐え忍んできたのであるが、「With Corona 」を志向する社会的趨勢を鑑み、ようやくの解禁となったわけだ。

幸子さんのチーズケーキを!そんなまるちゃんのご要望から、幸子さんは少々遅れての現着で、まずは 4人 で練習の乾杯♪ その後、全員揃ったところで再度の乾杯 & 飲み放題開始 & 宴会コース料理 開始となった。


「軽い前菜コ―ス」5,000円(税込)
・お料理 7品 + 2時間の飲み放題


こちら『旬魚旬菜まるとび』の、2時間 の飲み放題付きの宴会コースは、4名 様以上から対応で、今回はそんな中、飲み放題込みの 5,000円(税込)のコースでの予約である。この価格でこの品、しかも飲み放題。これはもう唯々驚愕のコストパフォーマンスなのだ。


【サービス品】
「鯵(あじ)の嘗味噌(なめろう)」

こちらは、コース配膳前に店主からサービス品として提供された品である。コースが始まる前の食前練習「飲酒」用の「あて」としての品であろうか。味付けは薄味に仕上げられていて、この後のメインディッシュに影響が左程出ないようにとの配慮が感じられた。
一口食してみると、その鮮度が一目瞭然と言うか「一食了然」で、これから提供されるメニューの数々への大いなる期待に、胸躍る一同なのであった。

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「嘗味噌(なめろう)」
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千葉県房総半島沿岸部に古くから伝わる郷土料理「嘗味噌(なめろう)」。現在の千葉県南部にあたる上総・安房の漁師が、獲れたての鮮魚を不安定な船上で調理するために考えられた漁師料理なのだそうだ。醤油ではなく味噌を入れたのは、波の荒い船上で、醤油では零れてしまうため味噌を使ったのだと言われている。魚の叩きの一種で、主に鯵に味噌・長ネギ・生姜のみじん切りなどを混ぜ、鯵がほとんど形を留めず、ふわっとして粘りが出るまで包丁で叩く。季節によって鰯、秋刀魚、鰹、飛魚などでもつくられる。漁師が沖の漁船上で作っていた鱠料理(なますりょうり : 獣肉の場合は「膾」)であることから、「沖鱠(おきなます)」という別名もある。「皿をなめるほど旨い」ことから「なめろう」と名づけられたと言われているそうだ。
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【汁物】
「海老真薯(えびしんじょう)」

宴会メニュー開始の最初の提供品がこの「海老真薯」であった。ふわふわの超柔らかな品でいきなり度肝を抜かれる旨さ。「海老真薯」とともに煮込まれ、出汁ともなっている昆布が甘い味わいで、好いアクセントになっている。その出汁感は濃厚、鰹節ではなく海老の良い出汁が芳醇で、鼻を抜ける感が堪らない。

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「真薯(しんじょう・しんじょ)」
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「真薯(しんじょう・しんじょ)」とは、白身魚などの正肉(しょうにく)〔枝肉を大分割あるいは小分割して骨と余分な脂肪などを外した状態〕を擂り潰し、擦った山芋と卵白、出し汁などを加えて調味し、蒸したり、揚げたり、茹でたりした練り物の一種である。海老、蟹、鶏肉等を加えることもある。「真薯」の由来は調理法から来ていて、「薯」は山芋である「薯蕷(とろろ)」のことであり、「真」は魚の擂り身を表していている。海老を使ったものを「海老真薯」、蟹を使ったものを「蟹真薯」の様に呼称する。ふわふわとした食感が特徴で、そのまま食べる他、お吸い物やおでんの具材等によく使われている。

よく似た食べ物に「蒲鉾(かまぼこ)」や「半片・半平(はんぺん)」があるが、「蒲鉾」は魚の擂り身に卵白を合わせたもの、「半片」は魚の擂り身に山芋を入れたものである。素材としては「真薯」と「半片」はよく似ているが、東京を中心とした関東地方でよく作られている「半片」は熱湯に浮かせて茹でて作るので「浮きはんぺん」とも言われ、「半片」独特のふんわり感を出すために、高速で撹拌して気泡をたくさん含ませて作る。気泡を含みやすい素材としてヨシキリザメ、ホシザメ、アオザメ等の原料肉を使用し、山芋などで泡立てながら調味・擂り身をし、熱湯で 10分 程茹でるのだが、空気をたくさん取り込んでいるのでマシュマロのように白くソフトな食感があるのが特徴である。「真薯」は言わば湯に浮かない「はんぺん」とも言える。「真薯」の原料はグチ、ハモのほかスケトウダラ等の冷凍すり身が使われ、「蒲鉾」の調味・擂り身とほぼ同じであるが、山芋の練り込み故か「蒲鉾」よりもソフトな食感が特徴だ。最近の加熱方法は、茹でるよりも蒸しが多くなっていて、高級品には「鱧真薯」「海老真薯」などがある。
「真薯」の漢字表記には、「糝薯」のほか、「進丈」「真丈」「真蒸」等もあるようだ。
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【先付(さきづけ : お通し)】
「岩水雲(いわもずく)」「螺貝(つぶがい)のチャンジャ和え」「公魚(わかさぎ)の佃煮」

チャンジャ〔창자 : changja〕は韓国三大珍味のひとつと言われ、鱈の内臓に唐辛子や大蒜、胡麻油で味付けをした、言わば「魚のキムチ」であるが、コリコリした螺貝との相性は良く、甘辛で実に美味であった。酒のあてには「どんぴしゃり」と言う奴だろう。(^o^)v

公魚は佃煮でありながらも、素材の新鮮さが伝わってくる味わいで、癖のない満足の食感である。

岩水雲の酸味はそれほどには強くなく、酢の物で軽く口を刺激し、お通しとしてこの後の食材への口腔内の準備をさせてくれる品であろう。

全体として用意周到。この後の料理に向けてのウォーミングアップ的なラインナップに、店主のセンスがきらりと光る♪


【向付(むこうづけ : お造り)】
「お刺身の盛り合わせ」
[鰆(さわら)、鰹(かつお)、髭剃鯛(ひげそりだい)、鮪(まぐろ)、蛸(たこ)、甘海老(あまえび)、小鰭(こはだ)]

「小鰭」は自家製のようで、塩分抑え目のやや甘めの仕上がりだ。「小鰭」にしろ「締め鯖(しめさば)」にしろ、光り物の酢漬けは苦手の方なのだが、この品はするっと口腔内を通過していった。薄口の味付け、品の鮮度が成せる技と言えよう。
「鰆」は粘度の高い味わいで、そのねっとり感が堪らない。軽く火で炙って焼き霜造りにされており、『旬魚旬菜まるとび』店主の一手間ゆえの旨味が、しっかりと乗っている感じである。

漁獲量が少ないとされる「髭剃鯛(ひげそりだい)」!! これを海なし県である群馬の地で食せる幸せは、相当なものと言えよう。その点を十分に噛み締めつつ戴いたのであるが、流石に「鶏魚(いさき)」の仲間らしく、淡いピンク色の色目が美しく、さっぱりと淡白な味わいで、弾力感のある食感であった。

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「髭剃鯛(ひげそりだい)」
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スズキ目イサキ科ヒゲダイ属の魚。水深 20m~ 80m の沿岸域砂泥底に生息し、全長 50cm 前後になる。体系は体高が高く鯛型をしている。タイ と名がついているが イサキ の仲間である。ヒゲダイ属という種に属し、代表種である「ヒゲダイ」は顎の下に無精髭のようなヒゲが生えているが、「ヒゲソリダイ」の顎の下のそれは、綺麗に刈り揃えたようになっている。
イサキ の仲間だけあって、皮を剥いだ見た目も味わいもよく似ていて、適度な弾力と旨味がある魚である。皮が強く骨が固いが、内臓が小さく、刺身で食べられる部分が多く歩留まりがいい。臭みは全く無く、身の締まりが良い上質な白身である。
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【焼き物】
「秋刀魚の塩焼き」

塩焼きの秋刀魚に肝醤油が掛けられた品である。
肝醤油に 30分 近く漬け置いたものを焼く「肝醤油焼き」もあるが、今回の品は「塩焼き秋刀魚の肝醤油掛け」とでも言うべき品であろう。肝醤油は、出汁、醤油、日本酒、味醂、水を入れてアルコールをよく飛ばしたものの中に、包丁で叩いて滑らかにした秋刀魚の肝を馴染ませてから漉したものだ。

添えられた骨煎餅は、もちろんそのまま骨ごと戴け、香ばしくて美味であった。

私にとって、今回の秋刀魚は今年の初物である。今年捕れる秋刀魚は、どの産地の品も細身のものばかりで、価格もお高く悩みの種となっているところだが、そこそこの太さがある品を仕入れて、こうして提供してくれる店主の心意気に感謝である。しかも、一工夫ありの「肝醤油掛け」♪ 本当に、客の心を見事に擽ってくれるものだ。(^○^)


【煮物】
「肉じゃが」

メニュー名を「肉じゃが」としながら、形態は男爵いものペーストを豚角煮に添えた仕様になっている。紅葉型に切り出された人参と莢豌豆が添えられていて、色味も整えられているのでビジュアルも美しい。

豚角煮の味わいは、出汁感が物凄く、一口ごとに頬が落ちそうになる程だ。位置付けは「肉じゃが」、その本質は「和風豚角煮の男爵ペースト添え」と言ったところだろう。この出汁感、鰹節のそれだけだとは思えない、幽玄なる奥深さを感じさせてくれた。この味わいには男爵いもペーストの風味も一役担っているものと思われる。

少食の あさみん から、「お腹いっぱいなのでこれも召し上がってください」と、さっとサルベージ要請があった際には、実は舞い上がりたくなるほど嬉しかった私であった。この品、本当に美味なのである。


【焼き物】〔洋風〕
「北寄貝(ホッキ貝)のグラタン」

北寄貝は、生食であっても、茹で上げた刺身であっても、こうした調理素材であっても、私の大好きな食材である。北寄貝の有するコリコリ感ともちもち感の同居、この食感が実に堪らない。

こうしてグラタンにすると、北寄貝ならではのもちもちっとした食感を、ホワイトソースが絶妙にに引き出してくれる。

一般的に北寄貝を素材にする場合、先ずは刺し身であろうし、サラダ、バター炒め、酒蒸し、雑炊当たりが定番であろう。この「北寄貝のグラタン」は、こちら『旬魚旬菜まるとび』では、コースメニューの定番品として定着している感があるが、ある意味、北寄貝を食材に使用したグラタンは珍しいのではなかろうか。店主 けんちゃん は、矢張りなかなかのアイデアマンである。


【揚げ物】
「トリ南蛮」


使用素材の鶏は胸肉のさっぱり系、そこにタルタルの旨味が見事にマッチした品である。この品は、鶏もも肉であってはならないように感じた。

いよいよコースメニューも終盤となって、揚げ物にしつこいこものを持って来ては、少食の方は箸が進まないことであろう。その意味でバランス感のある差配と言える。


【ご飯】
「梭子魚(かます)の棒鮨」

今回のコースメニュー最終章がこちらである。

身の厚い梭子魚に酢飯の酢が更に染みることで、淡白な梭子魚の味わいを程良くカバーしているように思えた。
梭子魚は小骨が結構邪魔な魚なのだが、しっかり小骨の処理が行われていて、食していて小骨感は皆無。梭子魚自体は酢締め効果よりも塩締め効果の方が強く感じられ、水分の多い魚であるだけに、塩締めに時間をかけているのであろうかと思った。皮目をバーナーでさっと炙って加熱することで、皮の香ばしさに加え、身にふんわりとした歯応えが残っていて、実に美味であった。


「棒寿司」とは、魚のそのままの形を生かした棒状の姿寿司だ。酢で締めたりたれ焼きにしたりした魚を寿司飯に載せ、布巾や巻き簀(す)で巻き固めたものと、細長い型を用いて押し寿司にしたものなどがある。
今回の品は、細長い木枠に寿司飯と具を重ねて入れ、押してつくった寿司のようである。


「幸子さんお手製のチーズケーキ」

この品は、まるちゃん のリクエストで、今回の「まるとび宴会」集合前に、幸子さん がレシピなしにご記憶で作成したものだ。大好きな『まるとび』へ宮城から通い詰める 幸子さん であるが、高崎のホテルにオーブンを持ち込んでの作成だったそうである。店主の けんちゃん に幸子さんが依頼し、会の終盤で出してくれるよう差配してくださったようで、デザート的な位置づけで配膳された。

しっとりとした味わいの品で、舌鼓を打ちつつ、健啖家故にその大半を私が戴く形となったが、何ともまあ実に幸せであった♪

相変わらず、誠に美味しうござった !!
いや、それにしても、この「まるとび宴会」、いつ参加しても愉しくて、美味しくにこやかに一夜を過ごさせて戴いている。もちろん『旬魚旬菜まるとび』の素晴らしさは言わずもがなであるが、主宰される 幸子さん のお人柄も、この愉しさに大いに一役買っているように思われる。毎回毎回、感謝に堪えない私なのだ。今回もまた、お誘い戴き有り難うございました。とても愉しかったです。
そうして、あさみん、かおさん、まるちゃん、、、とても愉しい素敵な時間を有り難うございました。


訪問日 : 2022.10.15(土)


この日は、「一番少ないコースのものを予約しましたので、お腹が空くだろうからラーメンとか食べてきてください」との事前情報を 幸子さん から伺っていたので、『まるとび』現着前に、以下のものを予め食しておいた。本来であれば、「オラオラ盛」2枚 使いの、茹で前麺量 1kg をイメージしていたのであるが、丼に盛り切れないとのことで、「オラオラ盛」1枚 分の返金をお願いしてのオーダーとなった次第である。詳細は後日アップしたいと考えている。


『高崎青春ブタ二郎』〔群馬県高崎市東町7-7 内田ビル 1F〕

「ブタ二郎らーめん」980円(税込)
「豚まし」240円「野菜増しトリプル」160円「オラオラ盛」320円(税込)〔茹で前麺量 600g〕
[ニンニク増し][アブラ増し][カラメ増し]
総重量(実測値)2,399g。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【汁物】「海老真薯(えびしんじょう)」宴会メニュー開始の最初の提供品がこの「海老真薯」であった。ふわふわの超柔らかな品でいきなり度肝を抜かれる旨さである。

    【汁物】「海老真薯(えびしんじょう)」宴会メニュー開始の最初の提供品がこの「海老真薯」であった。ふわふわの超柔らかな品でいきなり度肝を抜かれる旨さである。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【向付(むこうづけ : お造り)】 「お刺身の盛り合わせ」 [鰆、鰹、髭剃鯛、鮪、蛸、甘海老、小鰭。漁獲量が少ないとされる「髭剃鯛(ひげそりだい)」!! これを海なし県である群馬の地で食せる幸せは、相当なものと言えよう。

    【向付(むこうづけ : お造り)】 「お刺身の盛り合わせ」 [鰆、鰹、髭剃鯛、鮪、蛸、甘海老、小鰭。漁獲量が少ないとされる「髭剃鯛(ひげそりだい)」!! これを海なし県である群馬の地で食せる幸せは、相当なものと言えよう。

  • Shungyo Shunsai Marutobi -  その後、全員揃ったところで再度の乾杯 & 飲み放題開始 & 宴会コース料理 開始となった。次は何が出てくるんだろうと、わくわくしながら提供品を待つ。

    その後、全員揃ったところで再度の乾杯 & 飲み放題開始 & 宴会コース料理 開始となった。次は何が出てくるんだろうと、わくわくしながら提供品を待つ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】「秋刀魚の塩焼き」肝醤油に 30分 近く漬け置いたものを焼く「肝醤油焼き」もあるが、今回の品は「塩焼き秋刀魚の肝醤油浸し」とも言うべき品であろう。

    【焼き物】「秋刀魚の塩焼き」肝醤油に 30分 近く漬け置いたものを焼く「肝醤油焼き」もあるが、今回の品は「塩焼き秋刀魚の肝醤油浸し」とも言うべき品であろう。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【煮物】「肉じゃが」メニュー名を「肉じゃが」としながら、形態は男爵いものペーストを豚角煮に添えた仕様になっている。紅葉型に切り出された人参と莢豌豆の色味も美しい。

    【煮物】「肉じゃが」メニュー名を「肉じゃが」としながら、形態は男爵いものペーストを豚角煮に添えた仕様になっている。紅葉型に切り出された人参と莢豌豆の色味も美しい。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「鯵の嘗味噌(なめろう)」コースが始まる前の食前練習「飲酒」用のあてとしての品であろう。味付けは薄味に仕上げられていて、この後のメインディッシュに影響させない配慮が感じられた。

    「鯵の嘗味噌(なめろう)」コースが始まる前の食前練習「飲酒」用のあてとしての品であろう。味付けは薄味に仕上げられていて、この後のメインディッシュに影響させない配慮が感じられた。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「鯵の嘗味噌(なめろう)」接写。一口食してみると、その鮮度が一目瞭然と言うか「一食了然」で、これから提供されるメニューの数々への期待に、胸が躍る一同なのであった。

    「鯵の嘗味噌(なめろう)」接写。一口食してみると、その鮮度が一目瞭然と言うか「一食了然」で、これから提供されるメニューの数々への期待に、胸が躍る一同なのであった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【汁物】「海老真薯(えびしんじょう)」接写。ともに煮込まれ、出汁ともなっている昆布が甘い味わいで、好いアクセントになっている。出汁が濃厚で鼻を抜ける感が堪らない。

    【汁物】「海老真薯(えびしんじょう)」接写。ともに煮込まれ、出汁ともなっている昆布が甘い味わいで、好いアクセントになっている。出汁が濃厚で鼻を抜ける感が堪らない。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付(さきづけ : お通し)】 「岩水雲(いわもずく)」「螺貝(つぶがい)のチンジャ和え」「公魚(わかさぎ)の佃煮」「魚のキムチ」チンジャ! コリコリした螺貝との相性は良く、甘辛で実に美味であった。

    【先付(さきづけ : お通し)】 「岩水雲(いわもずく)」「螺貝(つぶがい)のチンジャ和え」「公魚(わかさぎ)の佃煮」「魚のキムチ」チンジャ! コリコリした螺貝との相性は良く、甘辛で実に美味であった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】「秋刀魚の塩焼き」接写。今年捕れる秋刀魚は、どの産地の品も細身のものばかりだが、そこそこの太さがある品を仕入れて、こうして提供してくれる店主の心意気に感謝である。

    【焼き物】「秋刀魚の塩焼き」接写。今年捕れる秋刀魚は、どの産地の品も細身のものばかりだが、そこそこの太さがある品を仕入れて、こうして提供してくれる店主の心意気に感謝である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【煮物】「肉じゃが」接写。この出汁感、鰹節のそれだけだとは思えない、幽玄なる奥深さを感じさせてくれた。男爵いもペーストの味わいも一役担っているものと思われる。

    【煮物】「肉じゃが」接写。この出汁感、鰹節のそれだけだとは思えない、幽玄なる奥深さを感じさせてくれた。男爵いもペーストの味わいも一役担っているものと思われる。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】〔洋風〕「北寄貝のグラタン」こうしてグラタンにすると、北寄貝ならではのもちもちっとした食感を、ホワイトソースが絶妙にに引き出してくれる。

    【焼き物】〔洋風〕「北寄貝のグラタン」こうしてグラタンにすると、北寄貝ならではのもちもちっとした食感を、ホワイトソースが絶妙にに引き出してくれる。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】〔洋風〕「北寄貝のグラタン」接写。北寄貝は、生食であっても、茹で上げた刺身であっても、こうした調理素材であっても、私の大好きな素材である。

    【焼き物】〔洋風〕「北寄貝のグラタン」接写。北寄貝は、生食であっても、茹で上げた刺身であっても、こうした調理素材であっても、私の大好きな素材である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「トリ南蛮」使用素材のチキンは胸肉のさっぱり系、そこにタルタルの旨味が見事にマッチした品である。この品は、鶏もも肉であってはなるまい。

    【揚げ物】「トリ南蛮」使用素材のチキンは胸肉のさっぱり系、そこにタルタルの旨味が見事にマッチした品である。この品は、鶏もも肉であってはなるまい。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「トリ南蛮」接写。いよいよコースメニューも終盤となって、揚げ物にしつこいこものを持って来ては、少食の方は箸が進まないことであろう。その意味でバランス感のある差配と言える。

    【揚げ物】「トリ南蛮」接写。いよいよコースメニューも終盤となって、揚げ物にしつこいこものを持って来ては、少食の方は箸が進まないことであろう。その意味でバランス感のある差配と言える。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【ご飯】「カマスの棒鮨」皮目をバーナーでさっと炙って加熱することで、皮の香ばしさに加え、身にふんわりとした歯応えが残り、美味であった。

    【ご飯】「カマスの棒鮨」皮目をバーナーでさっと炙って加熱することで、皮の香ばしさに加え、身にふんわりとした歯応えが残り、美味であった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【ご飯】「カマスの棒鮨」接写。身の厚い梭子魚に酢飯の酢が更に染みることで、淡白な梭子魚の味わいをカバーしているように思えた。

    【ご飯】「カマスの棒鮨」接写。身の厚い梭子魚に酢飯の酢が更に染みることで、淡白な梭子魚の味わいをカバーしているように思えた。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 幸子さんは少々遅れての現着で、まずは 4人 で練習の乾杯♪

    幸子さんは少々遅れての現着で、まずは 4人 で練習の乾杯♪

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗外観。2021年11月8日(火)に改装がなり、リニューアルオープンしたこちら『旬魚旬菜まるとび』。シックなイメージに加え、モダンなスタイルが加わった店構えだ。

    『旬魚旬菜まるとび』店舗外観。2021年11月8日(火)に改装がなり、リニューアルオープンしたこちら『旬魚旬菜まるとび』。シックなイメージに加え、モダンなスタイルが加わった店構えだ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』黒を基調とするトタン様の外壁のビジュアルはリニューアル後も健在で、相変わらずのシックなイメージで来客を出迎えてくれる

    『旬魚旬菜まるとび』黒を基調とするトタン様の外壁のビジュアルはリニューアル後も健在で、相変わらずのシックなイメージで来客を出迎えてくれる

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗入口。暖簾は様変わりして、濃い藍色で文字入れなしだったものが、真っ白な生地に「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴが入れられている。

    『旬魚旬菜まるとび』店舗入口。暖簾は様変わりして、濃い藍色で文字入れなしだったものが、真っ白な生地に「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴが入れられている。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗内観。さすがは人気店。この日も店舗入口には、「本日はご予約にて満席となっております」との案内が掲げられていた。

    『旬魚旬菜まるとび』店舗内観。さすがは人気店。この日も店舗入口には、「本日はご予約にて満席となっております」との案内が掲げられていた。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』2F には大小全 6室 の個室を完備。大人気店ゆえの賑わいの中で、しっとりとした落ち着いた雰囲気をも味わうことが出来る。

    『旬魚旬菜まるとび』2F には大小全 6室 の個室を完備。大人気店ゆえの賑わいの中で、しっとりとした落ち着いた雰囲気をも味わうことが出来る。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』高崎駅近辺にあって、今や絶大な人気を誇る「割烹居酒屋」とも言うべきこちらは、文句なしに素敵な店舗だ。

    『旬魚旬菜まるとび』高崎駅近辺にあって、今や絶大な人気を誇る「割烹居酒屋」とも言うべきこちらは、文句なしに素敵な店舗だ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「幸子さんお手製のチーズケーキ」しっとりとした味わいの品で、舌鼓を打ちつつ、健啖家故にその大半を私が戴く形となったが、何ともまあ実に幸せであった♪

    「幸子さんお手製のチーズケーキ」しっとりとした味わいの品で、舌鼓を打ちつつ、健啖家故にその大半を私が戴く形となったが、何ともまあ実に幸せであった♪

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『高崎青春ブタ二郎』「ブタ二郎らーめん」「豚まし」「野菜増しT」「オラオラ盛」〔茹で前麺量 600g〕総重量(実測値)2,399g。

    『高崎青春ブタ二郎』「ブタ二郎らーめん」「豚まし」「野菜増しT」「オラオラ盛」〔茹で前麺量 600g〕総重量(実測値)2,399g。

2020/01訪問第 3 次

4.2

  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.5
  • 成本效益4.0
  • 酒類/飲料4.0
JPY 5,000~JPY 5,999每人

ぞっこん♪ 居酒屋料金で料亭感を堪能出来る至福のお店!

マイレビの 金城幸子 さんが、こちらを大いにお気に入りで、宮城県白石市から AQUA を 300km 駆って、群馬県高崎市にあるこちらを、月に一度はご訪問♪ そんなレビューを吸い込まれるように興味と憧れを持って眺めていたが、幸子さんからのお声掛けを機に、何度か通わせて戴くようになり、今回もまたこうしてご一緒させて戴けた。今回は、幸子 さん とそのご家族と私とで、カオえもん さんのお誕生日会♪ 愉しき宵、いやさ !!「酔い宵」を過ごしたのであった。


【再々訪】

『旬魚旬菜まるとび』
群馬県高崎市通町112
027-393-6403


群馬県高崎市八島町にある「高崎駅」は、JR 高崎線、上越線、信越本線、上越新幹線と北陸新幹線の正式な線路名称上の各路線に加え、JR 八高線〔「倉賀野」から高崎線経由で乗り入れ〕、両毛線〔「新前橋」から上越線経由で乗り入れ〕、吾妻線〔「渋川」から「新前橋」を経て上越線経由で乗り入れ〕の JR 東日本の新幹線・在来線各線と、上信電鉄線 が乗り入れている群馬県鉄道網の拠点駅だ。駅商業施設としては、西口側には、駅西口ビル『高崎モントレー』と、西口を出て直ぐ右手(北西側)には『高崎 OPA』や『高島屋』があり、東口側には『E’site(イーサイト)高崎』がある。
その JR「高崎駅」 西口コンコースを出て、右手(北西方向)にある『高崎 OPA』の直ぐ南の外階段を降り、群馬県道31号高崎停車場線〔起点 : 高崎市矢島町「高崎駅西口」、終点 :「あら町」交差点〕に出る。そのまま 60m 程西進した最初の信号交差点を右折(北折)して「美術館通り」へ進み、この信号を 1つ目 と数えて、そのまま 230m 余り北進した 3つ目 の信号交差点を左折(西折)する。そのまま 90m 程西進すると、左手(南側)に『医療法人井上病院』が見えてくるが、『医療法人井上病院』直ぐ手前(東側)の信号のない細い路地へ右折(北折)し、80m程北進すると、道路右手(東側)に『旬魚旬菜まるとび』はある。


昨今、各所で流行のガルバリウム鋼板を使用した、黒を基調とするトタン様の外壁に、暖簾は濃い藍色で文字入れはなし。入口左側の白壁部分に、「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴが 40cm 角くらいで掲げられただけの店舗入口で、そのデザインロゴに気付けなければ、恐らく通り過ぎてしまうだろう店舗外観だ。実際、私は初めての入店時、一度店舗前を通り過ぎてしまっている。もちろん、それ以降は通過してしまうような間抜けなことはないのだが、兎に角「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴ! これを見落とさないことが肝要である。(笑´∀`)


提供品は、会席料理と見紛うばかりのハイレベルの品ばかり。単なる「宴会メニュー」とは一線を画す内容で、その品質と仕事の丁寧さには、何度訪問しても目を見張るばかり !! 更には、その提供品自体、希少価値の高い品や、知る人ぞ知ると言った珍しい品が数多く配膳され、次は何が出てくるんだろうと、わくわくしながら提供品を待つ時間が実に好い♪ 待ち時間すら大いなる愉しさに満ち溢れているのと言うのだから、本当に素敵な店なのだ。


幸子さんが「けんちゃん」とお呼びする、こちら『旬魚旬菜まるとび』の店主 中村健太 氏 は、同じ高崎の大人気店『やたい家』〔群馬県高崎市通町63〕で修行を積まれたとのことである。なかなかのイケメンで、料理の腕は確かであるし、何せ素材の目利きが素晴らしい。これだけの品々をこの価格で提供するには、仕入れの際の目利きが重要だ。金に任せての仕入れなら訳ないが、如何に安く如何に高品質のものを顧客に提供するか、そこを踏まえたら、仕入れの腕が欠かせない。その意味でこちらの店主、最高の腕を持っていると断言できよう。


今回の宴会コースは、いつもお世話になっているコースで、その価格は 5,000円 ぽっきり! その提供品を思えば、なんでこの価格で出来るんだ !! と言う、それはもう驚愕の価格だ。
しかも、この、5,000円 と言う価格には飲み放題価格が含まれているのである。かてて加えて提供料理品目は驚愕の品数!9品 !! しかも、何度も言うようだが、その料理内容は会席料理と言っても問題ない程の素晴らしい出来上がりだ。これだけリーズナブルにして高品質な品を戴ける幸せ。今回もまた、思いっ切りそれを満喫出来る至福感に酔い痴れる。こちら『旬魚旬菜まるとび』で堪能出来る、程良いを超越した wonderful な酔い心地は、アルコールのお蔭だけでは決してないと、店主「けんちゃん」への深甚なる感謝の念を込めて、心底思う私なのである。


今回は、カオえもん さん のお誕生祝いオフ会でもあるわけで、この健啖家を自称する私としては、事前準備として、いつものようにお腹を丸く収めるべく、当然の如く軽く戴いて置いた。

『そば・うどん 八起家(やおきや)西口店』〔群馬県高崎市栄町1-25 JR「高崎駅」(改札外)西口 1F『上信電鉄』改札手前〕
○「かき揚げ天そば」410円(税込)総重量(実測値)621g
○「ちくわ天うどん」410円(税込)総重量(実測値)615g

まあ、日頃のウォーミングアップから比べたら、お八つ程度の量なので、相当に心地好い状況での『旬魚旬菜まるとび』訪問となっている。
また、オフ会の雰囲気を盛り下げないよう、ご迷惑を掛けまいとて、今回もまた計量は一切行わなかったのでご容赦戴きたい。


それでは、早速に実食に移っていこうと思う。

当日の現着時間は、17:50。予定は 18:00 開始とのことで、ゆとりを持って少々早めの到着ではある。まだ誰もいらしてはいないだろうと思っていたが、既に 幸子 さん たちが席にいらした。間もなく カオえもん さん も時間前のご到着。店主「けんちゃん」からの カオえもん さん へのお誕生日プレゼントとして、シャンパンが振る舞われ、皆で乾杯したのが 17:58。なかなかに早い展開のオフ会開始である。


「旬のお造りコース 料理9品 2時間飲み放題」5,000円(税込)


料理 9品 と言う品数は、普通の方には程良い量で、通常の居酒屋での宴会で、まあまあ満足出来るところだろうと思う。しかし、健啖家を自称する私としては、個人的にもう 2〜3品 欲しいかなと思う品数ではある。ところが、こちら『旬魚旬菜まるとび』では、未だかつて不足感を覚えたためしがない。健啖家、即ち、大食漢の私をして、量的にも質的にも大満足の境地へと導いてくれるのである。

素材の品質の高さ、工夫に満ち溢れたその種類、作りの丁寧さと味わいの意外性、、、これらの要素が、料理を戴く側の喜びを醸成し、その料理をとことん愉しませてくれるわけだ。これには、精神的な満腹感もかなりの量含まれている。拘りに拘り抜いた店主の心の込もった料理に舌鼓を打ち、店主の深い思いを感じつつ食していると、心の満腹感に満たされ、いつしか自然と体の満腹感も生まれてくるのだ。こちら『旬魚旬菜まるとび』店主「けんちゃん」の料理は、そんな逸品なのである。

心ゆくまで店主の思いを堪能させて戴く時間。。。唯だ重量を食せば満腹になると言うわけではない。そこには心の満足感が重要となってくる。その点、『旬魚旬菜まるとび』、最高の満足感を戴けること請け合いである。こちらは自信を持ってお奨め出来る超優良店なのである。


【先付(さきづけ : お通し)】
「岩もずく」「ホタルイカ」「のれそれ(アナゴの稚魚)」


最初の配膳となった、いわゆる「お通し」となる品。毎回毎回、こちらを訪問する誰しもが、この「お通し」となる「先付け」を見て、『旬魚旬菜まるとび』が単なる居酒屋レベルでないことを実感するのだ。通常の「お通し」で 3品 の提供は先ずないところ、ここを店主の「けんちゃん」は、決して譲ることなく、頑なに 3品 提供を貫く。顧客としては、これだけで充分に嬉しいところ、その提供品の品質がまた図抜けているのだから堪らない。最早「お通し」などと言うレベルにはなく、正しく【先付】と呼べる品なのである。

「岩もずく」には、刻み大葉と香味野菜が添えられ、爽やかさを付加。つま大根、胡瓜の千切りも投入されていて、もずくのぬるりとした味わいにワンアクセントを置く工夫に、とても細かい心遣いが払われ、何とも素晴らしい。

ボイルされた「ホタルイカ」の枕に、菜の花の花芽部分が使用され、春の香りが配膳される。色目の対照性もよく目にも美味しい仕上がりだ。

「のれそれ(アナゴの稚魚)」とは標題に示した通り、穴子の稚魚なのだが、配膳時に料理説明を受ける段では、だれもが「のれそれ、なにそれ?」そんな感じであった。

――――――――――――――――
「のれそれ」
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立春の後、2月半ばから市場に出回る、アナゴ類の幼生(稚魚)、特に真穴子の幼生のことを高知県で「のれそれ」と称する。高知県土佐を代表する海産珍味である。正式な名前は「レプトケファルス(Leptocephalus)」、カライワシ上目の魚類に見られる平たく細長く透明な幼生である。大きさは通常 5~6cm くらいだが、中には 2m を越える大きさのものまであると言う。学術的には「葉状体」と呼ばれるもので、透き通った葉の形に見える。その昔は、浜の漁師だけが味わうことが出来た貴重な品で、獲れたてを真空凍結する技術の進歩で、こうして何処でも味わえるようになったのだそうだ。見た目の美しさから「南海の妖精」の異名を持つ「のれそれ」は、早春の南国を代表する海の幸である。
味わいは、この上なく淡白、ほんのわずかに甘味が感じられる。なめらかな舌触りとぷりっとした歯触りが特徴で、全く癖がなく生臭みも一切ない品である。
――――――――――――――――

この生まれて初めて食した「のれそれ」なる珍味!これもまた目利きの「けんちゃん」なればこその提供品であろう。ここに居合わせた全員が初体験であった。『旬魚旬菜まるとび』、正に恐るべしである。


【向付(むこうづけ : お造り)】
「赤貝」「平目」「柳蛸」「鰆」「鰹」「鰤」


続いての提供が「お造り」となる「向付」だ。これが通常の居酒屋であれば、刺身 3点 盛り合わせくらいが良いところだろう。それが何と、毎回毎回 6点盛り での提供だ。ここも店主「けんちゃん」ならではの拘りである。各品 2枚ずつ配膳され、量的にと質的にも大満足の逸品となっている。
歯応えからして全品天然と思われる弾力と肉質感。「鰹(かつお)」「鰤(ぶり)」はまだしも、この価格で「平目(ひらめ)」が提供されるのはこの上なく嬉しいし、「赤貝(あかがい)」の肉質感が何とも心地良い。「鰆(さわら)」の鮮度も抜群、ここにもまた、「けんちゃん」ならではの目利きが利いている。こちら『旬魚旬菜まるとび』の「お造り」の定番品ともなっている「柳蛸」は、基本的に生での流通は少なく、茹でた状態で流通するのが通常なのだ。素晴らしい品揃え、何たる美味。。。この、【向付】までの2品で、『旬魚旬菜まるとび』の魅力に、何処の誰であろうと、とことん魅了されてしまうことだろう。


【焼き物】〔和風〕
「甘鯛の鱗揚げ」


この「甘鯛の鱗揚げ」、実に心地好い食感で、皮のパリパリ感が、兎に角もう半端でない。これは堪らない食感であった。鱗の食感が、カリカリと言っても良いくらいのパリパリに仕上がっていて、ある意味スナック感覚の味わいなのだ。ところが、中味の鯛の実の方はふんわりと焼き上がっており、そのギャップがまた堪らない。

甘鯛の実の、淡白にして癖のない食感と独特のその甘み、そのふんわり感を愉しむ前に、パリッ、サクッ、カリッ !!! っと、魚の鱗の存在感が口腔内に満ち溢れる。
鱗の一つ一つが反り返った仕上がりが、味わいの複雑さを醸成し、見た目にも存分に愉しませてくれるこの品、これは相当に愉しい逸品だ。このカリッふわ感、一度是非ご体験戴きたいと、衷心よりお奨めする私なのである。

添えてある「蕗味噌(ふきみそ)」の苦みも、実に好い。甘鯛の甘味を増幅させる効果が絶大で、味わいの多角的な様は、小気味良いくらいである。こんなところにも目が行き届く、「けんちゃん」の目利き振り、唯々敬服するばかりだ。


【煮物】
「白子揚げと蕗の薹の豆腐の揚げ出し」


「蕗の薹(ふきのとう)」を混ぜ込んでいるため、その苦みがほんのりと感じられる自家製豆腐に、片栗粉を塗し油で揚げたものを、一煮立ちさせた出汁醤油に潜らせた品が「蕗の薹の豆腐の揚げ出し」である。鰹節の花鰹と山椒の葉を載せてあるので、唯だでさえ香り高く戴けるところ、この山椒の味が最後にピリッと利いて、なんとも見事な味わいだ。

そこへ更に「白子揚げ」が加わっているのだからもう堪らない。揚げ出し二品で贅沢の極みである。白子由来のほの甘さとふっくらとした食感にも、山椒の葉の味わいが同様にピリッと利いて、得も言われぬ春の息吹を感じさせてくれる味わいとなっている。


【鍋】
「鰤しゃぶ」


佐渡産の「鰤(ぶり)」と北海道産の「生だこ」、付け合わせとして、とても大きな「天然なめこ」に「下仁田葱」と「白菜」、飾り包丁の入った「人参」と「ミニトマト」が添えられたものが、今回のしゃぶしゃぶの素材である。これを潜らせる大鍋にはしっかりと味わいが調味された出し汁が用意される。出し汁の温度はぬるめ、ゆったりとした気分で具材を潜らせると、何だかほんわかした気持ちになった。
「生だこ」と言い「下仁田葱」と言い、その具材の大きさが半端でない。「鰤」も湯に潜らせて程良い食感となるギリギリの厚さに包丁が入れられていて、全体として何とも贅沢感が漂う仕様である。

薬味は、「辛味大根」「九条葱」「柚子胡椒」に「刻み柚子」である。これだけ薬味がふんだんなのも嬉しい限りだ。

巨大な「生たこ」を湯に潜らせて、「柚子胡椒」を少しだけつけて戴いたり、湯に潜らせた新鮮な「鰤」に「刻み柚子」を巻いたりと、思う様愉しませて戴いた。しばらく出し汁のなかに放置して一茹で、甘くなった「下仁田葱」をつるんと食したら、その嚥下の早いこと♪ 「下仁田葱」も斯様であったが、今回のしゃぶしゃぶの素材、そのどれもがとても柔らかくて、口に入れると 蕩けるようであった。( ̄¬ ̄*)


【八寸】
「牛タン」「サラダ春菊」「スモークポテトサラダ」


この料理が「八寸」と言えるかどうか、ちょっと悩みどころでもあるのだが、今回は「海の幸」こそないものの、「牛タン」を「生臭もの」と捉えれば、「季節の山海の幸を少しずつ取り合わせたもの」という意味に於いて、この品は「八寸」と捉えても良かろうかと考える。

――――――――――――――――
「八寸」
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懐石料理の器の一つで、杉木地で 8寸(約24cm)四方 の縁のある盆を「八寸」と言い、それに盛られた料理をも「八寸」と呼び習わしている。和食、特に懐石料理の献立としての「八寸」は、「一期一会の好機を得て主となり客となった喜びを込めて、亭主と客が盃をかわす場面で出される品で、酒の肴として、海のもの(生臭もの)と山のもの(精進もの)を合わせて出すことが決まり」と言うことである。要するに「季節の山海の幸を少しずつ取り合わせたもの」が「八寸」なのである。
――――――――――――――――

「牛タン」は相当に贅沢な量が提供された。一人頭 4切れ と言うのは、通常の居酒屋での提供量からしたら先ずは考えられない。良くて 3切れ 相当だろうし、基本は 2切れ ずつが通常だろう。そんな提供量の多さに感動しつつ、一口食してみれば、その品質に刮目する。何とまあ柔らかいこと! スルッと噛み切れるこの柔らかさは「和牛」の味わいを思わせるし、輸入牛であってもかなり高級な部類に属す品であることは間違いあるまい。いやあ、旨い♪ 実に美味しうござる。

「スモークポテトサラダ」は、『旬魚旬菜まるとび』の定番品で、これを食さなければ、『旬魚旬菜まるとび』に来た意味がないと、常連客から目されている品である。絶大なる人気を誇るこの品、それもその筈、伺ってみると、玉子もジャガイモもともにスモークしてあるのだと言う。ここでもまた、手間暇を惜しまない丁寧な料理を提供してくれているのだ。
一口食してみれば、その真摯な料理に対する店主の姿勢が一食瞭然 !! 実に濃厚な香りで、これ程のスモーク感が、「ポテト」から感じられるその事実に、誰しもが刮目せざるを得ない味わいなのである。毎度毎度、この私、戴く度に感動頻りなのであるが、この「スモークポテトサラダ」、絶賛お奨め品である。是非一度お試し戴きたいと、ここで力説しておこう !!

もう一品の、胡麻油と塩でさっと和えたものに、白胡麻を振っただけのさらりとした調味の「サラダ春菊」、ここへ来てのこのあっさり感は、逆に素晴らしかろう。さんざっぱら丁寧な仕事の料理を戴き続け、そろそろ箸休め的な品が欲しいと思っているところへ、この品が提供されるわけだ。しかも、春の息吹を感じさせる爽やかな香りに満ちた品でもある。ううむ、この演出、実に見事である。


【揚げ物】
「下仁田ネギと牡蠣のフライ」


鍋の「しゃぶしゃぶ」でも戴いた、甘~い「下仁田葱」が、今度はフライでの提供だ。さくっと揚がった衣の中の「下仁田葱」が熱々の状態で、とろんと口腔内に広がる様は、何とも堪らない。ううむ美味である。思えば、鍋料理での「下仁田葱」は何度となく戴いているが、フライの品は生まれて初めてかも知れない。言わずもがな、その甘さは天下一品だから旨いことこの上ないのであるが、フライにすると言う発想を持たなかったのである。いやあ、ここに目を付ける、店主「けんちゃん」の料理センス、実に素晴らしい !!

もちろん「牡蠣のフライ」が旨いのは、言うまでもなかろう。ここは『旬魚旬菜まるとび』、そのネタとなる牡蠣は、ぷっくりと大きな品であることは当然の帰結である。いやあ、旨い♪ 熱々のにしてクリーミーな大振りの牡蠣を、存分に堪能させて戴いた。\(^O^)/


【焼き物】〔洋風〕
「葱とミニトマトのビザ」


まさかの焼き物 2品目♪ 毎回の様に、こうして嬉しいサプライズ品が提供され、「ええ! まだ出るの?!」と必ずと言って好い程に、顧客の誰もが驚かされる。【先付け】【八寸】を 1品 と数えたとしても、この品で 8品目。【先付け】【八寸】を 3品 ずつと捉えれば、驚愕の 12品目 と言うことになる。店主 けんちゃん の考え方としたら、この料理で 8品目 なんだろう。いやはや、とてつもない客目線、この上ないサービス精神である。

こんがりと焼けた生地に、トッピングの葱の甘味が際立つ。実際、Pizza には、葱のトッピングが非常に良く合う。ミニトマトの酸味は、ホールトマトのそれとは異なって、やや軽い酸味なのだが、ここまでたらふく食べてきた流れの中では、ミニトマトの酸味の方が俄然合うと、この品を食してみて改めて私は思えた。

パリパリの薄手の生地も、重さを感じさせないので、大抵の方が手を伸ばせる。まあ、スナック感覚の味わいで愉しめる仕様である。これもまた、店主「けんちゃん」の料理センスだ。実にお見事 !!


【ご飯】
「手毬寿司 4貫」〔小鰭、蟹の柚子のせ、鮪のイクラ載せ、牛叩き〕


いよいよこれが最終提供品。〆の【ご飯】としての提供品は、今回「手毬寿司 4貫」であった。一口サイズに仕上がっているので、当然のことながら食べ易い。少食の方であっても、この量ならと手を伸ばせること請け合いである。

寿司が提供されると、大抵の場合、左側から食していくだろう。そこに「小鰭(こはだ)」を配しているのも、食する側の心理を踏まえてのものに違いない。

――――――――――――――――
「小鰭(こはだ)」
――――――――――――――――
「小鰭(こはだ)」とは「鰶・鮗・子代(このしろ)」の 10cm 程の大きさのものを指す。「鰶(このしろ)」は、ニシン目ニシン科に分類される魚類で、成長段階に応じて呼び名が変わる出世魚である。関東地方では、4cm~7cm までの幼魚を「新子(しんこ)」、7cm~11cmくらいは「小鰭(こはだ)」、11cm~15cm 程度は「中墨(なかずみ)」、15cm 以上は「鰶(このしろ)」と称している。酢との相性がよく、「しんこ」や「こはだ」を酢〆にしたものは、いわゆる「光もの」の代表であり、江戸前寿司には欠かせない寿司種となっている。寿司に「こはだ」が使われる理由は「このしろ」サイズになると骨が多くなり、太くなるため、一般的には「このしろ」サイズは握り寿司には使用しない。サイズが小さくなればなるほど商品価値の上がる不思議な魚なのだそうだ。
――――――――――――――――

酢〆にされた品を最初に口に含み、食欲を活性化させる。後は、小振りの「手鞠寿司」であるから、流れる様に完食してしまうという寸法だ。その意味に於いて「こはだ」は打ってつけであろう。

「蟹の柚子のせ」、これは贅沢にも蟹を使用しつつ、それをも爽やかに食させる仕様での柚子載せである。この品を食し、更に口中がさっぱりとしたところで「鮪のイクラ載せ」を堪能し、最後の最後で濃厚な味わいの、サシの入った「牛叩き」を食するわけだ。この順で戴けば、いかな満腹感をお持ちの方も、さしずめ残さず戴けようというものである。まあ、見事の一言に尽きる演出&采配である。

いやあ、本当にご馳走様、最後の最後まで美味しく戴いたのであった。


さて、料理に関しては上記の通りだが、呑みの方はいかようかと言うと、シャンパンによる乾杯の後、2回目 の乾杯は、皆々「飲み放題メニュー」の品にて行った♪ 「生ビール」「〆張鶴」が出だしのアルコールオーダーであったので、盛大に乾杯を再度実施! そうして、以降私は、大好きなビールを唯々飲み続けるのである。(笑´∀`)

その私の飲み方としては、今回もまた、オーダーで「取り敢えず『生』三つ」攻撃を仕掛けてみた。自分の手元に予備も含めてジョッキが 3つ あると、本当に落ち着くのである♪
こちら『旬魚旬菜まるとび』では先ず心配要らないことなのだが、提供時間の掛かる C級 居酒屋などでは、ビール配膳の待ち時間が侘しいので、こうして「取り敢えず『生』三つ」攻撃をしてみるわけだ。待たされることなく好きなだけ呑む。。。これが飲み放題の鉄則であろう。baku爆baku

但し、毎度毎度、この荒くれた飲み方が後悔の源になっていることも否定出来ないのではある。いやはや、後述させて戴くが、兎にも角にも面目ない。。。(;^_^A


一通り、料理が提供され、全てを堪能し終えて満足感に浸っていると、幸子 さん がご用意された、カオえもん さん への「誕生日ケーキ」が卓に登場する。今回の品はフルーツがトッピングされたチョコレートケーキであった。皆で誕生歌を謳い祝福すると、カオえもん さん の頬が赤らみ、大いに嬉しそうなお顔となった。もちろん周囲も笑顔に包まれたのは言うまでもない。

カオえもんさん♪ Happy birthday to you•*¨*•.¸¸♬︎

私もそのケーキのご相伴にあずかり、美味しく戴かせてもらった。(^O^)v

実は、今回はケーキを 2品、幸子 さん はご用意なさっており、もう一つは、なんと 幸子 さん お手製のチーズケーキである。こちらもまた、「誕生日ケーキ」の前に戴いて、濃厚な旨味と甘味を存分に愉しませて戴いたのであった。


ううむ、全てが旨い。全てが感動。全てが心地好い♪
『旬魚旬菜まるとび』、いつ来ても幸せな気分に浸れる店である。
ああ、旨かった !! 誠に美味しうござった。


そうこうしているうちに、飲み放題終焉の時間が迫って来る。今回は 18:00 開宴であるから、若干早い終演時間ではある。時計を見遣ると、20:00 を少々廻った辺りであった。とても愉しい時間の終焉。名残は尽きないものの、皆様にお暇を告げて、高崎駅へと向かうのだった。

途中、もう一軒、なかなかに昭和チックな店へと、寄ってみる。うん? 酔ってみる ??
カオえもん さん と、前々から気になっていた『旬魚旬菜まるとび』近くの店へと入ってみたのだが、これがなかなかのアットホームな店であった。しかし、この私、、、既にこの後に控えているドラマティックな展開の予兆に見舞われていて、写真すら撮っていない。実際のところかなり行き着いていたのだと思う。店内では愉しく会話し、カラオケまで歌ったりして、それはもうノリノリだったのだが、如何せん、まあ正気であったと言い切れない酔いっ振りだったのだろう。ギリギリ正体を保っていたと言うのが正直なところだ。従ってレビューアップはもちろんのこと不可能である。m(_ _)m

こちらの店を出て、徒歩で高崎駅に着き、カオえもんさんにお別れを告げて、私は電車へと乗り込む。まだ正気だと自分では思っていたのであるが、、、


今回も、だいぶ飲み過ぎてしまったようだ。そう言えば、前々回も、似た様なことを記した気がする。前々回は、駅から徒歩で自宅へと向かう途中で、思いっ切りすっ転んで捻挫をしたのだっけ。。。
今回は、泥酔と言う程ではなかったから、怪我こそなかったのだが、一瞬の油断が命取り! 自宅最寄駅の一つ手前で、うっかりと数分間寝入ってしまったのであった。気がつくと、自宅最寄駅の次の駅を電車が出発するタイミング。。。為す術もなく、その更に次の駅まで電車に揺られていたわけだ。次の駅について即座に降りて折り返しの電車を待とうとしたが、実はこの列車、最終列車だったことに、その時初めて気づく始末。(T^T)
致し方なく、TAXI 会社に電話をし、15分間程、その駅で待って TAXI に乗車をする。自宅まで、掛かった料金は 5,060円。。。TAXI の運転手も私の事情を聞いて気の毒に思ってくれたのであろう、「ああ、60円くらいいいですよ、負けておきますよ♪」とのお優しいお言葉を戴いた。思えば、生まれて初めて TAXI 代を値引きして戴いた瞬間であった。

そんな感じで、今回も反省頻りの私。。。\(_ _ )
次回は、「取り敢えず『生』三つ」攻撃はやめて「取り敢えず『生』二つ」にしておこうかと熟慮中である。。。baku爆baku


訪問日 : 2020.1.18(土)

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付(さきづけ : お通し)】毎回毎回、こちらを訪問する誰しもが、この「お通し」となる「先付け」を見て、『旬魚旬菜まるとび』が単なる居酒屋レベルでないことを実感する。通常の「お通し」で 3品 の提供は先ずないところ、その品質が図抜けているのだから堪らない。

    【先付(さきづけ : お通し)】毎回毎回、こちらを訪問する誰しもが、この「お通し」となる「先付け」を見て、『旬魚旬菜まるとび』が単なる居酒屋レベルでないことを実感する。通常の「お通し」で 3品 の提供は先ずないところ、その品質が図抜けているのだから堪らない。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【向付(むこうづけ : お造り)】「赤貝、平目、柳蛸、鰆、鰹、鰤」各品 2枚ずつ配膳され、量的にと質的にも大満足の逸品となっている。。「鰹」「鰤」はまだしも、この価格で「平目」が提供されるのはこの上なく嬉しいし、「赤貝」の肉質感が何とも心地良い。

    【向付(むこうづけ : お造り)】「赤貝、平目、柳蛸、鰆、鰹、鰤」各品 2枚ずつ配膳され、量的にと質的にも大満足の逸品となっている。。「鰹」「鰤」はまだしも、この価格で「平目」が提供されるのはこの上なく嬉しいし、「赤貝」の肉質感が何とも心地良い。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【乾杯】店主「けんちゃん」からの カオえもん さん へのお誕生日プレゼントとして、シャンパンを戴き、皆で乾杯したのが 17:58。なかなかに早い展開のオフ会開始である。こちら『旬魚旬菜まるとび』では、未だかつて不足感を覚えたためしがない。

    【乾杯】店主「けんちゃん」からの カオえもん さん へのお誕生日プレゼントとして、シャンパンを戴き、皆で乾杯したのが 17:58。なかなかに早い展開のオフ会開始である。こちら『旬魚旬菜まるとび』では、未だかつて不足感を覚えたためしがない。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】「甘鯛の鱗揚げ」実に心地好い食感で、皮のパリパリ感が、兎に角もう半端でない。これは堪らない食感であった。鱗の食感が、カリカリと言っても良いくらいのパリパリに仕上がっていて、ある意味スナック感覚の味わいなのだ。

    【焼き物】「甘鯛の鱗揚げ」実に心地好い食感で、皮のパリパリ感が、兎に角もう半端でない。これは堪らない食感であった。鱗の食感が、カリカリと言っても良いくらいのパリパリに仕上がっていて、ある意味スナック感覚の味わいなのだ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【八寸】「牛タン」「サラダ春菊」「スモークポテトサラダ」牛タンは相当に贅沢な量が提供された。そんな提供量の多さに感動しつつ、一口食してみれば、その品質に刮目する。何とまあ柔らかいこと!

    【八寸】「牛タン」「サラダ春菊」「スモークポテトサラダ」牛タンは相当に贅沢な量が提供された。そんな提供量の多さに感動しつつ、一口食してみれば、その品質に刮目する。何とまあ柔らかいこと!

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 2回目の乾杯は、皆々飲み放題メニューにて♪ 「生ビール」「〆張鶴」が出だしのアルコールオーダーであった。そうして、以降私は、大好きなビールを唯々飲み続けるのである。(笑´∀`)

    2回目の乾杯は、皆々飲み放題メニューにて♪ 「生ビール」「〆張鶴」が出だしのアルコールオーダーであった。そうして、以降私は、大好きなビールを唯々飲み続けるのである。(笑´∀`)

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 店主「けんちゃん」からの カオえもん さん へのお誕生日プレゼントとしてご提供の「シャンパン」。こう言った気遣いをして戴くと、その店舗を、もうぞっこん好きになってしまうのである。

    店主「けんちゃん」からの カオえもん さん へのお誕生日プレゼントとしてご提供の「シャンパン」。こう言った気遣いをして戴くと、その店舗を、もうぞっこん好きになってしまうのである。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 今回もまた、オーダーで「取り敢えず『生』三つ」攻撃を仕掛けてみた。自分の手元に予備も含めてジョッキが 3つ あると、本当に落ち着くのである♪ 待たされることなく好きなだけ呑む。これに限る !!

    今回もまた、オーダーで「取り敢えず『生』三つ」攻撃を仕掛けてみた。自分の手元に予備も含めてジョッキが 3つ あると、本当に落ち着くのである♪ 待たされることなく好きなだけ呑む。これに限る !!

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【向付(むこうづけ : お造り)】「赤貝、平目、柳蛸、鰆、鰹、鰤」通常の居酒屋であれば、刺身 3点 盛り合わせくらいが良いところだろう。それが何と、毎回毎回 6点盛り での提供だ。。「鰆」の鮮度も抜群である。

    【向付(むこうづけ : お造り)】「赤貝、平目、柳蛸、鰆、鰹、鰤」通常の居酒屋であれば、刺身 3点 盛り合わせくらいが良いところだろう。それが何と、毎回毎回 6点盛り での提供だ。。「鰆」の鮮度も抜群である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付(さきづけ : お通し)】「岩もずく」には、刻み大葉が添えられ、爽やかさを付加。つま大根、胡瓜の千切りも投入されていて、もずくのぬるりとした味わいにワンアクセントを置く工夫が素晴らしい。

    【先付(さきづけ : お通し)】「岩もずく」には、刻み大葉が添えられ、爽やかさを付加。つま大根、胡瓜の千切りも投入されていて、もずくのぬるりとした味わいにワンアクセントを置く工夫が素晴らしい。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付(さきづけ : お通し)】ボイルされた「ホタルイカ」の枕に、菜の花の花芽部分が使用され、春の香りが届けられる。色目の対照性もよく、目にも美味しい仕上がりだ。最早「お通し」などと言うレベルにはない。

    【先付(さきづけ : お通し)】ボイルされた「ホタルイカ」の枕に、菜の花の花芽部分が使用され、春の香りが届けられる。色目の対照性もよく、目にも美味しい仕上がりだ。最早「お通し」などと言うレベルにはない。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付(さきづけ : お通し)】「のれそれ」とは穴子の稚魚なのだが、立春の後、2月半ばから市場に出回る、高知を代表する海産珍味のようだ。味わいは、この上なく淡白、ほんのわずかに甘味が感じられる。

    【先付(さきづけ : お通し)】「のれそれ」とは穴子の稚魚なのだが、立春の後、2月半ばから市場に出回る、高知を代表する海産珍味のようだ。味わいは、この上なく淡白、ほんのわずかに甘味が感じられる。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付(さきづけ : お通し)】透き通った葉の形に見える「のれそれ」は、かつて浜の漁師だけが味わうことが出来た貴重な品だ。「南海の妖精」の異名を持つ、早春の南国を代表する海の幸である。

    【先付(さきづけ : お通し)】透き通った葉の形に見える「のれそれ」は、かつて浜の漁師だけが味わうことが出来た貴重な品だ。「南海の妖精」の異名を持つ、早春の南国を代表する海の幸である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】「甘鯛の鱗揚げ」甘鯛の実の、淡白にして癖のない食感と独特のその甘み、そのふんわり感を愉しむ前に、パリッ、サクッ、カリッ !!! っと、魚の皮の存在感が口腔内に満ち溢れる。

    【焼き物】「甘鯛の鱗揚げ」甘鯛の実の、淡白にして癖のない食感と独特のその甘み、そのふんわり感を愉しむ前に、パリッ、サクッ、カリッ !!! っと、魚の皮の存在感が口腔内に満ち溢れる。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「白子揚げと蕗の薹の豆腐の揚げ出し」ふきのとう を混ぜ込んでいるため、その苦みがほんのりと感じられる自家製豆腐に、片栗粉を塗し油で揚げたものを、一煮立ちさせた出汁醤油に潜らせた品である。

    【揚げ物】「白子揚げと蕗の薹の豆腐の揚げ出し」ふきのとう を混ぜ込んでいるため、その苦みがほんのりと感じられる自家製豆腐に、片栗粉を塗し油で揚げたものを、一煮立ちさせた出汁醤油に潜らせた品である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「白子揚げと蕗の薹の豆腐の揚げ出し」更に「白子揚げ」が加わっているのだからもう堪らない。揚げ出し二品で贅沢の極みである。白子由来のほの甘さとふっくらとした食感が実に素晴らしい。

    【揚げ物】「白子揚げと蕗の薹の豆腐の揚げ出し」更に「白子揚げ」が加わっているのだからもう堪らない。揚げ出し二品で贅沢の極みである。白子由来のほの甘さとふっくらとした食感が実に素晴らしい。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【煮物】「鰤しゃぶ」佐渡産の「鰤(ぶり)」と北海道産の「生だこ」、付け合わせとして、とても大きな「天然なめこ」に「下仁田葱」と「白菜」、飾り包丁の入った「人参」と「ミニトマト」が添えられている。

    【煮物】「鰤しゃぶ」佐渡産の「鰤(ぶり)」と北海道産の「生だこ」、付け合わせとして、とても大きな「天然なめこ」に「下仁田葱」と「白菜」、飾り包丁の入った「人参」と「ミニトマト」が添えられている。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【煮物】「鰤しゃぶ」巨大な「生たこ」を湯に潜らせて、「柚子胡椒」を少しだけつけて戴いたり、湯に潜らせた新鮮な「鰤」に「刻み柚子」を巻いたりと、思う様愉しませて戴いた。しばらく出し汁に放置して一茹で、甘くなった「下仁田葱」も好い♪

    【煮物】「鰤しゃぶ」巨大な「生たこ」を湯に潜らせて、「柚子胡椒」を少しだけつけて戴いたり、湯に潜らせた新鮮な「鰤」に「刻み柚子」を巻いたりと、思う様愉しませて戴いた。しばらく出し汁に放置して一茹で、甘くなった「下仁田葱」も好い♪

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【煮物】「鰤しゃぶ」薬味は、「辛味大根」「九条葱」「柚子胡椒」に「刻み柚子」である。これだけ薬味がふんだんなのも嬉しい限りだ。しゃぶしゃぶの素材は、とても柔らかくて、口に入れると 蕩けるようであった。( ̄¬ ̄*)

    【煮物】「鰤しゃぶ」薬味は、「辛味大根」「九条葱」「柚子胡椒」に「刻み柚子」である。これだけ薬味がふんだんなのも嬉しい限りだ。しゃぶしゃぶの素材は、とても柔らかくて、口に入れると 蕩けるようであった。( ̄¬ ̄*)

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【八寸】「牛タン」「サラダ春菊」「スモークポテトサラダ」『まるとび』の定番品で、これを食さなければ、『まるとび』に来た意味がないと、常連客から目されている、絶大なる人気を誇るこの「スモークポテトサラダ」、実に絶品である。

    【八寸】「牛タン」「サラダ春菊」「スモークポテトサラダ」『まるとび』の定番品で、これを食さなければ、『まるとび』に来た意味がないと、常連客から目されている、絶大なる人気を誇るこの「スモークポテトサラダ」、実に絶品である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 甘~い「下仁田葱」が、今度はフライでの提供だ。さくっと揚がった衣の中の「下仁田葱」が熱々の状態で、とろんと口腔内に広がる様は、何とも堪らない。ううむ美味である。思えば、フライの品は生まれて初めてかも知れない。

    甘~い「下仁田葱」が、今度はフライでの提供だ。さくっと揚がった衣の中の「下仁田葱」が熱々の状態で、とろんと口腔内に広がる様は、何とも堪らない。ううむ美味である。思えば、フライの品は生まれて初めてかも知れない。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】〔洋風〕「葱とミニトマトのビザ」こんがりと焼けた生地に、トッピングの葱の甘味が際立つ。実際、Pizza には、葱のトッピングが非常に良く合う。ミニトマトの酸味の軽い酸味が実に良く合っている。

    【焼き物】〔洋風〕「葱とミニトマトのビザ」こんがりと焼けた生地に、トッピングの葱の甘味が際立つ。実際、Pizza には、葱のトッピングが非常に良く合う。ミニトマトの酸味の軽い酸味が実に良く合っている。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【ご飯】「手毬寿司 4貫」〔コハダ、カニの柚子のせ、マグロのいくら載せ、牛たたき〕口中がさっぱりとしたところで「鮪のイクラ載せ」を堪能し、最後の最後で濃厚な味わいの、サシの入った「牛叩き」を食するわけだ。

    【ご飯】「手毬寿司 4貫」〔コハダ、カニの柚子のせ、マグロのいくら載せ、牛たたき〕口中がさっぱりとしたところで「鮪のイクラ載せ」を堪能し、最後の最後で濃厚な味わいの、サシの入った「牛叩き」を食するわけだ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 実は、今回はケーキを 2品、幸子 さん はご用意なさっており、もう一つは、なんと 幸子 さん お手製のチーズケーキである。こちらもまた、「誕生日ケーキ」の前に戴いて、濃厚な旨味と甘味を存分に愉しませて戴いたのであった。

    実は、今回はケーキを 2品、幸子 さん はご用意なさっており、もう一つは、なんと 幸子 さん お手製のチーズケーキである。こちらもまた、「誕生日ケーキ」の前に戴いて、濃厚な旨味と甘味を存分に愉しませて戴いたのであった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 一通り、料理が提供され、全てを堪能し終えて満足感に浸っていると、幸子 さん がご用意された、カオえもん さん への誕生日ケーキが卓に登場する。今回の品はフルーツがトッピングされたチョコレートケーキであった。

    一通り、料理が提供され、全てを堪能し終えて満足感に浸っていると、幸子 さん がご用意された、カオえもん さん への誕生日ケーキが卓に登場する。今回の品はフルーツがトッピングされたチョコレートケーキであった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 皆で誕生歌を謳い祝福すると、カオえもん さん の頬が赤らみ、大いに嬉しそうなお顔となった。もちろん周囲も笑顔に包まれたのは言うまでもない。私もそのケーキのご相伴にあずかり、美味しく戴かせてもらった。(^O^)v

    皆で誕生歌を謳い祝福すると、カオえもん さん の頬が赤らみ、大いに嬉しそうなお顔となった。もちろん周囲も笑顔に包まれたのは言うまでもない。私もそのケーキのご相伴にあずかり、美味しく戴かせてもらった。(^O^)v

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』飲み放題ドリンクメニュー

    『旬魚旬菜まるとび』飲み放題ドリンクメニュー

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗外観

    『旬魚旬菜まるとび』店舗外観

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗入口

    『旬魚旬菜まるとび』店舗入口

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗入口左側の白壁部分にある、「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴ! これを見落とさないことが肝要である。(笑´∀`)

    『旬魚旬菜まるとび』店舗入口左側の白壁部分にある、「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴ! これを見落とさないことが肝要である。(笑´∀`)

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗内観。イケメン店主 けんちゃん♪

    『旬魚旬菜まるとび』店舗内観。イケメン店主 けんちゃん♪

2019/11訪問第 2 次

4.2

  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.5
  • 成本效益4.0
  • 酒類/飲料4.0
JPY 5,000~JPY 5,999每人

相変わらずの料亭レベル居酒屋♪

待ちに待ったこちらへの訪問。毎度毎度、その期待を裏切るどころか、期待以上の味わいを存分に堪能させてくれる超優良店である。そして更に、通常の食量の方であれば、食べ切れないであろう数の品々がふんだんに提供される。「まだ出てくるの?」そんな声が、毎度毎度周囲からは聞こえてくる。。。
兎に角、それはもう素敵な惚れ込んでしまう店、、、居酒屋価格で会席料理クラスの味わいを、思う存分に堪能出来る店がこちらである。


【再訪】しかし、2回目などでは決してない。。。

『旬魚旬菜まるとび』
群馬県高崎市通町112
027-393-6403


群馬県高崎市八島町にある「高崎」駅は、JR 高崎線、上越線、信越本線、上越新幹線と北陸新幹線の正式な線路名称上の各路線に加え、JR 八高線〔「倉賀野」から高崎線経由で乗り入れ〕、両毛線〔「新前橋」から上越線経由で乗り入れ〕、吾妻線〔「渋川」から「新前橋」を経て上越線経由で乗り入れ〕の JR 東日本の新幹線・在来線各線と、上信電鉄上信線 が乗り入れている群馬県鉄道網の拠点駅だ。西口側には、駅西口ビル『高崎モントレー』と、西口を出て直ぐ右手(北西側)には『高崎 OPA』や『高島屋』があり、東口側には『E’site(イーサイト)高崎』がある。
その JR「高崎」駅 西口コンコースを出て、右手(北西方向)にある『高崎 OPA』の直ぐ南の外階段を降り、群馬県道31号高崎停車場線〔起点 : 高崎市矢島町「高崎駅西口」、終点 :「あら町」交差点〕に出る。そのまま 60m 程西進した最初の信号交差点を右折(北折)して「美術館通り」へ進み、この信号を 1つ目 と数えて、そのまま 230m 余り北進した 3つ目 の信号交差点を左折(西折)する。そのまま 90m 程西進すると、左手(南側)に『医療法人井上病院』が見えてくるが、『医療法人井上病院』直ぐ手前(東側)の信号のない細い路地へ右折(北折)し、80m程北進すると、道路右手(東側)に『旬魚旬菜まるとび』はある。


昨今流行のガルバリウム鋼板を使用した黒を基調としたトタン様の外壁に、暖簾は濃い藍色で文字入れはなし。入口左側の白壁部分に、「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴが 40cm 角くらいで掲げられただけの店舗入口で、そのデザインロゴに気付けなければ、恐らく通り過ぎてしまうだろう店舗外観だ。「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴ! これを見落とさないことが肝要である。


提供品は、前述の如く会席料理と見紛うばかりのハイレベルの品ばかり。単なる「宴会メニュー」とは一線を画す内容で、誰しもが、終始その品質と仕事の丁寧さに圧倒されまくるのである。こちら『旬魚旬菜まるとび』の店主 中村健太 氏 は、同じ高崎の大人気店『やたい家』〔群馬県高崎市通町63〕で修行を積まれたとのことである。なかなかのイケメンで、料理の腕は確かであるし、何せ素材の目利きが素晴らしい。これだけの品々をこの価格で提供するには、仕入れの際の目利きが重要だ。金に任せての仕入れなら訳ないが、如何に安く如何に高品質のものを顧客に提供するか、そこを踏まえたら、仕入れの腕が欠かせない。その意味でこちらの店主、最高の腕を持っていると断言できよう。店主 中村健太 氏、通称「けんちゃん」、いなせな料理人なのである。


こちら『旬魚旬菜まるとび』の、2時間の飲み放題付きの宴会コースは、4名様以上から対応で、今回は飲み放題込みの 5,000円(税込)ポッキリのコースでのオーダーだ。この価格でこの品、しかも飲み放題。これはもう驚愕のコストパフォーマンスである。


当日の現着時間は 18:45。少々早く着いてしまったが、店内へとそそくさと入店する。今回は、いつもお世話になっている店主の けんちゃん を初め、店のスタッフ向けにお土産も持参してみた。『妙ちくりん』〔群馬県伊勢崎市連取町3016-1〕 の「生クリーム大福」をお渡しすると、満面の笑顔で喜んで下さり、渡した私の方も嬉しくなってしまった。(^O^)v

そのまま、今回の会場である2階席へと上がる。スマホで、ここへ来る以前に腹拵えさせて戴いた、『らーめんキッチン かえで』〔群馬県高崎市通町4 プラザビル 1F〕での撮影写真を整理しながら、メンバーの到着をのんびりと構えて待つ。
因みに、『らーめんキッチン かえで』で事前に戴いておいた品々は以下の通りである。

「チャーシュー煮干しそば」1,120円「麺大盛」110円(税込)総重量(実測値)663g
「油そば(麺大盛無料)」820円(税込)総重量(実測値)425g
……… 実食総重量 1,088g、うち固形物重量 920g

健啖家を自認する私としては、「こちら『旬魚旬菜まるとび』の味わいはがっついて戴くのではなく、落ち着いた心持ちで戴くのが相応しい」とついつい考えてしまう。それゆえに今回も、事前に腹拵えをした上での落ち着いた訪問とさせて戴いたのであった。まあ、固形物実食でたかだか 1kg 未満、そう大した量ではないので、程良い腹拵えとなった。<(`^´)> エッヘン !!


そうこうしている中にメンバー全員が揃う。19:01、オーダーしたアルコール類がささっと届き、早速に宴会へと突入するのであった。
予め申し添えておくが、メンバー全員の愉しい宴会の演出のためには、個人的な趣味に走ることは許されない。当然のことながら、いつもの計量は、今回は完全封印である。(;^_^A


「旬のお造りコース 料理9品 2時間飲み放題」5,000円(税込)


この、5,000円 と言う価格には飲み放題価格が含まれているわけだ。にも関わらず、提供料理品目は驚愕の品数!9品 とあるが、正確には 9品 では利かない数が提供されている。しかも、何度も言うようだが、その料理内容は会席料理と言っても問題ない程の素晴らしい出来上がりだ。これだけリーズナブルにして高品質な品を戴ける幸せ。今回もまた、思いっ切り満喫出来る至福感に酔い痴れる。程良い酔い心地は、アルコールの所為ばかりではないのである。

それでは、早速に実食に移ろう。
先ずは乾杯♪ 愉しい愉しい宵の、滋味豊かな料理の競演のはじまりはじまりである。もう、この時点で既にワクワク感が止まらない私なのであった。(^O^)v


【先付】「もずく」「しらす」「仙台牛の手鞠寿司」


最初の配膳となる、いわゆる「お通し」がこれに当たる。
どなたも必ずと言って良いだろう、この最初の一品を一目見るや否や、こちら『旬魚旬菜まるとび』が単なる居酒屋レベルでないことを一目瞭然で理解することだろう。「お通し」に 3品 の提供も通常の居酒屋では聞かないし、それをどーんと提供される顧客の側は、それはもう嬉しいことこの上ない。それを踏まえた上で、更に、その品質が図抜けているのである。最早「お通し」などと言うレベルにはないのだ。これは、正しく、会席料理の【先付】と呼べる品だと言えよう。

「もずく」は、それに貝割れ大根とレモンが添えられ、千切りの長ネギに、紫キャベツの貝割れであるスプラウトまで加えられている。何とまあ丁寧な作りだろう。
「しらす」は、釜揚げではなく生しらすだ。それだけでも嬉しいところ、1/4 大 にカットされた大葉に載せられ、生姜がちょこんと添えられている。一手間一手間に愛情が感じられる仕上がりなのだ。
その右脇へ、「仙台牛の手鞠寿司」が存在感を持って陣取るのだが、決して自らはその存在を主張してこない感覚での配置だ。こちらが手を伸ばすのをじっと待つ、、、そんな淑やかさを醸し出しながらひっそりと佇んでいる。この配剤は芸術的でさえある。一度手を伸ばし、それを口に運べば、仙台牛の甘味と旨みが口中に一気に広がって、ふっと気がつくと喉奥へと流れ去っていく、、、「旨っ !!」思わずそう呟いてしまった。


【向付】「お造りの盛り合わせ」

鰆(サワラ)、鱸(スズキ)、鰤(ブリ)、柳蛸(ヤナギダコ)、小鰭(コハダ)、中とろ鮪(マグロ)

続いての提供が「お造り」となる「向付」だ。これが通常の居酒屋であれば、刺身 3点 盛り合わせくらいが良いところだろう。それを何と 6点盛り となっているだけでなく、各品 2枚ずつ! しかも、歯応えからして全品天然かと思われる。

血合いがほとんどない白身であることから、「すすぎ洗いしたようなきれいな身」が転じて「鱸(スズキ)」となったとする説があるのだと聞くが、淡泊でほんのりと甘い、鯛に似た食感がなかなかに好い。
塩焼きや西京焼きの印象が強い「鰆(サワラ)」だが、癖がなく白身魚のような味わいの「鰆」は刺身で食してもなかなかにイケる。サバ・アジ・サンマ・イカなどと同様、アニサキスが寄生するので注意を要するが、そのサッパリとした味わいは堪らないものがある。
「鰤(ブリ)」はそれはもう脂が載っていて、この季節ならではの味わいだ。寒鰤はお酒の摘まみに最適であろう。
『旬魚旬菜まるとび』の隠れた看板メニューと言っても良かろうか。歯ごたえが自慢の筋肉質のタコ「柳蛸(ヤナギダコ)」は、基本的に生での流通は少なく、茹でた状態で流通するのが通常の品だ。この品が、こちらのお造りには毎回提供されてくる。鮮度は抜群、歯触りも弾力があって実に好い♪
「小鰭(コハダ)」は自家製、酢でキリリと締まり、寿司屋のそれに近い味わいだ。店主の料理の腕が如実に伝わってきて、頼もしささえ覚える。
「中とろ鮪(マグロ)」に関しては、極々一般的な品だ。特殊な素材の鮪となると、それはもう価格が跳ね上がるので、これで充分、否、十二分の味わいであろう。


【煮物 : 鍋】【汁物】「海鮮鍋」
【ご飯】「海鮮鍋のおじや」


鍋が、この価格で品数に 1品 として入ってくること自体驚異的だが、その品が「海鮮鍋」で、溢れんばかりの蛤、白子、牡蠣、蟹と来ては、もう目を瞠る以外に方法はない。何とまあ、素敵な鍋だろう。火入れをして、仕上がるのを待つ間、それはもうワクワクもの o(^o^)o であった。

食したのは、【焼き物】の「太刀魚の塩焼きと銀杏」の提供後であり、この後、2品 戴いてからであったが、実際の出来上がりは、海鮮の出汁がとてつもなく濃厚で、それはもう堪らない味わいであった。何しろ、牡蠣と蛤の身が大きいことと言ったらない。それに蟹の鋏まで一人一個分あるだなんて、一体全体この鍋単体で価格は幾らなんだろうと、5,000円 と言う飲み放題価格での提供とあっては、最早驚愕の域であった。

鍋用の取り皿には、ポン酢と薬味が付属するのだが、その薬味には、柚子、青ネギ、長ネギ、味噌と 4種類 も添えられているのだ。これだけの鍋であれば当然と言えば当然なのだが、飽くまでも飲み放題込みの 5,000円 と言う価格を忘れてはならない。何と言うサービス !! もう嬉しくて仕方がない !!!

まあ、兎に角、牡蠣のデカさとその弾力には参った。本当に旨い旨い鍋なのだ。箸でリフトする際の持ち重りは相当なものだった。これを口中に運び、咀嚼するときの至福感。もう、最高の品である。

この鍋を戴いてしまっては、どんなにお腹がいっぱいになっても、締めの「おじや」は欠かせないところで、それもしっかりと戴いたのだが、抽出された出汁が、もう口の中全体に広がる絶品「おじや」であった。いやあ、実に美味しうござった。


「兵庫県産 香箱蟹(コウバコガニ)」


松葉ガニのメスである「セコ蟹(香箱蟹)」は、11月〜12月の時期に、限られたエリアでしか入手できない、大変濃厚で美味な蟹である。濃厚な蟹味噌と蟹の身が、それはもうたっぷりと、食べ易く甲羅に盛り付けてあるので、小さくて剥くのが面倒な「セコ蟹」を、手間なく戴くことが出来た。

甘い身と濃厚な蟹味噌とのコラボレーションは、あっと言う間に食べ尽くしてしまう程の美味なる味わいで、何度も申し上げてほんと申し訳ないが、これで飲み放題込みの 5,000円 なのである。本当に信じられないのであった。

因みに、兵庫県香美町(かみちょう)では、「セコガニの香箱造り(大4杯入)」をふるさと納税で、寄附金額 20,000円 以上から、返礼品として戴けるのだそうだ。ヽ(゚Д゚;)ノ!!


【焼き物】「太刀魚の塩焼きと銀杏」


この品もまた、お洒落なビジュアルであった。皿自体に緑の葉色があしらわれ、紅葉の蒲団に「太刀魚の塩焼き」が載せられて、そこに松葉串に刺した「銀杏」三つと、紅葉おろしとかぼすが添えられている。色目自体が兎にも角にも美しく、引き込まれるビジュアルであった。

銀杏の色艶に引き込まれるように、先ずは一口頬張ってみると、何とも甘い味わいで、ホッとさせてもらった感がある。ε-(´∀`*)
太刀魚を紐解くと、くるりと巻かれたその身は、実は思いの外に長く、15cm クラスの長さがあった。味わいは淡泊な品で、紅葉おろしを載せて食すと、これが実に良く合う味わいであった。


「牡蠣のバターソテー」


焼き物と揚げ物の間に挟まれるように提供されたこの品。生の牡蠣や、鍋で煮込まれた牡蠣もなかなかに旨いが、バターでソテーしたこの品は、更に牡蠣の味を深めてくれている気がした。たっぷりと使用されたバターのコクが半端でないので、牡蠣の濃厚さと引けを取らずに、更なる相乗効果を上げているようだ。

牡蠣を片栗粉をまぶしてバターで焼いて、野菜やキノコと併せて炒めたこの品。牡蠣の香ばしさが際立つ逸品と言えよう。それを、こうして焼き物と揚げ物の間に挟む店主のセンスに、唯々脱帽である。


【揚げ物】その1「鮟鱇(アンコウ)と紅葉(モミジ)の天麩羅」


焼き物に続いての提供は揚げ物である。太刀魚、鮟鱇と淡泊な味わいが続くが、料理法によってその淡泊さが全く異なる味わいとなって迫ってくる。

この品は、盛り合わせとしての提供で、取り分けは「鮟鱇」2枚 と「紅葉」1枚 ずつだ。カリッと揚げられた「鮟鱇」は揚げ油の香ばしさのお蔭もあって、何とも美味である。

「鮟鱇」と言えば吊し切りで仕立てた「鮟鱇鍋」が定番だが、天麩羅と言うよりも唐揚げというのが相応しかろう、この料理で戴くと、これもまた一風変わった趣向で実に面白い。
水分が大多数を占める鮟鱇の身を、美味しい天ぷらにすることは至難の業だと言うが、淡泊な鮟鱇の身の繊細な風味を、ふわっと柔らかく揚げていて、何とも美味であった。

「紅葉の天麩羅」も、もちろんのこと変わり種と言って好いだろう。味わいとしては特筆事項はないものの、季節を堪能するという意味に於いて、何とも風流なのであった。


【揚げ物】その2「鶏南蛮」


今回の料理は揚げ物が 2品 提供された。「鶏南蛮」がその 2品目 である。軽く下味が付けられた鶏もも肉の唐揚げの下には、大量の野菜サラダが枕にされていて、水菜、紫玉ネギ、パプリカ、人参と、その量もふんだんだ。それを大量のタルタルソースに絡めて、鶏肉、サラダと一時に食すのが好い♪

タルタルソースはもちろん自家製。味わいがサッパリしていて、玉ネギの粗微塵切りがよく利いている。鶏肉のジューシー感に負けることのない、芳醇な味わいであった。

この時点で、他の方々のお腹の方は満腹注意報が出始めているようだったが、ここへ来ての私にしたら程良いつなぎ。。。実に美味しく戴いたのであった。


「北寄貝(ホッキ貝)のグラタン」


本日最後の提供品がこちらである。北寄貝は、生食であっても、茹で上げた刺身であっても、こうして料理素材として使用されていても、私はとっても大好きな素材である。北寄貝のコリコリとしつつ、もちもちっとした食感が堪らない。

こうしてグラタンにすると、クリーミーなホワイトソースが味わいを先行し、北寄貝のコリコリ感は半減するのだが、その味わいは、中華料理の「奶油鮑魚(鮑のクリーム煮)」と軌を一にする。「奶油鮑魚」も鮑のコリコリ感を半減させるが、その分、鮑独特のもちもち感を湧出するかのように感じさせてくれる。それゆえに中華料理の中でも、私のお気に入りのメニューの一つとなっている。その理屈を、この「北寄貝のグラタン」は文字通り実現しているのだろう。北寄貝ならではのもちもちっとした食感を、ホワイトソースが絶妙に、そして大いに引き出していた。


今回は、【八寸】的な色彩の料理はなかった様に思う。が、そもそもが「海鮮鍋」が提供品目に入っている時点でイレギュラーの構成でもあり、色々と意外性のある料理が愉しめたところである。まあ、別に、こちら『旬魚旬菜まるとび』、料亭を謳っているわけではないので、会席料理の体裁に拘り過ぎる必要もない。今回の料理割りに関しては、例えばの話、会席料理に値する品であると言うことで、私が勝手に当てはめてみただけなのだ。その意味に於いて、【八寸】云々の有無は、端から問題ないのである。


さて、料理 9品、通常の居酒屋での宴会であれば、通常の方々は充分に満足する量であるが、私個人的としては、更にもう一品欲しいかなと思う品数だ。ところがところが、こちら『旬魚旬菜まるとび』、そんな健啖家を自認する私をして、量的にも質的にも大満足の境地へと導いてくれたのであった。その理由は、素材の品質の高さと盛り沢山の種類、作りの丁寧さと味わいの意外性である。唯だ重量を食せば満腹になると言うわけではないのだ。どれでけその料理を愉しめたか、この一点で精神的な満腹感も得られると言うなのだろう。
拘りに拘り抜いた店主の心の込もった料理に、舌鼓を打つほかはない。そんな逸品を、今回もまた、心ゆくまで堪能させて戴いた。


お酒は飲み放題と言うことで、今回も私は基本的に生ビールを中心に戴いた。
途中、今回のメンバーの持ち込み品である「蔵王」も戴いて、その、相変わらずフルーティーにしてスッキリしたワインのような飲み心地の味わいに、今回もまた舌鼓を打ったのであった。


一通り、料理が提供され、全てを堪能し終えて満足感に浸りつつ、ふと時計を見遣ると、飲み放題終了時間になっていた。そうして、とても愉しい時間の終焉を惜しみつつ、名残は尽きないものの、皆で店外へと退店する。そうして、メンバーに感謝しつつ別れを告げるのであった。

今宵は、最終列車ではなく、少し早めに帰れそうだと、高崎駅へと一人向かう私の足取りは軽い。心地好い酒に、悪酔いはないものである♪


事後は、そのまま大人しく自宅へ帰る予定で居たが、JR 両毛線 の列車は前橋止まりの本数は多いが、伊勢崎・桐生方面まで行く列車となると、実は数が少ない。高崎駅について、電光掲示板を眺めると、桐生行きの発車まで、まだ 30分 近くあった。そこで、迷わずに『高崎どかスタ 本店』〔群馬県高崎市栄町3-22〕へと出向き、仕上げの「超どかスタ」980円(税込)を戴いたのである。久し振りの「スタ丼」は実に旨かった。。。と、うっかり列車に乗り遅れるという体たらくを演じる、酔っ払いなのであった。。。ヾ(_ _ *;)
まあ、全てに於いて誠に美味しうござったから、そこは良しとしておこう。 <( ̄^ ̄)>

訪問日 : 20196.11.23(土)

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付】「もずく」「しらす」「仙台牛のたまり寿司」最初の配膳となる、いわゆる「お通し」がこれに当たる。しかし、最早「お通し」などと言うレベルにはないのだ。これは、正しく、懐石料理の【先付】と呼べる品だと言えよう。

    【先付】「もずく」「しらす」「仙台牛のたまり寿司」最初の配膳となる、いわゆる「お通し」がこれに当たる。しかし、最早「お通し」などと言うレベルにはないのだ。これは、正しく、懐石料理の【先付】と呼べる品だと言えよう。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「お造りの盛り合わせ」接写。『旬魚旬菜まるとび』の隠れた看板メニューと言っても良かろうか。歯ごたえが自慢の筋肉質のタコ「柳蛸(ヤナギダコ)」は、基本的に生での流通は少ない。これがお造りには毎回提供されてくる。

    「お造りの盛り合わせ」接写。『旬魚旬菜まるとび』の隠れた看板メニューと言っても良かろうか。歯ごたえが自慢の筋肉質のタコ「柳蛸(ヤナギダコ)」は、基本的に生での流通は少ない。これがお造りには毎回提供されてくる。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 乾杯 !! 先ずは乾杯♪ 愉しい愉しい宵の、滋味豊かな料理の競演のはじまりはじまりである。もう、この時点で既にワクワク感が止まらない私なのであった。(^O^)v さあ、それでは、早速に実食に移ろう。

    乾杯 !! 先ずは乾杯♪ 愉しい愉しい宵の、滋味豊かな料理の競演のはじまりはじまりである。もう、この時点で既にワクワク感が止まらない私なのであった。(^O^)v さあ、それでは、早速に実食に移ろう。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「海鮮鍋」上から。鍋が、この価格で品数に 1品 として入ってくること自体驚異的だが、その品が「海鮮鍋」で、溢れんばかりの蛤、白子、牡蠣、蟹と来ては、もう目を瞠る以外に方法はない。何とまあ、素敵な鍋だろう。

    「海鮮鍋」上から。鍋が、この価格で品数に 1品 として入ってくること自体驚異的だが、その品が「海鮮鍋」で、溢れんばかりの蛤、白子、牡蠣、蟹と来ては、もう目を瞠る以外に方法はない。何とまあ、素敵な鍋だろう。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「兵庫県産 香箱蟹(コウバコガニ)」松葉ガニのメスである「セコ蟹(香箱蟹)」は、11月〜12月の時期に、限られたエリアでしか入手できない、大変濃厚で美味な蟹である。濃厚な蟹味噌と蟹の身が甲羅に盛り付けてある。

    「兵庫県産 香箱蟹(コウバコガニ)」松葉ガニのメスである「セコ蟹(香箱蟹)」は、11月〜12月の時期に、限られたエリアでしか入手できない、大変濃厚で美味な蟹である。濃厚な蟹味噌と蟹の身が甲羅に盛り付けてある。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】「太刀魚の塩焼きと銀杏」この品もまた、お洒落なビジュアルであった。皿自体に緑の葉色があしらわれ、紅葉の蒲団に太刀魚の塩焼きが載せられて、そこに松葉串に刺した銀杏三つ、紅葉おろしとかぼすが添えられている。

    【焼き物】「太刀魚の塩焼きと銀杏」この品もまた、お洒落なビジュアルであった。皿自体に緑の葉色があしらわれ、紅葉の蒲団に太刀魚の塩焼きが載せられて、そこに松葉串に刺した銀杏三つ、紅葉おろしとかぼすが添えられている。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付】「もずく」は、それに貝割れ大根とレモンが添えられ、千切りの長ネギに、紫キャベツの貝割れであるスプラウトまで加えられている。何とまあ丁寧な作りだろう。毎回毎回、店主のけんちゃんには感心させられる。

    【先付】「もずく」は、それに貝割れ大根とレモンが添えられ、千切りの長ネギに、紫キャベツの貝割れであるスプラウトまで加えられている。何とまあ丁寧な作りだろう。毎回毎回、店主のけんちゃんには感心させられる。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付】「しらす」は、釜揚げではなく生しらすだ。それだけでも嬉しいところ、1/4 大 にカットされた大葉に載せられ、生姜がちょこんと添えられている。一手間一手間に愛情が感じられる仕上がりなのだ。

    【先付】「しらす」は、釜揚げではなく生しらすだ。それだけでも嬉しいところ、1/4 大 にカットされた大葉に載せられ、生姜がちょこんと添えられている。一手間一手間に愛情が感じられる仕上がりなのだ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付】「仙台牛の手鞠寿司」が存在感を持って陣取るのだが、決して自らはその存在を主張してこない感覚での配置だ。こちらが手を伸ばすのをじっと待つ、、、そんな淑やかさを醸し出しながらひっそりと佇んでいる。

    【先付】「仙台牛の手鞠寿司」が存在感を持って陣取るのだが、決して自らはその存在を主張してこない感覚での配置だ。こちらが手を伸ばすのをじっと待つ、、、そんな淑やかさを醸し出しながらひっそりと佇んでいる。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「お造りの盛り合わせ」小鰭、鰆、縞鯵、鱸、柳蛸、鰤、鮪中とろ。通常の居酒屋であれば、刺身 3点 盛り合わせくらいが良いところだろう。それを何と 6点盛り となっているだけでなく、各品 2枚ずつなのだ!

    「お造りの盛り合わせ」小鰭、鰆、縞鯵、鱸、柳蛸、鰤、鮪中とろ。通常の居酒屋であれば、刺身 3点 盛り合わせくらいが良いところだろう。それを何と 6点盛り となっているだけでなく、各品 2枚ずつなのだ!

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「海鮮鍋」接写。食したのは、焼き物の「太刀魚の塩焼きと銀杏」の提供後であり、この後、2品戴いてからであったが、火入れをして、仕上がるのを待つ間、それはもうワクワクもの o(^o^)o であった。

    「海鮮鍋」接写。食したのは、焼き物の「太刀魚の塩焼きと銀杏」の提供後であり、この後、2品戴いてからであったが、火入れをして、仕上がるのを待つ間、それはもうワクワクもの o(^o^)o であった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「海鮮鍋」鍋用の取り皿には、ポン酢と薬味が付属するのだが、その薬味には、柚子、青ネギ、長ネギ、味噌と 4種類 も添えられているのだ。これだけの鍋であれば当然と言えば当然なのだが、、、

    「海鮮鍋」鍋用の取り皿には、ポン酢と薬味が付属するのだが、その薬味には、柚子、青ネギ、長ネギ、味噌と 4種類 も添えられているのだ。これだけの鍋であれば当然と言えば当然なのだが、、、

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「海鮮鍋」取り分けたもの。出来上がりは、海鮮の出汁がとてつもなく濃厚で、それはもう堪らない味わいであった。何しろ、牡蠣と蛤の身が大きいことと言ったらない。それに蟹の鋏まで一人一個分あるだなんて、一体全体この鍋単体で価格は幾らなんだろうと、驚愕の域でった。

    「海鮮鍋」取り分けたもの。出来上がりは、海鮮の出汁がとてつもなく濃厚で、それはもう堪らない味わいであった。何しろ、牡蠣と蛤の身が大きいことと言ったらない。それに蟹の鋏まで一人一個分あるだなんて、一体全体この鍋単体で価格は幾らなんだろうと、驚愕の域でった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「海鮮鍋」ぷりぷりの牡蠣リフト。まあ、兎に角、牡蠣のデカさとその弾力には参った。本当に旨い旨い鍋なのだ。箸でリフトする際の持ち重りは相当なものだ。これを口中に運び、咀嚼するときの至福感。もう、最高の品である。

    「海鮮鍋」ぷりぷりの牡蠣リフト。まあ、兎に角、牡蠣のデカさとその弾力には参った。本当に旨い旨い鍋なのだ。箸でリフトする際の持ち重りは相当なものだ。これを口中に運び、咀嚼するときの至福感。もう、最高の品である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「海鮮鍋」この鍋を戴いてしまっては、どんなにお腹がいっぱいになっても、締めのおじやは欠かせないところで、それもしっかりと戴いたのだが、抽出された出汁が、もう口の中全体に広がるおじやであった。

    「海鮮鍋」この鍋を戴いてしまっては、どんなにお腹がいっぱいになっても、締めのおじやは欠かせないところで、それもしっかりと戴いたのだが、抽出された出汁が、もう口の中全体に広がるおじやであった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「兵庫県産 香箱蟹(コウバコガニ)」松葉ガニのメスである「セコ蟹(香箱蟹)」は、11月〜12月の時期に、限られたエリアでしか入手できない、大変濃厚で美味な蟹である。濃厚な蟹味噌と蟹の身が、それはもうたっぷりと、食べ易く甲羅に盛り付けてある。

    「兵庫県産 香箱蟹(コウバコガニ)」松葉ガニのメスである「セコ蟹(香箱蟹)」は、11月〜12月の時期に、限られたエリアでしか入手できない、大変濃厚で美味な蟹である。濃厚な蟹味噌と蟹の身が、それはもうたっぷりと、食べ易く甲羅に盛り付けてある。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】「太刀魚の塩焼きと銀杏」接写。銀杏の色艶に引き込まれるように、先ずは一口頬張ってみると、何とも甘い味わいで、ホッとさせてもらった感がある。太刀魚を紐解くと、くるりと巻かれたその身は、実は長く15cmクラスの長さがあった。

    【焼き物】「太刀魚の塩焼きと銀杏」接写。銀杏の色艶に引き込まれるように、先ずは一口頬張ってみると、何とも甘い味わいで、ホッとさせてもらった感がある。太刀魚を紐解くと、くるりと巻かれたその身は、実は長く15cmクラスの長さがあった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「牡蠣のバターソテー」生の牡蠣や鍋で煮込まれた牡蠣もなかなかに旨いが、バターでソテーしたこの品は、更に牡蠣の味を深めてくれる気がした。

    「牡蠣のバターソテー」生の牡蠣や鍋で煮込まれた牡蠣もなかなかに旨いが、バターでソテーしたこの品は、更に牡蠣の味を深めてくれる気がした。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「牡蠣のバターソテー」接写。牡蠣を片栗粉をまぶしてバターで焼いて、野菜やキノコと併せて炒たこの品。牡蠣の香ばしさが際立つ逸品と言えよう。

    「牡蠣のバターソテー」接写。牡蠣を片栗粉をまぶしてバターで焼いて、野菜やキノコと併せて炒たこの品。牡蠣の香ばしさが際立つ逸品と言えよう。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「牡蠣のバターソテー」牡蠣リフト。たっぷりと使用されたバターのコクが半端でないので、牡蠣の濃厚さと引けを取らずに相乗効果を上げているようだ。

    「牡蠣のバターソテー」牡蠣リフト。たっぷりと使用されたバターのコクが半端でないので、牡蠣の濃厚さと引けを取らずに相乗効果を上げているようだ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「鮟鱇(アンコウ)と紅葉(モミジ)の天麩羅」この品は、盛り合わせとしての提供で、取り分けは「鮟鱇」2枚と「紅葉」1枚ずつだ。カリッと揚げられた「鮟鱇」は揚げ油の香ばしさのお蔭もあって、何とも美味だ。

    【揚げ物】「鮟鱇(アンコウ)と紅葉(モミジ)の天麩羅」この品は、盛り合わせとしての提供で、取り分けは「鮟鱇」2枚と「紅葉」1枚ずつだ。カリッと揚げられた「鮟鱇」は揚げ油の香ばしさのお蔭もあって、何とも美味だ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「鮟鱇と紅葉の天麩羅」接写。水分が大多数を占める鮟鱇の身を、美味しい天ぷらにすることは至難の業だと言うが、淡泊なあんこうの身の繊細な風味を、ふわっと柔らかく揚げていて、何とも美味であった。

    【揚げ物】「鮟鱇と紅葉の天麩羅」接写。水分が大多数を占める鮟鱇の身を、美味しい天ぷらにすることは至難の業だと言うが、淡泊なあんこうの身の繊細な風味を、ふわっと柔らかく揚げていて、何とも美味であった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「鶏南蛮」軽く下味が付けられた鶏もも肉の唐揚げの下には、大量の野菜サラダが枕になっていて、水菜、紫玉ネギ、パプリカ、人参とふんだんだ。それを大量のタルタルソースに絡めて、鶏肉、サラダと一時に食すのが好い。

    【揚げ物】「鶏南蛮」軽く下味が付けられた鶏もも肉の唐揚げの下には、大量の野菜サラダが枕になっていて、水菜、紫玉ネギ、パプリカ、人参とふんだんだ。それを大量のタルタルソースに絡めて、鶏肉、サラダと一時に食すのが好い。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「鶏南蛮」接写。タルタルソースはもちろん自家製。味わいがサッパリしていて、玉ネギがよく利いている。鶏肉のジューシー感に負けることのない、芳醇な味わいであった。

    【揚げ物】「鶏南蛮」接写。タルタルソースはもちろん自家製。味わいがサッパリしていて、玉ネギがよく利いている。鶏肉のジューシー感に負けることのない、芳醇な味わいであった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「北寄貝(ホッキ貝)のグラタン」本日最後の提供品がこちらである。北寄貝は、生食であっても、茹で上げた刺身であっても、こうして料理素材として使用されていても、私はとっても大好きな素材である。

    「北寄貝(ホッキ貝)のグラタン」本日最後の提供品がこちらである。北寄貝は、生食であっても、茹で上げた刺身であっても、こうして料理素材として使用されていても、私はとっても大好きな素材である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「北寄貝のグラタン」接写。こうしてグラタンにすると、クリーミーなホワイトソースが味わいを先行し、北寄貝のコリコリ感は半減するのだが、逆に、北寄貝ならではのもちっとした食感を、大いに引き出していた。

    「北寄貝のグラタン」接写。こうしてグラタンにすると、クリーミーなホワイトソースが味わいを先行し、北寄貝のコリコリ感は半減するのだが、逆に、北寄貝ならではのもちっとした食感を、大いに引き出していた。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 「旬のお造りコース 料理9品 2時間飲み放題」の「飲み放題メニュー」

    「旬のお造りコース 料理9品 2時間飲み放題」の「飲み放題メニュー」

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗外観

    『旬魚旬菜まるとび』店舗外観

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗入口

    『旬魚旬菜まるとび』店舗入口

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴ。

    『旬魚旬菜まるとび』「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗内観「テーブル席」

    『旬魚旬菜まるとび』店舗内観「テーブル席」

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗内観「床の間」

    『旬魚旬菜まるとび』店舗内観「床の間」

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 今回、お持ち戴いた白石の銘酒「蔵王」

    今回、お持ち戴いた白石の銘酒「蔵王」

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 白石の銘酒「蔵王」のラベル。

    白石の銘酒「蔵王」のラベル。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 、『医療法人井上病院』直ぐ手前(東側)の信号のない細い路地へ右折(北折)

    、『医療法人井上病院』直ぐ手前(東側)の信号のない細い路地へ右折(北折)

  • Shungyo Shunsai Marutobi - イルミネーションが光り輝く季節になった。『医療法人井上病院』前の通りも、美しく輝く。。。

    イルミネーションが光り輝く季節になった。『医療法人井上病院』前の通りも、美しく輝く。。。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 事前に食した「チャーシュー煮干しそば」1,120円「麺大盛」110円(税込)総重量(実測値)663g。in『らーめんキッチン かえで』〔群馬県高崎市通町4 プラザビル 1F〕

    事前に食した「チャーシュー煮干しそば」1,120円「麺大盛」110円(税込)総重量(実測値)663g。in『らーめんキッチン かえで』〔群馬県高崎市通町4 プラザビル 1F〕

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 事前に食した「油そば(麺大盛無料)」820円(税込)総重量(実測値)425g。in『らーめんキッチン かえで』

    事前に食した「油そば(麺大盛無料)」820円(税込)総重量(実測値)425g。in『らーめんキッチン かえで』

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 仕上げの「超どかスタ」980円(税込)in『高崎どかスタ 本店』〔群馬県高崎市栄町3-22〕

    仕上げの「超どかスタ」980円(税込)in『高崎どかスタ 本店』〔群馬県高崎市栄町3-22〕

2019/05訪問第 1 次

4.2

  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.5
  • 成本效益4.0
  • 酒類/飲料4.0
JPY 4,000~JPY 4,999每人

旬菜! 絶品 !! 美味なるひと時♪

マイレビの 金城幸子 さんが綴るこちらの店舗のレビューに、毎回毎回、強い憧れを抱き、「いつか行けたら好いなあ」と考えて来たのだが、今回、大変嬉しいことに、幸子さんからお声がけを戴き、こうして晴れて訪問が叶う運びとなった。幸子 さん と カオえもん さん、ハックルベリー・フィン さんとの 4名 でのオフ会。愉しくおしゃべりも尽きず、美味しい料理とお酒とともに、あっと言う間の 3時間半 であった。


『旬魚旬菜まるとび』
群馬県高崎市通町112
027-393-6403


群馬県高崎市八島町にある「高崎」駅は、JR 高崎線、上越線、信越本線、上越新幹線と北陸新幹線の正式な線路名称上の各路線に加え、JR 八高線〔「倉賀野」から高崎線経由で乗り入れ〕、両毛線〔「新前橋」から上越線経由で乗り入れ〕、吾妻線〔「渋川」から「新前橋」を経て上越線経由で乗り入れ〕の JR 東日本の新幹線・在来線各線と、上信電鉄上信線 が乗り入れている群馬県鉄道網の拠点駅だ。西口側には、駅西口ビル『高崎モントレー』と、西口を出て直ぐ右手(北西側)には『高崎 OPA』や『高島屋』があり、東口側には『E’site(イーサイト)高崎』がある。
その JR「高崎」駅 西口コンコースを出て、右手(北西方向)にある『高崎 OPA』の直ぐ南の外階段を降り、群馬県道31号高崎停車場線〔起点 : 高崎市矢島町「高崎駅西口」、終点 :「あら町」交差点〕に出る。そのまま 60m 程西進した最初の信号交差点を右折(北折)して「美術館通り」へ進み、この信号を 1つ目 と数えて、そのまま 230m 余り北進した 3つ目 の信号交差点を左折(西折)する。そのまま 90m 程西進すると、左手(南側)に『医療法人井上病院』が見えてくるが、『医療法人井上病院』直ぐ手前(東側)の信号のない細い路地へ右折(北折)し、80m程北進すると、道路右手(東側)に『旬魚旬菜まるとび』はある。


昨今流行のガルバリウム鋼板を使用した黒を基調としたトタン様の外壁に、暖簾は濃い藍色で文字入れはなし。入口左側の白壁部分に、「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴが 40cm 角くらいで掲げられただけの店舗入口で、そのデザインロゴに気付けなければ、恐らく通り過ぎてしまうだろう店舗外観だ。実際、私は今回の初めての入店時、一度店舗前を通り過ぎてしまっている。「飛」を「○」で囲った『まるとび』のデザインロゴ! これを見落とさないことが肝要である。(笑´∀`)


実は今回のオフ会、金城幸子 さんからお声掛け戴いたのは、昨年 12月 のことだった。幸子さんの『まるとび』のレビューを拝見する度、憧れが募っていったのであったが、カオえもん さん が幸子さんと『まるとび』でご一緒した際のレビューに、コメント欄で「羨ましいです」と私が書き込んだ際に、幸子さんが反応して下さり、お声がけくださったのだった。以来、今か今かと待ち遠しく思いつつ、ようやく今日のこの日を迎えたわけである。

日頃から情報のみ入ってくる中、期待値は最大限まで膨らみ、いわゆるハードル超高めので訪問となってしまったのであったが、こちら『旬魚旬菜まるとび』、その期待を遙かに凌駕して、素晴らしさを存分に見せつけてくれた。幸子さんの予約内容では、飲み放題の「宴会メニュー」とのことであったが、何をか言わんやである。提供品は、会席料理と見紛うばかりのハイレベルの品ばかり。単なる「宴会メニュー」とは一線を画す内容で、終始その品質と仕事の丁寧さに圧倒されまくった感がある。

幸子さんが「けんちゃん」とお呼びする、こちら『旬魚旬菜まるとび』の店主 中村健太 氏 は、同じ高崎の大人気店『やたい家』〔群馬県高崎市通町63〕で修行を積まれたとのことである。なかなかのイケメンで、料理の腕は確かであるし、何せ素材の目利きが素晴らしい。これだけの品々をこの価格で提供するには、仕入れの際の目利きが重要だ。金に任せての仕入れなら訳ないが、如何に安く如何に高品質のものを顧客に提供するか、そこを踏まえたら、仕入れの腕が欠かせない。その意味でこちらの店主、最高の腕を持っていると断言できよう。
それゆえに今宵は、待ちに待った『まるとび』で、提供品の一つ一つに唯々舌鼓を打ち、美味しく愉しくお酒を戴けたのであった。


こちら『旬魚旬菜まるとび』の、2時間の飲み放題付きの宴会コースは、メニュー表上には 3種類 が記載されている。全コース 4名 様以上からとなっている。

4,300円(税込)「飲み放題コース」 料理8品 2時間飲み放題
4,800円(税込)「旬のお造りコース」 料理9品 2時間飲み放題
5,400円(税込)「魚介づくしコース」 料理9品 2時間飲み放題

更に、幸子さん情報ではもう一段あるらしく、6,400円(税込)と言うコースもあるようだ。

今回は、4,800円(税込)の、「旬のお造りコース 料理9品 2時間飲み放題」で予約してくださったとのこと。どんな料理が戴けるのかと愉しみで仕方のない私なのだった。


いずれにしても、この価格には飲み放題価格が含まれているわけで、しかも、提供される料理は会席料理と言っても問題ない程の素晴らしい出来上がりだ。これだけリーズナブルにして高品質な品を戴ける幸せを、今回、思いっ切り満喫出来て、私は本当に至福の思いを味わったのであった。


それでは、早速に実食に移ろう。
なお。今回は、オフ会でもあり、他の皆様方にご迷惑を掛けてはいけないと考え、計量は一切行わなかったのでご容赦戴きたい。


実は、事前情報で、料理は参加する皆さん少食のため、量は少なめで頼んである旨、幸子さんから伺っていたので、私としては、腹拵えも兼ねて『上州山賊麺 大大坊(だいだらぼう)』〔群馬県高崎市通町20-1〕 で、「極厚肉山賊麺」「特盛」と「海老替え玉」を戴いておいた。これで欠食児童の様な状態にはならなくて済むことだろう。

『上州山賊麺 大大坊』を経由しての当日の現着は 18:40。19:00 スタートとの予定であったのだが、ようやくの待ちに待った訪問と言うことで、意気込みが強かった所為もあって、余りにも早過ぎる現着となってしまった。メンバーはまだ誰も到着してはいない。ワクワク o(^-^)o しながら、しばらく待っていると、カオえもん さん が 8分 前くらいに、少し経って、ハックルベリ-・フィン さん がお着きになった。ハックルベリ-・フィン さんとは「食べログ」上でも初対面であったが、大変穏やかな方で、ほんわかした雰囲気が、心温まる印象を与えてくださる方であった。
幸子 さん が数分遅れで到着。席に着くや否や、どーんと「蔵王」の 4合瓶 2本 がテーブルに置かれるのであった。持ち込みは店主から事前に許可を得ての、我々に対する振る舞いとしての「蔵王」であった。この気遣いがとっても嬉しい♪ 白石の銘酒「蔵王」に関しても、常日頃から羨ましくその味わいを拝見していただけに、それはもう嬉しい限りであった。


「旬のお造りコース 料理9品 2時間飲み放題」4,800円(税込)


料理 9品、通常の居酒屋での宴会であれば、個人的にはもう一品欲しいかなと思う品数だ。ところがところが、こちら『旬魚旬菜まるとび』、そんな大食漢の私をして、量的にも質的にも大満足の境地へと導いてくれたのであった。その理由は、素材の品質の高さと盛り沢山の種類、作りの丁寧さと味わいの意外性である。唯だ重量を食せば満腹になると言うわけではないのだ。どれでけその料理を愉しめたか、この一点で精神的な満腹感も得られると言うことだ。拘りに拘り抜いた店主の心の込もった料理に、舌鼓を打つほかない。そんな逸品を、心ゆくまで堪能させて戴いた。


【先付(さきづけ : お通し)】
「白魚」「芹」「ツブ貝」

最初の配膳となった、いわゆる「お通し」となる品がこれである。この品を一目見て、『旬魚旬菜まるとび』が単なる居酒屋レベルでないことが一目瞭然であった。3品 の提供も嬉しいところだし、その品の品質が図抜けている。最早「お通し」などと言うレベルにはないのだ。これは、正しく【先付】と呼べる品なのであった。

「白魚」の鮮度は抜群、枕となる大葉に載せられた「白魚」、更に花飾りまで添えてある。この一品だけで、如何に丁寧な料理なのか一目で見て取れよう。「ツブ貝」には食べ易いように楊枝が刺されており、顧客への思い遣りと丁寧な仕事振りが垣間見え、青菜は季節感満載の「芹」を使用。この【先付】の提供で、この後の料理への期待感はいや増しとなった。


【向付(むこうづけ : お造り)】
「黒ムツ」「明石の天然真鯛」「鰹」「赤貝」「平政」「柳蛸」ぽん酢・塩

続いての提供が「お造り」となる「向付」だ。これが通常の居酒屋であれば、刺身 3点 盛り合わせくらいが良いところだろう。それを何と 6点盛り となっているだけでなく、各品 2枚ずつ! しかも、歯応えからして全品天然と思われる。「真鯛」などは、居酒屋であればほぼ間違いなく養殖品だろうに、何とまあ「明石の天然真鯛」とあっては、最早驚愕の域である。その他の刺身にしても、普通なら中々食すことが適わない「黒ムツ」「平政」を初め、歯ごたえが自慢の筋肉質のタコ「柳蛸」は、基本的に生での流通は少なく、茹でた状態で流通するのが通常なのだ。素晴らしい品揃え、何たる美味。この時点で私は、『旬魚旬菜まるとび』の魅力にとことん魅了されてしまった。ううむ! 幸子さん、お招き戴き本当に有り難うございます !!


【酢の物】
「夏野菜のぽん酢ジュレ」

キラキラと光り、宝石箱のように見える「ポン酢ジュレ」であるが、出し汁とゼラチンを混ぜ溶かし、冷めたらポン酢を加えて冷やし固めると言う手間暇が掛かった料理だ。
オレンジと赤のプチトマトは、何とまあ丁寧な仕事だろう、一つ一つ湯剥きしたのであろうか、皮が剥かれた状態での配膳である。そこに、胡瓜、玉蜀黍、茗荷が合わされている。茗荷の青やかな香り、これが季節感を生み出し、ポン酢ジュレと大変良くマッチして、実に美味にして爽やかな逸品であった。


【八寸】
「仙台牛の雲丹巻き」「玉蜀黍」「スモークポテトサラダ」

懐石料理の器の一つで、杉木地で 8寸(約24cm)四方 の縁のある盆を「八寸」と言い、それに盛られた料理をも「八寸」と呼び習わしているので、この料理が「八寸」と言えるかどうか、ちょっと悩みどころでもあるのだが、和食、特に懐石料理の献立としての「八寸」は、「一期一会の好機を得て主となり客となった喜びを込めて、亭主と客が盃をかわす場面で出される品で、酒の肴として、海のもの(生臭もの)と山のもの(精進もの)を合わせて出すことが決まり」と言うことであるから、「季節の山海の幸を少しずつ取り合わせたもの」という意味に於いて、この品は「八寸」と捉えても良かろう。

「仙台牛の雲丹巻き」は何ともまあ絶品であった。牛肉のたたきで雲丹を巻いた品であるが、霜降りの牛たたきの脂身の甘みと、雲丹の磯の香り豊かな甘みととろみが渾然一体となって、口中でふわっと蕩ける様は、「ああ、もっと食べてみたい」と思わせてくれる。そこを予測したかのように、二つ、器に盛ってくれている点が、実に嬉しい。痒いところに手が届くと言うのだろうか、顧客の思いを先に汲んで料理している姿勢が感じられて、ほんわかと心が温かくなった気がした。

「スモークポテトサラダ」は、一口食してみて、そのスモークされた香りが実に濃厚であった。どうしてこれ程のスモーク感が、「ポテト」だと言うのに感じられるのだろうと驚くほどであったが、伺ってみると、玉子もジャガイモもともにスモークしてあるのだと言う。ここでもまた、手間暇を惜しまない丁寧な料理の様子が感じられ、感動頻りであった。

「玉蜀黍」に関しては、山の幸のアクセントとしての位置づけであろう。味わいに特筆すべきものはないにせよ、3品盛りとしての体裁を保つ上で重要な役割を果たしている。これを抜いたとしても問題なかろうところを敢えて器に盛っている点は、妥協を許さぬ料理人としての拘りの現れかも知れない。或いは、山のもの(精進もの)としての位置付けか。いずれにせよ小気味好い存在の品であった。


【焼き物】
「甘鯛の鱗焼き」「河豚の白子ぽん酢」

この「甘鯛の鱗焼き」、実に心地好い食感で、ぱりっとした皮の味わいが堪らない。
「鱗も皮も嫌いなわたしが、この甘鯛の鱗焼きは、大好きなんだよね⤴️⤴️」と、幸子さん一押しの料理である。戴く前にその言葉を伺い、勇んで口に運んだのであるが、その前置きを聞いてなお、それを上回る感動の食感であった。

魚の皮の厚みを、その食感から感じることがないくらいサクッと噛み切れる感じで、薄切りの昆布煎餅でも噛んでいるかのような感覚だった。サクッ、パリッに、ふんわりが加わったような食感。この「甘鯛の鱗焼き」もまた絶品である。

更には、まさか、ここで河豚料理が出てくるとは、仰天のメニューであった。この「河豚の白子ポン酢」、河豚の白子を炙って焦げ目を付け、青ネギ、柚子を添えた上でおろしポン酢に潜らせた品だ。食感は、ふんわりと濃厚、やや柔らかめのフォアグラのような味わいであった。


【煮物】
「蛤と春野菜のバターソテー」

この品は、個別の器ではなく、大皿に盛られたものを取り分ける形での配膳であった。カオえもんさんが取り分けてくださり、私バージョンとして、「つゆだく」仕様で戴いた。
カオさんは、常ににこやかにささっと給仕してくださって、本日は一日感謝に堪えないところであった。いやほんと、相当に可愛らしい方なのである。

この「蛤と春野菜のバターソテー」、味わいの方は、かなり大振りの蛤が、存在感を示している。スープにその出汁がたっぷりと出ていて、濃厚な味わいであった。ブロッコリー、ミニトマト、ヤングコーンと併せてバターで炒められていて、バターの風味が程良く、野菜類と好く馴染んでいた。
今回のレビューでは、配膳品を懐石料理的項立てをして、【煮物】として扱ってみたが、実際は、通常の懐石には見られない【炒め物】の部類に属する料理であろうか。


【揚げ物】
「白えびと漉油(コシアブラ)の天麩羅」

富山湾の宝石と呼ばれる「白えび」は日本沿岸の深海にだけ生息する固有種で、学名は「Pasiphaea japonica Omori」と、種小名に「japonica」が付く日本独自の種である。駿河湾の桜えびより一回り大きいえびで、太平洋沿岸などでも獲れるそうだが、漁業として成り立つほど獲れるのは富山湾だけで、唯一の漁場となっているのだそうだ。傷み易いことからかつては漁場周辺での消費に限られていたが、近年、鰤やホタルイカと並んで「富山県のさかな」に指定され、広く販売されるようになった富山の名産品である。12月から翌年の3月までが禁漁期間となっているため、4月から11月までが漁期で、解禁されてから夏場までが旬に値するそうだ。

そのまま衣をつけて油で揚げた「白えび」の唐揚げが配膳されたのであるが、サクっとした香ばしい味わいがなかなかの品で、殻ごと食べられる唐揚げは、ビールのお摘まみとして至高の品であった。


「漉油(コシアブラ)」はタラの芽やウドと同じウコギ科の木の芽の部分を山菜として食用に採ったものである。名前の由来は、かつてこの木の樹脂(あぶら)を絞り、濾したものを漆のように塗料として使用していたかことに拠るのだそうだ。
沖縄を除く日本全国に自生して、晩秋に葉を全て落とし枝だけになり、春に一斉に枝の先から芽を吹き出すが、その芽が食用となる。従って、「山菜の女王」とも呼ばれている「漉油」の旬は春から初夏にかけてと言うことになる。

灰汁の強い「漉油」は、一般的に天麩羅にされるが、独特の香りがあって春の息吹を感じさせてくれるので、季節感を味わうには最適の山菜だ。油で揚げると灰汁はかえって旨みとなり、わずかな苦みと香り立つ風味で、大いに魅了してくれた。


【ご飯】
「鯖の棒寿司」

「棒寿司」とは、魚のそのままの形を生かした棒状の姿寿司だ。酢で締めたりたれ焼きにしたりした魚を寿司飯に載せ、布巾や巻き簀(す)で巻き固めたものと、細長い型を用いて押し寿司にしたものなどがある。
今回の品は、細長い木枠に寿司飯と具を重ねて入れ、押してつくった寿司だ。具材には、鯖・鮭・鱒・穴子・鮎などが主に用いられるが、今回のものは鯖バージョンである。

鯖のなれ寿司であるこの「棒寿司」、鯖の脂と寿司飯が渾然一体と混じり合って、しっかりと押しをきかせた、一体感のある味わいとなっている。寿司飯自体の酢の味わいは強過ぎず弱過ぎず、程良いその酸味が、鯖の旨みを引き立ててくれている。

素材の鯖自体が新鮮なのだろう、良く締まった身の赤さと鱗の輝き加減から、得も言われぬ美しさが感じられ、引き込まれるようだった。その素材の新鮮さも手伝って、鯖独特の臭みは全く感じられず、旨みばかりでなく甘みすら感じさせる品であった。


【味噌汁】
「蜆汁」

ご飯「棒寿司」のおともとして配膳された「蜆汁」であるが、一見地味な品でありながら、その出汁感は濃厚で、これもまた丁寧な作りを思わずにいられない品であった。単純に蜆のみを具材とするだけでも充分なところ、そこに豆腐を合わせてくる店主の配慮には、顧客への優しい思い遣りを感じずには居られない。最後の締めの品として、豆腐が今までの料理全体を、柔らかく包んでくれるかのような感触が感じられた。


お酒は飲み放題と言うことで、私は基本的に生ビールを中心に戴いた。
途中、幸子さん持参の「蔵王」も戴いて、そのフルーティーにしてスッキリしたワインのような飲み心地の味わいに舌鼓を打つ。ビールに酔い加減のところで戴いたのが、今更ながらに後悔される。「蔵王」!! 最初の一口から改めて飲み直してみたい銘酒である。


一通り、料理が提供され、全てを堪能し終えて満足感に浸っていると、カオえもん さん がご用意された、幸子 さん への誕生日ケーキが卓に登場する。ここまで、店主に預けて大切に冷蔵されていたのだ。皆で誕生歌を謳い祝福すると、幸子さんが大喜び♪ その場が更なる笑顔に包まれた。
私もそのケーキのご相伴にあずかり、一片のケーキを戴いたのだが、程良い甘さのピンクのケーキに舌鼓を打つ。

そうこうしているうちに、ふと時計を見遣ると、早や 11:00 手前の時間帯となっていた。23:15 高崎発が私の自宅まで辿り着く終電でもあり、とても愉しい時間の終焉を悲しんだ。名残は尽きないものの、皆様にお暇を告げて、高崎駅へと一人向かう。途中、駅までの時間が厳しかったので、予定していた締めのラーメンは諦める。まあ、ここは致し方あるまい。。。


今回は、だいぶ飲み過ぎてしまったようで、最寄り駅に着くまでは何でもなかったのだが、駅から徒歩で自宅へと向かう途中で一気に酔いが回り、ふらふらし出したなと感じた直後に、気づいたら田んぼですっ転んで居る自身を発見する。思いっ切り足を挫いて、そのまま道路から 70cm 下の田んぼに落下したのであった。翌朝は、それはもう悲惨な痛みで、足首が膨れて内出血で紫色になっている始末。いやあ、情けないことこの上ない。久し振りの泥酔 ?! そんな感じで反省頻りの私なのであった。\(_ _ )

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付】「白魚」「芹」「ツブ貝」最初の配膳となった、いわゆる「お通し」となる品がこれである。これを一目見て、『旬魚旬菜まるとび』が単なる居酒屋レベルでないことが一目瞭然であった。

    【先付】「白魚」「芹」「ツブ貝」最初の配膳となった、いわゆる「お通し」となる品がこれである。これを一目見て、『旬魚旬菜まるとび』が単なる居酒屋レベルでないことが一目瞭然であった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【向付】「黒ムツ」「明石の天然真鯛」「鰹」「赤貝」「平政」「柳蛸」接写。歯応えからして全品天然と思われる。「真鯛」などは、居酒屋であればほぼ間違いなく養殖品だろうに、何とまあ「明石の天然真鯛」とあっては、最早驚愕の域である。

    【向付】「黒ムツ」「明石の天然真鯛」「鰹」「赤貝」「平政」「柳蛸」接写。歯応えからして全品天然と思われる。「真鯛」などは、居酒屋であればほぼ間違いなく養殖品だろうに、何とまあ「明石の天然真鯛」とあっては、最早驚愕の域である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 先ずは最初の一杯! ワイワイと大騒ぎしながらの乾杯写真撮影♪ いよいよ、毎回毎回、強い憧れを抱き、「いつか行けたら好いなあ」と考えて来た、待ちに待った愉しい会の始まりである。

    先ずは最初の一杯! ワイワイと大騒ぎしながらの乾杯写真撮影♪ いよいよ、毎回毎回、強い憧れを抱き、「いつか行けたら好いなあ」と考えて来た、待ちに待った愉しい会の始まりである。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【八寸】「牛肉の雲丹巻き」「玉蜀黍」「スモークポテトサラダ」接写。二つ器に盛ってくれている点が、痒いところに手が届くと言うのだろうか、「ああ、もっと食べてみたい」と言う顧客の思いを先に汲んで料理している姿勢が実に嬉しい。

    【八寸】「牛肉の雲丹巻き」「玉蜀黍」「スモークポテトサラダ」接写。二つ器に盛ってくれている点が、痒いところに手が届くと言うのだろうか、「ああ、もっと食べてみたい」と言う顧客の思いを先に汲んで料理している姿勢が実に嬉しい。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - カオえもんさんがご用意された、幸子さんのお誕生日ケーキ♪ 皆で誕生歌を謳い祝福すると、幸子さんが大喜び♪ その場が更なる笑顔に包まれた。

    カオえもんさんがご用意された、幸子さんのお誕生日ケーキ♪ 皆で誕生歌を謳い祝福すると、幸子さんが大喜び♪ その場が更なる笑顔に包まれた。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 幸子さんご持参の白石の銘酒「蔵王」ビールに酔い加減のところで戴いたのが、今更ながらに後悔される。「蔵王」!! 最初の一口から改めて飲み直してみたい銘酒である。

    幸子さんご持参の白石の銘酒「蔵王」ビールに酔い加減のところで戴いたのが、今更ながらに後悔される。「蔵王」!! 最初の一口から改めて飲み直してみたい銘酒である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付】「芹」拡大。青菜は季節感満載の「芹」を使用。3品 の提供も嬉しいところだし、その品の品質が図抜けている。最早「お通し」などと言うレベルにはないのだ。

    【先付】「芹」拡大。青菜は季節感満載の「芹」を使用。3品 の提供も嬉しいところだし、その品の品質が図抜けている。最早「お通し」などと言うレベルにはないのだ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付】「ツブ貝」拡大。。「ツブ貝」には食べ易いように楊枝が刺されており、顧客への思い遣りと丁寧な仕事振りが垣間見える。

    【先付】「ツブ貝」拡大。。「ツブ貝」には食べ易いように楊枝が刺されており、顧客への思い遣りと丁寧な仕事振りが垣間見える。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【先付】「白魚」拡大。「白魚」の鮮度は抜群、枕となる大葉に載せられた「白魚」、更に花飾りまで加えてある。この一品だけで、如何に丁寧な料理なのか一目で見て取れよう。

    【先付】「白魚」拡大。「白魚」の鮮度は抜群、枕となる大葉に載せられた「白魚」、更に花飾りまで加えてある。この一品だけで、如何に丁寧な料理なのか一目で見て取れよう。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【向付】「黒ムツ」「明石の天然真鯛」「鰹」「赤貝」「平政」「柳蛸」続いての提供が「お造り」となる「向付」だ。これが通常の居酒屋であれば、刺身 3点 盛り合わせくらいが良いところだろう。それを何と 6点盛り となっている。

    【向付】「黒ムツ」「明石の天然真鯛」「鰹」「赤貝」「平政」「柳蛸」続いての提供が「お造り」となる「向付」だ。これが通常の居酒屋であれば、刺身 3点 盛り合わせくらいが良いところだろう。それを何と 6点盛り となっている。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【向付】「黒ムツ」「明石の天然真鯛」「鰹」「赤貝」「平政」「柳蛸」拡大。普通なら中々食すことが適わない「黒ムツ」「平政」を初め、歯ごたえが自慢の筋肉質のタコ「柳蛸」は、基本的に生での流通は少なく、茹でた状態で流通するのが通常なのだ。

    【向付】「黒ムツ」「明石の天然真鯛」「鰹」「赤貝」「平政」「柳蛸」拡大。普通なら中々食すことが適わない「黒ムツ」「平政」を初め、歯ごたえが自慢の筋肉質のタコ「柳蛸」は、基本的に生での流通は少なく、茹でた状態で流通するのが通常なのだ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【酢の物】「夏野菜のぽん酢ジュレ」キラキラと光り、宝石箱のように見える「ポン酢ジュレ」であるが、出し汁とゼラチンを混ぜ溶かし、冷めたらポン酢を加えて冷やし固めると言う手間暇が掛かった料理だ。

    【酢の物】「夏野菜のぽん酢ジュレ」キラキラと光り、宝石箱のように見える「ポン酢ジュレ」であるが、出し汁とゼラチンを混ぜ溶かし、冷めたらポン酢を加えて冷やし固めると言う手間暇が掛かった料理だ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【酢の物】「夏野菜のぽん酢ジュレ」上から。オレンジと赤のプチトマトは、何とまあ丁寧な仕事だろう、一つ一つ湯剥きしたのであろうか、皮が剥かれた状態での配膳である。そこに、胡瓜、玉蜀黍、茗荷が合わされている。

    【酢の物】「夏野菜のぽん酢ジュレ」上から。オレンジと赤のプチトマトは、何とまあ丁寧な仕事だろう、一つ一つ湯剥きしたのであろうか、皮が剥かれた状態での配膳である。そこに、胡瓜、玉蜀黍、茗荷が合わされている。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【酢の物】「夏野菜のぽん酢ジュレ」接写。茗荷の青臭い香り、これが季節感を生み出し、ポン酢ジュレと大変良くマッチして、実に美味にして爽やかな逸品であった。

    【酢の物】「夏野菜のぽん酢ジュレ」接写。茗荷の青臭い香り、これが季節感を生み出し、ポン酢ジュレと大変良くマッチして、実に美味にして爽やかな逸品であった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【八寸】「牛肉の雲丹巻き」「玉蜀黍」「スモークポテトサラダ」何ともまあ絶品であった。牛肉のたたきで雲丹を巻いた品であるが、霜降りの牛たたきの脂身の甘みと、雲丹の磯の香り豊かな甘みととろみが渾然一体となって、口中でふわっと蕩けるのだ。

    【八寸】「牛肉の雲丹巻き」「玉蜀黍」「スモークポテトサラダ」何ともまあ絶品であった。牛肉のたたきで雲丹を巻いた品であるが、霜降りの牛たたきの脂身の甘みと、雲丹の磯の香り豊かな甘みととろみが渾然一体となって、口中でふわっと蕩けるのだ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 幸子さんご持参の「蔵王」で再度乾杯♪ そのフルーティーにしてスッキリしたワインのような飲み心地の味わいに舌鼓を打つ。

    幸子さんご持参の「蔵王」で再度乾杯♪ そのフルーティーにしてスッキリしたワインのような飲み心地の味わいに舌鼓を打つ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】「甘鯛の鱗焼き」「河豚の白子ぽん酢」この「甘鯛の鱗焼き」実に心地好い食感で、ぱりっとした皮の味わいが堪らない。幸子さん一押しの料理で、感動の食感であった。

    【焼き物】「甘鯛の鱗焼き」「河豚の白子ぽん酢」この「甘鯛の鱗焼き」実に心地好い食感で、ぱりっとした皮の味わいが堪らない。幸子さん一押しの料理で、感動の食感であった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】「甘鯛の鱗焼き」拡大。魚の皮の厚みを、食感から感じることがないくらいサクッと噛み切れる感じで、薄切りの昆布煎餅でも噛んでいるかのような感覚だった。サクッ、パリッに、ふんわりが加わったような食感だ。

    【焼き物】「甘鯛の鱗焼き」拡大。魚の皮の厚みを、食感から感じることがないくらいサクッと噛み切れる感じで、薄切りの昆布煎餅でも噛んでいるかのような感覚だった。サクッ、パリッに、ふんわりが加わったような食感だ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【焼き物】「河豚の白子ぽん酢」拡大。まさか、ここで河豚料理が出てくるとは、仰天のメニューであった。この「河豚の白子ポン酢」、河豚の白子を炙って焦げ目を付け、青ネギ、柚子を添えた上でおろしポン酢に潜らせた品だ。

    【焼き物】「河豚の白子ぽん酢」拡大。まさか、ここで河豚料理が出てくるとは、仰天のメニューであった。この「河豚の白子ポン酢」、河豚の白子を炙って焦げ目を付け、青ネギ、柚子を添えた上でおろしポン酢に潜らせた品だ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【煮物】「蛤と春野菜のバターソテー」ブロッコリー、ミニトマト、ヤングコーンと併せてバターで炒められている。バターの風味が程良く、野菜類と好く馴染んでいた。

    【煮物】「蛤と春野菜のバターソテー」ブロッコリー、ミニトマト、ヤングコーンと併せてバターで炒められている。バターの風味が程良く、野菜類と好く馴染んでいた。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【煮物】「蛤と春野菜のバターソテー」拡大。今回、懐石料理的項立てをして、【煮物】として扱ってみたが、実際は、通常の懐石には見られない【炒め物】の部類に属する料理である。

    【煮物】「蛤と春野菜のバターソテー」拡大。今回、懐石料理的項立てをして、【煮物】として扱ってみたが、実際は、通常の懐石には見られない【炒め物】の部類に属する料理である。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【煮物】「蛤と春野菜のバターソテー」この品は、個別の器ではなく、大皿に盛られたものを取り分ける形での配膳であった。カオえもんさんが取り分けてくださり、私バージョンとして、つゆだく仕様で戴いた。

    【煮物】「蛤と春野菜のバターソテー」この品は、個別の器ではなく、大皿に盛られたものを取り分ける形での配膳であった。カオえもんさんが取り分けてくださり、私バージョンとして、つゆだく仕様で戴いた。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【煮物】「蛤と春野菜のバターソテー」蛤接写。味わいの方は、かなり大振りの蛤が、存在感を示している。スープにその出汁がたっぷりと出ていて、濃厚な味わいであった。

    【煮物】「蛤と春野菜のバターソテー」蛤接写。味わいの方は、かなり大振りの蛤が、存在感を示している。スープにその出汁がたっぷりと出ていて、濃厚な味わいであった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「白えびと漉油(コシアブラ)の天麩羅」衣をつけて油で揚げた「白えび」の唐揚げが配膳された。サクっとした香ばしい味わいがなかなかの品で、殻ごと食べられる唐揚げは、ビールのお摘まみとして至高の品であった。

    【揚げ物】「白えびと漉油(コシアブラ)の天麩羅」衣をつけて油で揚げた「白えび」の唐揚げが配膳された。サクっとした香ばしい味わいがなかなかの品で、殻ごと食べられる唐揚げは、ビールのお摘まみとして至高の品であった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【揚げ物】「白えびと漉油(コシアブラ)の天麩羅」拡大。灰汁の強い「漉油」は、一般的に天麩羅にされるが、独特の香りがあって春の息吹を感じさせてくれるので、季節感を味わうには最適の山菜だ。

    【揚げ物】「白えびと漉油(コシアブラ)の天麩羅」拡大。灰汁の強い「漉油」は、一般的に天麩羅にされるが、独特の香りがあって春の息吹を感じさせてくれるので、季節感を味わうには最適の山菜だ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【ご飯】「鯖の棒寿司」鯖のなれ寿司であるこの「棒寿司」、鯖の脂と寿司飯が渾然一体と混じり合って、しっかりと押しをきかせた、一体感のある味わいとなっている。

    【ご飯】「鯖の棒寿司」鯖のなれ寿司であるこの「棒寿司」、鯖の脂と寿司飯が渾然一体と混じり合って、しっかりと押しをきかせた、一体感のある味わいとなっている。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【ご飯】「鯖の棒寿司」拡大。素材の鯖自体が新鮮なのだろう、良く締まった身の赤さと鱗の輝き加減から、得も言われぬ美しさが感じられ、引き込まれるようだ。

    【ご飯】「鯖の棒寿司」拡大。素材の鯖自体が新鮮なのだろう、良く締まった身の赤さと鱗の輝き加減から、得も言われぬ美しさが感じられ、引き込まれるようだ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【味噌汁】「蜆汁」ご飯のおともとして配膳された「蜆汁」であるが、一見地味な品でありながら、その出汁感は濃厚で、これもまた丁寧な作りを思わずにいられない品であった。

    【味噌汁】「蜆汁」ご飯のおともとして配膳された「蜆汁」であるが、一見地味な品でありながら、その出汁感は濃厚で、これもまた丁寧な作りを思わずにいられない品であった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 【味噌汁】「蜆汁」接写。最後の締めの品として、豆腐が今までの料理全体を、柔らかく包んでくれるかのような感触が感じられ、顧客への優しい思い遣りを感じずには居られなかった。

    【味噌汁】「蜆汁」接写。最後の締めの品として、豆腐が今までの料理全体を、柔らかく包んでくれるかのような感触が感じられ、顧客への優しい思い遣りを感じずには居られなかった。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - カオえもん さん がご用意された、幸子さんのお誕生日ケーキ、お祝いプレート拡大。改めまして、「お誕生日、おめでとうございあまーす」

    カオえもん さん がご用意された、幸子さんのお誕生日ケーキ、お祝いプレート拡大。改めまして、「お誕生日、おめでとうございあまーす」

  • Shungyo Shunsai Marutobi - カオえもん さん がご用意された、幸子さんのお誕生日ケーキ。もそのケーキのご相伴にあずかり、一片のケーキを戴いたのだが、程良い甘さのピンクのケーキに舌鼓を打つ。

    カオえもん さん がご用意された、幸子さんのお誕生日ケーキ。もそのケーキのご相伴にあずかり、一片のケーキを戴いたのだが、程良い甘さのピンクのケーキに舌鼓を打つ。

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』飲み放題メニュー表

    『旬魚旬菜まるとび』飲み放題メニュー表

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗外観

    『旬魚旬菜まるとび』店舗外観

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗外観拡大

    『旬魚旬菜まるとび』店舗外観拡大

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗入口

    『旬魚旬菜まるとび』店舗入口

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗内観「お座敷席」

    『旬魚旬菜まるとび』店舗内観「お座敷席」

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』店舗内観「カウンター席」

    『旬魚旬菜まるとび』店舗内観「カウンター席」

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』予約席配膳

    『旬魚旬菜まるとび』予約席配膳

  • Shungyo Shunsai Marutobi - 『旬魚旬菜まるとび』マスターと厨房の様子

    『旬魚旬菜まるとび』マスターと厨房の様子

餐廳資訊

細節

店名
Shungyo Shunsai Marutobi(Shungyo Shunsai Marutobi)
類型 海鮮、日式小酒館
預約・查詢

027-393-6403

可供預訂

可以預訂

地址

群馬県高崎市通町112

交通方式

JR高崎駅 西口 徒歩5分

距离高崎 427 米

營業時間
  • 星期一

    • 17:30 - 22:00
  • 星期二

    • 17:30 - 22:00
  • 星期三

    • 17:30 - 22:00
  • 星期四

    • 17:30 - 22:00
  • 星期五

    • 17:30 - 22:00
  • 星期六

    • 17:30 - 22:00
  • 星期天

    • 定期休息日
  • 國定假日前
    • 17:30 - 22:00
  • ■ 定休日
    日曜日(月曜日が祝日の場合は営業します)
預算

¥6,000~¥7,999

預算(評價匯總)
¥5,000~¥5,999

檢查支出金額的分配情況

付款方式

可使用卡

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

可使用電子錢

可使用二维码支付

服務費收費

電子マネーは、PayPayが使用可。

座位、設備

座位數

50 Seats

個人包廂

可能的

可容納4人、可容納6人、可容納8人、可容納10~20人、可容納20~30人、可容納30人以上

包場

可能的

禁煙・吸煙

嚴禁吸煙

停車場

不可能

空間、設備

平靜的空間,有吧檯座位,有日式包廂

選單

酒水

有日本清酒,有燒酒,對日本酒講究,對燒酒講究

料理

對魚類料理講究

特點 - 相關信息

此時建議

約會 |款待 |與朋友/同事

許多人推薦的用途。

備註

【高崎市あら町65より移転】

2021年11月8日
仮店舗より、移転。